2025年11月12日

各工場のクマ情報


読者の皆さんは当社のグループに縫製工場があることはご存じと思います。
青森工場(田舎館村)をメインに、北から秋田(大仙市)、山形(新庄市)があり、これに加えてシャツの工場が新潟(胎内市)にあります。

ところで、、、
最近、東北を中心にクマ出没やクマ被害の報道が毎日のようにされていますよね?

そこで各工場周辺の熊出没情報を検索エンジンで『○○市 クマ情報』という形で調べてみました。

出るは、出るは・・・・

<<山形>>
JR新庄駅の車庫に一頭が入り込む
https://kahoku.news/articles/20251108khn000041.html

<<青森>>
熊の出没に注意して下さい!(青茂木県庁HP)
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kankyo/shizen/kuma_cyuui.html

日テレNews(Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=mchT-0FqPiA

<<秋田>>
クマとの遭遇に注意して下さい。(秋田県大仙市)
https://www.city.daisen.lg.jp/archive/contents-13554

<<新潟>>
クマに関する情報(新潟県胎内市HP)
https://www.city.tainai.niigata.jp/sangyo/nogyo/kuma20250509.html


もちろん私は工場がある関係で、↑を調べないでも分かっていますが、それにしても毎日、あちこちで報道されています。

一番出没しているのは秋田工場周辺ですが、工場スタッフに聞くと、工場敷地内でも駐車場から工場建物に移動する時には周囲にクマがいないか気を付けているのだとか。
(因みに秋田工場では3年前、工場敷地内にクマが出没し、工場内にあった栗の木の下で落ちていた実を食べていました。→速攻で、栗の木は切り倒しました。)

また、屋外で作業をする人にも影響が出ていて、農作業の人とかは分かりやすいですが、それ以外でも郵便・宅配配達、電気ガスのメーター検針の人とかには、影響が出ているとのこと。(要は怖くて、仕事が出来ない。組合問題になるとか)

お仕立てするスーツの製品には影響はありませんが、今後ひょっとすると集配業務等に影響が出て、納期遅れを起こすとかはあるかも知れません。

どちらにしても当社としては人命第一で行動いたします。
(お客様にご迷惑をお掛けするかもしれませんがご理解ください。)
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:24| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月31日

嬉しいお言葉

今月は私の誕生月。とうとう57歳になりました。

思い起こせばこのオーダースーツのHP運営はオーダースーツのヨシムラ(現Yoshimura&Sons)が1999年に開設しましたから、かれこれ25年以上やり続けていることになります。
その後、ブログなど共用できる所はビッグヴィジョンでも共通利用していますが、結構頑張ってこのブログ続けてますね。

当時は自身も店頭に立ちながら、お客様が多くなる午後〜夕方や週末は店頭に、お客様の少ない午前中はWebページ作成と、営業的な仕事が多く、お客様からの感想のメールは自身の励みにもなり、また若さもあって深夜遅くまで仕事をしていた物です。

それがいまやスーツチェーン店の経営はおろか、ミシンを踏めない私が縫製工場の経営者ですから隔世の感があります。

それ故、今では直接お客様とやり取りすることは殆どないのですが、その中で唯一?自身が実務をやり続けているのが、ビッグヴィジョンのNET限定企画

ヨシムラの方で行っていたサービス企画のビッグヴィジョン版です。

こちらの方は今でも何故か自分が担当していて、かろうじてお客様と直接つながっている場所で、私にとってはありがたい、大切な場所です。

実のところ、今、ビッグヴィジョンではEゼニアのトロフェオをNET限定企画として実施しているのですが、申し込み欄にはコメントを入れられる箇所があり、そこにコメントを入れて下さる方がいらっしゃいます。

今回はこんなコメントがありました。(個人からの情報ですが個人が特定できる訳ではないのでそのまま記載します。)


・ゼニアといえばトロフェオをまず思い浮かべます。柔らかさと美しいドレープのトロフェオは憧れです。よろしくお願いします。
・一度目の抽選でハズレてしまいました。今回は是非当選させて下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
・"何度か応募・購入しております。以前トロフェオのグレーを購入させていただいて非常に良かったため、希望いたします。"
・いつもお世話になっています。よろしくお願いします。


だいたい、どうでしょうか?10人に1人位コメントを入れて下さるのですが、ありがたいコメントです。

特に、“いつもお世話になっています”“宜しくお願いします”とかBtoBで仕事をしていれば当たり前の挨拶ですが、物販をやっていると、とかく威張る消費者が多い今の時代に、こういう普通の言葉?をかけて頂けることが多くありません。
だからこそ嬉しいのです。

テーラーをやっていて思うことですが(社員にも良く言っていることですが)
なぜ、医者は患者から“先生”と言われるのか?
逆に何故、物販はお客様から時に蔑まれるのか?(←若干言い過ぎの言葉ですが昨今のカスハラをお察しください)
それはひとえにお客様からの“感謝”があるかないか?ではないでしょうか?
だからお客様から感謝されるような接客、仕上がり、企画があれば、感謝されないことはない!だからそんな仕事をしよう!それが私の仕事観です。
(全社員が出来れば良いですが、それは理想論で、非現実的です。)

今行っているNET限定企画も、売上だけで見れば抽選なんかにしない方がよほど良いと思います。
でも抽選にしているのは、(※厳密な抽選ではありません。過去にトラブルがあったり横柄な方やルールを守れない方は抽選前に除外作業を行っています。)無用なトラブルに対するコストを真っ当なお客様に間接的に負担させないために行っている事でもあるんです。

そういった想いで運営しているNET限定企画は、10年15年継続しているうちに本当に良いお客様に囲まれるようになりました。

感謝の言葉を頂けること、どんな仕事でも嬉しいものですね。
まだまだ続けたいと思います。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 06:59| Comment(2) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月22日

〜 元気のない時にはROCKYを 〜

読者の皆さんは疲れた時、元気のない時どうやって自分を元気づけますか?
私は朝元気が出ない時は通勤時にJourneyやQUEENなど80年代ロックで無理やり身体を目覚めさせます。

大抵はそれで一日大丈夫なのですが、今月は工場の工賃改定交渉など重い話が多く、ここのところ疲れ切っておりました。

どうにもこうにも元気が出ず、普通なら週末少し休めばリセット出来るのですがそれも難しく、家でゴロゴロしていました。

ゴロゴロしながらNETFLIXやアマゾンプライムで適当に番組を観ていたところ、偶然、シルベスタスタローンのROCKYがあったので懐かしく思い、観ていました。

読者の皆さんも、ロッキーなら世代を超えてご存じかと思います。
主題歌もSurvivorのEye of the Tigerは有名ですからご存じでしょう。

1作目で棚ボタでチャンピオンのアポロと戦い、僅差で負けたロッキー。
2作目でアポロと再戦して今度は勝利するロッキー
3作目で殺人マシーンクラバーが現れ、ボロボロになりつつ勝利するロッキー。



いや〜っ、逆境に打ち勝つための元気を与えてくれます
皆さんも元気のない時、週末を使ってロッキーを一気観してはどうでしょうか?

ところで大したオチではありませんが、先述したロッキーの主題歌Survivorの「Eye of the Tiger」ですが、あれって実は3作目からの曲でした。
なんか1作目からファイナルまで全部通してアイオブザタイガ−だと思っていたのにビックリ。人間、思い込みはいけないですね。笑
posted by オーダースーツのヨシムラ at 11:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月12日

青森にはこんなところも。

週末、青森工場のファミリーパーティー(社員とその家族や近隣のお取引先様を招待して行う野外パーティー)だったので青森工場まで行ってきました!

このパーティーは田舎館村に移転してからほぼ毎年行っているのですが、今回は村長さんを呼んだり、日頃仕事やミシンを融通しあっている親密工場さんたちも呼んで大々的に行いました。(参加者170名ぐらい)

その話でブログを書いても良いのですが今日はそれではなく、翌日青森観光をしたのでそのお話を。

青森に縁がないとあまりご存じないと思いますが、青森の八甲田山の奥深く、十和田湖にほど近い所に蔦温泉という名湯があります。
蔦温泉は日本秘湯の会にも名を連ねていますから、温泉だけでもかなり有名ですが、

実は、ここに、、なんと、、、

アントニオ猪木のお墓があるのです!!!

アントニオ猪木ってブラジルからの移民では?
青森出身でないでしょ?!と思われるかもしれません。

でもあるんです。

多分、氏が相当この蔦温泉に惚れ込んだからなのかもしれませんが、とにかくお墓があるので、行ってみました!

お墓に行く道にはこんな衝立があり、、、
(一緒にいるのは愚息でございます。)

20251013.jpg

更に、先に行くと本当にお墓です。
さすがアントニオ猪木らしく、「道」が墓標に彫られていました。

20251013-2.jpg

横には、道の碑文がありこう書かれています。


この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。


そう、引退時のスピーチで語った言葉です。
山奥で感動してしまいました。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月07日

ライフワークバランスを捨てる!

素晴らしい!
高市自民党新総裁の最初の挨拶でこんな言葉が出てきました!

本当!素晴らしい!

私が言ってしまうとブラック企業(ブラック経営者)と思われてしまうかも知れませんが、私は今の労働基準監督法に基づく諸々の規制やライフワークバランスと言った言葉で、昔で言うモーレツ社員を否定することに対し、批判的です。

私が社会に入った平成初期の頃は、昭和の名残やバブルを引き摺っていて、いわゆるモーレツ社員がもてはやされた時代でした。

私自身も(当時は名古屋で銀行勤めでしたが)朝は:730には出社して、支店長に新聞の切り抜きを用意するという名目で、新聞を5紙読んでおりました。(日経、朝日、読売、毎日、中部経済新聞)

確かにそれは新人の務めではありましたが、お陰で毎日5紙の新聞を緊張感を持ちながら読むことは大変勉強になりましたし、朝早く出勤することで通勤電車で座れて本も読め、充実した下積み時代でした。

ですが今は早出も残業を付けろと労基に言われるので、社員にはギリギリに出社して!と言う始末。(←これ青森での本当の話。冬、雪で道路事情が読めない雪国では少なからず遅刻を回避するため早めに出ますが、そんな社員を、工場建物に入れず、車で待機させよ!さもなければ早出残業代払え!と言われました。)

また、終業後の残業も確かに当時は22時位まで毎日残業していましたし、仕事を持ち帰ることも多々ありました。(因みに深刻できる残業時間は25時間/月でした。)
でも、個人的には自分の勉強だと思うと不思議と苦にはなりませんでした。

確かに大変でしたがお陰で今があると思っています。

一方、最近は残業規制が厳しく、管理職になって残業代が付かないぐらいなら一般社員で良いという人も多いようで、まぁ、個人の考え方次第ですが、個人的には、あぁはなりたくないと思っています。

世の中は、個人に対してゆるい、甘い時代になりました。
嫌なことは嫌と言ってよい。相手からされる嫌なことは何でもハラスメント、そんな時代です。
そんな風潮に自分は従わなければ良いだけなので何とも思いませんが、そんな時代だからこそ人と人とのコミュニケーションが薄れ、色んな事が軽薄短小になってしまっているような気がします。

それに対して、高市新総裁は自分はライフワークバランスという言葉を捨てる!と言い切り、部下である閣僚に対しても【働いてもらいます!】と宣言しているところがイイですね!

閣僚ポストはよく派閥などの力関係で決まり年老いた政治家が大臣を務めていますが、そんな大臣を思いっきりこき使って、もう肉体的に辛いから大臣下りさせてください!若い政治家に譲ります!と言わせる位になれば良いのではないでしょうか!

どんどんこき使うべきと思います。

一方で、それを見守る国民の皆さんも批判ばかりでなく国のトップが馬車馬のごとく働くのであればその小さな小さな一翼を担う位に頑張りましょうよ。
オイラもまだまだ頑張らねば・・・
posted by オーダースーツのヨシムラ at 12:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月01日

出入国管理センター

実は当社には外国籍の社員がいます。

実習生ではありません。日本の専門学校を卒業した後、普通に在留許可を取得した方で、本業は仕入れの業務をやって貰っていますが、それ以外でも外国人対応では本当に色々助けて貰っています。

普段は助けられている私が今日は逆にその子から依頼を受けてました。

それは・・・在留許可申請のこと。

そうですよね。外国で働く以上は在留許可が必要なのは当たり前ですし、難しいお役所言葉を理解するのは、日常のビジネスでの日本語が堪能でも、なかなか理解するのは難しいですから。(えぇ、日本人ですら分かりにくいですからね)

で、依頼事項はというと・・・
毎年残留許可の延長を入国管理局へ申請するにあたり、在留許可年数を毎回5年で申請しているのに、出てくる許可が1年の許可しか下りず、色々と困っているとのことでした。
(何でも許可の都度、諸々の申請をしなければならないらしく、それが鬱陶しいとか。例えば、銀行とかマイナカードとかだそうです。)

こういった仕事、誰か担当が居る訳でもなく、それで私にお鉢が回ってきました。

で、色々と行政のHPをそれはそれは大量に読んで、それでも良く分からず入国管理センターのインフォメーションセンターに電話したのですが、、、一日に10回以上電話しても繋がらず・・・ ←イマココです。

いつになったらできるのだろうか・・・頑張ろう。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 17:05| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月25日

クローズアップ現代

NHKのこの番組をご覧になった方結構多いのではないでしょうか?

昨夜のクローズアップ現代では「最賃1000円超だけど・・・どうする地方女性の低賃金」というタイトルで放送されていました。

私も地方で女性が多く勤める縫製工場を経営していますので非常に興味を持って番組を見させていただきました。
その中で地方(出身)女性に、地方での賃金の安さや生きにくさについてインタビューが多く取り上げられていたので紹介すると・・・

最初インタビューの多くは、
・地方の最賃は東京と比べ200円以上低い
・物価高の中、地方で暮らせない
・最賃労働者700万人の内、7割が女性
・女性で一人前の給料を貰えない
という意見が多く、あぁ、またこういった女性弱者論か・・・と最初は地方で女性を安く雇用する企業が悪いんだ的な結論かと思っていましたが、実際最後まで見てみるとなかなか意味深い内容でさすがNHKと思い番組を最後まで視聴しました。
(録画して視聴しなおすまでしていないので、以下事実と違っていたらごめんなさいですが・・・)

冒頭は確かに↑のような地方の女性の低賃金状態について語っていましたが、詳しくその原因を分析してみると次の要因があるとのことでした。

@地方独特の人間関係(しがらみ)
これはある種昔の価値観というか、女性はこうあるべきだという古い価値観(例えば女性がお茶出しするものだ、女性(嫁)が家事をするものだ、といった価値観)により、女性がフルタイム労働が出来なくなりパート雇用に頼らざるを得ないといった現実。
また、こういった価値観のムラ社会の中では、フルタイムでバリバリ働く事を主張すると変人扱いされ、村八分にされる、そういった事実もあるようです。

A女性の側もこの価値観を受け入れてしまう。≒スキルアップを図らない。
女性の側も地域で生活する以上は、地域のルールを受け入れなければならないという考えから、自分磨きをせず(できず)付加価値の高い労働が出来なくなっている。

B企業もこれに甘えた賃金体系にしている
雇用をする企業にとっては@Aの影響は「子供を迎えに行くから残業できない」「お支度(食事の用意)をしなくてはならないので残業できない」といった形で仕事に影響が出るため、管理職登用が出来ず、低賃金にならざるを得ない。
一番ひどい例では、女性は35歳になると正社員からパートに身分が切り替わるなんて会社もありました。(昔の話として)

冒頭も書きましたが、私も女性を低賃金で雇用する側の経営者ですのでこの問題は非常に奥が深く考えさせられる問題です。

ですが本当に難しい問題です。
例えば、@で言うならば地方は大家族が多い中、年配の老親がいれば介護はもちろん、通院や万一のことを考えると、会社をすぐ早退できる人が家族にいることは大変ありがたいことで、実際、老親を抱え、小さい子供が居ると、“誰か”サポートが必要です。
都会でしたらそれはタクシーで通院とかお金で解決することが多いのですが地方ではその労働を家庭内で行う価値観ですから、どうしても人が必要です。
またAでは(これは社員に怒られてしまうかもしれませんが)正直、自分自身の労働のスキルアップを積極的に図っている人が極めて少ないとも思います。
例えばですが、最低賃金を脱して良い賃金を得ようとするならば、本来は自己啓発は絶対必要です。
ですが、読書の習慣をもたない人が多すぎます。これは男女ともですが。自分磨きをして自分を高く評価してもらう努力をもっとすれば良いのに、と思うことが多々あります。

Bについては当社工場も昔は結構ありました。
女性ということで低く見積もられているケースが過去にはありましたが、今はこの点では男女差別はなくなったんではないかと思います。
逆に、マネージャー以上の立場の人は女性の方が数が圧倒的に多いのではないかと思います。

話を当社の事からNHKの話に戻します。
この地方の低賃金問題の原因@ABは本当に複雑に絡み合っていると思います。
@の人多ければAに流されるのも人情ですから。

でもやはり大切なことは、自分を持つことではないかな?と思います。
つまり、上に行こうと思う人は、どんなに@社会でも、あがいて抜け出そうと努力するしかないのかなと。
こんなことを言うと、では夫子供を捨てるのか?と言われるかもしれませんが、極論を言えばそれもある程度は良しではないかなと。

昨今は在宅ワークもできますのでNHKで例示していたのはITプログラマーとかの話でしたが、こういった職種であれば、自宅でも仕事は可能です。単純な、地方の女性は可哀想というお涙頂戴的な話ではありませんでした。さすがNHKの番組です。

話は変わりますが、今度は当社の話。
地方は大家族が多いと先述しましたが、そんな地方でも最近はシングルマザーの方(特に女性)が増えてきています。
そのような方は、子供が小さいと保育園送迎等本当に大変そうにしているのですが、私個人はそういった人を応援しています。(シンママに限ったつもりはありません。)

時々面談する時でも、そういった人には「子供をどうしたい?」と質問します。
そうするとほぼ皆さん口を揃えて「良い教育をしたい」「立派な大人に育てたい」と言われるのですが、私はそれを全面的に応援してあげたいと考えています。
子供が小さいと確かに急な病気や送迎で忙しい時もありますが、シングルマザーの人は生活が懸かっているだけに必死なのです。
だからこそ仕事を誰よりも一生懸命やりますし、真面目に取り組みます。
だからこういった真面目な人には、是非真面目に仕事をして認められて、管理職を目指して欲しいと言ってます。

万人にとって優しい会社、待遇の良い会社を経営することは私の能力では出来ませんが、頑張る人が報われる会社になら出来ると思っています。

私の夢は、こういった人が苦労して子供を育てて、その子供が東京の大学に通えるようになって、その時、自分が東京で親代わりをすることですね。子供が女の子だったら親に代わって、変な虫が付いていないかチェックしたりしてね。(笑
そんな日が来れば嬉しいなあ。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 15:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月22日

クマが出た

ここのところもはや東北だけに限った話ではなくなった熊出没情報。

東京でも奥多摩はもちろん、町田あたりで出たという情報があったぐらいですから森のある所は全国どこでもそうなのかも知れません。
だからオタクの工場近くだけの話ではないヨ!と言われるかもしれませんが、
昨日、当社青森工場の隣町(青森県藤崎町)のリンゴ畑で熊が出て、農家が襲われた!というNewsが流れ、驚きました

https://news.yahoo.co.jp/articles/786bb995219acb45bdefaab9e8c34b7c8cd58e9e

藤崎町というと当社青森工場が移転前(5年前)するまでお世話になっていた町で、今の工場は町名こそ違いますが、駅も同じ駅でただ駅の反対側という位置関係。

辺りは田んぼとリンゴ畑が広がる所謂津軽平野のど真ん中なのですが、そんなところにまで熊出没です。

秋の時期、熊は山ではどんぐりを食べ、それが不作だと市街地近くまで来て栗や柿などを食べると言いますから、リンゴなどは栗や柿どころでなく美味しい食材でしょう。
実際、藤崎町はリンゴのフジが発祥した土地ですから、リンゴ畑があちこちにあります。(リンゴのフジは富士山のフジではなく、藤崎町で出来たからのフジなんです。)
だから出没したんでしょうね。。。

よく動物愛護の方から熊の駆除は可愛そうだとか言いますが、実際自分の生活圏内にクマが出たら、即刻駆除して貰いたいと思ってしまうんじゃないでしょうか。

実害が出ないことを望みます。

蛇足かも知れませんが、報道でクマに襲われ、顔面にケガをしたというNewsが流れますが、被害の一部だと思いますが、「顔面にケガ」の中には顔半分持っていかれ目を取られたり、顎を砕かれたりと、生き死にでは生き残っても、普通の社会生活を過ごせなくなる位顔面が破壊されているケースも散見しています。
報道ももう少しその辺も説明すると良いのですが、、、

posted by オーダースーツのヨシムラ at 09:23| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月19日

ハイエナ

先日、経営者仲間から事業再建の相談を受けました。
詳しくは書けませんが、現状の状況はインフレによる消費低迷、最賃大幅UPによる経費増、販売価格を上げられない取引関係で、急激に収益環境が悪化して、破綻寸前だということでした。

この話は何度か相談を受けていたのである程度知っていましたが、先日は少し明るい顔になり“会社を買って貰えそうなんだ!”と言っていたので私としては少し安心していたのですが・・・

この日改めて相談を受けると“なんかM&A会社に騙されているんじゃないか”と思い、セカンドオピニオンとして私の意見を聞きたいとのことでした。

で、話を聞くと、その会社は子会社があるんですが、どうやらその子会社を無償で譲渡して本体から切り離しすっきりするスキームを提案しているようでした。

私は、大昔銀行に勤めていましたから決算書を見るのは得意です。

で、決算書を見せて貰ったのですがある程度の純資産(放棄・除却する物は放棄した上で、換価性のある物だけを集めた純資産)が残っていました。

ですから、無償で売るなんていくら何でもおかしいのでは?と思い、買収会社について調べてみたのですが、、、
その会社(親会社)は子会社を10数社抱えたホールディングカンパニーでした。
そして、子会社を一つ一つ丁寧に見ていくと、、、その1社1社子会社同士が全くシナジー(相乗効果)がない企業ばかり。

あっ!と気付きました。
この会社はとにかく安く企業を買収し、ホールディングカンパニーにぶら下げている会社なんだ、と。

つまり極端な例で言えば、この買収は純資産がある物をタダ同然で買う訳ですから、買収した直後に企業を解散(従業員を解雇)すれば純資産相当が残ります。
それだけでも大儲けです。
脳裏に浮かんだのは死肉を漁るハイエナ。

知人の社長の話では、M&A仲介会社の態度が最近条件をどんどん悪くしてくるとボヤいたのが頭に浮かびます。
そう仲介会社もグルなんです。(これはある意味当たり前で、買収会社から紹介された手先としてこの会社にアプローチしてきたのが始まりでしたから。)

商売をするというのは生き馬の目を抜くような、他人がやらないことをやる必要があります。ですが、私はハイエナのようなことはしたくありません。
企業には、利益を最大化する目的もありますが、だからといって従業員をはじめ関係する取引先など、沢山の人の人生を背負う責務がありますからそれを忘れてまでお金に走ることはいたしたくありません。
本件では微力ながらお手伝いしたいと思っております。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 企業買収のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月05日

今年も最賃が上がる・・・

ここ7-8年、8月から憂鬱になり9月に絶望し、10月からは諦めの境地になる仕事があります。
それは、最低賃金の改訂

私は基本的には従業員の賃金が上がることに対しては賛成です。
ですから業績が良い時は出来るだけのことはしていると思います。

ですから最低賃金に対しても自社の最賃は地域最賃よりも僅かであっても必ず+αを付けるようにしています。

ですが、昨今の最賃の上げ方は本当に厳しい。
当社グループには従業員数の多い縫製工場があり、青森・山形・秋田・新潟の縫製工場だけで450人の従業員がいますが、今年は最賃が青森で76円/時上がります。

これを450人でその効果を出してみると

76円×7.5時間×25日×1.3(社会保険考慮)×450人×12か月=100,000,000.-

そう、イチオク越えるんですよ。

毎年利益が1億以上コンスタントに出ているならば大丈夫でしょうが、1億以上の利益を上げている工場なんて全国で多分5社あるかないか?ではないでしょうか?

となると、その減益分は価格転嫁しないと会社は潰れます。

こうしてここ5年位、最賃上昇分を販売店側に工賃改訂として転嫁してきましたが、それも円安が進行したため海外縫製が相対的に割高になったから出来たことですが、ここ1年は為替の円安進行も一服していますから、それも厳しいですし、何より国内消費がインフレ冷え込んでいる状況で販売店も価格転嫁が難しくなっているのです。

全く八方ふさがりとはこのことです。

加えて、先の参院選挙でも自民党が声高に言っていましたが、
最賃が上がることを政治家が自分たちの手柄のように発言することが腹立たしくて堪りません。
お給料を払っているのは企業なのに、なんで彼らの手柄なんですか???
あぁ、腹立たしい。

とはいえ、文句ばっかり言っても仕方ありませんので、詰めに火を点しながら頑張ります。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:22| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする