2015年06月23日

仕事観

先日、ソフトバンクの孫氏が自身の後継者となるアローラ氏に対して165億円もの報酬を支払っているという報道を目にしました。

165億円ですよ〜。

当社の年商の何倍もの金額をたった一人の人の給料で支払うなんて凄いことです!
(貰ってどうするんだろう。使い切れないのでは?と思う金額ですね。)
その分、後継者に託される期待は物凄いのでしょうね、、、

それはさておき、最近当社で若手によく言うことがあるのですが、

それは・・・少子高齢化の中、君らこそチャンスがあるんではないか?ということ。

どういうことかと言いますと、当社(ビッグヴィジョン)では人員がやや高齢化していて、社員の年齢ピラミッドが頭でっかちになりつつあるのですが、ですから5年10年先を考えると人が入れ替わりポストが空き、大きなチャンスがあると思うのです。

だからこそ、ここをチャンスと考えて若い人には与えられた仕事だけでなく、上を目指して自分を磨くことに挑戦してもらいたいのですが、なかなかこれが出来ている人がいません

ファッションの世界はやはり若い人が有利なはず。
本当はもっと若い人が目立っていなければならないのに・・・どうも、人物が小粒なんですよね〜。
お店の運営はきちんと出来ていても、次にステップアップする準備をしていないというか、、、

この辺が気になっています。

昭和30-40年代は若者達は金の卵と言われて、地方から就職列車に乗って上京してきたと言います。
それはそれだけ大都市に仕事があり、そこに夢や憧れを持ち若者が集まってきたからなのでしょうけれど、今の少子高齢化の中では、若者はそのときと同じだけ金の卵ではないでしょうか?

でも、その卵が孵化しない?これは社会的に見て大変不幸なことです。

ゆとり教育の影響かな・・・とも思いますが、何か若い人はチャンスをみすみす逃しているような気がしてなりません。
今はそんな仕事観なんでしょうかね・・・

私にはよく分かりません。
男に生まれた以上は一国一城の主になる気概が必要だと思うのですが、、、

話は変わりますが、最近、ヨシムラ単体で頑張っていた頃(2011年頃まで)と比べて、最近は仕事の可能性が増えて仕事が楽しいなぁ、と思うことがよくあります。

それはヨシムラだけでしたら店舗も2店舗しかありませんから、大した仕入量ではありませんし、企業規模も自ずと天井があります。
でも2011年以降、ビッグヴィジョンがヨシムラグループに入ってからというもの、仕事は無茶苦茶忙しくなりましたが、その分、青森や新潟、北京などの工場は増えましたし、営業面でもビッグヴィジョンの30店舗近い店舗やホールセールなど色んな仕事が増え、可能性という名のチャンスが大きく広がってきたと思っています。

でも、これはたまたまビッグヴィジョンが当社のグループに入ったから出来たのであって、ヨシムラ単体でしたらただの中小零細企業なんですよね、、、

これがどういうことかというと、世の中には沢山の会社がありますが、普通は毎年同じことを繰り返してやっていて、大きく飛躍するチャンスって滅多にないのです。

それが今のわが社(グループ)には飛躍するチャンスがごろごろ転がっていると思うのです。

だからこそ若い人には会社から今与えられている枠組みから飛び出して頑張ってもらいたいのです。

・・・ということで、当社は自分を磨き高めることに積極的な幹部候補生を募集中です。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 15:04| Comment(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月17日

中国環境破壊とカシミヤ

読者の皆さんもよくご存知の中国の環境問題

私も年に2〜3度は中国へ出張しますが、日本では空気が澄んで心地よい冬の時期は、中国では大気汚染が最悪になる時期だったりと、訪問するたびにその凄さに驚かされます。

〜ちょっと一言・・・〜
 上記、日本では冬は気温が下がり空気が綺麗になりますが、中国では逆に悪くなります。
何故か?ご存知の方は多くないと思うので説明しますと、、、、

それは、ひとえに暖房のせい
そう、向こうでは石炭暖房が主流なので暖房によって空気汚染が進むのです。
ですから、冬北京に行くと高層ビルの上が見えないぐらいスモッグが発生していることがあります。


・・・と冬の空気汚染は置いておきまして、タイトルの中国環境破壊とカシミヤの関係について面白いことを聞きましたので皆さんにご紹介します。

さて、ここで質問です。
中国では最近、カシミヤを放牧でなく厩舎などで肥育するよう指導されているとのことですが、何故でしょうか?

それは・・・

日本でも春先九州などでは中国から黄砂が飛んでくることがありますが、中国ではその黄砂が年々酷くなっているそうです。
これは中国の内陸部で砂漠化が進んでいることが原因ですが、その砂漠化の原因の一つにカシミヤ山羊の放牧があるのだそうです。

聞けば何でもカシミヤ山羊は普通の羊が牧草を食べる時に、草だけを食べるのに対し、カシミヤ山羊は根っこから全て食べてしまうため、カシミヤ山羊の放牧が進めば進むほど、牧草地帯が減ってしまうのだそうです。

だから、放牧でなく厩舎で肥育しなさい!ということでお国からお達しが出たそうです。

確かに考えて見れば、所得水準の低い内陸部でカシミヤ山羊の放牧は歩の良い仕事だったに違いありません。
だからこそ、近年の近代化で山羊の放牧が増えたのでしょう。

しかし、これが地球環境に影響するとは・・・

ちょっとビックリですね。

読者の皆さんは、中国は環境問題を全く無視している!と思われている方も多いと思いますが、実は、例えば、北京周辺では今年から(縫製工場で使う)ボイラーなどの燃料に石炭を使うことを禁止しました。
お陰で縫製工場は1000万円近く支払ってガス化しなければならないのですけどね、、、

私たちが軽く見ている中で中国も実は地道に近代化の努力をしているのです。

今日はちょっと小ネタをご紹介しました。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月10日

大連に行ってきました

クールビズが始まりオーダーが落ち着き始めるこの頃、私の仕事は一寸余裕が出てきますので、今週は勉強のため中国は大連にある某縫製工場まで視察に行って来ました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ビッグヴィジョンは廉価商品に限っては中国縫製ですが、これは場所で言うと北京にある縫製工場(合弁工場)を利用しています。

ですから基本は北京なのですが、いくら合弁だからと言って適切な競争がなければよくない考え、今回は大連にある別工場の視察に行って来ました。

大連(中国)の縫製工場というと皆さんどうお思いになりますか?
廉価なスーツの工場だから品質が悪いのでは?とお考えになる方が多いと思いますが、確かにオーダースーツ業界では廉価なものが中国で縫製されますが、アパレル(既製服業界)でいうと名だたるセレクトショップのスーツ・ジャケットは殆どが中国縫製です。

お邪魔した工場もどこのブランドとは申せませんがセレクトショップで7〜9万円位のスーツを沢山縫っていました。

それだけ中国縫製も品質が上がっているのですが、やはりここにきて問題は輸入品のコストアップでした。

何度かこのブログでも書かせて頂いていますが、中国製品の場合は円安に加え、中国人民元高、最近はこれに環境対策(石炭ボイラーの禁止によるガス化対策)などで年々コストアップしていて、1ドル125円では国内縫製工賃との内外価格差は1着2,000円程度にまで圧縮されてしまっています。

そうなると、2,000円ぐらいの差なら中国製より日本製だよ・・・となってしまうのですが、この辺が難しいところです。

まぁ、今すぐこの工場と取引を、、、という訳ではないのですが、何はともあれ勉強勉強ということで2泊3日で工場見学してきました。

工場はこんな感じ

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中国は人が多く、日本の工場と比べると遊んでいる人が多いのですがこの工場では一心不乱に仕事をしていました。

ダメな工場は、見学者がいると縫い子さんたちが見学者を目で追います。
忙しい工場は、見学者を気にする余裕がないほど、一所懸命縫っています。
この工場はその点では我々に無関心でした。

さて
そんな大連ですが、少し時間が出来たので市内観光もしてみました。

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大連は、中国東北部の貿易港。
日系企業も多いのですが、それは大連が日露戦争でロシアから譲渡(1905年)され、以降第二次大戦終了時まで関東州であったことが、大きく影響しています。
それ故、市内中心部(中山広場)の周りの古い建物は殆どが日本が建築した建物で今は文化財になっている物ばかりでした。(旧満州鉄道本社とか)

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戦争という悲しい歴史はあるものの大連市民にはこのような文化的な基盤を作ったこともあってか、対日感情は悪くなく、日本人居住者も多く非常に住みやすい土地のようです。

そんなこんなで色々と学ぶことが多かった3日間でした。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 21:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする