2016年09月26日

りんごプレゼントイベント進行中

先週は青森工場まで打ち合わせのため出張して来ました。

どんな打ち合わせかというと、青森工場は9月が決算なのですがその決算対策やら人事関係やら、設備投資計画やらお金が掛かる頭が痛いことばかりです。

そんな中、数少ない楽しめる打ち合わせが、タイトルのりんごプレゼントイベントの打ち合わせ。

これは、私達の青森工場は青森県藤崎町というお城や桜で有名な弘前市の隣町に所在しているのですが、
皆さん良くご存知のリンゴの『ふじ』というのはこの藤崎町で生まれたから『ふじ』と名付けられた程のリンゴの産地なのです。
リンゴの『ふじ』は富士山の富士ではないんですよ!

当然、当社の社員の実家でりんご農家をやっている人も大勢おりますので、折角、地元で有名な産品があるなら是非お客様にもご紹介しよう!ということで、

『リンゴの出荷が最盛期を迎える11月初旬頃に1週間だけ
 スーツ1着につき、最盛期の一番良い状態のリンゴを1つプレゼントしよう』


・・・という企画なんです。

ただ、これも自社だけでやってしまっては地元は盛り上がりません。

そこで、藤崎町の町長さんと相談し、町で作っている町を紹介するパンフレットを同封したり、オリジナルでリンゴを入れる袋を作ったり、そんな検討をしているのです。

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リンゴを買ってくれ!とか藤崎町にふるさと納税をして下さい!なんてヒモ付きの発想は一切なく、ただ、純粋に、リンゴで有名な青森県は国産高級スーツの産地でもあることを皆さんに知っていただきたい!という考えから企画しています。

今のところビッグヴィジョン、ヨシムラのほか、数社当工場をご愛顧いただいているオーダースーツ店さんを通じて皆さんにお配りする予定です。

11月中旬頃に仕上がりのスーツとなると、、、10月の半ば頃ですかね?

いつ注文したらリンゴ貰えるの?という質問には微妙に答えられないところが難しいところです。
(※:リンゴの成熟のピーク時に出荷を予定しているため)

貧乏工場が出来るささやかなお客様への感謝の気持ちです。
ブログをご覧になった方で、もし受け取る方がいらしたら是非リンゴと共に青森県のことを想ってあげてくださいね。
いつか青森旅行プレゼント!なんて出来たら楽しそうですね!


posted by オーダースーツのヨシムラ at 12:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祇園精舎の鐘の声

今日、業界新聞を読んでいるとそごう柏店の閉店セールが始まったという記事を目にしました。

当社は百貨店には出店しておりませんから会社への影響などないのですが、実はそごう柏店は今から20年近く前、一度だけ生地屋の催事でお世話になったことがあり、このニュースを感慨深く読ませて頂きました。

百貨店は、、、私より上の世代の人から見ればそれこそアミューズメントパークのようなイメージを持つ方もいらっしゃるでしょう。
昔は、今ほど情報や物品が多くなかったですから、文字通りどんな商品でも揃う(百貨)のお店はありがたい存在でした。

またサービスも良く丁寧で、庶民がちょっと背伸びして小金持ち気分を味わうには最適だったのではないでしょうか?

そういえば、子供の頃、母親に連れられておもちゃ売り場に行くのが好きだったなぁ。

それが今ではそごう柏店の閉店をはじめ閉店も多いですし、閉店しないまでも百貨店が自社で展開を諦め、ユニクロやスーツカンパニーやニトリなどに場所貸しをする時代になってしまいました。

駅前の便利な立地なのに残念な限りです。。。

では、どうしてこうなってしまったんでしょう?

大きな要因の1つはインターネットを始めとする情報の低価格化があるでしょう。
つまり、昔は百貨店に行かなければ知ることも見ることも出来なかった物品が今やNETで簡単に見れる、買えるということです。

でも、それだけではないと思います。
何故なら、人はどこかで物を買わなければならないから。

では何故、百貨店で買わないのか?
間違いなく言えることは、百貨店は高い!からです。

読者の皆さんは何故、『百貨店が高い』か?その究極的な原因は何か?ご存知でしょうか?

色んな意見があろうかと思いますが、私は百貨店の過剰サービスのコストが原因だと思います。

つまり、ちょっとクレームをつければすぐ返品・返金を認める。
取りに来い!と怒れば、どんな所まででも取りに行く。
儲かっていないにも拘らず体裁のために改装する。

・・・こんな体質が全てのコストアップの要因になっているのです。

そりゃそうですよね。
すぐ返品・返金されたら出入り業者はたまりません。
→理由がある返品・返金であれば納得するするでしょうが、百貨店業界では「やっぱり気に入らない」とか「使ったら壊れたから返品する」主張するモンスターコンシューマーも結構多いと聞きます。

そしてこういったクレームに対して、百貨店側は実は何にも責任を取りません。

商品を納入している業者がその負担をしているのが現状です。
だから納入業者は、売値を高くせざるを得ない

結局その繰り返しで定価がどんどん高くなっていくのです。

これではまっとうな消費者の方が損をしてしまいます。

私は、時々社員に「商売はお客様と対等でなければならない」と話すことがあります。
『お客様は大切にするのは当然。
だけど、不当な事を要求されたらその時からお客様でなくなるよと。』

年に1度あるかどうかの話ですが、消費者の中には「お客様は神様です」という言葉を盾にお客様(自分)は神様だろう。(だから言うことを聞け!)という人がいます。

実はこれは全く間違っていて、お客様は神様です。というのはお客様と認められる人だけがお客様なのであり、不当な要求をするのはそもそもお客様でないのだ。ということもお店側は主張する必要があるのだと思います。

百貨店はこの点を大きく履き違っていると思います。

『100人のお客様がいてその内の1人が無体な要求をしてきたとします。
それを受け入れて、残りの善良な99名のお客様に費用負担をする。』

私でしたら、その1名の方には「お客様にはもっと相応しいお店があるからそちらでお求めになった方が良いですよ」と言ってお引取りいただき、その代わり、善良な99名のお客様のサービスを高め、フェアーな値段で商品を提供すると思います。

百貨店はこうしたモンスターを育ててしまっただけに、それが今ブーメランのように跳ね返って来て自らを苦しめているのではないでしょうか?

百貨店の役員さんたちは「おととい来やがれ〜」とか「塩撒いてこい!」と怒鳴っている時代劇でも観た方が良いんじゃないかな。

今日はちょっと激しいことを書きました。関係者の方がいらしたらどうぞお気を悪くされないで下さい。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 11:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月02日

秋田という県

このブログでもしばしば書いているので皆さんも少し親近感を覚えて下さっているかもしれませんが、当社には秋田に縫製工場があり、最近よく秋田へ出張に行っています。

実は今週も私は秋田に行っていたのですが、今回の目的は秋田県に進出している企業の懇談会で、秋田県知事が主催するパーティーでした。

私は、というと本当は宿泊出張になるし、パーティーのような華やかな物より実務志向が強いため、当初欠席で依頼したのですがのっぴきならない事情で参加することになってしまいました。

その“のっぴきならない事情”というのは実は、昨年9月秋田に工場を出したのですが、過去1年間に秋田県に進出した企業の代表者はそのパーティーで挨拶をしなさい!ということで、私はスピーチのために行ってきました。

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偉そうにスピーチ!といっても、時間はわずか1分と厳命されていましたから写真だけ見て頂ければ十分ですが、そのパーティー&講演会で配られた秋田の冊子がとてもユニークでしたのでご紹介したいと思います。

冊子のタイトルは『 のんびり 』

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これは秋田県が発行し無料で配布しているフリーペーパー(冊子)ですが、はじめこれが配られた時、田舎の秋田らしい“のんびり”としたタイトルでよいなぁ、と思いました。

ですが、その冊子の思惑について講演を聞くとぜんぜん違っていてビックリしました。

“のんびり”はゆったりとしたという意の“のんびり”ではなく、NON-BIRI(=ビリではない)という意の『のん-びり』なんだそうで、
首都圏は今、少子高齢化などで苦しんでいるけれども、秋田県はそんなことは遥か以前から直面しており、こういった点ではビリではなくトップランナーなんだ!と。

へ〜っ、面白いことを言うなぁ。。。と思うと共に、話を更に聞くと、少子高齢化や過疎化の中で、それのどこが悪いの?人が沢山いる事が果たして良い事なの?

人口が増えること、所得が増えること、それが本当に良い事なのですか?と投げかけられ、ちょっとビックリしました。

確かに、お金が全てでもないですし、都会のように人が集まりすぎると息苦しくもなります。

そういう価値観ってものもあるんだな。と普段意識しないことに気付かされました。

私自身は秋田県とお付き合いを始めてまだ1年ですが、この県はなかなかユニークな県だと思います。

たとえば、↑で掲載した『のんびり』の表紙ですが、実は良く見ると知事がいるんです!

こんなところに。

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どこかの前知事のように金の亡者にならず、飾りだてもせず、それでいて気さくな、良い意味で田舎の知事ですが、私はこの県が大変好きになりました。

因みに、当社の秋田工場は従業員わずか40名程度ですが、そんな工場の社長でも県主催のパーティーに呼んで貰え、かつ懇談会では知事と4〜5分お話できるなんて、こんなフレンドリーな県って他にはないような気がします。

早く秋田県に税金を落とせるよう業績を上げなきゃ!(笑


posted by オーダースーツのヨシムラ at 20:00| Comment(2) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする