2017年05月19日

接客

最近は、ヨシムラやビッグヴィジョンの他、縫製工場の社長業も忙しく、なかなか直接のお客様対応(接客)が出来ない私ですが、今日はヨシムラの方で久しぶりに接客をさせて頂きました。

へ〜っ、珍しい、、、と思われるかも知れませんが、実はこれには訳があって、

理由の1つは、最近ヨシムラのSHOPMASTERが以前の高岡君から佐野君へ代わり、Bビッグヴィジョン(BV)籍の佐野君にはヨシムラ流接客(?)がまだ浸透していないため、模範を示す必要があったため。
もう1つは、たまたまですが難易度の高いご注文(ご相談)がBVの方に入り、これはヨシムラで受けた方が良かろうと思い、ヨシムラを進めた手前、自分が接客することになったのです。

詳細は、なかなか面白いネタでしたので、佐野SHOPMASTERがお客様いらっしゃ〜いコーナーの原稿にするとのことですから、そちらがアップされるのを待って紹介しますが、私が皆さんに注目していただきたいのは、お客様のご注文前後の表情です。

少しご注文内容をお話しますと、今回のご注文は、舞台衣装でした。
そういう点では、ご着用する人は自分のスーツではありませんから、いわば愛着がないスーツ

ですからこういったモデルさんが着るスーツのご注文って、一般的にはモデルさんはつまらなそうにしているものです。
(だって、採寸している時間に給料がもらえる訳ではないですからね)

で、ご注文のときはこんな感じ

20170520-1.JPG

ん、、、まぁ、どなたもこんな感じでしょうか?

ですが、接客時のご説明で、舞台衣装の背景やそれにあった素材をどう考えるか?
デザインへの思い入れ、釦や裏地などのディテールのこだわり等々をお話しすると、だんだん楽しそうになってきて、、、

出来上がりの時はお約束の時間ピッタリに待ちわびたような顔でお越しになりました。

で、ご試着姿がこれ!

20170520-2.JPG

どうでしょうか?
この写真の笑顔が全てを物語っている気がしますね。

きっと佐野君の接客が良かったのでしょう。
また、お客様も心を開いて下さったからこそ、舞台衣装ですが思いを込めてくれたのではないかと思います。

接客って面白いです。

同じスーツをお納めするにしても、店舗スタッフの“思い”作り手(工場)の“思い”生地の“思い”をしっかり伝えることで、そのスーツは沢山の“思い”の詰まった思い入れのあるスーツになります。
でも、この“思い”がないとただの作業着、消耗品にもなりかねません。

私としては、たとえ外見は同じでも、やはり“思い”のあるスーツを仕立てたいな、と。

そして我々の“思い”の上に、着用される方の“思い”や年月が加われば、それは一生物になるのではないかな?と。

願わくば、このスーツの生涯がそうやって満ち足りたスーツ人生になることを願って止みません。

久しぶりにの接客が良い結果となり、思わず自慢したくなってしまいました。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 18:00| Comment(0) | 仕事(お客さんのこと) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

友人とお客さんとの戦い・・・


私もこの歳になると友人の中から社会的な立場が高い人が結構出てきます。

例えば、それは上場企業の社長・役員さんだとか、地方の地場では有名企業の三代目とか色々なのですが、最近ちょっと多くなっているのが政治家の先生方。

ヨシムラ・ビッグヴィジョンは政治家とつながり何やら怪しい活動をしているか?(森友イメージ)
・・・なんて思われるかも知れませんが、さにあらず。
私は全く政治には興味がなくたまたまお客様が政治家だったり、学生時代の友人が政治家になったりするケースが増えているのです。

多分にそれは、自身の年齢的なこと(50歳近くなり周りで少しずつ成功者が増えてくる年齢)なのだと思いますが、友人知人そして自社のお客様がそのように出世することは、とても嬉しいことです。

ですが、友人知人が偉くなるのは結構なことなのですが、最近その中で喧嘩する人達が表れてきました。

もちろん、私を通じて喧嘩するのではなく、たまたまネットのNewsを見ていたら●●氏が△△氏を公然と批判とか、馬鹿呼ばわりしたとかetc

そう、某県知事と...です。

その某県知事は、学生時代とある旅行でルームメイトだったんですが、本当に議論好きというか、いつもやり込められてましたっけ。笑
米国野村證券に訪問した際には当事者を前に「証券会社は虚業だと思いませんか!!!」なんて言っていたのを思い出します。
今もそのままやん?!

それはさておき、攻撃(口撃)された某政治家さんが今日ご来店されます。
某県知事の話を出してよいものやら。。。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

久しぶりの接客

早いもので私がビッグヴィジョンの社長になって今年で6年目になります。

それまでは何をしていたかというとヨシムラの社長であり、SHOPMASTER(いわゆる店長)をしておりました。
ですがヨシムラの方は事業規模が小さいため社長業というより店長職がメインだったのですが、それがビッグヴィジョンの社長になることで“社長業”がメインになってしまいました。
またビッグヴィジョンの他、縫製工場の代表もやっていますからますます社長業メインでした。

ですからここ数年は殆どオーダーの接客は出来なくなっていたのですが、
今般の人事異動でお膝元のヨシムラの高岡SHOPMASTERとビッグヴィジョン側の佐野店長(エソラ池袋店)が交替人事となり、引継ぎ期間が短いということもあり、私から直接ヨシムラのSHOPMASTER業を佐野君にレクチャーする必要が出てきてしまいました。

そこで、改めてヨシムラとビッグヴィジョンの違いを考えさせられたのですが、

時々メールでも
ヨシムラとビッグヴィジョンはどこが違うの?』と聞かれるのですが、

ヨシムラとビッグヴィジョンは(BVの中国縫製分を除き)基本的には国内縫製は同じ縫製工場(ほぼ同じ縫製グレード)を使っています。
この点では両者はほぼ同じなのですが、実の所、技術面やファッション感度面ではやはりヨシムラの方が専門店の強みが生かされているためお客様毎の単価が高いです。

専門店の強みというのは、オーダーのコンサルティング能力の違いというか、時間をかけてじっくりオーダーを受けるというのはヨシムラの強みです。
(一方で、ビッグヴィジョンの方は単価が総じて安く、早く接客対応できるところが強みです。)

前置きが長くなりましたが、こういった環境の違いから高岡君、佐野君が異動により困惑しているので、今日は佐野君にヨシムラの接客を見てもらおうと思い、一緒に接客をしました。

ご対応したお客様は、『1930年代風のスーツを作りたい!』という方。

単なるマニアではありません。
何でもその時代を背景としたミュージカルを演じる役者さん。

時代背景に忠実にすれば素材も当時の肉厚素材を使わなければなりません。
でも、肉厚の素材は舞台など照明が強く当たるところでは暑苦しく、演出的に少し不安が残ります。
だからそれも考慮しないといけないお客様です。

見た目は1930年風、でも現代的な素材感、そんなものはないか?など
色々と(生意気な言い方ですが)レクチャーいたしました。

大体のところは事前のお電話でお伝えしていたのですが、当日お越しになった方は、俳優さん、スタイリスト、1930年代スーツを良く知る服飾研究家の方の3名。

ご対応した時間は採寸時間を含めたっぷり1時間半掛かりましたが、とても楽しく1930年代風スーツのオーダーを受けることが出来ました。

20170501.JPG
※:まだ未公開情報のため皆さんの顔が分からない画像にしています。

ビッグヴィジョンでは1名のお客様に1時間以上の接客時間をかけることはまずありません。
やはり低価格ゆえに、お客様の回転がそれなりに必要だからです。
一方、ヨシムラは1着1着のオーダーを大切にする。(その分価格も高い)

どちらが良いかはお客様が決めることですが、中で働くスタッフはそれぞれの立ち位置で、立居振舞いが変わるため大変です。

佐野SHOPMASTER、これから何をすべきか?何となく分かってくれたかな?

posted by オーダースーツのヨシムラ at 19:00| Comment(0) | ヨシムラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする