2019年11月30日
久しぶりの山形工場
私はビッグヴィジョンの代表の他、縫製工場の代表もやっていますが、この時期、私にとって一番の仕事は。。。
忘年会
そう、1年間頑張った社員の皆さんの労を労うため、忘年会に参加し、皆を慰労するのです。
普通忘年会に社長が参加するとなると、上座で偉そうに振舞って・・・とお思いかと思います。
確かに、会社のイベントでは上座には座らざるを得ないのですが、私にとっては忘年会はホスト。
先述のように、社員の労をねぎらうための接待の場です。
ということで、12月になると山形、新潟、秋田、青森と毎週忘年会出張をすることになるのです。
で、師走を目前にした今日11/30
今日から忘年会の第1弾として山形工場まで行ってきました。
普通、忘年会は市内のホテルとか結婚式場のようなところでやるのですが、今年の山形はなんと!一泊で瀬見温泉まで!
温泉というのが何ともありがたい響きで、飲み会はともかく温泉は良いですよね〜
一方、飲み会はというと、滅多に来ない社長が来た!ということで社員がビール瓶片手に列をなし、さながら学生時代の飲み会or披露宴での新郎状態で、全てのビールを片っ端から飲んでいきます。
いや、ホント死ぬかと思いますよ×××
これではマズイ!ということで今度は私がビールを片手にb>逆襲です。
皆のテーブルへ攻め入って、熟女の皆様を接待するですが、これが大抵返り討ちに遭ってしまい、最後は轟沈。。。
とまぁ、大きな流れではこんな感じなのですが、所々で意識のある内には真面目な話もしておりまして、山形工場ではこんなことをお話しました。
<<山形工場で言いたかったこと>>
@ごめんなさい!
⇒今年は青森の新工場にかかりっきりで山形へ行けずごめんなさい
A会社の決算
⇒(詳述できませんが)とりあえずは、まずまずの決算でした。(安心してね)
B7Daysオーダーを山形でも導入します!
⇒ 物流面を考えると本当に厳しいくなりますが頑張ろう!
皆、真剣に話を聞いてくれてよかったです。
この日は結局、25時までお姉さま方の部屋で飲んでおりました。
2019年11月20日
踏んだり蹴ったり
年内もあと一ヵ月半となりましたが、この時期から私の仕事は俄かに出張が多くなります。
定例の青森工場への出張や各工場(青森・秋田・山形・新潟)の忘年会参加があるためなのですが、今年はこれに加え、新工場へお客様のご案内の仕事?があり、11月から毎週のように地方出張をしております。
この日も取引先が青森新工場をご覧になりたいというので朝一の便で青森へ行くことになりました。
普段でしたら電車に乗って羽田に行くのですが今回は現地でゴルフをすることになって、ゴルフバッグを事前に送れなかったため、やむなく羽田まで車で行くことにしました。
羽田空港までは自宅から1時間弱ですのでそれほど苦ではありませんが、空港に隣接するパーキングに車を停め、えっちらほっちらチェックインすると、、、
あれっ?財布がない!
電車ではなく車ですから、家に忘れてきたか、駐車場からチェックインカウンターの間でしかなくしようがありません。
慌てて駐車場までの道のりを遡ってみましたが、どこにもない・・・
『そうか、家に置き忘れたのかな?(に違いない!)』
と思い、無一文で青森へ
青森では、早々に経理にお願いして仮払金を出してもらって。。。
(実は、20年会社勤めしていて初めて仮払金をお願いしました。)
で、お客様のご案内や翌日のゴルフなど無事済ませて、金曜の晩帰路に着いたのですが、、、
自宅にもない!!!
どうやら空港で落としてしまったようです。
中に入っていた物
現金10ン万円(出張なので多めに持って行ったのが災いとなりました)
クレジットカード、キャッシュカード、マイナンバーカード、スイカ、定期、
会社のカードキー・・・
お金どころではありません。
あちこちにカード停止のお願いをして、警察に行って、、、
大変な目に遭いました。
更に翌日、唯一の頼り?であるスマホが突然の電源消失×××
文明の利器が全てなくなって、現金と固定電話の人間になってしまいました。
LINEもFacebookも使えず、もちろん友人知人の電話番号も分からず、原始人のようです。
幸い、スマホはバッテリー切れだったようですぐ修理してもらえましたが、
いや〜っ、今の時代、カードにスマホになくなると大変です。
皆さんもお気をつけ下さい。
2019年11月14日
りんごちゃん
既にWebに案内を出しましたが、ただ今ビッグヴィジョンやヨシムラでは国内縫製スーツのご注文につき、青森県産リンゴを1つプレゼントするイベントを行っています。
ビッグヴィジョン
https://www.big-vision.co.jp/news/detail.php?id=44960
ヨシムラ
https://www.vightex.com/news/2019/11_apple/index.php
今週は定例の出張で青森まで来ているのですが、この日の午後、会議が終わり、会社の玄関辺りをウロウロしていると、、、
リンゴ業者さんがリンゴを届けに来られました。
実は業者さんといっても、社員のご家族の方なんですけどね。。。
その数30-40箱
リンゴの配布は約2週間ぐらいを予定しているため2度に分けて配送するのですが、こうやってリンゴの産地青森からビッグヴィジョンやヨシムラの各店舗に配送されるのです。
業者さんは私に気を使って2,3個個別に下さったので早速もぎたてのリンゴを事務のスタッフと共に試食。
やはり取れたてはみずみずしくて美味しいですね!
店舗で貰われた方はどうぞお早めに召し上がりください♪
2019年11月07日
定着するか?AI採寸
昨年のZOZOスーツ以来、オーダースーツ業界ではこれまで採寸者の“感覚”で行っていた採寸(体型補正判断)を機械という“客観”に置き換えるチャレンジをしているお店が大手を中心に増えてきています。
『そうだよな、時代はIT、AIだから当然だ!』とお思いの方も多いでしょう。
でも、実はこれって20年前から挑戦され続けていることなんです。
私が思い出すのは、丁度オーダースーツのヨシムラをやり始めた2000年頃。
当時、お店の名前は忘れてしまいましたが多分大手企業だったと思いますが、
筒状の試着室のような丸い小部屋に入り、採寸される方はTシャツ、下着姿で、それをぐるっと機械が回りながら立体的に採寸するという物でした。
当時の物を思い出すと、スーツ作るのに下着姿になっる人いるかなぁ?と懐疑的に思いましたが、案の定、定着はしませんでした。
あの当時は私も若く、採寸や体型補正を見極める判断技術も今ほどは深く理解できていなかったため、『下着姿になるのが恥ずかしい⇒だから定着しない』といったロジックで見ていましたが、今思うと、機械による採寸には次のような問題があると思います。
●採寸時点でリラックスした状態になっているか?
・・・長年採寸していると良く分かりますが、人は鏡を前にすると不思議なことにその時だけ背筋がピンとするものです。
健康診断で腹囲を測るとき、凹ますのと同じです。
そうなると自然な体型判断が出来なくなります。
試しにマッサージをする前後で写真を撮ってみてください。
多分、肩や背中の雰囲気が大きく変わると思いますよ。
●ヌード寸法と仕上がり寸法の違い
・・・衣類は身体の裸のサイズ(ヌード寸法)に“ゆとり”を加えることで仕上げます。
ゆとりが大きくなればゆったり着れますが、見た目は悪くなります。
そしてこの“ゆとり”は身体の場所場所によって違いがあり、そこが見た目にも、デザイン性にも大きく影響します。
ですから、最低限のヌード寸法は必要ですが、ゆとりで外観が変わるため機械的に判断するというのは難しいのです。
●●大切なことは良し悪しを理解した上で決めること
・・・前述の“ゆとり”の続きですが、ゆとりを減らせば見た目はシュッとしますが、反面、窮屈にもなります。
ご存知の方もいると思いますが007の映画でジェームスボンドが1本の映画で使うスーツは何10着にも及びます。
これは静止状態で見て格好良いスーツと、激しいアクションの中で格好良く見えるスーツが違うからで、シーンごとにスーツを作っているからです。
つまり、スーツはお客様がそのスーツをどう着用し、どう見られたいか、見た目も重視するし、着用感も重視する、そのバランスをどう判断するか?が大切で、こればかりはお客様に直接お話をするしか理解する手立てはないのです。
(まぁ、AIでここまで判断できれば負けちゃいますが)
だからこその“BESPOKE”(Be Spoke=しっかり話すという意から注文服を指し示す言葉)なのです。
だから、私はこの取り組みは、あまり上手く行かないのではないか?と思っています。
でも、人を批判するばかりでは進歩がありません。
もう1つ考えなければならないことが、この採寸技術力の低下です。
業界全体を見回しても、正直、これがしっかり出来ているお店、人は多くありません。
大変残念なことです。
昔であれば、注文を受けたテーラーが型紙を直接起こし、職人がそれに従って縫っていました。
が、昨今のイージーオーダー、パターンオーダーでは販売店のテーラーは型紙を引くことはもちろん、型紙自体も十分理解できていない人が多くいます。
更に、その先の体型補正に至っては、本来は縫製工場ごとのやり方(型紙上の操作方法)を理解しないと正しく指示できないにも拘らず、いわば適当に対応しているのが実情で、これは正直嘆かわしいことだと考えています。
かくいう、ビッグヴィジョンでもそういう傾向が年々出てきているので出来るだけ指導するようにしているのですが、なかなかままなりません。
この点、ヨシムラの方はフルオーダーをやっておりましたのでそのノウハウが今生きていて、この辺は相当良い水準だと思いますが、それでも販売(ヨシムラ)と製造(工場)が物理的にも分離している以上限界があり、この技術面の習熟度合いが将来的な生き残りための最重要ポイントになってくるのではないかと思います。
いずれにしても、どの業界も日進月歩で、努力をして新しいことに挑戦することでしか生き残りは図れません。
当社(ヨシムラ、ビッグヴィジョン)は機械による採寸には反対の立場をとりますが、その判断が謝っていた時(あるいは期待に見合う装置?が出来た時)には前言を翻してでも追随するようにいたしたいと思います。
三越伊勢丹がAI採寸に挑戦するようですがエールを送りたいと思います。