2020年03月31日

BUY AMERICAN


読者の皆さんはBUY AMERICANという活動をご存知でしょうか?

このバイ アメリカンはその名の通り『アメリカ製品を買おう!』という活動で、私が一番記憶しているのは1980年代に日米貿易摩擦が苛烈になってきた時代に、米国の自動車工場勤務者が、日本車をハンマーでぺちゃんこにしたシーンが印象的ですが、要は国内産業を守ろう!という活動です。

で、私が今なぜこのBUY AMERICANを出したか?というと、昨今のコロナウイルスがらみで日本中(いや、世界中)で経済が麻痺してしまい、サプライチェーンも物流もボロボロになるわ、企業の営業活動は心筋梗塞を起すわ、で各国経済が疲弊していく中、いずれかの段階で、このBUY AMERICANのような国内回帰ムードが出てくるのでは?と考えているからです。

この内向的なムードは、経済学的には保護主義的で本質的には貿易立国の日本では忌むべきことと考えますが、今回に関しては私はやむなしなのではないかと考えています。

これは自分の死生観でもあるのかも知れませんが、人間生きるか死ぬかとなった時、究極の選択ですが他人を殺してでも生きたいと思うのが本能だと思うからです。
決して良い考えではありませんが、逆に本能というのはそういうものでもあるかと思うのです。

これを経済に当てはめてみると、一国経済が限界ギリギリの状況になった時には他国よりも自国の同胞を優先する必要があるのでは?ということです。

今日、とある業界新聞を見ていたところ、一面トップに中国の生産7、8割回復と報道されていました。

これはこれで結構なことですが、正直これを率直に喜べませんでした。

当社(グループ)は青森・秋田・山形・新潟に従業員を500名ほど抱えています。

平時は、工賃の安い海外縫製と熾烈な競争をしていますが、今回のコロナ騒動で相当受注が減少しています。

コロナ騒動で消費ムードが冷やされたり、直接的には週末の外出自粛を行うことで小売店の売上は前年比50%60%なんてザラです。
当たり前ですがその生産を担う全国の工場も同様に売上が落ちています。

こんな時だからこそ、本来は仲間である同胞を優先して仕事を回すべきではないでしょうか?

上記コメントは色々とご批判もあろうかと思いますが、製造業者としてギリギリの綱渡りをしている会社経営者の一意見としてご容赦下さい。

なお、当社では、ヨシムラは全商品国内縫製、ビッグヴィジョンは低額の商品のみ海外縫製で商品提供しておりますが、ビッグヴィジョンでは3月決算セール後半より国内工場を支援する意味合いから、低額商品も部分的に国内縫製に切り替えて生産しております。

私自身も当分、BUY JAPANESEに徹したいと思います。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月19日

危機における社会主義と資本主義、自由と責任


相変わらずコロナウイルス(最近では略して新コロというらしいので以下新コロ)で世界中に動揺が走っています。
EUでは人の移動に規制がかかったり、不必要な外出をした人は逮捕されうるといった話まであり、新コロ対応で世界中が右往左往しています。

そんな中で私は中国の対応と日本、そして資本主義世界の国々の対応について考えてみました。

一般に、資本主義国家である日本人の我々は資本主義>社会主義・共産主義というイメージでいるかと思います。
そうですよね。資本主義の方が自由を謳歌できますし、現実的にも豊かです。
だからこそ、よく中国や北朝鮮で人権を無視した行為がされると「非人道的」とか言って非難・批判します。

もちろん私もそう思っていました。

ですが、今回の新コロ騒動では逆に社会主義国家故の“良さ”が表れているようにも思えます。

つまり、今回のようなある種の“国家的な危機”が起きた時には、個人の利益(権利)よりも公共(国家)の利益が優先されるということにストレートに反応できるからです。

皆さんも覚えていると思いますが2月上中旬の春節の時期
中国はいきなり春節の延長(日本で言えばお正月休みを国家がいきなり延長)し、感染者の出た地区は封鎖しました。
まるで映画みたいでしたね。

でも結果的に、これで感染が蔓延するのを防げたのではないかと思います。

一方、日本ではどうか?というと、クルーズ船は限られた世界(また国で言えば微妙に日本ではない)ということもあり隔離が出来ましたが、その後の隔離は該当者の自主性で判断され、強制権がありません。

何でも聞けば、どこぞのオカシナ人は陽性反応が出ていることを認識しながら俺はコロナ陽性だ!といってキャバクラで遊びお店の人を感染させたそうで、こんな輩は、きっと社会主義国家では即刻牢屋にいらられてしまうのではないでしょうか?(因みにこの人は亡くなったそうです。)

私が思うに、この辺の間違った権利・自由の主張がまかり通ることが資本主義の限界なのかな?と思っていました。

・・・と思っていたのですが、ここ数日でまたまた状況が変わってきました。

私が注目しているのは米国の対応

米国は確かに2月の内は対岸の火事のような様子見でしたがここに来て感染が広がったと見るや否や、アッという間に国家緊急事態宣言を出したり、産業界に特定の物の生産を指示する国防生産法を発動したりしています。

非常事態宣言はいざ知らず、興味深いのは国防生産法です。

この法律の起源はきっと戦争に起因するのでしょう。
国家が危機の時に、資本主義(=自由な社会)に制限を加え、国家が優先することをするという趣旨だと思いますが、これって凄いことです。

何しろ資本主義の中心にいる米国が私権を制限するんですからね。

でも、危機においてこのようなことが当たり前ではないかと思います。

翻って、日本はどうか?というと資本主義で自由・権利と言っても、自由の裏側にある責任や権利の反対側にある義務を無視した自由と権利が目立ちすぎ、統率が全く取れなくなっているのではないでしょうか?
(マスク生産の会社の人が残業で大変だ!今年から月45hの残業時間規制があるのに!ブラックだとかいう批判もあるらしい)

救われているのは、人々の善意・民度の高さ

これがあるから震災の時や今回のような時でも辛抱強く我慢していますが、一部のオカシナ人が権利と自由だけを主張するのは国を滅ぼす元凶になるのではないでしょうか。

今は皆で寄り添いながらじっと貝になって我慢する時期です。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:50| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月16日

内定取り消し


相変わらずのコロナ騒動ですが、時期的なこともあるのでしょうけれど最近注目され始めたのがコロナによる内定取り消しです。

実は、私にも息子がおりまして今年社会人1年目なのですが、万が一にも彼が留年したらこの春卒業になっただけに他人事に思えません。

丁度1年前のリクルート活動ではインバウンドやオリンピック景気、アベノミクスで空前の人手不足、バブル期並みの売り手市場と言われていましたが、アレから僅か1年、新コロナによって内定取り消しが出るなんて、世の中ジェットコースターのようです。

確かに企業経営者として、当社がインバウンドの影響が高いホテルや旅行業界だったら、中国からの資材を扱う商社で自分が社長だったら、需要の回復が早期に見込めないならば同じように内定を取り消したかも知れません。

ただ、一方で近年は少子高齢化で若手人材が喉から手が出るぐらい欲しい面もあります。
それで簡単に内定取り消しなど出来るでしょうか?

こればかりは各社それぞれの事情があるでしょうから、私は内定取り消しをした企業を批判はいたしません。
(きっと企業の存続に関わる問題があったのでしょう。むしろ同情的です。)

ただ、可哀相なのは4月からの社会人生活(中途の人も含めては新生活)に胸を膨らませていた内定取り消しを受けた方たち。

当社では年間を通じて随時人材募集をしていますので内定取り消しで進路を悩んでいる方がいれば是非ご相談下さい。

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2020年03月11日

大柄プリント裏地店頭に入ります。


2/18のブログで少し紹介した大柄プリント裏地ですが、いよいよ準備ができ、今週末から店頭に投入されます。

ビッグヴィジョンは丁度、決算セールでお客様が多くご来店されますから、ご来店された方は是非ご覧になってみて下さい。

今回店頭に投入する大柄プリント裏地は総数30マーク

20200218.jpg

大柄の裏地はお店に飾ると非常に見栄えがする反面、大量に売れるか?というと全く逆で、見るには良いけれど、いざ買うとなる時には腰が引けてしまうもの。

こういった物はピンポイントで“これだ!”という方が買われるものですので大変在庫リスクが高いものです。

このためビッグヴィジョンの店舗では、全店舗に全商品を置くことは出来ず、店舗規模に応じて商品数量の配分をすることにいたしました。

一方、ヨシムラの方はどうか?というと、こちらは柄を佐野SHOPMASTER自らが選定したこともあり、販売の責任を負う!ということで、全商品を店頭展開しています。(大阪店共)

両社ともHP上でも柄をご覧頂けるようにセッティングしますので楽しみにしていて下さい。

因みに、この大柄プリント裏地は、年に3-4回各30マークほど追加予定です。
ヨシムラの佐野SHOPMASTERは既に次の企画に取り掛かっていますので、次回も楽しみにしていて下さい。

追記(補足):↑のように大柄プリント裏地を今後続々追加します。
これは逆を言うと、取り扱う柄物裏地はどんどん廃版になり消えていくということでもありますので、品切れの際はご容赦下さい。

一足早くご覧になりたい方はこちらをどうぞ:http://www.oritech.co.jp/lining/top.html
 ※:工場のHPです。こちらは小売はいたしておりません。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 17:45| Comment(0) | ヨシムラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月10日

ローマ人の物語


意外に思うかも知れませんが、私は結構読書が好きで、しかも読書は同じ本を何度も何度も繰り返し読む習慣があります。

愛読書で言えば、「甘えの構造」(弘文堂:土居健郎著)10回以上。「三国志」(北方謙三著)10回、「失敗の本質」(中公文庫:戸部良一他著)7-8回といつも同じ本をぐるぐる読みまわしています。

そんな私の読書ローテーションは時々間に、別の本を入れますが、なかなか一軍に残る本は少ないのですが、最近そこに期待の4番バッターが登場しました。

それは
新潮文庫のローマ人の物語(塩野七生著)

超〜長編小説のため本屋においていても存在感があるのでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、実は先日ヨシムラのお客様と酒を飲みに行った際に、自分の読書遍歴を話したところ、その方(Iさん)が僕は『塩野七生のローマ人の物語だよ!』と仰ったので、何となくアマゾンで購入してみました。

NET通販の悪い部分ですね。
画像だけでしか見ていないので、、、

家に届いて後悔しました。

文庫本ですが、なんと!30冊


20200306.JPG

一気に蔵書が30冊増えました!

買った以上は読まなければ!と思い、読み始めたのですが、これが面白い面白い!
ローマ帝国はそれ以前の共和制ローマの時代から語っていますので紀元前300年ぐらいから物語が始まります。

紀元前300年ですよ?!

その頃、日本は弥生時代じゃないですか?
そんな時代に、ギリシャではパルテノン神殿があったり、ローマでは舗装道路を作ったりしてるんです。

文明がただ単に進んでいただけではありません。
地続きのヨーロッパでは絶えず他民族が侵入し、領土を争う戦争がありますが、共和制ローマの時代は、敗者を奴隷にして搾取するのではなく、市民権を認め、彼らの文化を尊重して、その文化をローマに取り込んで、ローマは拡大していくのです。

この考えの先進性は、現代でも通じることで、とても勉強になりました。

何故、アメリカが世界の覇権国家になったのか?
何故、日本はダメなのか?

読了まで時間が掛かりますが、↑の問いに1つの答えを与えてくれそうな本です。

通勤電車の往復2時間×何日で読了できるだろうか・・・?がんばります。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 11:27| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月03日

ようやく全貌が・・・


吉村の本社がただ今建替え中である話はこのブログでも何度も書かせて頂きました。
旧本社ビルは、先代が戦後大阪から東京に出てきた際に建築したビルでしたから築60年を経過し、もはやボロボロ。
東日本の震災で雨漏りが激増して大変でした。

それを建替える決心をしてはや5年
一昨年の3月には、建替えのため一時転居して早2年

途中、

アスベストが出るか否かでやきもきしたり(⇒出ませんでした)
土壌汚染があったり(⇒震災の関係で重油が漏れてた)

と、色々大変でしたが、その苦労も竣工を3月末に控えて、あともう少しです。

そして今日、竣工まであと3週間となり、ようやく足場と防護カバーが取り外され全貌が見えるようになりました。

じゃじゃ〜ん。

携帯カメラの調子が悪いためうまく撮れませんでしたが、新社屋の外観はこんな感じです。

20200303-1.JPG



1〜4階までは事務所仕様
5〜10階は賃貸マンションです。

まだ内装までは出来上がっていませんが、どうでしょうか?

今後の予定としては3月末竣工ですが、3月末の引越しは難しいため、5月GWぐらいに事務所の引越し予定です。

ヨシムラの店舗は4月中に閉店セールを行ない、GW直後ぐらいに引越し予定です。

因みに、ヨシムラの現店舗(神田西口)は閉店後、若干の内装工事を行った後、ビッグヴィジョン神田西口店として開店予定です。(5月中旬)
posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:50| Comment(0) | ヨシムラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月01日

行き過ぎた自粛ムード



新型コロナの影響で、全国の学校では休校や卒業式の中止などが増えていますが、読者の皆さんの周りはどうでしょうか?

東京では銀座の人通りが少なくなったり、居酒屋は閑古鳥になったりと寂しいNewsばかりです。
また一方では、ドラッグストアでは『どうしてマスクがないんだ!』と怒鳴る人が現れたり、電車ではマスクを着用していない人が咳をしてそれが元で殴り合いの喧嘩になったりと、世も末です。

この状況を見ていると、私は東日本の震災を思い出します。

あの時(3/11)震災の直後はしばらく消費が自粛される状況でした。

『東北の人が困っているのに宴会なんて不謹慎だ・・・』

そんな雰囲気が蔓延していました。

原発のこともあり関東近辺では外出が憚られたのも同時期でしたから3月中の消費自粛はやむを得なかったのかも知れません。

ですが、4月になり新年度が始まり本来は消費が動き始める時期にも拘らず、相変わらず自粛自粛のムードでした。
テレビの評論家が特に自粛を勧めていた?ような気がします。

そしてそのムードが変わったのが丁度GW期間だったと記憶しています。

どうやってムードが変わったかというと、

『このまま消費が減退したらそれこそ日本経済が沈没してしまう!』
『震災復興を応援するなら“消費”こそが応援になる!』


ということが言われ始めたからです。

この点、今回のコロナの問題は東日本の震災復興と比べても非常に根が深いと思います。

何故なら、東日本の時は名古屋以西では一応経済的被害はありませんでした。

一方、今回のコロナは全国的な問題で、消費の根本である気持ちが外に向く(≒身体が外に行く)ことができないから。

今の日本は、売る物その物が手に入らない(=前掲2020.02.28日記参考)上に、
気持ちも萎縮して買い物に進まない。

これではまた日本は沈没してしまうでしょう。

株価を見ていてもそれを凄く感じます。
日本人はネガティブなことがあるとすぐ株価が下がりますが、下がった後なかなか回復しません。
リーマンショックの時も震源地のアメリカでは確か半年で株価は回復しましたが、日経平均は何年もそれを超えることがありませんでした。

どうしてこんなにペシミスティックなんだろう。
自虐的になりすぎてはいませんか?

私なんか、不謹慎かも知れませんが、コロナの関係で旅行が安くなるんだったら、3月の休みでどこか旅行してこようかと企んでいます。

もちろんマスク着用や消毒などでしっかり自己防衛はしますが・・・

追伸:あくまで個人的意見です。持病を持っている人がコロナに罹患すると重篤化するともいわれておりますので、外出を勧めている訳ではありません。
(消費は勧めておりますので、NET通販などはよいかと思います。)

posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする