2020年07月31日

医療用ガウンの縫製が始まりました。



最近私がやっている仕事の1つが医療用のガウン(アイソレーションガウン)の縫製

これは、新型コロナでオーダースーツ需要が減る中、縫製工場の稼働を少しでも上げようと苦肉の策でセールスしていたものが結実したもので、8月9月は秋田・山形の両工場は生産のすべてが医療用ガウンの生産に充てられています。

この件はこれまであまり大ぴらにお話しできなかったのですが、実は大変すごいことでして、何と!経済産業省・厚生労働省から当社(オリテック青森)が500,000着という大量のご注文を頂いております。

因みに、当社のオーダースーツの年間の生産キャパは10万着前後ですから、オーダースーツと比べれば格段と手間数が少ない医療用ガウンとはいえ50万着は量的にとても自社だけで生産しきれるものではありません。

そこで、これまで親しくしていた縫製工場さんや秋田県の縫製工場の組合さん達に声をかけ、皆で生産をしてもらうことにいたしました!

で、この日は原材料が入荷するというので、秋田まで視察に行ってきたのですが、医療用防護服はポリプロピレンという原料(早く言えば皆さんが使う不織布マスク)の不織布を原料としているのですが、

1反がなんと!500m巻き
その重量、1反で30キロ

それが輸入用の巨大コンテナにぎゅうぎゅう詰めに入って納品されていました。

30キロなら男性なら持ち上げられないことはないですが、これだけの数となるとゴロンゴロン転がして整理するのですが、それでも大変。

作業されていた方は本当に大変そうでした。(頭が下がります。)

これを北は津軽半島の先の大間の近くから南は九州宮崎の縫製工場まで、生地の反物を送って、そこから生産ですから大変です。

今年は新型コロナの影響で縫製工場は、どこも青色吐息ですが、一時帰休させず少しでもこれで従業員に仕事を与えることが出来れば万々歳です。

ただ、仕事の方は大変で、医療用のガウンですから衛生面には気を使いますし厚生労働省はアベノマスクで異物混入にナーバスになっていますから、とても気を使います。

儲かる儲からないではなく、仕事ができることの喜び、またそれが例え僅かであってもコロナで苦しんでいる人たちのお役に立てることであれば、こんな光栄なことはありません。

心して仕事をしたいと思います。

画像は、原材料の不織布をコンテナから出すところ。このコンテナの天井まで反物が入ってました!

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・・・と言いつつ、久しぶりの秋田出張でしたので翌土曜日は秋田の八幡平温泉まで足を延ばしてきました。
(秋田市内からは3時間近くかかります)

温泉も素晴らしく良かったのですが、とんでもない出来事がありました。

なんと!車で帰る途中、道路脇に子熊がいました!

よく子熊の近くには母熊がいるから気をつけろ!と言いますので車からは出ずに思わずパチリ。

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秋田は驚くほど自然が豊かです。

国内縫製のスーツはこんなところで縫っているんですよ!(もちろん山の中に工場はありませんが)


posted by オーダースーツのヨシムラ at 12:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月28日

パジェロも撤退かぁ・・・



今日、NetのNewsを見ていると、

【三菱自、拡大戦略あだ パジェロ完全撤退】

という見出しのNewsがありました。

読んでみると、昔一世を風靡した三菱自工のSUVであるパジェロが生産を中止し、撤退するそうで、岐阜にある工場を閉鎖するとのことでした。
(国内ではすでに終売しておりましたが海外向けに残っていた物も全て中止するとのこと)

今や三菱自工は、日産・ルノーの連合でカルロスゴーンさんが一時期会長をしておりましたので、日産・ルノーのリストラの一環なのかもしれませんが、私には非常に感慨深いNewsでした。

なぜ、感慨深いか?というと、今から遡ること25年(?)

前職(銀行員時代)この工場を担当していた時期があったからです。

当時は東洋工機といって確か東洋紡と三菱自工の合弁会社でしたが、その後、三菱自工100%の会社となり、社名もパジェロ製造株式会社に変わりました。

私がお邪魔していた当時は東洋工機でしたが、当時パジェロが大人気でしたから、工場で作られるパジェロを見るのが楽しみだったものです。
業績もすこぶる良かったように記憶しています。

世の中は引き続きSUVブームだったんですがパジェロはその後人気がなくなり、最後は工場閉鎖。
昔担当していた者としては、寂しく悲しい思いです。

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祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす。

おごれるものは久しからずや。
ただ春の夜の夢のごとし。

たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ


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企業を経営していると、いつも平家物語(祇園精舎)↑を思い返します。

この中で、
「盛者必衰の理をあらわす」「たけき者もついには滅びぬ」

栄えている者もいつかは必ず滅びる(盛者必衰の理をあらわす)

そうならないためにはどうすれば良いか?
この祇園精舎のフレーズでは、最後には滅んでしまいますが、企業を経営している者とすれば何とか生きながらえることが大切で、そのためにはどうすれば良いか?をいつも考えます。

謙虚に、多少利益が出ても、散財せず、コツコツ貯めること。
溜まったお金は、どこかで次のチャンスに生かすこと。

時代がコロナで殺伐として皆が貧しくなっている今だからこそ、祇園精舎の鐘の声にあがらうよう頑張らねばなりません。

それにしてもパジェロ製造(旧:東洋工機)さんのことはショックでした。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 10:48| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月16日

究極の選択



そういえば昔、究極の選択という言葉が流行りましたね。

今日、ふとこの言葉を思い出しました。

それはどのタイミングでかというと『GoToキャンペーン』とその反対運動
反対運動はNotToGoToキャンペーンとでも言うのでしょうか?
何でも5日間で9万人超の署名が集まったそうです。

読者の皆さんはどうお思いでしょうか?
これって、結構究極の選択です。

まず、大きく2つの種類に人を分けてみましょう。

1つは主として都会の人でGoToキャンペーンで危険地域?の都市部から地方に旅行へ出る人達。

もう1つは、逆に危険度合いは低いが、観光客が来なくなり産業が成り立たなくなっている地方の人達

反対している人はどちらの人が多いのでしょうか?

正直、私も判断ができません。

私には苦いというか非常に嫌な経験をしたことがあります。

それは4月にやむに已まれずコロナ禍で地方出張した際に、こちらの言い分も聞かず『なぜ地方に来たんだ!』といわばバイ菌扱いされたことです。

当時は『不要不急の外出は避けるべき』と言われていた時期でしたが、『必要かつ緊急だから』警戒しつつ自家用車で行きましたが、そんなことを言われ深く傷つきました。

確か山●県では『県境で検温を実施する』なんて話もありました。


地方は首都圏の旺盛な消費需要がなければ経済的に確実に破綻します。

地方に住んでいる人で、自分は首都圏需要と関係ないから大丈夫という人もいるでしょうが、旅行業がダメになれば、観光業もダメになり、更には観光客が来なくなれば飲食業も悪くなるのは必定です。
それが続けば、設備投資もなくなり建設需要も落ち、結局地域経済全体が破綻していくのです。

また今は給付金や助成金などでモルヒネを打っている状態の経済も、これを長く続けられる訳もありません。(その後の増税は必至です。)

GoToキャンペーンを推進する人たちはそのことをよく分かっているから少しでも世の中にお金を回さなければ、と思って推進しているのでしょう。

一方、反対派は、感染予防の観点からですよね。欧米であれだけ死者が出ていますから、こちらも当然です。

しかし、、、私が受けたように地方へ行って拒絶されたりしたら、二度とその土地には足を踏み入れたくなくなるでしょう。

本当に難しい問題です。だから究極の選択なんです。


因みに、私個人はどうか?というと、生来人混みは好きでなく、孤独な釣りが趣味ですから自家用車で地方に行って、山の中に入り仙人のように過ごす予定です。

これはこれで落とすお金が少ないから一番不必要な行動なのかもしれませんね。

いずれにしても、不幸なことが続くと、どこか人間関係がギスギスしてきます。
東日本の震災の時に『絆(きずな)』が大切だ!といっていた日本人はどこに行ってしまったのでしょう。

難しい時代になりました。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:07| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月14日

最近の口癖


新型コロナも第2波到来なのでしょうか?東京で連日200人を超える患者が出ているそうで、心配な日々が続きますね。
私の方は、もう夜の街に行く年齢でもない(というかあまりお姉さん系は強くない)ため、まず大丈夫だとは思っていますが、それでも気を付けるに越したことはないですね。

そんなこの頃ですが、仕事の方はというと相変わらず大変な状況です。

経営的なことを書くのは色々と尾ヒレがついて噂話になるので避けたいと思いますが、まぁ、コロナで物販全般は今年は大変ですから当社もそれなりに負の影響を受けております。
(これまた一般論ですが)工場は田舎ということもあり家賃が殆どかからない環境であるのに対し、販売店の方は家賃がかかりますから、これがネックです。
(ヨシムラは家賃収入が多いので安定していますが)

いずれにしても、コロナによって人の行動が大きく変わりますから、これに伴って会社も変わらなければならないのが今の世の中の状況ではないでしょうか?

そんな中、当社はというとコロナが発生してから色んな事にチャレンジしてきました。

1つは、マスクの販売
・・・これは元は、緊急事態宣言でいきなり首都圏からの受注が枯渇してしまい、工場を回すために苦肉の策で発売を開始しました。

結果はというと、オーダー向けの高級シャツ地を使ったことと時代にマッチしたこともあり累計販売5万枚を超える大ヒットになりました。
(うち、一部地元自治体や外注の仕事も含まれます。)

おかげで、5〜6の工場帰休日を減らすことが出来て、儲かりはしませんでしたが、働かず休業手当を貰うよりも、少しでも働きたい!と社員が思っていたようで、皆に働く場を提供できたのは良かったと思っています。

2つ目は、医療用の防護服の縫製
・・・こちらは、マスクの需要も一巡した後どうしようか?と考えた苦肉の策の第2弾
医療用防護服はアイソレーションガウンと呼ばれる使い捨ての防護服ですが、不織布でできていて、僅かではありますが、縫製が必要なアイテムです。

そこで、これを取り扱っている知人の会社にお願いして、この縫製を一部やらせてもらうことになりました。

こちらもこれで少しは工場の帰休を減らせられただけありがたかったです。

さて、
自分の本業は何か?分からなくなってしまっているかのような最近の私の仕事ですが、私には最近口癖があります。

それは、ダーウィンの進化論の一節です。

生き残る者は、強者ではない。変化に対応した者だということころ。

恐竜はその時代一番の強者であったけれど、隕石が落下して気候変動があった時に変化に対応できず、絶滅したのです。(恐竜絶滅には諸説あり)

つまり新型コロナは我々の生活を劇的に変化させたけれど、我々はこれを受け入れて、その変化に対応できなければ潰れてしまうんだ。

これは今の時代の強者(上場企業・巨大企業)でも同じで、現にレナウンは倒産したし、百貨店も大手アパレルも青色吐息。

変化に対応した者だけが生き残るということを肝に銘じて変化に順応しよう!
そんなことを毎日口にしています。

マスクや医療用防護服の縫製がそれに該当するとも思えませんが、常にこのような枯渇感を持って、新しい物を探し続けようと思います。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:32| Comment(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

最近のお仕事・・・



私の仕事はというとヨシムラ、BV、オリテック3社の代表をやっている関係から、概ね、オーダースーツ店の社長、縫製工場の社長、不動産管理業の社長といった感じでして、その行動は?というと、東京本社を中心に、時に縫製工場のある地方出張というのがある種のルーティーンなのですが、最近の私の行動にこれまでにない行動が目立ってきました。

女性?いえいえ、そういう年齢はもう過ぎました。(-_-;)

ではなく、なんと役所に行くことです。

詳細はあまり話せないのですが、最近はなぜか経産省へ行くことが多くなっています。

日本の中でこれほど真面目で、知的水準の高い場所は他にはないぞ!
(ある種、スーツ屋の社長としては見込み客だらけなのですが・・・)

と思いつつ、足しげく通うこの頃でした。

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写真は、経産省の入り口に展示されていたガンダム

何でも中東ドバイでJAPAN EXPOをするそうで、そこで展示されるもののミニチュア版のようです。
中東仕様のガンダムはどこか砂漠感があって渋いですね。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 11:11| Comment(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする