2020年08月30日

恐山(下北半島)



暑かった8月の最後は、久しぶりに青森出張に行ってきました。

丁度前年の8月は、工場の移転で、8月の半月以上を青森で過ごしていただけに、今年はコロナでなかなか出張できないことに少し戸惑いつつ、久しぶりの青森でした。

仕事の方は、今回はお客様の工場見学のアレンジのためと、秋冬シーズンに向けた営業会議が主目的でしたが、今回は夏休みを取り損ねていたこともあり、1日延泊してお休みを頂き、青森観光をしてきました!

青森観光と言っても、今年はそこまで行けないまでも以前は月に1〜2度は出張していましたから、観光地ならほとんど知っています。

が!そんな私にも未開の地がありまして、それが下北半島でした。
※:工場は青森県では日本海側の南側に位置する津軽地域で、下北地方は真逆。
工場からは車で3時間近くかかります。

鉞(まさかり)の形をしている下北半島は皆さん名前はご存じかと思いますが、有名な観光地では何が思い浮かびますか?

大間(のマグロ)?
その次が、イタコの恐山ではないでしょうか?
ちょっと青森を知っている人なら仏ガ浦でしょうか。

今回は、恐山と仏ガ浦へ行ってきました!

いや〜っ、恐山はすごかった。
まず、恐山に入るには、小さな川を渡るのですが、その川の名前は三途の川
そう、あの世への入り口の三途の川。

そこを渡ると大きな山門があり、中へ入ると色々な地獄が待っています。
火山の上にあるためあちこちから、硫黄を含んだ火山ガスが出ていて、それが地獄らしさを醸し出します。
でも、中には透明度の高い湖もあって、こちらは海外リゾートのような雰囲気

なんというのでしょうか、やはりこの世ではない厳かな雰囲気です。

とにもかくにも、日本の最果ての地の山奥の中に、こんな所があるなんて、皆さんも一度行ってみると良いと思います。

※:恐山は、お寺さんが運営する宿坊に泊まることが出来ますが、今年はコロナの関係で宿泊不可でした。
ですが、行かれるのでしたらこちらに泊まるのが良いかと思います。

その他は、仏ガ浦という、岩が切り立った絶壁があるのですがこちらの景観も素晴らしかった!

画像は、恐山の山門、湖、仏ガ浦です。

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今年はコロナで鬱々としておりましたが、密を避け、エチケットを守り、観光するのも良いのではないでしょうか。


あと、<もう1つ、こちらは少々微妙な話

下北半島をめぐって思ったこと。
率直に言って、これといった産業がなく、経済的に大変貧しい土地だと改めて思いました。(青森全体も貧しいですが、特に)
でも、車で走っていると意外と家はあって人もいるようでした。

正直、主要産業がない割りに人がいるな?と少し違和感があったのですが、ある観光施設を見て納得。

下北半島は、原子力発電所が2か所、再処理施設等が2か所あり、これが雇用を支えているのです。

あぁ、やはり地方は原発を入れることで、生計を立てているんだな。
原発は欲しくない、でも食べていくためには仕方ない。
というのを改めて、見せつけられたような気がしました。
(私個人は、原発には反対しません。原発のある地方の方には感謝しております。)


posted by オーダースーツのヨシムラ at 10:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月26日

ガウンの出荷が始まりました。



今年はコロナの影響でスーツの販売が振るわず、販売のビッグビジョンも、製造する縫製工場もボロボロです。

というのは以前のブログにも書きましたがどこでも同じことだと思いますが、そんな中でも当社はアイソレーションガウンという医療用防護服のご注文をいただき、減った通常注文の分をそちらでカバーして何とか頑張っています。

そしてその生産も7月から始まり8月には生産も安定し毎日毎日そこそこの量が生産できるようになったのですが、
生産ができると次に起きてくるのは、そう、納品です。

ある程度生産数量がまとまった段階で厚生労働省の備蓄用の倉庫に納品するのですが、明日、その初出荷を迎えます。

今回の納品は、東京秋田山形から10t車で4台分
総数128,000着の納品です。

実はこれでも当初納品予定数量には達しておらず、その分は後日回しになるのですが、物凄い物量です。

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写真は東京の会議室にうず高く積まれた段ボール箱
これで約350箱ぐらいありますが、これが10tトラック1台分です。

これが秋田からはトラック2台。山形からは1台。
これを9月末まであと各地区2〜3回トラックを出すことになりそうです。

因みに、防護服については一昨日の日経新聞の一面にも記載されていましたが、従来は中国からの輸入品が多かったのですが、コロナで@中国自身もガウンが必要になったこと Aガウンがマスクとともに中国の外交手段に使われていることもあり、直近では国内生産あるいは、中国以外第三国での生産が求められるようになっています。

その中で、ガウン自体は厚労省マターですが、国内産業保護育成の観点からは経産省が音頭を取って国内縫製工場での生産にも力を注いでいるのです。

オールジャパン総力戦でコロナを乗り切ろうとしている中、当社も少しはお役に立てると思うと、光栄に思います

一生懸命使ってそれを大切に使ってもらうのは仕立屋として嬉しいことですが、このガウンだけに関しては着用されることが良いことなのか、悪いことなのか、微妙で、嬉しいような悲しいようなです。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:02| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月19日

アパレル業界どうなっちゃうの?



今日のこと、という訳ではありませんが、ここの所、アパレル業界に良い話は全くありません。

つい最近も、レナウンが倒産したのはご存じでしょうが、そのレナウンをブランドだけ切り売りして他企業が買うということがありました。
(→これは私個人は『社員は要らない!』と言っているのと同義と考えており、そんなに酷かったのか・・・と嘆いております。)

それ以外にも、某メンズアパレルは百貨店でのオーダースーツ販売を7割やめるといった話が流れたり、レナウンの次は〇〇だ!といった怪情報まで流れております。
上場企業であっても油断なりません。バー〇リーを扱っていたあの企業も相当ヤバいと思います。(小生一応証券アナリストですのでその辺の見地から)

確かにコロナはGDPが4-6月で27.8%も下落する訳ですから、全業界的に厳しいのはその通りですが、その中でも特に衣料アパレル業界は酷い状況です。

まぁ、その中で業績が良いのはユニクロとシマムラ位ではないでしょうか?

昔からよく衣・食・住は喰いっぱぐれがないと言われますが、こと衣に関して言えば、日本からはファッションという感性がどこか消し飛んでしまい、国民全員がユニクロという制服を着ているようなイメージです。

なんかまるで戦時中みたい。。。

話は少し変わりますが、昔、亡父に戦中戦後の日本のファッション業界はこう変化した!という話を聞いたことがあるのですが、

その際に亡父は、自分がこの業界で仕事をしようと決めたきっかけとして
(当時当社は、戦前までは紳士物の生地の取り扱いがメインでしたが、戦後、亡父が婦人物の生地の取り扱いを増やしました。)

『戦争が終わり、豊かになってくると、これまで抑圧されていた女性がファッションの目覚めるだろう、だからレディースだ!』と言っておりましたが、世の中はその通りになりました。

やはり抑圧されていた物はどこか蓄積され、それがいつの日か一気に爆発するのではないかと思います。

だとすると今の日本の状況は、不景気で貧しくなり、ユニ●ロのような廉価な大量生産の服をいわば人民服としてしか着用できないでいますが、これがどこかでまた開花して、ファッションが栄えるのでしょうか?

行き過ぎた事には必ず反動があるとは言いますが、ファッション、アパレル業界には昔に戻るきっかけは来るのでしょうかね。。。

それまでにいくつもの屍を越えなければいけないような気がしてなりません。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする