2021年01月26日
大学にて
今日はちょっと変わった仕事?をしてきました。
それは、、、某“桜の林が美しい”大学で授業に参加してきたのです。
珍しいことを、、、と思われると思います。
私も初めての経験でしたが、実は中学からの友人が同校で教鞭をとっておりまして、彼から『授業でビッグヴィジョン研究をさせたいのだけど良いか?』と言われ、快諾したところ、数か月後の今日、その発表会があるから参加して、感想を言ってくれ!と言われたのです。
最初は、自身が講義をする訳でもないのでそれほど重くは考えていなかったのですが、、、日が近くなると、
ビッグヴィジョン研究って何をするんだろう?
全く違う視点から指摘されたら意見も何も出てこなかったらどうしよう?
などと、不安になり、前日には友人に「どんなことを発表するの?」「ビッグヴィジョン研究って漠然としたいるから、どこが研究ポイントなのか教えて?」など、なんか自分が試験直前になったような感じでした。
幸い、友人からテーマは“ビッグヴィジョンが大学マーケットを開拓するため何をすれば良いか”だよ、と言われ、少し安堵し、当日を迎えました。
さてさて、久しぶりの大学。しかも母校でなく他大学。
キャンパスはその学部は新大久保にあるのですが、都心のキャンパスですから狭いですが建物が新しく素敵な外観です。
写真を撮れなかったのが残念。。。
で、研究発表の内容は、、、というと、学生ですからどうしても粗削りではありますが、SNS活用をメインに押してくるところなどは若者らしく非常に魅力的でした。
いくつかの班に分かれての発表でしたが、特に面白かったのは、日本人の学生はSNS活用の具体例について分かり易く説明してくれたのに対し、留学生中心の班は(多少日本語での不利があると思うのですが)発表その物は大変苦労して作ったのが良く分かった反面、“赤字を作らない”とか採算面の意識が強かったのがとても面白かったです。
(因みに、留学生は主として中国の方でした。)
日本人は夢を追いがち、留学生は現実的といったところでしょうか、今の日本をあらわしているようにも思えます。
発表が終わった後、私は感想・コメントをするのですが、それもなかなか楽しかったです。
いくつか意識して話したことは、
・商売というのは命がけだということ(損得は大切)
・お父さんお母さんも大変な中、君たちを養っているんだよ!
・僕が君たちに勝てないのは“若さ”これを大切に!
といったところでした。
岩垂ゼミのみなさん、お疲れさまでした。
2021年01月21日
今こそ!サマータイムを!
今日ビッグヴィジョンのメールマガジン(編集後記)に“ごらん、街の光が〜、消えていくよ〜”というタイトルで、コメントしましたが、
先日、ちょっと残業して帰ろうとしたら思わず夕食難民になってしまいました!
いや〜、緊急事態宣言下では、これまで何不自由なく過ごしていられたことが、出来なくなり、本当に大変です。
特に、飲食店の20:00閉店は死活問題の方も多いのではないでしょう?
それはさておき、少し私のプライベートのことをお話ししますと、
私は趣味が早起きが必要な“釣り”ということもあり、若い頃からずっと“早寝早起き”で通してきています。
今は、通勤に1時間ぐらいかかるところに住んでいますが、9時始業にも拘らず、5時起床、6時に家を出て、7時から仕事をしていて、自分の中では7時始業というのは社会人になってからずっとこのスタイルです。
(銀行員時代もだいたい7時には出勤してましたね)
で、この生活スタイルには良いことが結構多く、
@座って電車に乗れる
Aだから読書等勉強ができる
Bごみごみしていないから精神的にも健やか
C部下から声を掛けられないので仕事に集中できる
など、自分としてはいいことづくめです。
因みに悪い点は
@夜遅い悪友からのお誘いには付き合うのが辛い。。。
A女性を口説くとき終電を言い訳に出来ない(←もうン10年前のこと)
こんなところでしょうか?
でも、最近思ったんです。
今、このコロナの時代に、この生活スタイルは素晴らしく良いのではないかと?!
つまり、早朝の出勤は時差通勤になり、“密”を回避
仕事でも人との接点を減らすことになる。
さらにさらに!緊急事態宣言で飲食店が20時閉店になっても、16時17時で上がれるならば(実際は上がれないけど)呑みに行く時間も十分ある♪
そう、これはまさに“サマータイム!”
ぜんぜんサマーではありませんが、新しいライフスタイルとしては健康的で悪くないと思います。
自分は時代の最先端を走っていたのか?笑
2021年01月15日
自粛という名の強制
首都圏を中心にまた緊急事態宣言が出され、夜の飲食店を中心に営業自粛を要請されるようになりました。
ヨシムラはそれほどでもありませんが、ビッグヴィジョンの方は店舗数が多いのでまた打撃を受けることになりそうです。
しかし、この自粛という名の強制はいかがなものでしょうか?
言葉の使い方かもしれませんが、もはや自粛ではないと思います。
自粛ではなく、ルールのない強制。
新型コロナで行き過ぎた一部の人が自粛警察をしていることに一時期批判が集まりました。
青森でも以前、ランチを食べようと立ち寄った店で、こんなことを書かれて憤慨し、二度と行くものか!と思ったこともあります。
(駐米の友人に聞くと、こんなことを貼りだしたらアメリカでは確実に訴えられると言われました。)
話は戻して、この自粛ですがどんなものでしょうか?
私は国や自治体による“いじめ”に思えて仕方ありません。
何故店名を公表するのか?
公表は我慢するとしても、暗に見え隠れする『従わなかったら、後々どうなるか分かってるんだろな!』(補助金・助成金やその後の直接間接の嫌がらせを示唆)と言っているように思えてなりません。
私も、医療を無視しろということを言いたい訳ではありません。
むしろ法律でしっかりと強制すべきなのではないでしょうか?
日本は、第二次大戦のトラウマから国民に対して国家や為政者が力を持つことに対して非常に敏感です。
昔の軍国主義で痛い目を見たからですが、しかし、未曽有の国家的(否、世界的)危機の渦中ですから、統率を取るためには国家が強制力を持って一方向に決めなければならないのではないでしょうか?
多くの人は中国のことを共産主義だから良くないとか、自由がないと批判します。
それはその通りで私も同意しますが、でも、コロナのような国家的緊急事態の時には国が強制力を持って毅然と対処したからこそ、今、コロナを比較的抑えられているのではないでしょうか。
(とはいえ、最近は大連で一部地域でロックダウンしたようですが・・・)
自由や権利というのは、無償で何でもできることが自由なのではなく、自由のために掛かるコストや責任・義務があることに真正面に向き合わないといけない時代になったのだと思います。
マスクの時も“やれマスクがない!”“買占めを何とかしろ!”と言っておきながらアベノマスクが出来たら“無駄な出費だ!”と批判し、
GOTO中止の時も、直前までは“感染拡大しているのに何やってるんだ!”と批判し、中止になると今度は“経済が破綻する!”と批判する。
こんなことをしていては国のかじ取りは出来ないでしょうね。
マスメディアももう少し大衆迎合の日和見主義で批判ばかりするのではなく、きちんとした意見者が自身の立場を明らかにした上で“こうあるべきだ!”と論ずるべきだと思います。
例えば、医師会からは尾身会長は『“医療の立場”から緊急事態宣言を発出すべき』と言えばよく、逆に、産業界からは『“経済の立場”からは緊急事態宣言はNGだ”』と言った上で議論し、方針決定すべきなのではないでしょうか?
メディアが言う、人の命は大切だ ⇒ 医師会尊重 ⇒ 規制強化 という一方向だけの議論で決まっていくのは恐ろしいと思います。
経済界の人もこう言ってやれば良いのに・・・
緊急事態宣言 ⇒ 経済活動の低迷 ⇒ 景気後退
助成金をした場合、●兆円規模なら、5年以内に回収する場合国民一人当たり●●●万円の増税、10年で回収なら▲▲万円の増税です。『それでも良いですか?』と。
世の中、一方向に良い物というのは数多くなく、必ずどこかにマイナス要因があるものです。
もう少し、皆、人を攻撃するのではなく、理性的に考え、行動しないといけないのではないでしょうか?
なんかタイトルから少し逸脱してしまいました。皆さんもそうでしょうけれど、私もなんかモヤモヤしています。
2021年01月01日
新年おめでとうございます。
読者の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、
明けました20121年今年はどんな1年になるのでしょうか?
新型コロナも衰えることを知らず、年始も東京で1000人以上の陽性者が出るなど、相変わらずで、正直ウンザリですね。
まぁ、コロナのことはまた別の機会にでもコメントすることがあるでしょうから、年始最初の書き込みではもう少し前向きなことでも書きたいと思います。
2021年、今年のオーダースーツの業界は、あるいは当社はどうなるのでしょうか?
これまた悲観的なことを書きそうになりますので、それは止めにして“前向きに!”
私は遅ればせながらこの業界にもSDGS(持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、ガバナンス)、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)が到来してくるのでは?と思っています。
読者の皆さんは、業界人の方が多いと思いますので、衝撃的な事実をお話ししますと、この業界(オーダースーツ業界)は致命的にIT化が遅れている業界です。
最近でこそ、大手を中心に採寸票などはデジタルになりましたが、大手百貨店や大手アパレルのオーダー部門はいまだに!紙媒体で採寸票が作成されています。
特に大手アパレルが入る百貨店のオーダー売り場は、百貨店の【ウチだけの専用仕様】のため個別性が強くデジタル化しづらく、“いまだに紙”
また小さなテーラー(ヨシムラ含む)は専門性が高いというのもありますが、デジタル化投資が出来ず、“いまだに紙”
一方、販売店がこのような状況である中、そのオーダーを受けて縫製する工場の方はどうか?といえば、こちらもCAD/CAMなどは導入されているものの、デジタルデータで受注を受けられるところはまだまだ少ない状態です。
そんな中、ビッグヴィジョン・ヨシムラのグループでは、ビッグヴィジョンでは既にデジタル受注が可能となり、また縫製工場の方もCADにデータが直結するデジタル受注ができるようになっています。
ですから一応は業界的には先に進んでいるのですが、そこで今年これからの業界・当社では、私はこれがもっともっと進んでいくことになると思います。
ビッグヴィジョンではこのデジタル化のメリットを、消費者の皆さんは今は7DAYSオーダーという超短納期対応でそのメリットを享受しています。
(昔だったら10,000円ぐらいの追加料金を貰わないと割に合わないスピード感ですから)
でも、今年はそれを更に進めて、3Dボディースキャナーによる採寸になるのではないか?と考え、準備を進めています。
これは、人それぞれの体型・サイズをほんの1〜2秒の採寸(実際には光が当たるだけ)で立体的にサイズを取ってしまおうという試みで、これによりデジタルで採寸データが管理できれば、それがそのまま工場のCAMに直結することで、コストも時間も節約できます。
これが出来るならば、消費者の皆さんは自分の3Dサイズのアバターをあっちの店、こっちの店、で使うことも可能になり、利便性もグッと上がるのではないでしょうか?
こんな取り組みを今年はやりたいと思います。(というか今やってます!)
辛い時期はまだしばらく続くと思いますが、こんな時だからこそ、自らを鍛え上げる必要があるのでは?と思い、苦しいですが努力する1年にしたいと思います。
コロナ禍ではどこの業界、どんな人でも同じ状況だと思いますのでお互い頑張りましょう!
年頭のあいさつに代えて今年の抱負をご案内しました。
〜追伸〜
この取り組みが成功した暁には、ビッグヴィジョンスタッフの働き方も大きく変わると思います。
今までは、採寸=オトコの仕事、事務=女性の仕事というイメージが強い業界(当社)でしたが、採寸が3D化されれば、そこに男女の区別は必要ないですし、事務もIT化によって簡単になる訳ですから、男だから女だからといった区別は、それこそ男女差別となってしまうのでは?と思います。
コロナ前によく働き方改革と言われていましたが一連のDX(デジタルトランスフォーメーション)により企業の文化まで変わってしまうと思います。