2022年05月19日

こんなところに読者が



今月の私の行動は、週末にかけて地方出張に出ることが多いのですが、今週は明日から山形・秋田工場に2年ぶりに出張するというのに、何故か、山形出張の前日の今日、山形(新庄市)の市役所の方がご来社されました。

山形県新庄市はこんなところ
 市役所HP:http://www.city.shinjo.yamagata.jp/
 世界遺産!新庄まつりHP:http://shinjo-matsuri.jp/db/ ※注:昨年のものです。

どうやら私が地方出張に出られるのは、ようやくコロナが落ち着き始め、地方に出られるようになったからなのと、同じ理由で先方も東京出張が出来るようになったからのようで、見事なまでのバッティングでした。(笑

当社の場合、縫製工場は青森をメインに、山形(新庄市)・秋田(大仙市)、シャツの工場として新潟(胎内市)工場がありますが、いずれも自治体の方にはとても良くして貰っています。(う〜ん、胎内市とはあまりお付き合いがないですが)

それだけでしたら、わざわざブログに書くまでのことはないのですが、ここから先がちょっと驚くお話。

市役所の課長さんとお話ししていると、

市:『吉村さん、今日は店舗はお休みなんですか?』
私:「そうなんです。店舗は土日営業のため平日1日休みなんです」
 注:ヨシムラの店舗は水曜日定休です。

市:(残念そうに・・・)
  『実は、ヨシムラさんのお店のHPを以前から見ておりまして。。。
   山形にも提携店があったんですよね?』

私:「!えっ!、提携店?何でご存じなんですか?」

 実は提携店というのは今から10年以上前にはあったのですが、地方からのオーダーの際、地元のテーラーに採寸委託をするという制度で、諸事情から10年以上前に廃止してしまったシステムでした。
当然、今のヨシムラのHP上には掲載しておりません。

市:『実は、昔からヨシムラさんのHPを読んでいたんです。
   お客様いらっしゃ〜いコーナー面白いですよね!』

私:(超絶びっくり!)「恐縮です!!!」

何でも課長さん、スーツがお好きで昔から色々とご覧になられていたようです。

いや〜っ、NETの世界はワールドワイドですが、今でこそ課長さんとは仕事の縁が出来ましたが、それ以前は全く知らない仲なのにNETで繋がっていたとは。。。

こっぱずかしくなると共に、今のNET社会に少し感謝したこの日でした。

ご縁を大切にいたしたいと思います。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 16:00| Comment(0) | ヨシムラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月18日

ネコババ事件



世の中、どうしてこうなった〜?という事が多いですが、私が最近の事件で一番感じたのは山口県阿武町のコロナ給付金のご送金&ネコババ事件。

直近の報道ではネコババした青年のことで持ちきりですが、個人的にはそもそもご送金する方がおかしく、どういうチェック体制だったのか?どうやらフロッピーディスクで銀行とやり取りしていたそうですが、銀行も地方の銀行はどこまで時代遅れなのか、あきれて物が言えません。

それはさておき、「どうしてこうなった〜?」ですが、

この青年御仁の場合、

ご送金の連絡が入る ⇒ 一瞬返済の意思を示す ⇒ 欲が出る ⇒ 返済渋る ⇒ (ネットカジノで使う)らしい

ですが、20代の若者がこれからあと60年間も暮らしていく上でたかが4600万円程度のお金でどうしていこうとしていたのでしょうか?

4,600÷60年(余生)=年間わずか80万円程度、、、

姿を暫く隠していれば人の噂も何とやらで忘れ去られると思ったのでしょうか?
ネットで面白おかしく晒されて、、、
多分、全国どこへ隠れても、メディアに追っかけられて人生が歪んでしまうのだと思います。

では、どうすれば良かったのか?
ベストのシナリオは行ではないでしょうか?(少々腹黒いですが)

ご送金が大きくメディアに取り上げた時に、タイミングをしたたかに見ながら返金を約束。
返金の時にはイベントにしてメディアに取り上げられ、村からは名誉村民!善人として祭り上げられ、次の選挙で立候補
選挙で立候補までは言い過ぎかもしれませんが、返済すれば少なくとも就職等ではどんな資格よりも有利に働くこと間違いなしではないですか!
(こんな清廉潔白で誠実な社員なら欲しい!)

そうした方がよっぽど良い人生です。

だから「どうしてこうなった〜?」なのです。

ところで、今、この状況で当の本人は何をすべきでしょうか?
メディアは地の果てまで追って行こうとすること間違いなしです!
ちょうどKAZU1の社長にしているのと同じように。

私からのアドバイスは日本を捨てることですね!
現段階では犯罪ではないのでパスポートも出るでしょうから。

頑張ってアメリカでも中国でも行って、誰も知らないところで一からやり直し。
そこで新しい自分、生活、地位を作ることではないでしょうか?

人間大失敗をすることだってありますよ。
だけど、そこからどう這い上がり、上にいくかではないでしょうか。

日本は島国だから村八分にしてその人を色んな意味で殺そうとしますが、それが嫌なら海外に出てやり直すしかないのではないかと思います。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月17日

ロシア軍を見て思うこと



連日ウクライナでの戦争を見て心を痛めている人も良いと思います。
私もその1人で、連日の報道で悲しくなると共に、募金以外に何もできない自分を恥ずかしく思います。

それはさておき、ここのところの報道では露軍の軍事力がこれまで想定されていた物よりもずっと低い物だという報道がなされています。
旗艦モスクワの沈没に始まり、最近の報道ではキーウ周辺で露軍が9回も渡河に失敗したとか、露軍の最新戦車が大破したなど。

もちろん西側からの情報操作もあるのでしょうけど、戦争前に我々が持っていた露軍軍事力のイメージと比べると確かに今一つなのかもしれません。

私は軍事については疎いためこれ以上のコメントはできませんが、この紛争と企業経営を見比べて思うことが1つだけあります。

それは、どんなに軍隊で言えば軍備に、企業で言えば設備?システム?に、お金をかけても、中で運用する人間次第なのだということ。

ロシアと比べ圧倒的に小国のウクライナがどうしてここまで善戦するか?
もちろん西側からの援助が莫大だからだと思いますが、
やはりそこにはウクライナ国民の一致団結した祖国への想いがあるからに他ならないと思います。

一方で、ロシアの方は十分な情報がないためよく分かりませんが、ロシア国民の中で「戦争すべし!」という強い声はないと思います。
(まぁ、シベリアまで国土ですから対岸の火事なのだと思いますが)

そして、このことを企業経営に当てはめると同じことが言えるのだと思います。

つまり、会社経営も常に色んなリスクや脅威に直面しています。
リスクという危機に直面する前段階ならいざ知らず、戦争であれば直接被害受けるようなこと、つまり新型コロナや昔のリーマンショックのような直接被害を受けること多々ある訳です。

そんな時、国民である従業員が「誰かが上手く問題解決をしてくれるだろう」という甘い認識の会社だと、今の露軍のようになってしまうのではないかな?と。

だからそうならないためには企業も社長から平社員まで危機感を共有することが大切なのだと思います。

ただ、この考えには1つ危険もあって、、、
それは、軍隊で言えば軍備(装備)で勝敗を決めるのではなく、国民の団結力で戦争に勝つんだという論理です。
これこそ正しく、精神論だけで勝利するという、昔で言う第二次大戦中の旧日本軍の考えであり、卑近な例では○朝鮮の将軍様の考えだからです。

最終的にはバランスだと思いますが、やはり国民の気持ちが1つになるということは大きいと思います。

ウクライナ問題では何もできませんが、コロナや世界的インフレを前に社員を鼓舞して頑張りたいと思います。
(もちろん私に課せられている最終決定権者としての将来を見通す目も重要です。)
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月12日

ようやく完成!インポートシャツサンプル



ヨシムラでもビッグヴィジョンでも安定的な人気があるのがハイクラスのインポートシャツ地※
※:伊アルビニ、カンクリーニ、トーマスメイソンなどの高級シャツ地

これから本格的なクールビズ期になると、皆さんネクタイを外しジャケットも着ないようになりますからお洒落をするにもアイテムが限られてしまいます。

そんな時に、ファッションアイテムとして一番注目されるのがシャツです。

カジュアルでは色柄など目立つ所が注目されますが、ビジネスではやはり素材の上質さが一番求められるところ。

初夏位までは、ブロードやフランス綾の艶やかな光沢感が・・・
盛夏には、綿と麻(リネン)の混紡で麻の生み出す光沢感としわ感が・・・

洋服に詳しくない方でも、一見して分かる素材感の違いはファッションアイテムとしては強烈な武器ですね。

もちろん、仕立てもサイズ感も重要ですが、今回は素材の話なのでそれに限定します。

そこでタイトルに戻るのですが、この上質素材を集めたインポートシャツ地の生地サンプルがようやく完成しました。

スーツ地の生地サンプルは毎シーズン制作していますが、シャツ地のサンプルは数年に一度の制作。
新型コロナの影響もありかれこれ5年ほど以前制作していた物を使用していましたが今回一気に作り替えました!


20220512-1.JPG

ですが、このシャツ地のサンプル帳、実は半年以上の時間がかかってしまいました。
何故かというと、この半年の間に起きた諸々の世界事情の影響を一気に受けてしまったのです。

世界的なインフレで、価格交渉が難航し、、、
新型コロナで、生産が遅れ、、、
世界的物流網の混乱で、納品が遅れ、、、
更にはウクライナ問題で、遅れたところが更に遅れ、、、


などなど、今回ほど難産なサンプル製作はありませんでした。

それでも、出来上がったサンプルを一枚一枚めくっていると、お客さんが喜んだり、驚いたりする顔が想像でき、とても楽しくなります。

オススメは・・・というとどれも可愛い我が子ですから優劣を付けられないので何とも言えませんが、ちょっと個性的なのはデニムの生地

20220512-2.JPG
※画像はデニムではありません。リネンです。

これは無茶苦茶お洒落です!!!
洒落のある人なら絶対に目を引きます!!!

が、この商品、これまでにないデメリット表示が付きます!

つまりデニム製品は、ジーンズでもそうですが初回選択をすると必ず色落ちが起こります。
でも、そこはイタリア製品。
色落ちの具合がハンパではありません。

白い物を入れて一緒に選択すると確実に青くなってしまいます。

一般的なジーンズでしたら初回は気にされますが、以降は普通に洗いますよね?

それがこの商品に限っては最低3回ぐらいは白い物と別に洗ってもらわないとダメそうです。

ただ、これはB品という訳ではありません。
イタリア基準なら全くOK。ノープロブレムなんです。
日本が色落ちなどをクレームにするケースが多いため、特に注意が必要なのです。

ということで、実際に店頭に出す現物の生地には色々とデメリット表示が付くと思いますが、その色落ちを楽しむのもファッションだと思って、お好きな方は是非チャレンジして下さい!


posted by オーダースーツのヨシムラ at 10:54| Comment(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする