東京に生まれ育ち50ン年の私ですが、実は吉村家のルーツは大阪(関西)にあります。
HPのどこかに書いてあると思いますが、ビッグヴィジョングループの大元である吉村株式会社は大阪の谷町筋にある生地屋が発祥で私の祖父が興した会社でした。
その後、2代目となった父(故人)が、大学が東京だったことから卒業後東京に移り住んだ関係で以後、東京が事実上の本社となったのですが、今でも拠点はあり、その関係で私は今でも時々大阪に出向きます。
そんな吉村家のルーツとなる大阪ですが、出張の際には出来るだけ通う吉村家ご用達のお店があります。(今日は久しぶりの大阪出張でした!)
それがこちら、上町のとんぼさん
※:リンク先は食べログ
創業150年を超える所謂割烹ですが、祖父が経営していた明治・大正・昭和初期に毎晩のように通っていたお店です。
自分は祖父が他界した後に生まれているため話を聞くことはありませんでしたが、親戚筋から祖父が毎晩のように通っていたということを聞かされ、20年前から通うようになりました。(といっても年に数度ですが)
お店自体は創業150年ということで良く言えば歴史ある、悪く言うとちょっと古い感じなのですが、何より食べ物が美味しいです!
宿泊を伴う出張の際は、夜10,000円位のコースで、日帰りの時はランチやお弁当をお願いするのですが、今日は日帰りで時間がなかったため、ランチを頂きました。
頼んだのは、関東ではお目にかかることのない『牡蠣の天丼』
牡蠣を揚げて、それを天丼にするなんて!ビックリです。
そして食べてまたビックリ!凄く美味しい!!
よく大阪の食の最上位はお好み焼きにタコ焼き等粉モン文化と言いますが、断言します!絶対に違います!
大阪は別個のなにわ料理があり、こっちが断然おいしいです!
今日はランチでしたので天丼と軽めでしたが、夜は炊き合わせの煮物など本当に美味しい料理ばかりです。
関西で本当においしい物を食べたいと思われる方はぜひお立ち寄りください。
特にタコの煮物は絶品ですよ!
※吉村の紹介というとサービスが付くかは分かりませんが、私の株は上がります。(笑
2023年02月28日
2023年02月27日
もうすぐ完成
仕立て屋の社長である私には他にもいくつかの仕事があります。
1つは、スーツ・シャツの縫製工場の代表ですし、それ以外にはヨシムラの代表。
そしてヨシムラには不動産がいくつかあるのでその管理業務。
ビッグヴィジョンや工場、ヨシムラの経営だけでも結構大変なのに、これに不動産管理ですから結構多忙です。
(とはいえ、任せるべきは他者に任せてお願いしています。)
そして、最近増えてきたのが別の不動産のお仕事。
建っている不動産は入居者管理や補修等の修繕位ですからある程度はプロにお任せするしかないのですが、近年増えているのがビル建築の仕事です。
最近の例でいえば、東京本社の建設。
これはコロナ直前に竣工したため、サプライチェーンが崩壊する前だったので非常に良いタイミングで出来ましたし、自慢ではありませんがGOODデザイン賞を取れたのは、自身の仕事として誇らしく思っています。
ですがこれも、もはや3年前の仕事。
今、やっているのがビッグヴィジョン旧千種店の跡地開発。
旧千種店はちょっと変わった住宅地立地。
名古屋に地縁のないかたには分からないかと思いますが、東京でいうと、、、
どうでしょうか?世田谷区の駒沢通沿いみたいな雰囲気の高級感ある立地です。
そんなところにテーラーですから売上的には今一つでしたから、2年前に閉店して、その後マンション開発をしておりました。
約170坪の敷地に10階建てのマンションです。
裏が第一種住居地域ということで、建蔽率・容積率を生かしきれなかったのですが、その分高級感のある仕様にしました。
それが来月竣工します。
今はこんな感じ。
1〜6階は1LDK、2LDK
7〜10階は1フロア1住居120uの3LDK
特に、上層階はエレベーターが開くと、共用廊下ではなく、玄関が広がるという高級感ある仕上がりです。
私の仕事にはこんな仕事もあるんです。
当社は本業は糸へん業界(生地屋・仕立て屋・縫製工場)ですが、毎年僅かながら積みあがる収益を不動産投資に振り分けることで安定経営をいたしております。
1つは、スーツ・シャツの縫製工場の代表ですし、それ以外にはヨシムラの代表。
そしてヨシムラには不動産がいくつかあるのでその管理業務。
ビッグヴィジョンや工場、ヨシムラの経営だけでも結構大変なのに、これに不動産管理ですから結構多忙です。
(とはいえ、任せるべきは他者に任せてお願いしています。)
そして、最近増えてきたのが別の不動産のお仕事。
建っている不動産は入居者管理や補修等の修繕位ですからある程度はプロにお任せするしかないのですが、近年増えているのがビル建築の仕事です。
最近の例でいえば、東京本社の建設。
これはコロナ直前に竣工したため、サプライチェーンが崩壊する前だったので非常に良いタイミングで出来ましたし、自慢ではありませんがGOODデザイン賞を取れたのは、自身の仕事として誇らしく思っています。
ですがこれも、もはや3年前の仕事。
今、やっているのがビッグヴィジョン旧千種店の跡地開発。
旧千種店はちょっと変わった住宅地立地。
名古屋に地縁のないかたには分からないかと思いますが、東京でいうと、、、
どうでしょうか?世田谷区の駒沢通沿いみたいな雰囲気の高級感ある立地です。
そんなところにテーラーですから売上的には今一つでしたから、2年前に閉店して、その後マンション開発をしておりました。
約170坪の敷地に10階建てのマンションです。
裏が第一種住居地域ということで、建蔽率・容積率を生かしきれなかったのですが、その分高級感のある仕様にしました。
それが来月竣工します。
今はこんな感じ。
1〜6階は1LDK、2LDK
7〜10階は1フロア1住居120uの3LDK
特に、上層階はエレベーターが開くと、共用廊下ではなく、玄関が広がるという高級感ある仕上がりです。
私の仕事にはこんな仕事もあるんです。
当社は本業は糸へん業界(生地屋・仕立て屋・縫製工場)ですが、毎年僅かながら積みあがる収益を不動産投資に振り分けることで安定経営をいたしております。
2023年02月18日
春は別れと旅立ちの季節
毎年、この時期になるとどうしても退職される方が増えます。
もちろん4月になると入社される人もいますから結局は人員的には変わらないことになるのですが、、、
退職には色んな事情がありますよね。
会社に不満がある人ももちろん多いでしょうし、でも今の時期に多いのは家族の生活習慣が変わることで退職せざるを得なくなる人達。
こういった人たちは会社に不満というより、自分の私生活の環境が会社に合わなくなったから辞めるため、会社への不満が少なく、その分ある種の未練があり、会社も退職して欲しくないため、お互い未練がありつつ別れることになり、どうしても感傷的になります。
特に最近多いのが、介護による退職です。
介護休業を使えば?と思われるかも知れません。
でも、休業ではどうにもならない人も中にはいらっしゃいます。
元々自宅が遠くてそれが苦だった、とか、
田舎に戻らなければならない、とか、
介護のことで悩みすぎ、深く考えることが出来ず、とにかく辞めなくちゃと考えるケースなど。
その都度、出来るだけのアドバイス等はしたいと考えていますが、それも言ってくれないと分からないし、ぎりぎりまで言わない(言えない)人も多く、相談受けた時には後の祭りとか。
どちらにしてもこういった形での退職は本当に寂しい限りで、
許すのであれば、環境が変わった時には戻ってきてもらいたいものです。
こういう形で退職される方に私がよく言うことは、
『憎くて、退職する訳ではないから、気にすることはないよ。
もし、街で会ったら、避けるんじゃなくて明るく挨拶してね。(しようね)』
『気軽に会社に遊びにおいで!』
かな。
私は意外と古風で、いまだに年賀状を律儀に書いていますが、退職された方からも年賀状を頂くことが結構あります。
初代の大阪SHOPMASTERやレディースの責任者だった三谷さん藤本さん、ビッグヴィジョンの中でも何人も。。。
2・3月は別れの季節ですので少し感傷的になってしまいました。
もちろん4月になると入社される人もいますから結局は人員的には変わらないことになるのですが、、、
退職には色んな事情がありますよね。
会社に不満がある人ももちろん多いでしょうし、でも今の時期に多いのは家族の生活習慣が変わることで退職せざるを得なくなる人達。
こういった人たちは会社に不満というより、自分の私生活の環境が会社に合わなくなったから辞めるため、会社への不満が少なく、その分ある種の未練があり、会社も退職して欲しくないため、お互い未練がありつつ別れることになり、どうしても感傷的になります。
特に最近多いのが、介護による退職です。
介護休業を使えば?と思われるかも知れません。
でも、休業ではどうにもならない人も中にはいらっしゃいます。
元々自宅が遠くてそれが苦だった、とか、
田舎に戻らなければならない、とか、
介護のことで悩みすぎ、深く考えることが出来ず、とにかく辞めなくちゃと考えるケースなど。
その都度、出来るだけのアドバイス等はしたいと考えていますが、それも言ってくれないと分からないし、ぎりぎりまで言わない(言えない)人も多く、相談受けた時には後の祭りとか。
どちらにしてもこういった形での退職は本当に寂しい限りで、
許すのであれば、環境が変わった時には戻ってきてもらいたいものです。
こういう形で退職される方に私がよく言うことは、
『憎くて、退職する訳ではないから、気にすることはないよ。
もし、街で会ったら、避けるんじゃなくて明るく挨拶してね。(しようね)』
『気軽に会社に遊びにおいで!』
かな。
私は意外と古風で、いまだに年賀状を律儀に書いていますが、退職された方からも年賀状を頂くことが結構あります。
初代の大阪SHOPMASTERやレディースの責任者だった三谷さん藤本さん、ビッグヴィジョンの中でも何人も。。。
2・3月は別れの季節ですので少し感傷的になってしまいました。
2023年02月04日
福岡ナイト
先週は珍しく、というか、初めて福岡まで出張してきました!
へ〜っ、ビッグヴィジョンもいよいよ九州進出か?
・・・と思われるかも知れませんが、さにあらず。(ご要望は良く聞きます、、、)
今回は工場の関係での出張でした。
どういうことかというと、昨年補助金の助成を受けた関係で、当社(縫製工場)の方は単なる縫製工場だけではなく、全国の中小縫製工場のデジタル支援的なことを行い始めたのですが、その基盤づくりのため、九州地区の地方銀行さんにお取引先を紹介頂けないか?ということで、挨拶かたがたこちらのビジネス提案を行うための出張でした。
迎え撃つ先方はというと、銀行系のM&A子会社の方。
多分、先方にとっては、ちまちま業務提携先を紹介しても収益性は低く、M&Aの方が一発何1000万円の手数料になるからそちらを勧めたいのかも知れません。
また私のキャリアも自分が求めていた訳ではありませんが、何故か会社を買収することがこれまでのキャリアで多く、M&A好き経営者に見えているのかも知れません。
詳細は、、、なかなかここで語ることは出来ないので割愛しますが、仕事は半日ですが出張は一泊二日でしたので、折角なので仕事以外は観光をしてきました!
仕事は昼過ぎに終わったので、午後行った先は、糸島
実は私、九州は殆ど足を踏み入れたことがなく糸島の名前は知っていましたがどんな所か全く知りませんでした。
行ってみるとあちこちに名物の焼き牡蠣のお店が・・・
これは行かない手はない!ということで、パチリ
写真は今回の出張のアレンジをして下さったSさん
そして夜は、、、名物鶏料理を堪能。
翌日は、Sさん+1名でとゴルフをして帰郷。
ルーティーンで行く出張先は、やることが多く出張時にゴルフなんてなかなか出来ませんが、未開拓の地での一発目の出張は意外と時間に余裕があり、今回は珍しく観光的な出張でした。
一所懸命働いている社員には申し訳ないのですが、珍しく遊びのある出張だったのでブログに掲載してみました。(いつもではありませんからね。)
2023年02月02日
会社って不思議だ
仕事というのは誰の仕事でも、時代やその時の経済環境など外的要因で大きく変わりますよね。
外的環境も例えば新型コロナのように大津波のような外的要因があれば、どんなに業績が良かったとしても大打撃を受けるものです。
そういう点でいえば、ある特定の業種業態が時代に受け入れられ、見捨てられ業界全体が浮沈することはよくあることです。
例えばそれはオーダースーツ業界であれば、オーダースーツは世界的なSDGsの流れから既製服より時代にマッチしているからこそ、AOKIさんや青山さん、コナカさんもオーダースーツ業界に参入してきているのはそれが理由でしょうし、だからこそコロナで一時期大変でしたが、今持ち直してきているのは、その時代の流れに乗れたからだと思います。
同様にスーツを縫製する業界でもここ1-2年のサプライチェーン問題や過度な海外縫製依存への反動から、最近は近年見たことのないような繁忙をきたしています。
と、思っていたのですが今日、こんなNewsを見ました。
紳士服のタカキュー、全社員2割の希望退職を募集
昭和育ちの私から見るとタカキューさんがオーダーを中心に業態変更されていた?のもビックリでしたが、今は同じ業界で、リストラをしているとは。ダブルで驚きました。
それ以外にも、当社の縫製工場の近くの縫製工場が暮れに民事再生するという話を聞いて、正直驚きました。
ウチ、今、人手不足で大変なのに。(仕事が多くて、縫子さんが不足する状態)
オーダースーツの販売と製造とどちらのケースも当社グループと同じ業態なのに、こうも明暗が分かれる物かなと。
会社って不思議なものですね。
タカキューでリストラされた方、ウチに来てくれないものかしら。
補足:当社も左うちわという訳ではありません。念のため
2023年02月01日
社中協力の精神
ご存じの方も多いと思いますが、私は中学から慶応に通う、世間でいう慶応ボーイ(出身?)です。
そして慶應というと部外の方からはお坊ちゃんとかOB組織三田会があたかも現代のフリーメイソンのような言われ方をされることもあり、自分の実態(こう見てても意外と苦労してます。笑)との乖離に時々胸を痛めることがあります。
それはさておき、慶應義塾の創設者福沢諭吉先生が言われたことの1つに『社中協力の精神』ということがあります。
それは何かというと、慶應義塾が生まれた明治初期は、学問の中心は洋楽からの学びが中心で、当時は辞書も無ければ、異文化理解も足りず、試行錯誤の連続でした。
つまり、今のように体系立てた学問など存在せず、教授と言っても素人に毛が生えただけのような状況だったのだと思います。
そのような状況下で、福沢諭吉は、先生-学生という関係だけでなく、皆が協力し合って、時に優秀な学生がいれば分からない学生に教える、教えあいの精神が大切という事を説かれています。
その精神が『社中協力の精神』と言われるものですが、私が思うに、現代ではこれが欠けているような気がします。
現代は、福沢諭吉がいた明治初期からは経済的にはるかに豊かになり、また当時の身分制度・階級社会と比べれば現代は自由を謳歌する時代です。
でも、無責任なままの自由は、好き勝手・自由気ままとなり、それは我儘になり、最終的には自分だけが良ければ良いという社会になってきているような気がしてなりません。
そこで今日は会社で従業員に福沢諭吉の『社中協力の精神』について話をしました。
それは、社内で鍵当番があるのですが、その鍵当番を今まで固定された人だけがやっていた者を社員で平等に負担すべきでないか?と提起したところ、『私は●●だから出来ない』とか『私は嫌だ』という人が現れたためです。
※:●●は老親介護があるとか子供が小さいとかです。
社中協力の精神とは少し違いますが、私は日頃、【会社】は字をひっくり返せば【社会】になる通り、小さな社会だ。
社会は、出産・育児・介護etc一時期不遇な人がいればそれを助けることが必要だし、社会保険や年金制度も相互扶助の考えから必要だ。
会社も小さいながらも社会で、だからこそ一時的に苦しんでいる人がいるらなら助けて当たり前と言っています。(ですから以前から当社では育児休業等を拒絶したことはありません。当たり前ですが)
時代は自由な時代になりましたが、いついかなる時代でも、社会で人と人が交わる以上は助け合うことは重要です。
私はこの『社中協力の精神』を当社(グループ)共通の精神的支柱にしたいと考えています。