例の宝塚の問題がまた一つ進展してきました。
正直、他人様のことを批判することを書くのは、少なからず抵抗があるのですが、ちょっと自身にも関連する事なので、また宝塚問題でブログを書くことにしました。
今日、Newsで見たことなんですが、宝塚は何でも一昨年に労基署の立ち入りを受け、是正勧告を受けていたとのこと。
内容的には、労基署ですから雇用関係のある入団5年目までの人に対しての是正勧告で、今回自殺された方は6年目ですから対象外なんでしょうが、一昨年の立ち入り検査の時には是正勧告の対象者になっていたのではと推察します。
宝塚側としては、労基の指摘は雇用関係のある5年目までで、6年目以降はフリーランス扱いだから関係ないというのが彼らの理屈だと思います。
が、それはあくまで理屈、屁理屈で、会社でいえば勤続6年目以上は全員フリーランスと言っているようなもので、組織で行動している以上、無理筋のような気が強くします。
ところで、冒頭に「自身にも関連する事」と書いたことを少し補足します。
11/15付ブログにも記載しましたが、私自身、縫製工場の方で以前労基の立ち入り調査を受けたことがあります。
色々言い訳は出来ますが事実は変わりません。
結果、その後5〜6年は少なくともハローワークでの求人では不利益な扱いを受けました。(ソフトな形ですが求職者に「あそこは労基の調査を受けたよ」と告げ口をされました。)
ただ、私は事実でしたのでこれは行動と時間で解決するしかないと思い、我慢し続け、最近ようやく問題にされなくなり安心できるようになりました。
マルクス主義ではありませんが、資本家と労働者では立場が違い、どうしても資本家が偉くなりがちで、労働者の権利は無視されがちです。
自身が資本家側で、従業員の生殺与奪の力を持っているならば、なおさら自重して行動する必要があると常日頃から思っています。
この点、宝塚報道を見ると、どこが「清く正しく美しく」なのかさっぱりわかりません。
だから今日のタイトルは宝塚過激団なのです。
2023年11月28日
2023年11月16日
いよいよウインターセール始ります♪
今年は異常気象で11月でも夏日があった位ですがここにきて朝晩冷え込み、ようやく冬物スーツが活躍する時期になりました。
実のところ今年は、この異常気象の影響でアパレル業界はどこも大苦戦しており10月は前年比80%なんて売上の所もあったほどで、業界的には深刻でした。
が、ようやくここにきての寒波でお店の方は俄かに活気づいてきました。
特にビッグヴィジョンの方は週末から恒例のウインターセールを行うこともあり、お店は問い合わせや事前予約でてんやわんやのようです。
そして通常のオーダースーツのご注文なら問題ないんですが、ここにきてちょっと困っているのは、急に寒くなったために、早く冬物スーツが欲しい!というお客様が急増していること。
もちろん当社には7DAYSオーダーがあるので1週間待っていただければお仕立ては可能です。
ですが、あまりに7DAYSオーダーに集中してしまうと、工場にはキャパがあるためそれを越えての縫製はできません。そうすると7DAYSが8DAYS、9DAYSと伸びてしまうこともあるのです。
特に土日は工場が休みのため生産が進まない分、休み明けの7DAYSオーダーの枠を取ることは大変です。
暑い時には冷たいビールが欲しくなり、寒い時には鍋を食べたくなるのは誰も一緒です。
皆さん早めのご準備をお願いします!
2023年11月15日
凄いなヒアリング拒否って
昨日のブログにも書きましたが最近興味深く見ているのが宝塚の自殺問題。
昨日のブログは、記者会見前に綴った物でしたがその後会社側の記者会見がなされました。
結果は私の想像した通りのお茶を濁した内容で、一晩経って色々と各方面から批判をされているようですね。
私の意見は多分、一般的なメディア(≠NET民の声)よりは厳しい批判をしていて司直の手に委ねるべきというコメントをしましたが、正直それ見たことか!といった印象を持ちました。
どうしてか?と言えば、会社側が会見で言っていた加害者と言われる宙組のメンバーにヒアリングをしようとしたら『ヒアリング拒否』されたというくだり。
そもそもあれだけ上意下達が厳しい宝塚にあって会社の構成員が会社側にヒアリング拒否が出来るというのもあり得ない話ですし、そもそもヒアリングって言葉が間違っているような。。。
事情聴取ではないんでしょうか?
どっちにしても本件は酷すぎます。
そもそもパワハラ・セクハラは一般の企業人の認識では、自分がどう思おうと相手がハラスメントと思うことをしたらアウト!(言われたらその時点でアウト!)というのが今の流れです。
これはこれで抗弁できないので酷いなと思う側面はありますが、今の大企業・一流企業ではそれが当たり前。
つい先日も大企業に勤める友人から聞きましたが、
彼は、飲み会の後にタクシーに乗る時、例え帰りの方向が同じでも異性とは同乗しないと断言していました。
もし、どうしても!という場合は、自分は助手席に乗る!と言ってましたが、これがビジネスの最先端の戦士たちの肌感覚です。
何故彼らがそこまでナーバスになるのか?
それは、並びで座って、後々万が一にも何か言われたら自分を守れないからです。
世の中それぐらい厳しいし、社会的立場のある人たちはそれぐらい自覚しなくては駄目ってことです。
それに比べて、宝塚というのは緩い組織ですね。
生徒を守るのであればなおさら膿を出さなければならないのではないでしょうか。
問題先送りでは同じ犠牲者が増えるだけです。
偉そうなことを書く私ですがそんな私でも失敗した経験は山ほどあります。
例えば、私がビッグヴィジョングループの代表になった直後の頃、新潟工場(シャツ工場)での私の初仕事は労働基準監督署に行くことでした。
初仕事ですから今でも覚えていますが、当時新潟工場では夕方17時に終業した後、従業員にタイムカードの打刻をさせた後、現場に戻し、サービス残業をさせていました。
とんでもない話です。
それを従業員から?労基に差されて、就任直後の社長の私が呼び出された訳です。
就任直後で分からないから、なんて言い訳は一切通用しません。
ウンもスンもなく労基から勧告を受け怒られたわけですが、私は即座に事実を公表し、従業員に謝罪の上、二度としない旨の表明をしました。
タイムカードの上に張り紙をしました。
私のモットーは是々非々、善いことは善いし悪いことは悪い。
悪いことはたとえ社長でも悪いですし、善いことは平社員でも善く、社長だから黒が白になることはありません。
そうやって正す方が、嘘をつきつつ胡麻化し続けるより楽なんです。
宝塚がジャニーズのようにならないと良いですね。
昨日のブログは、記者会見前に綴った物でしたがその後会社側の記者会見がなされました。
結果は私の想像した通りのお茶を濁した内容で、一晩経って色々と各方面から批判をされているようですね。
私の意見は多分、一般的なメディア(≠NET民の声)よりは厳しい批判をしていて司直の手に委ねるべきというコメントをしましたが、正直それ見たことか!といった印象を持ちました。
どうしてか?と言えば、会社側が会見で言っていた加害者と言われる宙組のメンバーにヒアリングをしようとしたら『ヒアリング拒否』されたというくだり。
そもそもあれだけ上意下達が厳しい宝塚にあって会社の構成員が会社側にヒアリング拒否が出来るというのもあり得ない話ですし、そもそもヒアリングって言葉が間違っているような。。。
事情聴取ではないんでしょうか?
どっちにしても本件は酷すぎます。
そもそもパワハラ・セクハラは一般の企業人の認識では、自分がどう思おうと相手がハラスメントと思うことをしたらアウト!(言われたらその時点でアウト!)というのが今の流れです。
これはこれで抗弁できないので酷いなと思う側面はありますが、今の大企業・一流企業ではそれが当たり前。
つい先日も大企業に勤める友人から聞きましたが、
彼は、飲み会の後にタクシーに乗る時、例え帰りの方向が同じでも異性とは同乗しないと断言していました。
もし、どうしても!という場合は、自分は助手席に乗る!と言ってましたが、これがビジネスの最先端の戦士たちの肌感覚です。
何故彼らがそこまでナーバスになるのか?
それは、並びで座って、後々万が一にも何か言われたら自分を守れないからです。
世の中それぐらい厳しいし、社会的立場のある人たちはそれぐらい自覚しなくては駄目ってことです。
それに比べて、宝塚というのは緩い組織ですね。
生徒を守るのであればなおさら膿を出さなければならないのではないでしょうか。
問題先送りでは同じ犠牲者が増えるだけです。
偉そうなことを書く私ですがそんな私でも失敗した経験は山ほどあります。
例えば、私がビッグヴィジョングループの代表になった直後の頃、新潟工場(シャツ工場)での私の初仕事は労働基準監督署に行くことでした。
初仕事ですから今でも覚えていますが、当時新潟工場では夕方17時に終業した後、従業員にタイムカードの打刻をさせた後、現場に戻し、サービス残業をさせていました。
とんでもない話です。
それを従業員から?労基に差されて、就任直後の社長の私が呼び出された訳です。
就任直後で分からないから、なんて言い訳は一切通用しません。
ウンもスンもなく労基から勧告を受け怒られたわけですが、私は即座に事実を公表し、従業員に謝罪の上、二度としない旨の表明をしました。
タイムカードの上に張り紙をしました。
私のモットーは是々非々、善いことは善いし悪いことは悪い。
悪いことはたとえ社長でも悪いですし、善いことは平社員でも善く、社長だから黒が白になることはありません。
そうやって正す方が、嘘をつきつつ胡麻化し続けるより楽なんです。
宝塚がジャニーズのようにならないと良いですね。
2023年11月14日
宝塚問題
最近、元劇団員の自殺をきっかけに宝塚が揺れています。
事実関係だけでいえば、元劇団員が自殺した後、宝塚歌劇団は“劇団としてはいじめ事案があるといは考えていない”“加害者も被害者もおりません”と回答していただけに、自殺という重大な事実に対する認識としては、どんなに甘いんだろうと思われた方も多いと思います。
こういった事に対して私はいつも理解が出来ずに不思議に思うことがあります。
それは、人が人を傷つけたり殺したりすれば、当たり前ですが即座に刑事事件に発展します。
でも、この“人”が“組織”に変わった瞬間、突如“即座に”どころか“刑事事件”にすら発展しにくくなるのです。
これまでも沢山こういった事例がありました。
学校現場での教師による体罰の問題
→教師の刑事責任まで問うた事件がどれほどありますか?
同じく学校での生徒間いじめ問題
→いじめの加害者が刑事罰を受けることがありましたか?
スポーツ界でのパワハラ・セクハラ
→刑事罰がとわれれる以前に訴えた選手が所属団体から抹殺されてませんか?
会社でのパワハラ
→ようやく最近の大企業では加害者への懲罰を与えるようになりましたが、ビッグモーターを見る限りまだまだでは?
そんな中でのこの宝塚事件です。
第三者委員会の報告は何でも今日の午後〜らしいので、それはまだ見ていませんが、きっと加害者側の劇団員の名前は伏せられ、主犯・共犯とも明らかにされないまま、「責任を感じ入り、体質改善に努めます。」とぼんやりした報告になるのではないかと思います。
繰り返しますが、人を殺せば、普通、警察が捜査を行い、犯人(主犯・共犯)をあぶりだして司直の場に引きづり出されます。
でも、組織という集団になったとたん無実の構成員を守るという名の元に、事実が隠蔽されブラックボックス化されます。
そして、ブラックボックス化で首尾よくごまかせてしまうと、こういったことは続きます。
これでは何の解決にもなりません。
私も企業という組織を束ねていますので、可能性としてはこのようなことは十分起こりえると思います。事実、小さないじめを訴える社員はこれまでも何件かありました。
確かに加害者には加害者の論理もあり、被害者=善、加害者=悪と決めつける構図も正しくありませんが、大切なのは、善いことは善い、悪いことは悪いという是々非々の観点、そしてコモンセンス(常識感)なのではないかと考えています。(社内でこういったトラブルが発生した際にはこの感覚を重視して、問題解決を諮っています。)
人を手痛く傷つけたり殺せば、当たり前ですが報道で実名が晒されます。それは容疑者の段階でも晒されます。
今日報告書が第三者委員会の報告(報道)がなされるとのことですが、真摯に反省をするのであれば、全て実名で報告すべきと思います。
きっと名前が挙がった人は二度と宝塚へは戻ってこれないでしょうけれど、命を捨てざるを得なかった被害者から見れば、命があるだけましです。
犯人だった方も反省し罪を償ったならば、閉鎖的な日本を離れ海外に行って再度チャレンジすれば良いのではないでしょうか?