2024年03月12日

詐欺について考える

私の趣味?の1つに時計収拾があるのですが、最近時計好きには許せない事件が起こりました。

それは、、、トケマッチという会社による詐欺事件

ご存じない方のためにどんな事件か簡単に説明すると、、、
時計収集を趣味にする人は、複数の時計を持ってそれを使いまわして楽しんでいますが、一日に付けることの出来る時計は1つしかないため、自ずと使わない時計が生まれます。

トケマッチはそれに目を付け「時計を貸して下さい!リース料払います!」とそそのかし、時計を借用します。
表向きは、これを時計好きの人に貸し出し、そのレンタル料との差でビジネスしているというのがビジネスモデルなのですが、その会社がコレクターから時計を預かるだけ預かって破綻しドロンしてしまったという事件です。

でもまぁ、現物の時計が残っているのであれば被害は限定されますが、それを破綻する直前に売り払って資金化した上でドロンですから、酷い話です。
詐欺のスキーム色々ありますが、つくづく人を信じるというのは危険なことだと思わざるを得ません。

私の大昔に勤めていた信託銀行は、その名に「信託=信じて託する」という名が付いていますが、この点では改めて信用は大切だなと思います。
何故なら、時計を預けることもお金を預けることも同じですから。

昨今、国や人が豊かになると心に隙が生まれ、人を疑うということが疎かになってきます。

どんなことでも自分の判断したことは最後は自分の責任。
騙されたら騙した方が悪いと考えるのではなく、騙された自分が悪いと思って日々行動するしかないですね。

古くは新聞広告やTVCM、今ではNET広告など、大小詐欺の話は我々の身の回りに沢山あります。
皆さんもお気を付けください。

余談ですが、詐欺事件というと私が小学生の頃「豊田商事事件」がありました。
詳しくは忘れてしまいましたが、確か高利回りをうたって資金集めをした会社が破綻、ドロンしたケースだったと記憶していますが、忘れられないのが、亡父が事件発覚の半年前にはっきりと『あれは詐欺だ!そのうち事件になるぞ!』と断言していたことです。
事実、その後、豊田商事事件は大きな社会問題になりましたが、実父が半年も前に言い当てたことには、幼心にも鮮烈な記憶となりました。

いつの時代も詐欺のやることは、人を信じさせること。
だから知り合って間もない人と、お金が絡むことで何かする時は注意が必要です。

何事もそんなにオイシイ話ってないですから。お金は地道にコツコツ溜めるしかありません。
周りがどう言おうと、私は地味な人間です。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月05日

困った、困った、、

半年前からいつか来るかも、来たらどうしよう、と悩んでいたことがあります。

それは物流の2024年問題
ご存じの方も多く私以上に詳しい人もいらっしゃると思いますが、物流業界の働き方改革の一環として今年から運転時間等に制約が加わり、その関係で物流が大きく変わります。(具体的には1日で配送できる範囲が狭まります。)

当社でいうとそれは縫製工場から各店舗への物流問題
(店舗からお客様への個宅配送には殆ど影響なし)

でも工場から店舗への配送はほぼ全ての物流に影響するだけにインパクトが大きいのです。

それがとうとう青森工場に物流会社から、4月から首都圏への配送が中一日掛かるようになりますとの連絡が・・・

『いよいよ来たか・・・』

配送時間が1日余計かかっても、お客様にはこの1日分を含めた納期連絡をしていれば殆どのケースで問題は出ません。

ただ、唯一大きな問題が・・・それが7DAYSオーダー

こればかりは1日の猶予もなりません。死活問題です。

ここで3つ対応策を考えました

1つは、中一日の問題は集荷時間で解決できるかもということ。
つまり、これまでは夕方集荷してもらっていた物を昼までに集荷してもらうことで、何とか翌日配送が出来ないか?というアイデア。

しかし、これは運送業者の当社以外の集荷が同様に協力しない限りNGということになりました。⇒出荷業者が一枚岩になって出荷時間を早めるなんて難しいです。

2つ目は、出荷量の多い力のある縫製工場とタイアップして専用便を構築すること。
当社の工場がある青森県弘前市周辺は縫製工場が多く、縫製物はハンガーに吊るして運搬するなど少々特殊なところがあり、大手縫製工場とタイアップ出来れば専用便も可能か?と。
青森工場は日産200着程度なのでスペース的にトラック半分位になるので同規模の工場とタイアップ出来れば意外といけるかも、ということ。
⇒こちらは検討中ですが、こちらの想いと合うかどうかは分かりません。

3つ目の手段。これは出来ればやりたくないことですが、実は7DAYSオーダーには当初企画段階で馬鹿正直で損をしている面がありました。

それは7Daysのカウント方法の変更
他工場で同様サービスをしているところは、工場ベースで7Daysを考え、販売日の翌日を1日目としています。
一方、当社は販売日を1日目としているため実は他社よりも更に一日短く商品提供をしているのです。

これを販売日の翌日を工場での縫製開始ということでこの日を初日にすれば、7Daysは維持できます。
とはいえ、これは出来ればやりたくないこと。

あぁ、困った、困った、、、

4つ目の手段?
今の納期を維持するよう、生産サイクルを更に早める???
これも検討しないとな・・・

物流問題はそろそろ来るか!と思っていましたが予想以上に大きな津波がやってきて困っています。

雅隆!それを何とかするのが社長だろ?
墓参りしたら亡父に怒られそうです。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:17| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする