世の中少子高齢化で働く世代が減ってきてどこの業界でも人手不足に苦しんでいますが、当社も今非常に苦しんでいます。
ビッグヴィジョンでも人員が増えないため店舗拡大が出来ませんし、縫製工場も人口減の影響をモロに受けてなかなか採用が思うように進みません。
そんな中、頼りになるのが海外からの実習生
何でも実習生制度はブラック企業での雇用問題等で制度が変わり、近い将来、今は認められない転職が認められたりと、個人的にはソフトな形での【移民】制度になるのでは?と思っていますが、実はこの実習生を今年から青森工場で試験的に受け入れを開始しました。
今現在は7名だけですが彼らが非常に頑張ってくれているので助かっています!
特にありがたいのは“仕事にアグレッシブ”なこと。
ある意味これが一番ではないでしょうか?
最近、人手不足ということや日本が豊かになったせいか、向上心に不足する人たちが多くなったような気がします。
また、こういった人は本来は採用面接でこれまでは落としていたのに、最近は人手が欲しいあまりに黙認して採用するケースが増えてきました。
そしてそういう人の特徴は、権利の主張はするけれど義務は履行しない。
例えば、有給は権利ですが、与えた仕事(義務)を履行しないまま権利の主張ばかりをする、そんなケースが増えてきたように思います。
それ以外にも残業等に対して極めて後ろ向きだったり※と、まぁ、一言でいうと昭和の体育会系の私にとっては時代が「腑抜け」になったと感じることが多いです。
※残業問題はこれは色々個別ケースがあり一概にどちらが悪いとは言えません。
一方、実習生はどうか?というと、本国に仕送りするために来日していますからとてもアグレッシブ!
残業ないか?毎日のように聞いてきます。
こちらとしては残業をお願いしに回らなくても良いだけありがたいですね。
更に実習生のことを言うと、彼らは日本語の勉強もしていて、真面目な子は夜遅くまで日本語勉強しています。
このハングリーさ、凄いなぁ!
思い起こせば自分も前職時代は平日は夜25時位まで通信教育の勉強をしてましたし、週休2日でしたが土曜日は勉強の日と思い定め勉強していました。(お陰で金融関係の資格は随分持っています!)
今となっては役に立たない資格ですが、やればできる!という自分自身の自信になった経験でした。
彼ら実習生ももっともっと頑張って、より良い人生を掴んでもらいたいものです。
いつか当社の工場長が実習生上がりの人になるかもしれません。
当社は実力主義で評価します!
2024年06月28日
2024年06月14日
正規品と非正規品
読者の皆さんも色んなところで正規品/非正規品に出会っていることと思います。
例えば、車であれば正規ディーラー物、平行輸入物など。
車ならメンテナンスが大切ですから正規ディーラーの方が重宝されますが、それ以外ではどうでしょうか?
最近はどうか良く分かりませんが、ひと頃はプリンターのトナーなどは非正規品の方が圧倒的に安くてそちらばかり使っていた方も多かったのではないでしょうか?
そしてこの正規/非正規の問題は私たちアパレル業界でも古くからありました。
基本的な構図はこうです。
正規品:日本で販売代理店契約等を経て、本国承認のもと、輸入⇒販売した商品。
販売代理店は商社だったりしますが、そのブランドが日本マーケットで成長すると本国メーカーが独資で日本に○○ジャパン社(例:ポルシェジャパン)を作ったりしてブランド価値の維持という大義名分で価格の維持を行います。
一方で、非正規品は、昔でいうとそのブランドの評価が低い(価格が安い)国や関税が安い国から安く調達して、日本に輸入されたもの。昔は良く税金の安い香港ルートで生地を仕入れたものです。
今は、洋服地でいうと既製服に流れる商品をオーダー向けに転化したりするルートが多いように思います。
※生地としては既製服で使用する物もオーダー物も同質ですが、なぜかオーダーへ流れる商品は高いので、その価格差を使ったものです。
そんな形でアパレル業界でもいわゆる正規品と非正規品があり、当社でも廉価に販売する物は、どうしても仕入原価を下げる必要があるため非正規品を使います。
正規/非正規というと“非”=良くない物という印象を与えてしまいますが、個人的には肉や野菜だって、JAが正規ルートであったからといっても野菜は野菜だし、イオンやヨーカ堂で契約農家から大量購入しても同じ野菜だから全く抵抗感はありません。
それで懐にやさしい価格で提供できれば非正規物でも存在意義は十分にあると思っています。
近年、スーツも随分値段が上がりました。
それもそのはず、洋服の生地や糸、原毛は日本には羊はいませんから全部輸入物。
為替がこれだけ円安になれば物価も上がります。
だから、うまく非正規物を使って良い物を安く提供することが大切なのではないでしょうか。
とはいえ、平行物も為替だけは回避できないので、こちらも随分値上がりしましたが・・・
例えば、車であれば正規ディーラー物、平行輸入物など。
車ならメンテナンスが大切ですから正規ディーラーの方が重宝されますが、それ以外ではどうでしょうか?
最近はどうか良く分かりませんが、ひと頃はプリンターのトナーなどは非正規品の方が圧倒的に安くてそちらばかり使っていた方も多かったのではないでしょうか?
そしてこの正規/非正規の問題は私たちアパレル業界でも古くからありました。
基本的な構図はこうです。
正規品:日本で販売代理店契約等を経て、本国承認のもと、輸入⇒販売した商品。
販売代理店は商社だったりしますが、そのブランドが日本マーケットで成長すると本国メーカーが独資で日本に○○ジャパン社(例:ポルシェジャパン)を作ったりしてブランド価値の維持という大義名分で価格の維持を行います。
一方で、非正規品は、昔でいうとそのブランドの評価が低い(価格が安い)国や関税が安い国から安く調達して、日本に輸入されたもの。昔は良く税金の安い香港ルートで生地を仕入れたものです。
今は、洋服地でいうと既製服に流れる商品をオーダー向けに転化したりするルートが多いように思います。
※生地としては既製服で使用する物もオーダー物も同質ですが、なぜかオーダーへ流れる商品は高いので、その価格差を使ったものです。
そんな形でアパレル業界でもいわゆる正規品と非正規品があり、当社でも廉価に販売する物は、どうしても仕入原価を下げる必要があるため非正規品を使います。
正規/非正規というと“非”=良くない物という印象を与えてしまいますが、個人的には肉や野菜だって、JAが正規ルートであったからといっても野菜は野菜だし、イオンやヨーカ堂で契約農家から大量購入しても同じ野菜だから全く抵抗感はありません。
それで懐にやさしい価格で提供できれば非正規物でも存在意義は十分にあると思っています。
近年、スーツも随分値段が上がりました。
それもそのはず、洋服の生地や糸、原毛は日本には羊はいませんから全部輸入物。
為替がこれだけ円安になれば物価も上がります。
だから、うまく非正規物を使って良い物を安く提供することが大切なのではないでしょうか。
とはいえ、平行物も為替だけは回避できないので、こちらも随分値上がりしましたが・・・