2013年02月08日

織機(しょっき)

オーダースーツ業界の2月はつかの間の閑散期になります。
初売りのセールやその納品も終わり、次は春夏物ですが、とりあえず今は少し落ち着いた時期です。
(本当は本部は次のシーズン用の生地の手配など逆に忙しいのですが、、、)

そこで、、、この期間を利用して尾州の機屋さんへ視察に行ってきました。

でも、視察と言っても私もこの業界はそこそこ長いですから、それなりに何度も機屋さんには行っています。

それでも今回敢えて行こうとしたのは、、、織機が動く動画を撮影したかったから。

それには、色々と深い訳があり、かいつまんでお話ししますと・・・

当社(ヨシムラ・BV)に限らず今、日本のスーツ業界では、売れる販売価格帯が2極化していまして、

1つは中国生産の価格帯 
>>> BVで言えば主として3万円以下の価格帯
  アパレルでは5〜7万円位まで中国製が多いです。

もう1つは欧州系インポートの価格帯 
>>>こちらは伊ゼニアやダンヒル、ロロピアーナなど概ねヨシムラでも7〜8万円台のゾーン。

そしてこの売れ筋をよくよく調べてみると、2極化の逆の側面としては4〜6万円台のスーツが売れないということになるんです。

いかがでしょうか?
消費者の皆さんからご覧になられて・・・この価格帯でのブランドやメーカーってイメージ付きますか?

そう、たぶん、この価格帯のブランドっていうイメージが付かないと思います。
つまり消費者に見放されてしまった価格帯なのです。

では、この価格帯をどこのメーカーが担っているか?と言いますと、、、

それがまさしく国産メーカーの得意分野なのです。
高機能、高品質で、そこそこ色柄も良く、お値段もそこそこ・・・

欠点は見当たらないけれど、飛び抜けた点も見つからない。

そこで、ビッグヴィジョン・ヨシムラ総出で何とかこの価格帯の国産商品を盛り上げられないかと思い、その視察に行ってきたのです。

読者の皆さんは、織機(しょっき:生地を織る機械)がどんな形をしていて、
どれぐらいのスピードで動くかご存知でしょうか?
あるいは、生地作りにおいて品質の差がどこで生まれるか興味ありますか?

130208.jpg
※:画像は高速織機(ヨシムラのSHOPMASTER高岡君も熱心に写真を撮っています!)

この辺のことを知って頂きたいと思い、取材をしてきました。

詳細は後日新着情報でご案内いたしたいと思いますが、その際は是非ご覧下さい。

どうぞお楽しみに〜
posted by オーダースーツのヨシムラ at 18:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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