最近仕事の事ばかり書いておりましたので今日は仕事を離れて書きますね。
先日、映画化され今度公開予定の百田尚樹氏の永遠のゼロを読みました。
皆さん読まれましたか?
映画公開前ですからあまり詳しく書きませんが、、、
物語は、主人公の祖父が特攻隊員で、祖父が死に至るまでの足跡をたどる内に、祖父が体験した葛藤や家族愛、時代背景などを現代っ子の主人公が知るといった内容ですが、なかなか良い小説でした。
その書評はさておき、
その中で特に私が印象に残ったのは、何故旧日本軍が負けたかということについての記述でした。
小説の中ではかなりリアルにその分析がされていて、太平洋戦争開戦当初、日本の零戦は世界最高峰の機動性がありながら、戦争が進む内にだんだん米国製の新型機に負けていくことが詳しく書かれていました。
詳しく書くと一冊の本になりますので一部だけにしますが
日本が負けた理由の一つには、一部の超人的な人材を精神論だけで誰もが出来るかのごとく計画したことにあると思います。
つまり、日本は神の国だから負けるはずがないとか、一騎当千(1人で1000人をやっつけられる)でやれば勝てる、とかです。
それで結局日本は優秀なパイロットを失い、また陸地では機関銃相手に竹槍で突っ込んで玉砕してしまったわけです。
話は変わります。
実は今日は時間があったので何故か?夜TVで機動戦士ガンダムを見ておりました。
(私は中学時代に初代ガンダムを見ている世代ですのでいい歳していますが、ガンダムは腐れ縁のように見ております。)
ガンダムと言えば日本アニメの代表選手
日本のアニメはクールジャパンとして海外にも進出しようとしていますよね。
でも、フッと気付いてしまったんです。
ガンダムって、ひょっとすると太平洋戦争みたいなことをしているのでは?と。
つまり、ガンダムという一騎当千の最新機種に乗り、特殊能力をもった人材が主人公になる
・・・これって、太平洋戦争で功績のあった軍人を軍神として崇めたて、それと同様のことを社会が求めているのではないか?
そして、ガンダムは日本人のメンタリティーその物ではないのかな?と。
アメリカが勝った要因は色々ありますが、1つには徹底した科学的分析と個人のパフォーマンスではなく全体で戦局を見て戦ったところが挙げられます。
例えば、対零戦の戦闘機戦では、零戦の機動性の良さを認める一方で、弱点が機動性と裏腹の鉄板の薄さ(数発で撃墜できる)ということを見抜き、一方で、レーダーを早期に開発した。
結果、零戦に対してはレーダーで事前に位置を把握した上で、零戦より高い位置からヒット&アウエイで攻撃する(=すぐ逃げる、ドッグファイトをすると負けなくても犠牲が出る)という戦術をとった。
この辺って、ガンダムとかでは地味すぎて全く出てこない部分です。
さて、また話は変わりますが、
私は、この永遠のゼロで見えた旧日本軍やガンダムを企業経営と重ねてみました。
するとやってはいけないことが分かる気がします。
1つは、1人の超人的な人材だけに会社を任せてはいけない。ということ。
もう1つは、精神論だけで勝つことは出来ないということ。
写真もなく、つまらないコメントばかりのブログになりましたが私が今日学んだことはこんなことでした。
(ふ〜っ、結論までが長かった!)
2013年11月26日
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