先日、友人が東京に来るというので一緒にランチに行って来ました。
会った人が女性ということもあり、多少人の目を気にしてか?隣駅の御茶ノ水まで行ったのですが、そこでとても残念なお店に入ってしまったので今日はこのことをブログに書こうと思います。
・・・と言いましても、そのレストランの悪口を書くつもりはなく、人の振り見て輪が振りなおせという観点で書かせて頂きます。
で、その店はというと、、、御茶ノ水の駅から1分も歩かない便利なところのカジュアルフレンチのお店でした。
まぁ、ランチだし、でも久しぶりに会う(女性!)だから、、、ということで気取らないお洒落なお店を探してそこを見つけました。
メニューを見ると、、、ランチにコーヒー、デザートがついてたった1,000円
外見から見た雰囲気も結構素敵です。
そこで“おっ、ココ良いね!”となり入店しました。
入店すると外見通りになかなか良い眺め&内装でした。
床はフローリングでした。(←ここ、ポイント)
そして、席に案内されて座ろうと椅子を引くと、ガガッ...
そうです。フローリングと椅子の相性が悪く持ち上げないと音が出ます。
...まぁ、やむなしか、、、自分も椅子を上げて引くべきだったし・・・
続いて注文をして、歓談していると自分の椅子の後ろを人が通るたびに、床がたわんでギシギシ違和感を感じます。
...内装工事でケチってしまったんだな、、、食べている時に床の振動が伝わるのは嫌だなぁ...
次の食事が来ました。
内容は、、、そうですね、御茶ノ水という賃料が高い場所でデザート付きで1,000円だったらとても安かったと思います。
味付けは美味しかったです。
でも、どこかコストカット感がするランチでした。
(例えばサラダがコールスローだったりするところが、、、)
そこで、今度はスタッフの対応を改めて見てみると・・・
お昼時ですから皆さんチャカチャカ小気味良く動いている。
でも、よくよく見ると、その所作がフレンチっぽくなく喫茶店っぽい×××
私が厳しすぎるのかもしれません。(特に女性連れでしたからね。)
でも、言葉には出来ない残念さを感じました。(決してお店に怒っているわけではありません。念のため!)
どうして残念だったかというと、それは・・・
この店はもっとこのランチを高く売れるのに自分達でデザート付1,000円に価値を下げてしまっているからです。
つまり、外見の雰囲気、店内のぱっと見の雰囲気、味付けはランチでも1,500円位の価値は十分にある雰囲気です。
でも、床がギシギシしていたり、店員がバイト感覚だったりしているがために自分の価値を下げてしまっていたからです。
もし、経営者がこの床のギシギシする不快感に気づき改善し、スタッフもちょっと背筋を少し伸ばしたフレンチっぽい接客を自らのために出来れば、このお店は味も良かったので絶対ランチ1,500円で売れるはず。
でも、それが出来ない。
むしろ、御茶ノ水という学生街でランチ価格にも地域性から高く出来ないのでしょう。
だから、コストカットし、従業員の意識も変えられない。
なんか、とても勿体無い感じがしました。
でも、このことは100%自分達にも当てはまると思います。
私達はオーダースーツという既製服よりは高価なスーツを販売しています。
確かに、ビッグヴィジョンの裾値の21、000円のスーツは2プライス店並みの価格で販売できていますが、それでもお客様は他店にはないサービスやコストパフォーマンスを求めています。
そんな時に、経営者がお店の不具合に気づかず、従業員自身が自らの価値を高めようとしなければ、会社の価値は絶対価格の安さだけになってしまいます。
人は、食べてしまえば消えてなくなる食事に対して、時に500円しか払いませんし、でも時にはその10倍ものお金を払います。
その差は何なのか、品質でもありサービスでもあり、雰囲気でもある。
お店を経営するにはこのバランスをよくよく考えなければならないと改めて感じさせられました。
自分のことでないからこそ、よく分かることですね。
大変良い勉強になりました。
2014年06月04日
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