2017年05月01日

久しぶりの接客

早いもので私がビッグヴィジョンの社長になって今年で6年目になります。

それまでは何をしていたかというとヨシムラの社長であり、SHOPMASTER(いわゆる店長)をしておりました。
ですがヨシムラの方は事業規模が小さいため社長業というより店長職がメインだったのですが、それがビッグヴィジョンの社長になることで“社長業”がメインになってしまいました。
またビッグヴィジョンの他、縫製工場の代表もやっていますからますます社長業メインでした。

ですからここ数年は殆どオーダーの接客は出来なくなっていたのですが、
今般の人事異動でお膝元のヨシムラの高岡SHOPMASTERとビッグヴィジョン側の佐野店長(エソラ池袋店)が交替人事となり、引継ぎ期間が短いということもあり、私から直接ヨシムラのSHOPMASTER業を佐野君にレクチャーする必要が出てきてしまいました。

そこで、改めてヨシムラとビッグヴィジョンの違いを考えさせられたのですが、

時々メールでも
ヨシムラとビッグヴィジョンはどこが違うの?』と聞かれるのですが、

ヨシムラとビッグヴィジョンは(BVの中国縫製分を除き)基本的には国内縫製は同じ縫製工場(ほぼ同じ縫製グレード)を使っています。
この点では両者はほぼ同じなのですが、実の所、技術面やファッション感度面ではやはりヨシムラの方が専門店の強みが生かされているためお客様毎の単価が高いです。

専門店の強みというのは、オーダーのコンサルティング能力の違いというか、時間をかけてじっくりオーダーを受けるというのはヨシムラの強みです。
(一方で、ビッグヴィジョンの方は単価が総じて安く、早く接客対応できるところが強みです。)

前置きが長くなりましたが、こういった環境の違いから高岡君、佐野君が異動により困惑しているので、今日は佐野君にヨシムラの接客を見てもらおうと思い、一緒に接客をしました。

ご対応したお客様は、『1930年代風のスーツを作りたい!』という方。

単なるマニアではありません。
何でもその時代を背景としたミュージカルを演じる役者さん。

時代背景に忠実にすれば素材も当時の肉厚素材を使わなければなりません。
でも、肉厚の素材は舞台など照明が強く当たるところでは暑苦しく、演出的に少し不安が残ります。
だからそれも考慮しないといけないお客様です。

見た目は1930年風、でも現代的な素材感、そんなものはないか?など
色々と(生意気な言い方ですが)レクチャーいたしました。

大体のところは事前のお電話でお伝えしていたのですが、当日お越しになった方は、俳優さん、スタイリスト、1930年代スーツを良く知る服飾研究家の方の3名。

ご対応した時間は採寸時間を含めたっぷり1時間半掛かりましたが、とても楽しく1930年代風スーツのオーダーを受けることが出来ました。

20170501.JPG
※:まだ未公開情報のため皆さんの顔が分からない画像にしています。

ビッグヴィジョンでは1名のお客様に1時間以上の接客時間をかけることはまずありません。
やはり低価格ゆえに、お客様の回転がそれなりに必要だからです。
一方、ヨシムラは1着1着のオーダーを大切にする。(その分価格も高い)

どちらが良いかはお客様が決めることですが、中で働くスタッフはそれぞれの立ち位置で、立居振舞いが変わるため大変です。

佐野SHOPMASTER、これから何をすべきか?何となく分かってくれたかな?

posted by オーダースーツのヨシムラ at 19:00| Comment(0) | ヨシムラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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