2018年03月08日

ベースアップ


今週は閉店セールで売り場を離れられず大変な1週間なのですが、今日は代休でお休みだったので、青森工場の社長をしておりました。(休みなのに・・・)

で何をしたかというと、実はお取引先様へ4月からの工賃値上げのお願いに行ってきました。

このブログはきっと工場スタッフもよく見ているらしいのですが、

実は(青森に限らず、秋田でも山形でも、当社以外の縫製工場でも)工場は今、大変な人手不足状態なのです。

というのも、ご注文の方は昨今のオーダースーツブームで年々注文量が増加しているのですが、それに見合って社員が増えればある程度は増産可能なのですが、当の社員が全然増えないのです×××

そこで退職者に、退職理由や転職先について聞いてみると・・・

どうも最近は縫製業から他業態に転職しているのです。

都会の方は分からないと思いますので少し説明しますと、縫製業は低生産性ということから賃金の安い地域(主として東北、九州)に多く集まっていますが、
その産地(東北・九州)の中でも、縫製業は他業態と比べ、低賃金です。

簡単に言えば、今の時代ですからどこの地方でもコンビニがありますが、コンビニ店員の時給よりも安い給料がざらにあります。

でも、縫製業の賃金が安いのには訳があって、
地方では3世帯、4世帯の大家族が多い中、やれ爺さんが病院に行く送り迎えとか孫が熱出したから保育園に迎えにいって!とか、大家族の調整弁役のお母さんが働く場でしたので、お母さんが働ける休みが取りやすい職場=縫製業というのがこれまでの図式でした。
※:上記工場で働いている人が読むと不愉快に感じるかも知れませんが、歴史的な事実として受け止めてください。

ですから賃金を安く抑えることが可能だったのですが、ここにきて人手不足のこともありそれがなかなか機能しなくなってきたのです。

そこで、私としては何としてでも4月から給与のベースアップをしたい!と考え、値上げのお願いに回っていたのです。

でも、仮に1,000円工賃を上げさせていただいたとしても、工場の生産性は1日1人1着ですから、社会保険・賞与諸々を含めると月額でせいぜい7,000円上げられるのが関の山です。

そうです。
縫製業の工賃は30年前のバブル期の工賃と比べるとまだまだ低いのです×××

良い商品を作って、それが認められて製品が高い値段で売れる、、、そんな循環を作れば、消費者も販売者も工場も潤うはずです。

もっともっと頑張らねば。。。
とにかく、4月からベースアップできるようがんばろう・・・




posted by オーダースーツのヨシムラ at 19:01| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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