2020年03月01日
行き過ぎた自粛ムード
新型コロナの影響で、全国の学校では休校や卒業式の中止などが増えていますが、読者の皆さんの周りはどうでしょうか?
東京では銀座の人通りが少なくなったり、居酒屋は閑古鳥になったりと寂しいNewsばかりです。
また一方では、ドラッグストアでは『どうしてマスクがないんだ!』と怒鳴る人が現れたり、電車ではマスクを着用していない人が咳をしてそれが元で殴り合いの喧嘩になったりと、世も末です。
この状況を見ていると、私は東日本の震災を思い出します。
あの時(3/11)震災の直後はしばらく消費が自粛される状況でした。
『東北の人が困っているのに宴会なんて不謹慎だ・・・』
そんな雰囲気が蔓延していました。
原発のこともあり関東近辺では外出が憚られたのも同時期でしたから3月中の消費自粛はやむを得なかったのかも知れません。
ですが、4月になり新年度が始まり本来は消費が動き始める時期にも拘らず、相変わらず自粛自粛のムードでした。
テレビの評論家が特に自粛を勧めていた?ような気がします。
そしてそのムードが変わったのが丁度GW期間だったと記憶しています。
どうやってムードが変わったかというと、
『このまま消費が減退したらそれこそ日本経済が沈没してしまう!』
『震災復興を応援するなら“消費”こそが応援になる!』
ということが言われ始めたからです。
この点、今回のコロナの問題は東日本の震災復興と比べても非常に根が深いと思います。
何故なら、東日本の時は名古屋以西では一応経済的被害はありませんでした。
一方、今回のコロナは全国的な問題で、消費の根本である気持ちが外に向く(≒身体が外に行く)ことができないから。
今の日本は、売る物その物が手に入らない(=前掲2020.02.28日記参考)上に、
気持ちも萎縮して買い物に進まない。
これではまた日本は沈没してしまうでしょう。
株価を見ていてもそれを凄く感じます。
日本人はネガティブなことがあるとすぐ株価が下がりますが、下がった後なかなか回復しません。
リーマンショックの時も震源地のアメリカでは確か半年で株価は回復しましたが、日経平均は何年もそれを超えることがありませんでした。
どうしてこんなにペシミスティックなんだろう。
自虐的になりすぎてはいませんか?
私なんか、不謹慎かも知れませんが、コロナの関係で旅行が安くなるんだったら、3月の休みでどこか旅行してこようかと企んでいます。
もちろんマスク着用や消毒などでしっかり自己防衛はしますが・・・
追伸:あくまで個人的意見です。持病を持っている人がコロナに罹患すると重篤化するともいわれておりますので、外出を勧めている訳ではありません。
(消費は勧めておりますので、NET通販などはよいかと思います。)
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