2020年07月16日
究極の選択
そういえば昔、究極の選択という言葉が流行りましたね。
今日、ふとこの言葉を思い出しました。
それはどのタイミングでかというと『GoToキャンペーン』とその反対運動。
反対運動はNotToGoToキャンペーンとでも言うのでしょうか?
何でも5日間で9万人超の署名が集まったそうです。
読者の皆さんはどうお思いでしょうか?
これって、結構究極の選択です。
まず、大きく2つの種類に人を分けてみましょう。
1つは主として都会の人でGoToキャンペーンで危険地域?の都市部から地方に旅行へ出る人達。
もう1つは、逆に危険度合いは低いが、観光客が来なくなり産業が成り立たなくなっている地方の人達
反対している人はどちらの人が多いのでしょうか?
正直、私も判断ができません。
私には苦いというか非常に嫌な経験をしたことがあります。
それは4月にやむに已まれずコロナ禍で地方出張した際に、こちらの言い分も聞かず『なぜ地方に来たんだ!』といわばバイ菌扱いされたことです。
当時は『不要不急の外出は避けるべき』と言われていた時期でしたが、『必要かつ緊急だから』警戒しつつ自家用車で行きましたが、そんなことを言われ深く傷つきました。
確か山●県では『県境で検温を実施する』なんて話もありました。
地方は首都圏の旺盛な消費需要がなければ経済的に確実に破綻します。
地方に住んでいる人で、自分は首都圏需要と関係ないから大丈夫という人もいるでしょうが、旅行業がダメになれば、観光業もダメになり、更には観光客が来なくなれば飲食業も悪くなるのは必定です。
それが続けば、設備投資もなくなり建設需要も落ち、結局地域経済全体が破綻していくのです。
また今は給付金や助成金などでモルヒネを打っている状態の経済も、これを長く続けられる訳もありません。(その後の増税は必至です。)
GoToキャンペーンを推進する人たちはそのことをよく分かっているから少しでも世の中にお金を回さなければ、と思って推進しているのでしょう。
一方、反対派は、感染予防の観点からですよね。欧米であれだけ死者が出ていますから、こちらも当然です。
しかし、、、私が受けたように地方へ行って拒絶されたりしたら、二度とその土地には足を踏み入れたくなくなるでしょう。
本当に難しい問題です。だから究極の選択なんです。
因みに、私個人はどうか?というと、生来人混みは好きでなく、孤独な釣りが趣味ですから自家用車で地方に行って、山の中に入り仙人のように過ごす予定です。
これはこれで落とすお金が少ないから一番不必要な行動なのかもしれませんね。
いずれにしても、不幸なことが続くと、どこか人間関係がギスギスしてきます。
東日本の震災の時に『絆(きずな)』が大切だ!といっていた日本人はどこに行ってしまったのでしょう。
難しい時代になりました。
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