2021年01月01日
新年おめでとうございます。
読者の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、
明けました20121年今年はどんな1年になるのでしょうか?
新型コロナも衰えることを知らず、年始も東京で1000人以上の陽性者が出るなど、相変わらずで、正直ウンザリですね。
まぁ、コロナのことはまた別の機会にでもコメントすることがあるでしょうから、年始最初の書き込みではもう少し前向きなことでも書きたいと思います。
2021年、今年のオーダースーツの業界は、あるいは当社はどうなるのでしょうか?
これまた悲観的なことを書きそうになりますので、それは止めにして“前向きに!”
私は遅ればせながらこの業界にもSDGS(持続可能な開発目標)やESG(環境、社会、ガバナンス)、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)が到来してくるのでは?と思っています。
読者の皆さんは、業界人の方が多いと思いますので、衝撃的な事実をお話ししますと、この業界(オーダースーツ業界)は致命的にIT化が遅れている業界です。
最近でこそ、大手を中心に採寸票などはデジタルになりましたが、大手百貨店や大手アパレルのオーダー部門はいまだに!紙媒体で採寸票が作成されています。
特に大手アパレルが入る百貨店のオーダー売り場は、百貨店の【ウチだけの専用仕様】のため個別性が強くデジタル化しづらく、“いまだに紙”
また小さなテーラー(ヨシムラ含む)は専門性が高いというのもありますが、デジタル化投資が出来ず、“いまだに紙”
一方、販売店がこのような状況である中、そのオーダーを受けて縫製する工場の方はどうか?といえば、こちらもCAD/CAMなどは導入されているものの、デジタルデータで受注を受けられるところはまだまだ少ない状態です。
そんな中、ビッグヴィジョン・ヨシムラのグループでは、ビッグヴィジョンでは既にデジタル受注が可能となり、また縫製工場の方もCADにデータが直結するデジタル受注ができるようになっています。
ですから一応は業界的には先に進んでいるのですが、そこで今年これからの業界・当社では、私はこれがもっともっと進んでいくことになると思います。
ビッグヴィジョンではこのデジタル化のメリットを、消費者の皆さんは今は7DAYSオーダーという超短納期対応でそのメリットを享受しています。
(昔だったら10,000円ぐらいの追加料金を貰わないと割に合わないスピード感ですから)
でも、今年はそれを更に進めて、3Dボディースキャナーによる採寸になるのではないか?と考え、準備を進めています。
これは、人それぞれの体型・サイズをほんの1〜2秒の採寸(実際には光が当たるだけ)で立体的にサイズを取ってしまおうという試みで、これによりデジタルで採寸データが管理できれば、それがそのまま工場のCAMに直結することで、コストも時間も節約できます。
これが出来るならば、消費者の皆さんは自分の3Dサイズのアバターをあっちの店、こっちの店、で使うことも可能になり、利便性もグッと上がるのではないでしょうか?
こんな取り組みを今年はやりたいと思います。(というか今やってます!)
辛い時期はまだしばらく続くと思いますが、こんな時だからこそ、自らを鍛え上げる必要があるのでは?と思い、苦しいですが努力する1年にしたいと思います。
コロナ禍ではどこの業界、どんな人でも同じ状況だと思いますのでお互い頑張りましょう!
年頭のあいさつに代えて今年の抱負をご案内しました。
〜追伸〜
この取り組みが成功した暁には、ビッグヴィジョンスタッフの働き方も大きく変わると思います。
今までは、採寸=オトコの仕事、事務=女性の仕事というイメージが強い業界(当社)でしたが、採寸が3D化されれば、そこに男女の区別は必要ないですし、事務もIT化によって簡単になる訳ですから、男だから女だからといった区別は、それこそ男女差別となってしまうのでは?と思います。
コロナ前によく働き方改革と言われていましたが一連のDX(デジタルトランスフォーメーション)により企業の文化まで変わってしまうと思います。
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