2021年05月25日

高橋洋一内閣参与の辞任


比較的地味なニュースかもしれませんが、先日、日本の緊急事態宣言下コロナのの推移に対して、欧米から見えれば戒厳令でもなく『屁みたいなもの』とツイッターで発言した高橋内閣参与が辞任されました。

皆さんはどう思われたでしょうか?

「屁みたいな」とは休業を余儀なくされている飲食店等に対して何と失礼な発言か!と思われる方も多いと思いますが、私は色んな意味合いを含んでいると思います。

特に、休業や経済的な負担を強いられている皆さんによく読んでもらいたいのですが、高橋内閣参与は実はこういった人達のために発言されたんだと思いますよ。

というのは、高橋内閣参与は元々は財務省出身。医療関係者ではなく、経済人なのです。
その方が内閣参与ということは、コロナ禍で経済が疲弊している中、何としてでも経済を立て直したい!という立場で内閣にアドバイスをしている人だったんです。

その方が、コロナの状況は諸外国と比べ、日本は良い方でだから医療危機にナーバスになりすぎず経済の立て直しも考えましょう!という趣旨で発言されたのです。

にもかかわらず、メディアや一般の人がコロナでみんなが苦しんでいる中、屁みたいなものとはけしからん、と言っているのはとても違和感を感じます。

話は少しずれますが、私の会社では社是という程ではありませんが、「是々非々」という言葉と「議論は対等に、結論は立場が決める」というルール?があります。

是々非々というのは良い物は良い悪い物は悪い。社長でも非は是にならない。という意味合いで使っています。

また、「議論は対等に、結論は立場が決める」というのも議論の段階で立場が決めるなら議論する意味はなく、社長が全部決めてしまえば良くなってしまうので、議論は立場を超えてやりましょう。ただ、議論を尽くした上の結論は、立場が上の人が決めます。という意味です。

さて、この言葉ですが、高橋参与の発言やこれに対する内閣の反応、メディアの反応はどうでしょうか?

一連のコロナの報道では、コロナ対策の政府分科会の尾身会長が出てきて発言されることが多いですが、彼は医療の立場で全てを語っています。
ですから、医療の中では人の命は何よりも大切ですから、患者や死者が増えないことを全力でなそうとしています。

確かに人の命は何にも代えがたいもの。

ですが、立場というのは色々な立場があります。
経済という立場もあります。

その立場に立脚すれば、(極論ですが)人が死んでも経済が立ち直る方が良いという意見もあるのです。

私はこれは間違っていないと思います。
それは守らなければならない法律であっても、時代や為政者によってコロコロ変わります。
覚せい剤だって、戦時中は強壮剤です。(←昔父が使ったと言っていてびっくりしたことがあります)

それと同じように、価値観というのは人それぞれ、立場や考えによって変わるのです。

ですから大多数の意見と違っているからと言って、その人そのものを否定する必要ないのです。

このことを高橋参与の発言・辞職に当てはめてみるとどうでしょうか?

誰も彼の立場については言及していません。

ただ、「屁みたいなもの」とは無礼千万だ、ただそれだけです。

せめて、一部のメディアだけでも、願わくば、任命者の総理も「彼は経済界の立場でモノ申しているので間違っていない」と行って欲しかった。

一連のことは、第二次大戦中の日本で「負けることを考えることが悪」ということで一般市民が特高につかまり、軍人も撤退線について考えることがタブーということで何も考えず、焼け野原になってしまいました。

戦争をするなら勝つことを目標にするのは当然ですが、負けた時に被害を最小限にするにはどうすれば良いか?を考えることも必要ですし、このことは歴史が証明しています。

ですが、日本人はそれを考えることはタブーとなり、口にした人は村八分にされてしまいます。

こうやって被害を拡大しているのではないかと思います。

経済界の人達よ、今やコロナで日本経済は瀕死の状態です。
今年後半から徐々に倒産が増え、自殺者が増えることになるでしょう。
医療は大切だとは思いますが、どうか医療の人達と同等の立場で経済立て直しを主張できるような環境を作って欲しいものだと切に求めます。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 13:19| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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