2022年03月16日

コロナによる工場一時休業


新型コロナも3年目に入り、首都圏ではなんというか、マンネリ感が出てきてますが皆さんの周りはどうでしょうか?

思えば2年前、最初は中国武漢の問題だったのが、年が明けてから少しずつ世界に広がり、日本では2月?3月に横浜のダイヤモンドプリンセス号でクラスターが発生して、それからが大変でしたね。

そんなコロナですがワクチン接種も2回3回とされるかたも増えたこともあり最近はあまり怖がらなくなったように感じます。
上記コメント↑、こんな考えをしているのは多分都会の人が多いのだと思いますが、地方ではまだまだ大変怖がっている人が多いのが実情です。

さて
前置きが長くなりましたが、この空気感染する新型コロナは縫製工場でクラスターが発生してしまうと、大変なことになってしまいます。

工場を知らない方でもある程度は想像できるかと思いますが、どこの縫製工場もゆったり広々なんて作りはしていません。
1つの工程が終わり次の工程で作業をする時には、僅かながらでも物が動きますが、その距離をどれだけ短くするかで効率が変わってきますから、仕事場は大変密な状態です。

都会の事務所は在宅ワークなどで出勤者を減らし、デスクを間引いて仕事することは可能かもしれませんが、縫製工場ではそんなことは出来ません。
(せいぜい昼の食堂を2交代制にして間引くぐらいです。)

そんなですから、日本でも海外でも縫製工場はどこでもコロナのクラスターを発生させるリスクを持っているのです。

で、今の状況はどうかというと、

実は、先月青森の某縫製工場ではプレスの工程でクラスターが発生しました。

そうなると、どう影響するかというと、プレスしないで納品は出来ませんから、プレスの担当者が復職するまで1〜2週間、工場はストップです。
もう、なす術がありません。

で、今日、今度はビッグヴィジョンが廉価商品の際に縫製依頼をしている中国の縫製工場でクラスターが発生し、工場全体が突如、休業状態になってしまいました。
(こういう点では中国は恐ろしい!決めたらみんな右向け右です!)

現地とは連絡もなかなか取れず、納期も分かりません。(多分2週間ぐらいかと思います。)

いずれにしても工場でコロナが出ると縫製工場自身も販売店も大変です。
そこの工場は某有名なオーダースーツチェーン店の仕事もしていますから、多分、納期遅延の連絡を受ける人も多いのではないでしょうか。。。

他人はともかく、ではビッグヴィジョンの方はどうかというと、、、
あいにく、このタイミングは決算セールでご注文が多い時期×××

多分500〜600着ぐらいは影響が出そうなのですが、ビッグヴィジョンの場合は、青森にグループ縫製工場がありますので、そちらで縫うことにしてもらい、何とか影響を最小限に食い留められそうです。
(一部、既に縫製途中に入っている物については途中から切り替えられないため納期が遅れる物も出てくるとは思いますが、、、)

それにしても、半年1年苦しむのは我慢できますが、2年3年となると本当に辛いですよね。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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