2022年07月27日
日本は買い負ける・・・
季節は夏真っ盛りですが、ファッション業界の裏方(仕入)をやっている所では7月は来年春夏物発注のぎりぎりの時期。
もちろん当社もほぼ全ての発注を済ませていたのですが、ここにきて色んな問題が出てきています。
1つは以前もブログに書きましたが中国ロックダウンの影響で物流に遅れが出て、生地の生産が遅れているところが多いというところですが、(この件は中国反物をあまり購入しなかった当社には影響はありませんでした。)
が、ここにきて別の影響が出てきました。
それは欧州系の生地メーカーから発注のお断りが入ってきたこと。
厳密にいうと、当社からの発注を受けて現地に伝える生地商社がなんと伊のビッグブランドから発注を断られてしまいました。
その生地商社はどことは言いませんが、専門商社としては業界で知らぬ人はいない程の規模の会社で、当社も30-40年ぐらいは付き合いのある日本有数の会社です。
そこがなんと現地メーカーから断られるとは・・・
聞けば、確かに発注が若干遅れたそうなのですが、それでも従来だったら十分許容範囲の中での発注だったのに、他国からの注文で生産キャパが超えてしまったので「もう作れない!」のでお断り、だそうです。
今、世界では日本の経済力低下がよく取りだたされていますが、普通遅れているなら「そろそろ発注してもらわないとダメですよ!」ぐらいは長い付き合いの中で言ってくれるものですが、それすらなく断られるとは、、、やはり日本の経済力低下なのでしょうね。。。
ということで、日本のアパレル業界全体で2023年の春夏物で扱う某イタリアブランドは数量が大幅に減りそうです×××
この記事へのコメント
コメントを書く