先日、全国の電力会社の電気料金が値上がりになりました。
皆さんの家庭用電気代も2-3年前と比べると相当高騰しているのではないでしょうか?
そんな電気代ですが、企業の方は実はもっと大変です×××
販売のビッグヴィジョンやヨシムラの方はそれほどでもありませんが、特に光熱費高騰の影響を受けるのが、モノづくりをする生産現場の縫製工場。
実のところ、先日青森工場の財務を表す試算表を見ていました。
そうすると直近8か月間で、なんと電気代が前年比190%!
増加した金額だけで8百万円でした。
試算表を見て絶句し、たまたま当日岐阜の機屋(生地を織る会社)さんと会食した際に愚痴ったところ、、、
機屋はもっともっと電気料金の高騰が出ているとのことで、何でも生地を織るときには縦糸の間に横糸をシャトルで通すのですが、シャトルを飛ばすのに(空気を圧縮する)コンプレッサーを使うのですが、そのコンプレッサーが非常に電気を食うとのことでした。
このためその機屋さんでは電気代が年間2,000万円以上上昇しているとかで、価格転嫁が大変だとのことでした。
実はこのことは世界中でも同時多発的に起きていて、例えばイタリアでは
・政府が日本ほど電気代に対して補助金を出していない
・ウクライナ危機でエネルギー輸入に支障をきたしている
ということで、日本以上にコストが上がっています。
そのイタリアから日本は、更にユーロ高(円安)で仕入れている訳ですから、ゼニアやロロピアーナなどが値上げになるのは当たり前なのです。(現に輸入車の値段も随分上がってきていますよね?)
世界的にインフレが進んでいることを考えると、輸入物品の値段が昔のように安くなることは今後見込めないのではないかと思います。
2023年07月14日
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