2023年10月31日

実習生を招聘します。

(今日は縫製工場の話です。)
11月も目前となり秋も深まってきました。
当社の工場のある青森(弘前)でも、岩木山は冠雪しはじめ、市内は紅葉で、今は紅葉祭りの最終盤で、こうなると縫製工場も秋冬物の縫製がピークを迎えます。

さて
そんな青森工場ですが、近年少し困った状況になっています。

それは、、、少子高齢化によって従業員の確保が難しくなっているのです。

実のところ、青森工場は中堅都市である弘前市や青森市の間に位置しているため、まだベッドタウン的要素から比較的人口は多いのですが、
当社の秋田工場(大仙市)や山形工場(新庄市)では、人口流出&自然減が止まらず、近年人材確保が大変になってきました。

縫製工場は雇用の少ない場所(=僻地)に立地することが多く、この傾向は全国どこの縫製工場でも似たようなものですが、当社にとっても大きな経営課題です。

そこで、青森工場は来年からベトナム人実習生を招聘すべく今、色々と準備をしています。

この外国人実習生制度、あまり評判良くありませんよね?!
現代の奴隷制度とか、過酷な労働環境とか、脱走する人が出るとか。

でも、地方の一次産業等では結構浸透していまして、当社の実習生制導入はむしろ縫製工場の中では遅いぐらいです。

正直、よく報道される評判の良くない部分は私(当社)には良く分かりません。
何故なら、目いっぱい、真面目に、誠実に彼らを招き入れようとしているからです。
本稿のタイトルに「招聘」という言葉を用いたのも招聘=礼を尽くして人を招くからに他なりません。

今、私がやっていることは住居の確保

幸い、地方には空き家となった広い一軒家が手頃な値段で入手できますので、安く買わせて頂いて、その後、改装し、済みやすい環境を用意しています。
特に、住居は生活の要ですから、工場へ徒歩(自転車)で通えつつ、スーパーなどにも行けるような環境を手配するようにしています。

住居の確保は何とか10月中に契約に持ち込んだので、次は内装工事と備品の整備です。
一から住み始める訳ですから、食器から洗濯機・レンジにベッド、何から何までです。
そこは友人に協力してもらい、食器などは引き出物などで余った物や相続で余った物などを頂戴し活用することにしました。

年内に内装工事を終え、1月早々に備品を納品し、1月下旬に入居です!

文化が違うと色々お互いに戸惑うこともあると思いますが、真面目に、誠実に対応するしかありませんね。

〜おまけ 最近知ったベトナム文化〜
ベトナムでは何でも夜にお風呂に入るのは縁起が悪いそうです。
夜こそ温まった方が良いように思うんですけどね。。。
それ故、浴槽の他、シャワールームを作ることに。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 15:40| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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