相変わらず世間を賑わせている日大アメフト部問題ですが、少しずつ収束の方向が見えてきたような気がします。
副学長らの責任問題は辞任で解決するも、でも今話題になっているのは日大アメフト部が廃部になるかということですが、当初はお咎めなしなんてとんでもないという雰囲気ですがここにきて、
・無関係の部員が可哀想
・スポーツ推薦で入学予定の子が可哀想
などと一部の不利益を被りそうな学生を盾に同情論で廃部すべきでないという論調を作ろうと、OBやアメフト業界がメディアを上手く操作しながら機運醸成をしているような気がします。
私は、個人的には存続には反対です。
何故なら今回はどんなに個人の責任問題にしようとも部の寮で、継続的に、何年も行われ、部員が複数逮捕され、ているからです。
これを組織的と言わずしてどうするのでしょうか?
会社だったら一発アウト。懲戒処分でしょう。
まして、もう18歳で成人ですし。
ところで私がここまで批判的なのには訳があります。
実は、私は高校時代に停学処分を受けたことがあります。
高校の夏休みの短期交換留学で海外に行った時に、後輩を殴りけがをさせたことがその原因でした。
日本では喧嘩ぐらいだったら停学程度で済みますが、その時に現地高校の先生から言われたことが衝撃的でした。
「アメリカなら一発退学だよ」と。
当時はバブルで日本は世界の最先端にいるかのように思っていた私でしたが、その時に日本の甘さ、ルーズさみたいな物を痛感したのをよく覚えています。
アメリカは自由の国です。自由を謳歌することは出来ますが、自由には責任が伴います。
人を殴っても拳銃を買って殺しても良いです。(良いは間違いですが文意からご判断下さい。)
でも、その責任は取らないと。というのが当たり前の発想だったんです。
だから、「学生だから」可哀想は通用しないのです。
実際、この10-15年で学生(若者)を取り巻く環境も大きく変わりました。
私の母校の大学では、未成年者の飲酒や飲酒にまつわる不祥事が発覚した場合、どんなに歴史のあるサークルでも一発お取り潰しです。
それが伝統あるアメフト部?、体育会だから?、学生が可哀想だから?ではないのです。
昔の価値観に守られて大人になった私が、今の世相で批判するのも良くないですが、時代の変化は受け入れないとガラパゴスになってしまいます。
あぁ、自分の黒歴史を語ってしまった。
2023年12月05日
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