明けましておめでとうございます。
読者の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
皆さん、年始はどのようにお過ごしですか?
一般の会社では1週間近くお休みがあると思いますので旅行に行かれたり、家族・親戚で集まったりして団欒を過ごしていることと思います。
私達の業界でも縫製工場は繁忙期には土曜日勤務が多いため、その反動で盆暮れのお休みは長くいただく傾向があり、その関係で縫製工場は1/4までお休みを頂いております。
一方、店舗の方は、商業施設に入っている店舗は施設の関係から早い店舗では元旦から、遅くとも1/2には営業を開始し、路面店を含めた全店ベースでも三が日も明けない1/3から全店営業を開始します。
この点では、一消費者として物を買う立場では当たり前のことですが、働く側としては毎年のことですが、正月早々大変です。
さて
年頭にあたり今年はどんな一年になるか?自身のことを考えたいと思います。
その前に昨年を振り返ると・・・
昨年は時代の寵児になったことのある大企業・有名人・巨大組織の不祥事が多かったような気がします。
ジャニーズに始まり、市川猿之助、BIG MOTER、宝塚、ダイハツ、自民党の政治献金問題と誰もが知る企業や組織・人物が時代遅れの不祥事を起こし世間を驚かせました。
私個人は一連の不祥事の根底に流れる潮流は同じだと考えています。
それは企業は油断するとガラパゴス化するということ。
つまり、一世を風靡したような企業は、その成功こそが正義・善で過去の栄光にすがりついてしまうのです。
それ故、時代の変化を読むことが出来なくなり、時代外れの事件を起こす。
また経営的な難局があると、すぐ過去の成功体験にすがってしまい、事態をさらに悪化させるといった所ではないでしょうか?
そしてこれには条件があり、例えば(過去の)カリスマ経営者の存在とか、コアなファンが宗教がかって企業・人を支える体質とか>巨大組織が、不祥事の発現条件になっているような気がします。
実際、このようなことの小さな芽は、組織のTOPになっている人なら良くお分かりと思いますが、ごくごく頻繁に出くわします。
例えばそれは、“長”になることで現れる周りからの忖度や同調の態度です。
自分がなんか言う ⇒ それに忖度する人が現れる ⇒ 自分の意見が採用される
そんな流れにちょっと結果がついてくれば、はい!お手盛りカリスマ経営者の出来上がりです。
そして、お手盛りカリスマ経営者をその組織の中で(社員や従業員が)神格化すれば、もうそこはガラパゴスになってしまうのです。
ここまで露骨ではありませんが、私もこれを経験したことがあります。
というのも、私は三代目社長として27歳から社長をやっていますが、社長含みで入社した際に、何の実力もない若造の私に社員が忖度したり、自分の意見や考えを言わず、思考を放棄して、私からの命令を待っている姿勢に閉口した経験があるからです。
あっ、このままでは自分が悪くなる。成長しないな、と当時思ったものです。
ですから、当社での社是(?そんな大げさではなく私の口癖)は『是々非々』と『議論は(立場に関係なく)対等に。(結論は立場が決める)』です。
つまり、社長であっても非(間違ったこと)は是(正しい事)にならないし、立場で議論の流れを決めるなら議論は必要ない、ということです。
自社のことを偉そうに申し上げましたが、今年もこの気持ちは忘れずに過ごしたいと思います。
前置きは長くなりましたが、そこで今年はどんな1年になるか?とのことですが、私は残念ながらこの傾向はまだまだ続くと考えています。
それは何故か?
日本の企業や人(国民)に考える力がなくなってきているから。
閉塞感のある時代には新しいことを興し、新たな成長軌道を作らなければなりません。
新しいことをするためには今までにない考えを生み出すことが必要です。
この『考える』ためには既存の考え・人を批判しなければ新しい物は生み出されません。
この力が今、日本には絶対的に不足していると思います。
でも、落胆する必要はありません。
他人がやらない中、自分がやれば自分が上に上がれるからです。
それが【チャンス】なのではないでしょうか?
ピンチはチャンス。
逆説的ですが、水戸黄門の主題歌にもあるじゃないですか。
〜〜くじけりゃ誰かが先に行く。後から来たのに追い越され・・・
泣くのが嫌ならさぁ、歩け〜〜
2024年01月01日
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