アパレル業界は、今シーズンの業況について『この秋冬物は暖冬でダメだった』と口を揃えて渋い顔をしていると思いますが、読者の皆さんから見て季節感ってどのように分けていますか?
メンズだったら春夏物・秋冬物の区分?
それともオールシーズン?
ちょっと業界的には3シーズン物(合い物)?10マンススーツ?
色んな表現がありますが、メンズの場合、業界的には春夏物と秋冬物で2分するのが一般的です。
ですがそれが最近少しずつ崩れてきているように思います。
特に昨冬は11月上旬まで夏日があり、その後急に寒くなったりと秋がなく、夏から一気に冬になった感じで、四季ではなく、二季ではないかとも言われています。
そうなるとアパレル業界としては大打撃です×××
それはさておき、この季節感ですが、昔はどんなだったか?ご存じの方いらっしゃるでしょうか?
春夏秋冬の四季。
確かにその通りですが、ファッション業界では春夏秋冬にプラスして、厳冬期向け(名称不詳)、と梅春物がプラスされて存在していました。
厳冬期向けというのは、メンズでいえばフラノ地やコート地などの肉厚素材が中心になる季節感。
そして梅春物というのは、年始〜2月初旬までの年始の華やかさを持つ春物(時期的に肉厚な素材が求められつつ、明るい色目の素材感)
この2つがありました。
ですから昔のファッション業界は四季ならぬ六季ですね。
ですから、季節感には華がありました。
それが今や二季ですから寂しい限りです。
読者の皆さんはこの季節感をどうご自身に取り入れていますか?
今の時期ならではの梅春物はスーツで表すと短い時期だけに高くつきますが、ネクタイやシャツ位はサーモンピンクとか薄グリーンなどを取り入れると季節感がアップしますよ。
2024年01月29日
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