2024年04月01日

輝き

3月4月は別れと出会いの季節

こう言うと一般的には若者たちの卒業・就職などを想像しますが、今日のお話は若者たちではなく、自分世代(50代半ば)の人達です。

えっ?定年60歳65歳までには遠い年齢なのに何で出会い?別れ?と思われる方も多いと思いますが、実は今、50代半ばを迎える人たちは、若かりし頃、バブル世代でもありました。

私もその中心にいたのですが、彼らが就職する時は、大卒の就職の一番人気業種は金融機関でした。

今はメガバンクになりましたが当時は都銀と言われた銀行が(確か)9行(第一勧銀・富士・三菱・三井(さくら)・住友・三和・大和・東海・北海道拓殖)でした。
今では三菱UFJ(旧三和、旧東海)、三井住友、みずほ(旧一勧、旧富士)の3行
プラスりそな(旧大和、旧協和)になってしまいましたが・・・

そしてそのメガバンクを中心とした金融機関では52−55歳位の年齢になると、本体の銀行から出向or転籍、役職定年になり役員になれなければほぼ全員銀行本体から出されてしまうのです。

それが丁度この3月4月に多く、私の大学時代の仲間もほぼ全員銀行の外に出されてしまい、第二の人生を歩み始めました。

私はこの制度?(50代前半の働き盛りで本体から追い出される制度)は悪癖だと思っています。

何故なら、今自分が50代半ばになって実感できているのはビジネスパーソンとして円熟期に入り、若い頃は努力が結果になかなか結び付かなかったものが、この年になると実力が付いてきたこともありますが努力が結果に結びつきやすい年齢になり、非常に精力的にビジネスが出来る年代だからです。

そんな年齢というボーナスを貰っている世代なのに何で企業としてその人材を手放すのか?私には理解が出来ません。

確かにこの世代になると、こういう人が多いのかもしれません。

@若い頃から努力をしてこなかった人
A若い頃から偏った事しかしてこなかった人
B若い頃から人脈づくりをしてこなかった人


特に金融機関の人はBには長けていても、仕事の上ではAばかりで、こういった人は財務部長にはなれない経理部長にはなれない(=使えない)という人も多いのは事実です。

でも50代半ばは過去の経験が生きる時期!
是非、若い頃のあの輝きを取り戻してもらいたいものです。

私は新卒で某銀行に入社しましたが、父の他界で30前で退職し、中小企業である吉村株式会社に移りました。
当時は、仲間が大企業に勤め、羨ましくて仕方ありませんでした。(何で自分は大企業を辞めて親の会社の中小企業に移ったんだろう、と自分を卑下したものです。)

ですが、この年になると大銀行に残った優秀な人達の輝きがくすんで見えてきます。
銀行本体から出されるのは52-55歳ぐらいだとしても、その前の50歳前後で、そろそろ自分は卒業だから・・・と、勝手にアクセルを緩める人が現れたりと、私から見ると残念でなりません。

確かにこの世代(50代)になるとビジネスパーソンとしての成功者とそうでない人の差が大きく表れるのは事実です。
でも、当時の金融機関に就職できた人達は極めて優秀な人達でしたから、あの時の輝きを失ってもらいたくはありません。

住むところは変わっても、まだまだ世の中に貢献できることは沢山あります。
お互い頑張りましょう!
ダメなら当社に再就職してください!(仕事がいっぱいあります!)

銀行員の友へ
posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。