2024年05月10日
アスリートであり続けるために・・・
大谷翔平さんを筆頭に、我々がTVなどで目にするアスリートの人たちは本当に素晴らしいですね。
ひたむきに努力して、結果を出し続け、頂点に達する。
そうそう、直近でもボクシングの井上尚弥選手も凄かった。
そんな中でも私が特別尊敬するのは、現役を退いた後にもその道で活躍する人たち。
引退後の活躍といっても芸能人やコメンテーターではなく、例えばイチロー選手や三浦知良さんなど「その道」を進み続ける人です。
何故、こういった引退後も頑張っている人に特別な思いがあるかというと、自分自身が経営者という長丁場のアスリートを演じているからかもしれません。
私は現在55歳。
ビジネスマンとしては脂が乗っている時期ですが、それでも会社経営の最前線に立って、既に25年以上。正直、20代30代の時分と比べると容姿も体力も衰えてきました。
昔は、早朝7時から仕事をはじめ、会社の上に住んでいたこともあり、夜は夕食を済ませた後、23時までの仕事は当たり前。24時25時まで仕事をすることもありました。(昨今の残業規制や過労死ラインなんて言葉は当時はありませんでしたし、経営者ですから労災には入れませんし、そんな環境でした。)
2011年にビッグヴィジョンとオリテックを買収した時は、そんな感じでした。
あの時は、買収先の経営の他に裁判や子供の思春期を抱え、苦しかったですがそれでもやり切れたのは40代前半という若さゆえだったのかもしれません。
話は変わりますが、初めてブログに書きますが実はこの4月に当社はある会社と業務資本提携を結び、事実上1社を吉村株式会社の傘下に入れることになりました。
で、私自身は5月からそこの会社の代表も務めることになったのですが、正直ビッグヴィジョン、オリテック青森・新潟、そして吉村(実は他にも何社かある)を経営しながらのもう1社社長就任は、非常に肉体的に厳しいです。
社長業が1社増えることによって朝は30分早く出社し6:30出勤。
夜は1:30帰宅が遅れ、昼ご飯は外出が面倒なのでカップ麺を食べることが増えました。
それでも私は自身が課せられた責任からは逃れません。(逃れないよう最大限自らを奮い立たせています。)
だからこそ長年頑張り続けるアスリートの人たちを尊敬するのです。
企業を経営することは、日本社会が右肩上がり高度成長期なら楽なことかもしれませんが、近年の停滞した社会の中では維持することだけでも大変なことです。
社会は、時に脚光を浴びる業界を生みますが(今でいえばIT業界でしょうか)でも実際の社会には日があたらずもっと泥臭い地味な業界もたくさんあり、そういった業界では大きく成長することも難しい業界・企業もたくさんあります。
そんな地味な目立たない業界でも、這いつくばってでも前に進まなければならないのが当該企業であり、その最先端が企業経営者(社長)です。
例え、過去に例のないような災害(震災・コロナ)があっても逃げれば負け、倒産です。
でも社長というバトンを渡された以上は途中で倒れる訳にはいきませんから頑張るのみです。
私という人間はこういう人間です。多分相当損な生き方をしている人間だと思います。(笑
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