2024年07月09日

宴のあと

都知事選が終わりました。
結果は皆さんご存じの通り現職小池氏が圧勝でしたが、都民以外の方も注目したこの選挙、皆さんはご自身のヨミと結果はどんな幹事でしたか?
(私は前回泡沫候補のことをブログに書きましたが今回は王道です。)

結果は私は順当でしたが、まぁこれは結果を見てのコメントですからお話ししても仕方がありません。

ただ、私が注目したのは選挙後のマスコミ報道

特に蓮舫氏に対しては相当厳しく、例の”なんで2位じゃダメなんですか!”発言を取り出して、叩く様は、川に落ちた犬を棒で叩く行為と思い、非常に悪印象を持ちました。

確かに蓮舫氏の民主党時代の発言は、私も好きではありませんが、何もそれを選挙が終わってから集中砲火的にやるのは、いくら何でも酷すぎますし、過去の失敗を取り返す事を許さない社会というのはあまりにも不寛容に思います。

一方で、石丸氏の方もなんかキナ臭くなってきました。
当初は既存メディアへのアンチテーゼ的なスターとして注目され報道されていましたが、選挙後は一転、パワハラ上司の典型だとか、吠えている部分だけが切り取られ報道されているように思えます。

いずれにしても分かりやすい【勝てば官軍負ければ賊軍】の構図ですね。
笑えるほど官軍に迎合するメディアです。

それはさておき、人の上に立つ身として今回学んだこと。

それはやはり穏やかさではないでしょうか。
石丸氏も蓮舫氏も現職に対抗するために、ということもあるでしょうが、元来二人とも相当激しい性格の人ではないでしょうか。

もちろん小池氏も激しい人間だと思いますが、それにしても小池氏は徹底的に【穏やかに】有権者に、メディアに、既成政党に対応したと思います。

日本の社会は1人のカリスマを求めるよりも、穏やかで賢い長老的な人物をトップに求める傾向があります。
この儒教的価値観は、資本主義的な経済界では最近でこそ崩れてきていますが、社会の根幹を作る政治の面では、いまだに儒教的なままです。(脱線しますが議員の世襲問題もここに起因すると思います。)

この点では、実体はともかく表面的には、穏やかな長老色で終始した小池氏の圧勝だったのだと思います。

【穏やかさ】を見せるという点で、大変学びの多い選挙でした。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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