物価が高が言われて早3-4年。
世の中のありとあらゆるものの物価が上がってきました。
食品などは前はステルス値上げといって量を減らして値段はそのままなんてことでしのぐことも出来ましたが、昨今の円安でそんな手ぬるい値上げでは対処不能ということで物が随分値上がりしましたよね。
そんな中、ニュースを見ているとお米が値上がりしている!といって報道されていました。
庶民にとっては衣食住で一番重要な“食”の根幹をなすお米です。
それが値上がりということでナーバスになって報道されているのですが、私から見えると“えっ?当たり前では?”と思ってしまいます。
何故って?
そりゃ、最低賃金が上がっているからでしょう?
確かにお米や水産物などの一次産品は、相場で値段が決まる物が多いです。
ですが、お百姓さんだって生活がありますからね。
いくら自営業者が多いとは言っても、彼らも収入が相場で決まるといっても、その相場も最低賃金の影響を受けるに決まります。(だって最賃の影響を受けないならば、その業種で働く人は究極的にはいなくなるからです。)
それらを無視して、相場で決まる物がどうして値段が上がるんだ!(天候不順などの理由とは別にという意)という議論はあまりにも世の中を考えていないとしか思えません。
米は確かに政府が価格統制していますから、最低賃金の影響は少ないと思うかもしれませんが、それでも大儲けしている業種ではありませんから、間違いなく最低賃金の影響でしょう。
でも、この事実(米価上昇が最賃に起因している)を報道しているメディアってないんですよね。。。
都会に住んでいる人にはあまり最賃の話題は身近な問題と思われないかもしれませんが、地方の企業では最賃は死活問題です。
もう少し理解が深まれば良いのですが。。。
〜おまけ〜
どうでも良い話ですが、私はお酒の値段も最賃に比例していると思っています。
例えば、当社には新潟シャツ工場、青森秋田山形のスーツ工場があり、そちらも米どころ、酒どころなので良く嗜みますが、
この4県の日本酒(純米吟醸)を比べると、やはり新潟がちょっとだけ値段が高い。
お味の方は、どちらも同じぐらい美味しいのですが、微妙に値段が違う。
色々考えるとこれが新潟と青森秋田山形の最低賃金の違いではないかと思えてならないのです。
読者の皆さんはどう思います?
2024年07月16日
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