2024年09月01日
死のロード
【死のロード】とは夏の甲子園の時期、阪神が本拠地で試合が出来ず、あちこち地方を遠征せざるを得ず、選手に負担がかかるため言われる言葉。
阪神ファンでない私でも知っている言葉ですから皆さんご存じですよね?
そんな野球起源のこの言葉ですが、私たちの仕事でも【死のロード】があります。
それは、夏場の閑散期のこと。
当たり前ですが真夏に、スーツ上下を買いたいと思う人はそう多くはありません。
ということは、販売店も縫製工場も物が売れない・動かない大変辛い時期なのです。
加えて近年は猛暑&ビジカジ深化により夏場はスーツが売れず、当然縫製の仕事もなくなり大変です。
で、各販売店、各縫製工場ととも四苦八苦していますが、当社では次のようなことを行っております。
販売店(ビッグヴィジョン、ヨシムラ):販売店としてはスーツの販売量が減ってしまうのはある程度はやむなしと受け止め、それ以外の商材へのシフトをしています。
それがパンツ単品、ジャケット単品での夏に着やすい機能性素材です。
冷感、通気性、軽量、ウォッシャブル、ストレッチetc機能性と言っても随分多岐にわたりますが、お陰様でファンも多くなってきました。
縫製工場オリジナルテクノロジー:縫製工場としては上述機能性素材等への縫製対応※はもちろんですが、それ以外にはスポットの仕事として既製服工場の下請けとして既製服受注をこれまでメインに請け負っていましたが、今年はそれも厳しかったので、某ゴルフ場のキャディーさんのキャディー服ブルゾンとかベスト、パンツなどまで縫製範囲を広げております。
※機能性素材の縫製対応:例えばストレッチ生地などは縫い糸もストレッチ糸に変えなければならないなど細かい対応が結構あります。
温暖化の関係から年々夏の死のロード期間が長くなり、大変ですが、生き残るのは強い生き物ではなく、環境(変化)に対応した者が生き残る!ということを信じて頑張ります!
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