2024年10月18日

とある方の講演会に参加して


今日はとある方の講演会でお話を伺ってきました。
“とある方”というのは有名人なのですが、普段講演を断っていることからSNS等名前を出して欲しくないと言われたため“とある方”と書かせていただきます。

今日は、その方の人を育てる方法について話を伺いました。

“人を育てる”というのはどこでもやっていること、私も人の上に立つ以上日頃から意識していることです。

私の場合、よく皆に言うことは2つかな?

1つは、夢と目標は違うということ。
もう1つは、成功するには桃太郎のお婆さんになれ!ということです。

それぞれ簡単に説明すると

夢と目標は違う:
 夢とは小学生が将来プロ野球選手になりたい!といった漠然としたものであり、目標はその夢に時間軸通過点を付けたもの。
時間軸と通過点は、↑プロ野球選手を目指すなら、小学校でリトルリーグ、中学でも成績を残し、高校は甲子園常連校へ入学、1年でレギュラー、3年で甲子園出場etcといった年齢(学年)に合わせた具体的な行動を掲げることです。

桃太郎のお婆さん:
 こちらは、桃太郎のお婆さんがどうして桃太郎を見つけられたかというと、2つの要素があり、1つは毎日川に洗濯に行くという不断の努力
そしてもう1つは、たまたま流れてきたケッタイナ巨大な桃を“チャンス!”と思って飛びつくこと
この2つがなければ成功しない!ということです。

私の場合、このことを良く若い人たちに言うのですが、今日の講師の言われるの“人を育てる”方法は違っていました。
いや、私の考えと非常に似ているのですがレベルが違っていました

どこが?というと、私は上記2つのことを言うだけ(指摘するだけ)なのに対し、その方は当人に対して戦略を練った上で、寄り添って時に軌道修正をするまで指導するところでした。

指導と言っても普通は自分の子供でもなければある程度は本人任せにせざるを得ません。また人を育てることだけが自分の仕事でもありませんから実行は相当大変なことです。

でも面白いことに、指導には“戦略”があるというのです。

戦略と言うのは目先の利益にとらわれず、最終目的を達成するために時に、目先の勝負で負けることも必要です。

例えば、この子に「東大を目指させよう!」とするのであれば、塾に行かせたり、家庭教師を付けたりするのが一般的だと思います。
この方は、そうではなくて、例えば東大卒の有名人に会わせお話を聞いたり、東大の赤門前に行って記念写真を撮ったりして、本人が東大に憧れるような環境を作るのだそうです。
本人がその気になったらしめたもの。
東大に入った後、あれをしたい!これをしたい!将来は何になりたい!など夢を抱かせ、東大合格さえ通過点にして盛り上げていきます。
周りはトイレに“東大合格”と張り紙をしたりして盛り上げ、最後まで寄り添うとのことです。

無論、かようなプレッシャーを与えられて全員が成功する訳ではないと思いますが、成功者の裏にはその人を支える優秀な指導者がいるのだと改めて考えさせられました。

さてさて、自分がどこまで出来るか?と考えると、途中で妥協していた自分が見え隠れして恥ずかしく思いました。

されど、最近は熱血指導はハラスメントと言われかねないし。。。

なかなか難しいものです。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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