2024年11月07日
金の亡者
もう30年近く前ですが私の社会人スタートは銀行員からでした。
まぁ、その話はどうでも良いのですが、銀行員をやっていますと当たり前のように良くあることが、多額の現金を目にすること。
確かに当時から億を超えるような本当の大金は振り込みなので直接現物を見ることはありませんでしたが、それでも1000万程度なら現物を見て、札勘(お金を数えること)はやっていました。
で、そんな銀行員から見るとお金ってただの“モノ”なんですよね。
少なくとも自分にとっては。
でも世の中ではこのお金と言うモノによって人生を狂わされる人が大勢いる。
だから、昔は銀行員(≒金融機関に勤める人)はそういう誘惑に流されない真面目な人物ということで“信用がある”と言われておりました。
それが今日TVで流れるNEWSを見たら、、、
某業界NO.1N証券会社の営業マンが顧客の家に商談に行って、そこでお客さんに何らかの薬物を飲ませて、昏睡させ、金品を漁った上に、放火したという事件を見ました。
絶句。。。
証券会社と銀行とではカルチャーが違うのは確かだと思いますが、薬物飲ませて火をかける時点で殺意があるのは明白で、どうしてこんな人が金融界に存在しているのか、憤りと嘆きで一杯になってしまいました。
確かにバブル崩壊の過程で多くの金融機関で、顧客の金をかすめ取るような不正は沢山おきました。
でも、殺意のある犯罪まではなかったと記憶しています。
本当に世も末。
頼れるのは自分や本当に心を許せる付き合いの長い友人だけになりました。
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