今日TVのニュースを見ていると何でも日本の酒や焼酎などの「日本の伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されるとの報道がありました。
確かに日本酒は世界に見ない物ですし、焼酎も蒸留酒と言う点ではどこにでもありますが味わいは他の蒸留酒とは異なる趣ですよね。納得です。
ところでこの世界遺産について考えてみると、世界遺産には大きく自然遺産(知床など)、文化遺産(美具の白川郷など)の他に、無形文化遺産(今回登録の酒造りの他、新潟の小千谷縮など)があって、それぞれ一世代で容易に登録を獲得できるものではなく、何世代にも渡って、営まれたからこその登録されるものです。
そしてこういった伝統的な遺産は世界遺産とまで大きく出ないまでも各地の伝統産業など行政から保護されるものが結構ありますよね。
東京ではあまり感じませんが、例えば青森県ではホタテ養殖とかリンゴの栽培とか。
ですが、残念ながらこういった伝統産業のくくりの中に縫製業はありません。
ホント良く思うことですが地方の自治体は、目立つことにはお金を出すけれどモノ申さない目立たない業界のことは放置プレイです。
冬場、経済が縮小する自然環境の中で縫製業がどれだけの安定的な雇用を抱えていようと釣りあげた魚に餌をやらないというのか、お構いなしです。
我々のスーツ業界(縫製業界)は何100年やったら伝統産業に認められるのかなぁ。。。
酒造りがユネスコに登録されると聞いて、ちょっと羨ましくなって愚痴ってしまいました。
東北と九州は縫製工場が地場産業と言うに値する位縫製工場が集積しているのになぁ。。。
2024年12月05日
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