2025年04月03日

いじめられっ子の論理

いよいよトランプ大統領が対日関税を発表しました。
何でも追加関税は24%だそうで、これを受けて日本の株価は急落。
日経平均はここのところ、対日関税問題で大幅下落していたのに更に加えて今日は一時1,600円も下がりました。

同じようなことは米国と接しているカナダやメキシコなど至る所で起きていますが、これと比較すると日本ってなんて反応が鈍いんでしょうか?
国会では石破総理の1人僅か10万円の商品券問題に振り回され、関税問題をまともに取り上げてなかったツケが来ているような気がします。

それはさておき、トランプ関税に対して国は何もしないのでしょうか?

前掲のカナダやメキシコは対抗措置をいち早く発表していますし、EUも相当な警戒感で厳しく対応する準備をしているようですが日本だけがトランプ氏からのお目こぼしを期待して何も事前に警戒感を出さず、(お目こぼしの)期待感だけが蔓延していたのでは?と思いますし、更にはトランプ関税が発表された後(今日以降)も目を付けられるのが怖いから黙ってじっといているような気がしてなりません。

これじゃぁ、まるでいじめっ子を前にいじめられっ子が無抵抗でいるようです。

確かに日本は米国に敵わないでしょうけど、それは他国も一緒です。
こんな時だからこそ、小国で協力し合って抵抗しなければならないのに。。。

こんなんでこの国どうなっちゃうんだろう?
フリーズして、嵐が通り過ぎるのを待つのなら、国や国会がある意味はないような・・・気がします。

本来ならいくつかの選択肢はあろうかと思いますよ。
いっそのこと中国に近づいていくとか。
アジアの盟主としてアジアをまとめるとか。
核武装とかも考えることだけはしないといけないのでは?

↑乱暴なことを言っていますが、国会議員が衆議院460人、参議院250人いるならその内の200-300人が真剣に主張する程度なら大勢に影響が出ないでしょうから議論しても良いのではないでしょうか。

このまま10万円商品券問題で政権が倒れるぐらいなら、アメリカに言うべきことを言って、その結果、政権が倒れるなら倒れた方がよっぽど良いと思います。

それはさておき、アメリカは貿易不均衡を理由に関税を上げていますが、その結果は米国内の輸入価格が上がりインフレとなるか、そうならないためにはその生産分を国内で製造する必要が出てきます。
でも、米国は人件費の安い海外で生産し、それを安く輸入することで反映してきた国です。
今更、地道なモノづくりなど出来るでしょうか?

私には豊かになった米国人が低賃金で雇える移民も使わず(メキシコ移民を追い返したから)、油まみれの物づくりなど出来る訳ないと思っています。

どうなることやら。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:05| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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