同じ紺無地の生地でもスーツならベーシックな水牛釦で良いかもしれませんが、お洒落な人なら、夏物なら黒蝶貝を使ったり、ジャケット単品ならメタル釦を付けたりすると思います。
近年は、生地の柄にトレンドがなくなり無地や格子ばかりになってきましたので意外と裏地やボタンにこだわりを見せる方が増えています。
そんな時、ビッグジョンやヨシムラでは青い色をした付属品ブック見本を使って、お客様にご案内するのですが、そこで使っている釦はトレンドを抑えているため利用度が高く、人気もあるのですが・・・
残念なことに、“遊び”が足りないのです。
いわば王道のど真ん中の物はきちんと揃っているのですがニッチな、マニアックな?オッと思わせるような物に欠けているんです。
これは青ブック(裏地・付属品見本帳)を企画したのが私自身ですから良く分かるのですが、商売としては売れる物を集め、売れない物は排除する方が良いに決まっているんですが、いかんせん、遊びが足りませんでした。
これは以前から指摘されていたことで、裏地についてはその後大柄プリント裏地を企画、店頭に展開することで青ブックの不足分は補えていたのですが、ボタンは未対応でした。
そこで今回はボタンで遊びの追加です。

貝調のボタンで柄の中にクラック(ひび)が入った物や、レディースやタキシード用にラメの入った釦や丸型ではなく楕円形の釦とか、メタルもちょっと洒落た感じの物を増やしました!
そして今日、ようやくその青ブックに入れる追加釦のページが出来ました!
あとは、店舗に配るだけ!なのですが、ちょっとここで問題発生。
遊びのある物はニッチなニーズ向けなのでメーカーさんも大量には在庫していないのです。
結果、メーカー在庫をサンプル帳政策に全て使ってしまい、ご注文を受ける分の在庫が不足しているのです。
あぁ、これでは何のための見本帳を作ったか、意味がなくなってしまいます。
ということでただ今、メーカーさんが販売用ボタンを生産中ですので、本格投入まであと1〜2週間お待ちください!
店舗には来週中にはサンプルを配布いたします!