今月は私の誕生月。とうとう57歳になりました。
思い起こせばこのオーダースーツのHP運営はオーダースーツのヨシムラ(現Yoshimura&Sons)が1999年に開設しましたから、かれこれ25年以上やり続けていることになります。
その後、ブログなど共用できる所はビッグヴィジョンでも共通利用していますが、結構頑張ってこのブログ続けてますね。
当時は自身も店頭に立ちながら、お客様が多くなる午後〜夕方や週末は店頭に、お客様の少ない午前中はWebページ作成と、営業的な仕事が多く、お客様からの感想のメールは自身の励みにもなり、また若さもあって深夜遅くまで仕事をしていた物です。
それがいまやスーツチェーン店の経営はおろか、ミシンを踏めない私が縫製工場の経営者ですから隔世の感があります。
それ故、今では直接お客様とやり取りすることは殆どないのですが、その中で唯一?自身が実務をやり続けているのが、ビッグヴィジョンのNET限定企画。
ヨシムラの方で行っていたサービス企画のビッグヴィジョン版です。
こちらの方は今でも何故か自分が担当していて、かろうじてお客様と直接つながっている場所で、私にとってはありがたい、大切な場所です。
実のところ、今、ビッグヴィジョンではEゼニアのトロフェオをNET限定企画として実施しているのですが、申し込み欄にはコメントを入れられる箇所があり、そこにコメントを入れて下さる方がいらっしゃいます。
今回はこんなコメントがありました。(個人からの情報ですが個人が特定できる訳ではないのでそのまま記載します。)
・ゼニアといえばトロフェオをまず思い浮かべます。柔らかさと美しいドレープのトロフェオは憧れです。よろしくお願いします。
・一度目の抽選でハズレてしまいました。今回は是非当選させて下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
・"何度か応募・購入しております。以前トロフェオのグレーを購入させていただいて非常に良かったため、希望いたします。"
・いつもお世話になっています。よろしくお願いします。
だいたい、どうでしょうか?10人に1人位コメントを入れて下さるのですが、ありがたいコメントです。
特に、“いつもお世話になっています”“宜しくお願いします”とかBtoBで仕事をしていれば当たり前の挨拶ですが、物販をやっていると、とかく威張る消費者が多い今の時代に、こういう普通の言葉?をかけて頂けることが多くありません。
だからこそ嬉しいのです。
テーラーをやっていて思うことですが(社員にも良く言っていることですが)
なぜ、医者は患者から“先生”と言われるのか?
逆に何故、物販はお客様から時に蔑まれるのか?(←若干言い過ぎの言葉ですが昨今のカスハラをお察しください)
それはひとえにお客様からの“感謝”があるかないか?ではないでしょうか?
だからお客様から感謝されるような接客、仕上がり、企画があれば、感謝されないことはない!だからそんな仕事をしよう!それが私の仕事観です。
(全社員が出来れば良いですが、それは理想論で、非現実的です。)
今行っているNET限定企画も、売上だけで見れば抽選なんかにしない方がよほど良いと思います。
でも抽選にしているのは、(※厳密な抽選ではありません。過去にトラブルがあったり横柄な方やルールを守れない方は抽選前に除外作業を行っています。)無用なトラブルに対するコストを真っ当なお客様に間接的に負担させないために行っている事でもあるんです。
そういった想いで運営しているNET限定企画は、10年15年継続しているうちに本当に良いお客様に囲まれるようになりました。
感謝の言葉を頂けること、どんな仕事でも嬉しいものですね。
まだまだ続けたいと思います。




ご紹介されていたNET限定企画に応募し当選しました。歩いているだけで鳩の糞が頭上から降ってきてあたるなか、何かに応募して当選するという経験はなかなかなくワクワク嬉しくなり、本日横浜店にお邪魔しました。佐藤店長さま以外皆さまにいろいろアドバイスをいただきながら楽しくさまざまな選択をしてきました。出来上がりが楽しみです。
クール/ウォームビズやビジネスカジュアルなどスーツにとって受難な時勢ではありますが、働く仕事仲間(従業員の方々)に寄り添いながら、経営にはしっかりとした信念をもって企業運営にあたっていることが感じられ尊敬いたします。
亡き父も御社で背広(スーツとは言わず背広と言っていたと思います)を作っていたのを思い出しました。親子二代お世話になります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
何でも親子2代で当社をご利用とのこと、とても嬉しいコメントをありがとうございます。
メンズのビジネスファッションも確かに背広からスーツに変わりましたよね。そのスーツも今や死語になりつつあり、もう何年もしたらビジネスカジュアル、ジャケット&パンツが主流になるかも知れません。当社はそんな中でビジネスファッションの王道を歩めるようこれからも頑張ります!