2023年01月16日

会食

今日は、珍しい方と一緒に食事をしました。
どんな方かというと、広告宣伝業界のお偉いさん(身バレは相手の方に良くないのでぼかします)。

実は、ワタクシには苦手分野があって、それが広告宣伝分野です。
これはどうやら私という人間が、どうやら左脳タイプ(感性に優れたタイプ)ではなく、完全な右脳タイプ(算数が得意なタイプ)に属しているからなようで、そういう点では数字には強く、一方芸術には疎いタイプです。

そんなことですからこれまでの自分のビジネスキャリアの中で、感性と名の付くもので成功した試しがありませんでした。

注:そんな右脳タイプ人間が、感性が必要なファッション業界で良くやれているな?!と思われるかもしれませんが、感性が必要な部分では、そちらに適した人物に任せています。

そんな私ですから所謂、電通とか博報堂とかの広告宣伝業界の人とはこれまで縁も薄くあまりお話しする機会もありませんでした。

それが、ひょんな会合から意気投合して今日のお食事会に到ったのですが、色々と伺えました。

例えば、業績を僅か数年で急拡大させた企業がどう広告宣伝しているのか?とか、
広告宣伝はどこまで商品を実力以上に盛る事が出来るのか?とか。

率直にお話を聞かせて頂きました。

そうしたところ、結局は実力がない商品はどんなに宣伝してもダメだということを言われ、何か目が覚める思いをしました。

メディアに取り上げられない(取り上げられたことがない)企業から見ると大規模な広告宣伝は打ち出の小槌のように見えます。
それを仕切っているのが広告宣伝業界ですから、以前から興味があったのですが、やはり本質は商品の力ということなんですね。

小技を使うより本質的価値を高めなさい、ということです。

改めて聞けば当たり前のことなんだと思いましたが、人間ついつい近視眼的になって本質を見失うものです。

では、どんなことが本質的価値なのか?という話に移ったのですが、その方から言われたことは、事前にヨシムラのHPをご覧になられたようで、今アップしているお客様いらっしゃ〜いコーナーのようなことが良いんだよ。と言われました。

お客様いらっしゃ〜い:理事長のジャケット

どういうことかと言うと、売ろう売ろうとするのではなく、お客様とお店が一緒になって良い物を作ろうとしている姿勢、これがヨシムラの本質的な価値ではないか?とのことでした。

なんかほんのり嬉しくなりました。

Fさん、大変勉強になりました。
次回は、私がご馳走します!
(今回は教えてもらったにもかかわらずご馳走になってしまいました!)
posted by オーダースーツのヨシムラ at 23:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

年頭にあたり


読者の皆さん、新年おめでとうございます。

新しい2023年はどんな一年になるのでしょうか?

昨年を振り返ってみると、、、

前年2020年から引き続いてのコロナで経済が沈滞しているところに、追い打ちをかけるようなウクライナ危機。
ウクライナの問題は直接的には影響がないかと思えば、原油価格が上がり石油製品や光熱費の値上がりを通じて家計に打撃が。。。
加えて、米国金利が上がったことによる円安によって、我々の身の回りの物が全て値上がり、社会全体がインフレになりました。
これは個人の生活でも会社の仕入や販売にも大きな影響を及ぼしましたが、法人でいうと更に厳しく、最低賃金の大幅な引き上げの継続や賃上げ要請。。。

これだけでみると本当に散々な1年でした。

でも、後半はコロナも第7波8波もそれ以前と比べると弱毒化しているようで少し落ち着き経済はどん底の2020・2021年と比べれば回復
といったところではないでしょうか。

そこで今年2023年は?となるのですが、
経済は少しずつですが確実に回復傾向になるでしょう。
ですから、コロナで歯を食いしばって頑張っていた企業には薄日が差すのでは?
でも、コロナで助成金で焼け太りしていたような所謂ゾンビ企業は、コロナ融資の返済が本格的に始まるので、淘汰が起きてきて、1年を通じるとプラスマイナス若干プラスかな?と私は考えています。

ただ、気になることがあります。

それは企業家ならではの発想なのかもしれませんが、現政権が求めている賃上げが私にはどうも上手くいかないのではないか?あるいは本質的な日本の競争力には結びつかないのでは?と考えます。

これは昨年11月ぐらいにテスラのイーロンマスク氏が買収したTwitter社の社員にリストラと在宅勤務削減やハードコアな働き方を求めた発言がありましたが(⇒これは後にイーロンマスク氏のTwitter社退任の原因にもなったため是非の評価は分かれます。)この報道を見た少なくない人たちがマスク氏に同調し、今の日本の緩い働き方について異論を唱えていました。
(参考まで今の日本人の年間労働時間はアメリカ人よりも少ないです!)

つまり企業家からすれば何も給料をケチっているのではなく、より生産性が高まり業績が上がれば給料は上がる(上げられる)のにそれが出来ず、利益が上がらず給料も上げられない。

だから賃上げを広く給料UPと考えるのであれば、仕事の質を上げ結果を出すか、仕事の質が上がらないならば残業をして給料UPすれば良いのでは?
単に単価を上げても質が変わらなければ無意味だということです。

こんなことを言うと今の日本はポピュリズムではもの凄く批判されると思いますが、私自身は自分自身に対してこのように考えています。

人様は人様ですので、強いることは社員にも子供にもできませんが、大人になってから本や新聞を読まない人、勉強しない人、電車でゲームばかりやっている人には、「もったいないなぁ、時間・若さを浪費して」と考えています。

さてさて、話があちこち飛びました。

そんなこんなの2023年ですが、コロナや戦争などの外的問題で激動する世界の中では、蟻とキリギリスではありませんが、やはり努力した人が勝つ1年になるのでは?と思います。またそうあって欲しいと願います。

今年も1年間、自分磨きに邁進したいと考えます。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今年はどんな1年に?


振り替えれば昨年は新型コロナに、サプライチェーンの問題に、ウクライナ問題からの諸物価高騰に、と激動の1年でした。
特に、物価高は深刻で、私たちオーダースーツ業界もほぼ全社値上げをせざるを得ない状況に陥ってしまったのは外圧とはいえ、苦渋の選択でした。

さて、2023年はどんな年になるのでしょうか?

個人的には物価高は今年半ばには落ち着くと考えていますが上がった物価が下がることはないと思います。
ということは我々は倹約するか?もっと稼ぎを良くするかの2択に迫られることになりそうです。

ところで折角の年始なのでちょっと真面目なコメントを。
今年は私が敬愛する福沢諭吉先生の名言から。

『進まざる者は必ず退き、退ざる者は必ず進む』

言葉の通りの意味ですが、世の中は絶えず進歩していく中で前に進む努力をしなければ廃れていくということです。

過去に安住するのではなく、変化を受け入れ前を向いて進む2023年はそんな1年にしたいものです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


折角なので、福沢諭吉先生の名言からもう1つ。
これは皆さん聞かれてことがあると思いますが、ちょっとだけ説明を加えて・・・

『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』

この言葉は、福沢諭吉を知らない人は「人は平等だ!」みたいな解釈をされますが、実は全く違っています。
この言葉の意味は『人に生まれつきの格差はない、しかし実際の人間社会には格差があり、その格差は学ぶか、学ばないか?の差だ』ということを言われ、勉学を勧めているのです。→だから「学問のすすめ」なのです。

私も50代半ばになりましたが、この言葉を胸に、今年1年精進します。


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2022年11月21日

良いのか悪いのか?


先週は久しぶりに山形・秋田の2縫製工場へ出張してきました。

えぇ、ケチな私のことですから全国旅行支援を活用して、です!

山形の工場は約半年ぶり、秋田の工場も8月以来の訪問で久しぶりに会う社員は懐かしく色々と工場の実情を話してくれました。

内容的に一番気がかりだったのは、、、
新型コロナジワジワ地方にも浸透してきていて、社員でも少しずつ罹患者が現れ、その対応(陽性者になったら何日休むとか、濃厚接触になったら何日休むとか)に追われ、社員数の割りに生産数量が落ち、特に山形工場は出勤率という点では非常に厳しい状態でした。

縫製工場は全国どこでも概ねそうですが、人が密集して作業していますし、場所によっては高齢の方が多いので普通以上に気を遣います。

さて、本題。

こうして山形・秋田と宿泊出張してきた私ですが、山形のビジネスホテルの精算で驚くことがありました。

それは、、、領収書の明細
宿泊代が7,150円で、旅行支援の割引が2,800円だったのですが、なんと!請求金額が7,150円で出ていました。
領収証としては総額の宿泊代で、旅行支援の割引はクーポンと表記されていたのでした。

20221117.JPG

とすると、、、
会社への請求は7,150円で良い?
差額の2,800円はポケットマネーに?
加えて、商品券3,000円分もお小遣い


個人的には商品券は会社へのお土産代と思い、私費負担の代わりとして頂いていますが、宿泊代の割引分2,800円を貰うのはちょっと業務上横領のような感がして若干気が引けました。

宿泊したビジネスホテル側も良く考えたものです。

・・・と、ここまでは普通の日記ですが、更に気づいたことがあるんです。

これって当社がやっている My First Order Suits FAIRと同じでは?

そう、My First Order Suits FAIRではキャッシュバックをしますが、これは当社にとって売上ではなく、(税法上は)広告宣伝費のような位置づけです。
それゆえ、キャッシュバック金額は売上ではありませんので、この部分では売上の減算(割引)にはならず、領収証上は、フルの金額が記載されます。

だとすると考え方は同じで、スーツを会社の経費で落とす人にとっては例えば6万円のスーツで3万円キャッシュバックなら経費は6万円。
一方でキャッシュバックは本来は所得なんでしょうけれど、調べようがないからそのままポケットへ。ということになるのでしょうか。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 06:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月11日

そろそろ増税よりも支出の削減を。。。


毎年この時期になると来年度の税制改正の話題が取り上げられるようになりますが、今、議論されていることとしては、

・(個人)所得税の最高税率引き上げ
・自動車の走行距離に応じた課税

などが取りだたされています。

所得税の最高税率の引き上げは、格差是正が主目的なのでしょうが、かつて(確か昭和時代)は最高税率75%だったのだから、それに近づけるべく戻そう!
という話のようですが、当時を知る者として思い出すのは、

・頑張って稼いで25%しか手元に残らないなら誰も仕事しなくなる。
→働くインセンティブがなくなる!だから所得税率を下げるべきだ!

・日本の所得税率は欧米に比べ高すぎ、海外から人材が集まらなくなる、投資されなくなる

といった議論から税率が引き下げられたと記憶しています。

私個人としては、確かに会社の社長をしておりますので一般の方より給料は多いと思いますが、経営者は過労死しても労災一つ下りませんし(経営者はそもそも労働保険に入れない)、何より常に倒産のリスクを背負っていますからある程度給料が高くなければそれこそ誰も経営者はやらないと思います。
(一見、傲慢に聞こえるかも知れませんが、私個人の仕事の仕方をご存じの方はご理解いただけると思います。)

でも、一方では日本の財政はもはや破綻状態です。
確かに、税収は過去最高で68兆円と言われていますから、だから良いという人もいますが、実は支出は2021年度はなんと140兆円です。

つまり家計でいえば年収の倍以上の支出をしている訳です。

もちろん、支出の中には将来に渡ってずっと利用可能な道路や橋などの公共施設の建築コストなどもありますから、これらは利用可能な期間で公平に負担すれば良いでしょうけれども、だからといって2倍の支出はどうにもおかしいでしょう。

とはいえ、コロナのこの2年は経済の激変から雇用調整助成金や全国旅行支援などの消費喚起策、国が手配したワクチンなど国でなければ出来ない事案があったのは事実です。

ですが、雇用調整助成金は経済が復調になった今年になってからもいまだ続いていて国の財政の出血は止まりません。

当社も雇用調整助成金にはお世話になりましたので、全てを否定することはできませんが、もういい加減、支出を減らす方に注力しないと国の財政が破綻してしまいます。

読者の方の中には経済に強い人が多いと思いますので釈迦に説法ですが、
今、日本は為替が円安で苦労していて、その元凶は日銀のゼロ金利政策にあると言われていますが、為替を元の水準に戻そうと思うなら、ゼロ金利をやめれば良いはずで、何故、それが出来ないかというと、金利が上がれば国債の利払い費が巨額になり財政がさらに悪化するからです。(もちろん民間の設備投資意欲が下がるという面もあります。)

そうならないようにするためゼロ金利なのですが、これも多分来年には解除され、金利は緩やかに上がってくるでしょう。

そうなると、、、今度は日本の財政悪化からどこかのタイミングで日本売りが始まり、結局円安になる(少なくとも1ドル100円には戻らない)と思います。

その段階で、インフレが加速して、、、
インフレは物とお金の相対価値の中でお金の価値が下がることを意味しますから、逆に国の借金は相対的に縮小することを通じて、実質的な増税になっていくのだと思います。

あぁ、日本の経済を考えると悲観論一色です。
私はあと3−5年でこのような状態になるのではないかと危惧してます。

因みに、このような時代になった時の自己防衛は・・・
簡単に言うと昭和30年代に戻ること。
つまり、馬車馬のごとく働き、そして輸出主導で外貨を稼ぐことではないかと考えます。

その時代になると当社も海外進出をしなければならなくなるかもしれません。

長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月10日

4回目接種

昨日、新型コロナの4回目のワクチン接種をしてきました。

ビッグヴィジョンとヨシムラではこれまで首都圏在住の社員に対して、東京駅鉄鋼ビルの職域接種を通じて、新型コロナのワクチン接種を
推奨してきましたが、今回はどうも職域接種がなくなった?(激減した?)ようで、待てど暮らせどお呼びがかからず、やむなく自衛隊が行っている東京駅でのワクチン接種に行ってきました!

一時期ワクチン接種がなかなか出来なかったために自衛隊が大手町の合同庁舎跡を使っての接種でしたが、統率された自衛隊の皆様のおかげでベルトコンベアーに乗るかの如くあっと言う間に接種を受けることが出来ました。

巷では第8波到来か?とも言われているようですがこれで安心です!
過信は禁物ですが、これで師走に向けた出張シーズンを乗り切れそうです!

とはいえ、副反応は辛かった×××
自衛隊のはモデルナでしたが、モデルナアームになるわ、発熱するわで今日は一日グロッキーです・・・
それでも仕事は待ってくれない×××
辛くともいつものように仕事仕事・・・

皆さんは4回目終えられましたか?

posted by オーダースーツのヨシムラ at 13:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月19日

インフレはつづく?

今日、Newsを見ていたのですが、日銀の黒田総裁が衆院予算委員会で、来年はインフレが落ち着くという発言をしたことにメディアが非常に批判的に書いていました。

・黒田氏は来年3月任期切れだから「来年のことは知ったこっちゃない!」という感じだ
とか、
・足許のインフレで庶民が苦しんでいるのが分からないのか!
などでした。

まぁ、相変わらずワイドショー的な庶民の味方を語るようなメディアが総じて厳しく書いていますが、どうなんでしょうね・・・

私は、個人的にはメディア(あるいはその視聴者)は何を求めているのか?
どうして欲しいのか?良く分かりません。

誰だか忘れましたが、海外に住んでいる元芸能人の人が「日本に戻ると何でも安くてありがたい!」と語っていましたが、その通りなんだと思います。
つまり日本の物価が安すぎるのです。

しかし日本人はそれに慣れてしまった。
バブル崩壊以降は、インフレではなくデフレ(物価下落)社会が長く続いていましたからね。

でも、本当はそっちの方が異常な世界です。

何故なら、明治の初期に通貨はそれまでの“両”から“円”に変わりました。
その時の、1両は現在でいえば7-8万円相当の価値だったらしいですが、それが1円です。
つまり、1両というお金に対して物の値段は70,000〜80,000倍になっている訳ですから、歴史の経過とともに物の価値が上がっていく(通貨価値が下がる)というのは必然なんでしょう。
だって、1円の下の“銭”なんて現在では存在しないですし、1円硬貨ももう皆さんにとっては無くても良い通貨でしょうから。

つまり年月とともに物価は少しずつ上昇していくものなのです。

歴史、そして世界はそれを受け入れてきたのに、何故日本人は受け入れないんでしょうね。
ガラパゴスと言われるのも無理はないと思います。

またこういった無知な大衆(←失礼な言い方だと思います。すみません)に迎合する形で、インフレを過度に悪者扱いする政治家も間違っていると思います。

インフレは急激なものは良くありませんが、適度なインフレはむしろ経済にはプラスです。

何故なら、
インフレが見込まれれば、人はタンス預金をしてお金の形が下がるぐらいだったら、将来有望な物に投資するでしょうし、投資しないまでも、来年値段が上がるならといって物を買い、消費が進むでしょう。
そうすれば、企業は儲かり、それが人に分配されるから
です。

それを値上げ=悪、値上げをする企業は悪い、価格維持をする会社は正しいみたいに報道し、これが社会ムードを醸成してしまうと、皆が我慢する、欲しがりません勝つまでは!になってしまい、一億総清貧社会になってしまいます。

それで良いのでしょうかね?
資本主義である以上は、努力して立身出世し、財を成すことは正しいこと、素晴らしいことではないでしょうか?

だから私は経営者としてはインフレ以上に稼ぎ、従業員へはインフレ以上に給与を与えられれば、緩やかなインフレには大賛成です。

ところで、このインフレ、ファッション業界ではどうなっているでしょうか?

実のところ、この秋冬から殆どのブランドが価格改定をして値段が上がっています。
上がっていなくても、例えば今まで10万円のスーツはゼニアの生地を使っていたところが、従来1ランク下の生地だったキャノニコを使ったりと実質値上げをしています。(残念ながら当社もそのような対応をしています。)

これは生地が好きな慣れた人ですと見ればわかるかと思います。

ただ、難しいのがこの業界でのステルス値上げ

どういうことかというと原材料の混紡率目付を変える方法

混紡率というのはウールやポリエステル等の原材料の内容で、目付というのは生地の重量(つまり原料の使用量)です。

目付の方はシーズン性がありますからあまりごまかしは利きませんが、見落としがちなのは混紡率です。

特に、安さを売り物のしているメーカーの商品は要注意です。

なぜ要注意かというと、安さを売りにする会社は従来この価格帯の商品を中国やインドネシアなどで縫製することでコストを下げてきました。

ですが、これらの海外縫製こそが昨今のインフレの影響と円安の影響を強く受けているからです。
つまりインフレで20%<コストが上がり、更に為替で30%上がれば1.2×1.3=1.56倍のコストアップになっているからです。
物には、原価というものがあり、値下げをするにも限界があります。
原価を無視して下げることはできませんからどこかで無理をします。

その無理の行きつく先が、混紡率です。

読者の皆さんも調べてみてください。
安いスーツの内ポケット裏についている品質表示や原産国表示を。

従来一番安いスーツは、ウール50%ポリ50%ぐらいでした。※
(※:昨今、ハイテク繊維として高価なポリエステルもあるためこれは例外)

それが来年あたりからはウール30%、ポリ70%になりますから。

実のところ、当社でも最廉価商品は海外縫製ですし、ウール50%ポリ50%です。
そして、今、コストを下げるためにウール30%の提案を生地メーカーから受けています。
誘惑は甘く、一時の快楽をもたらします。
どうするかはもう少し熟考しますが、私としてはウール50%は維持したいと考えています。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月11日

かっぱ寿司とはま寿司

最近、見たニュースで驚いたのはかっぱ寿司の社長(今は元社長)による前職はま寿司の仕入情報を漏洩した事件

私がこの事件に注目するには実は訳があります。
それは、過去によく似たケースで裁判をした経験があるからです。

裁判というネガティブな情報を書き込むことには少なからず抵抗がありますが今後このような事件がないことを祈る上でも敢えてその時のことを書きたいと思います。

今回のかっぱ寿司のケースは直接的には不正競争防止法違反ですが、この法律の意図としては「本来自由な競争であるべき経済活動に不正なやり方で競争をしてはいけませんよ!」というのがその趣旨ですが、具体的には不正な手段で企業秘密を入手したケースなどを罰する法律です。

本件は「はま寿司」からすれば、自社の社外秘である仕入情報を盗られた訳ですから、窃盗と同じな訳です。

ですが、この法律、実はこの20-30年ぐらいでようやく認知されてきた、まだまだ実効性の少ない法律です。

というのも、先述の当社の例でいえば、当社でも約25年前に退職者に顧客リストを持ち逃げされ、同業の会社(生地の卸売販売部門)を起業され大打撃を受けたことがあります。

ですが、当時は不正競争防止法という法律はあっても厳しい刑罰に至らず、勝訴したものの賠償金は雀の涙でした。(警察には動いてもらえず、民事のみ)

またその時も情報の窃盗(当社の例では顧客リストの持ち逃げ、かっぱ寿司の例では仕入情報)を立証するのは、原告側ですから大変でした。※

※:当時は刑事事件にはならず民事オンリーでしたから、恥ずかしい話ですが、盗みを行った退職者の事務所に深夜行き、そこのゴミから当社顧客情報を見つけ出し、裁判所へ提出、ようやく当社顧客情報を持ち出したことを立証した次第でした。これが、はま寿司のケースでは警察が動いていますから、はま寿司側は楽で羨ましいです。

まぁ、時代が25年を経過し、また企業規模も大きかったこともあるのでしょう。
そう考えると時代の変化を感じざるを得ません。

とはいえ、私がとても残念に思うのは、東証プライム市場に上場する企業の、しかもトップである社長がこのようなことをしていたという事実
なんという、コンプライアンス意識の低さでしょうか。

人の物を盗んで良い?
情報というモノではなく形のなモノだから盗んで良い?

こんなことを考えている人が企業のトップでいるというのはなんと不幸なことかと思います。

確かに、会社の代表となると色んな誘惑があります。
チヤホヤする人はいくらでもいる訳ですから。
そしてそのチヤホヤされた結果、愚行をする人は大いにいると思います。
でも、自分から率先して犯罪を犯す人はそうはいないでしょう。

かっぱ寿司と比べれば、我が社は小さい会社ですし、私がどんなに頑張っても東証プライムに上場は出来ないでしょう。
でも、だからといって、心まで卑しくはなりたくはありません。

出来るか出来ないかは別にいつも心の中に留めているのはノブリスオブリージュ(高貴なる者の務め)。
人より上の立場で日頃から偉そうに話をして、他の人よりも少なからず高い報酬を得ている以上は、だからこそ背負うべき責任があると思うのです。
稲盛和夫氏のような人は珍しいのでしょうね。。。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月10日

全国旅行支援

いよいよ明日から全国旅行支援が始まります!

実は、ワタクシこの旅行支援には大変期待しています。
前回のGOTOでもそうでしたが、私の場合、仕事で東北の各工場や、ビッグヴィジョンの名古屋・大阪エリアを定期的に回る仕事があると、これが本当にありがたいのです。
前回のGOTOでも随分安くいかせていただき、クーポンはそのままお土産に使えたので皆から喜ばれました。

加えて今回は平日の割引が大きいと聞きます。
そうなると仕事で行く私には尚更ありがたく、1泊延泊して私的旅行に使おうとすら考えています。

ということで、明日から全国旅行支援ということで、早速、年内に出張予定の各県の県庁HPを見てみました。

青森県、秋田県、山形県、新潟県、、、

ど、どこも記載がない。

唯一、秋田県だけ「全国旅行支援についてはこちら→」となっていたものの、(現在準備中)とのことでした。
https://aki-tabi.com/ 
※ご覧頂くときにはもうUPされているかも知れません。

これじゃぁ、ねぇ、、、

まぁ、色々あるのでしょうね。
前回のGOTOの時は、国主導だったため、自治体から使い勝手が悪いとか酷評されましたから。
だから国としても、じゃぁ、予算だけ上げるから自分達で企画してみ?って感じなのかもしれません。

国や県が何かイベントを企画するとなると、何かミスがあったら許されないという観点からどうしても慎重に慎重に、となってしまいます。

世の中には悪用する悪い人がいますから、仕方がないのだと思いますが、漏れがない仕事というのは大変です。(ミスればメディアに必要以上に叩かれますし)

でも折角決めたイベントですから関係される方にはご苦労ですが頑張っていただきたいと思います。

コロナで色んな業界が打撃を受けましたが、その中でも旅行業界は壊滅的な打撃を受けた業界の1つです。
何とか早く支援策を決め、復活する兆しのあるインバウンドを含めて、コロナ前の観光業を取り戻しましょう!

posted by オーダースーツのヨシムラ at 09:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月02日

訃報


人が亡くなられたことをブログで書くのが良いかどうか、批判があるかもしれませんが、最近、自分にとって大きな存在感のある方が随分亡くなられたような気がします。

1番はアントニオ猪木氏であり、それ以外にも新党さきがけをを立ち上げられた武村正義氏、笑点で誰もが知る三遊亭円楽師匠などなど、最近は寂しいことが多すぎます。

武村氏は、自民党政権が続く中、新党さきがけ、日本新党とで非自民党政権が誕生させた立役者の1人で、自分が社会人なり立ての頃で、日本の行く末について考えることが多かったからかもしれませんが、その時の高揚感をよく覚えています。

三遊亭円楽師匠は、笑点は好きでしたが正直そろそろ後進に笑点の席を譲ってあげないといけないなぁ、と最近考えていただけに正直微妙でした。

そして何より存在感が大きかったのはやはりアントニオ猪木氏。

第何次かのプロレスブームで中高生時代を過ごした私にはアントニオ猪木氏がハルクホーガンと闘う姿が脳裏に残っていますし、何よりプロレスを引退した後、政治家になるとは思いもしませんでしたし、何故あそこまで北朝鮮に固執したのかも分かりませんでしたが、とにかくすごかった。
燃える闘魂、最後まで煌々と燃えていました。

こう考えると、人の死というのは残された人の記憶にどれだけ色濃く残るかに尽きるのではないでしょうか。
私は小さい世界に住まう者ですが、小さい世界だからこそ深い世界であり、その小さく深い世界の中では存在感を残せるようになれれば、と改めて考えました。

ご冥福をお祈り申し上げます。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする