2024年01月12日

能登地震の影響

元旦に起きた能登の大地震、寒い時期だけに大変です。

大地震があってもその後震度5程度の余震が何度も続いていますから影響を受ける地区の方は気を抜く間もなく、被災された方には心より同情いたします。
私も出来ることは何かないか?と考え、工場の備蓄用食料・飲料水を送るぐらいしか頭に浮かぶものがなく手をこまねいています。

それはさておき、今回の地震で私達の業界(オーダースーツ、アパレル業界)にどんな影響があるか?考えてみました。

実のところ、石川県というと繊維業ではピンとくるものがありませんでした。
昔は、お隣の福井県(その隣の京都を含む)が水戸黄門の『“丹後”のちりめん問屋』のとおり、婦人物のちりめん(シボのある伝統的な婦人用の生地)の産地だったことや、昭和の時代には、化学繊維系メーカーの工場が過去にありましたが、それも過去30年で海外移転等によりあまり繊維業の産地としては存在感が薄くなっていました。

ところが色々調べてみるとそうではないことが分かりました。

どこに影響がありそうか?というとどうやらキュプラ裏地の生産に影響が出そうです。

どういう事かというと、皆さんもご存じのように服地(裏地含む)などの織物は縦糸と横糸を交差することで反物を作りますが、縦糸は横糸と比べて長さが非常に長いため、それ専用で糸を作ります。
(イメージとして、色違いの生地というのは、縦糸を同じにして横糸だけ色を変えて生地を織るケースがあり、縦糸というのは汎用性が高いのでロットが大きくなるのです。)

そして、この縦糸を作る工場が能登半島を中心に多いようなのです。(仕入れ業者さんから教えて貰いました。)

ご存じの方は余程の業界人だと思いますが、実はキュプラ裏地はここ数年受難続きです。

というのもキュプラという素材で一番有名なのは旭化成のベンベルグですが、その旭化成ベンベルグ工場が2022年に火災を起こし、(同社は過去にも火災を起こした事があり)消防がなかなか工場再開の許可を出さないのだそうで、今現在完全な供給力不足に陥っています。
(旭化成は技術の海外流出を防ぐためベンベルグは海外工場では生産していないことも、供給不足に追い打ちをかけています。)

そこに今回の縦糸成形工場が被災してしまったとすれば大変なことです。

聞くところによると今現在はまだ工場の被害状況すら見えていないようなので、詳細はこれからの後報を待たなければなりませんが、世の中は色んな所で複雑にかみ合っているものです。

当社も何かお役に立てれることがあれば微力ながら協力いたしたいと思います。
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2023年06月26日

お目汚しですが、、、

繊維(ファッション)業界に特化した繊研新聞というのをご存じでしょうか?
(一般の方はご存じないですよね?当たり前か)

先日、その業界新聞の記者から取材を受けました。

まぁ、オーダースーツ業界では一応老舗に入りますから時々取材は受けるのですが、今回の内容は普段の業績とか今後の戦略とかの取材とはちょっと違っていて、当社(特にBVの親会社にあたる吉村株式会社)の>過去・現在・未来について3回に渡り、語ってもらうという内容でした。

そして今日はその第1回目(吉村株式会社の過去についての記述)の掲載日でした。

ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが当社(ビッグヴィジョンでなく親会社の吉村株式会社)は創業明治初期の既に業歴が135年近くある結構な歴史ある会社です。
祖業は、紳士物のいわゆる羅紗(らしゃ)屋(洋服地販売のお店)ですが、明治・大正期に一財産を築いた後、その後2代目(私の父)の代には第二次大戦後の女性の社会進出、自由なファッションの時代に合わせ、紳士物から婦人物メインに切り替わったこと。
そして、バブル崩壊後の私の代になってからは、インターネットの普及を見越して早い段階からECを開始(1999年〜)したこと、ハンドメイド縫製工場の三久服装の買収、東日本震災の激動の年(2011年)にビッグヴィジョン・オリテック(縫製工場)を買収したこと、その後の秋田山形工場の買収などを記事では紹介しています。

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私の毎日は、コツコツ地味に、真面目に、同じような日々を過ごしていますが、こうしてみると節目節目では結構大胆に経営者としてそれなりの判断をしているようです。
自分のことではありますが、人が書いた文章を読むとなんか自分のことでないように感じます。

続編は7月に入ってからあと2回掲載されるそうですのでその都度記事をアップしますので、お目汚しだとは思いますがご覧頂ければ幸いです。
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2023年06月07日

社長の地味なオシゴト


読者の皆さんは社長の仕事というと、決裁書類に囲まれて判を押すのが仕事とお思いの方も多いと思います。
まぁ、普通の時期なら確かにそんなかも知れませんね。

でも、実際にはかなり大変で、やはり何が一番大変かというと企業の戦略を練ることだと思います。
ビッグヴィジョンでいえば、商品や広告宣伝もそうですし、5年10年スパンで見ると例えば海外縫製に負けないために7Daysオーダー(短納期なら海外製は間に合わないため)などの戦略を練るのが最大の仕事です。

でも、今日はそんなムズカシイお話をするためのブログではありません。

今日の話題は社長の地味なオシゴトです。

実は、ここ2-3週間私の頭を悩ませている仕事があります。

それは、、、7月に青森工場で行う従業員、家族を集めた通称ファミリーパーティーの内容です。

どんなイベントか?というと、要は終業員やその家族の皆さんに

コロナの3年間、皆頑張ったよね!
会社も雇用調整助成金をもらいながら頑張ったし、従業員の皆にも慣れないマスクやガウンの縫製をやったり、一時帰休に協力してもらったり、大変だったよね!
苦しい3年間を皆で乗り越えたから、コロナ克服記念でパーッ!とやろう!


というイベントです。

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※:画像は3年前に行った新工場移転記念の納涼祭での様子。

で、今回はどんなことをするかというと、ここからが大変。
もちろんイベント屋さんを呼んで企画してもらう訳でなく、素人が皆で知恵を集めながら企画していきます。

今のところ決まっていることは・・・

●青森工場の敷地内に、屋外テントを張り、場所を確保
 ⇒レンタル用品の店に屋外テント手配

●参加者は、青森工場従業員+家族に加え、秋田工場・山形工場からも参加
 ⇒バスチャーター、宿泊手配、翌日の観光メニューを検討

●食べ物系
 ⇒的屋さん4-5軒手配  ⇒飲み物事前調達準備

●イベント系(お遊び)
 イベント@:秋田工場・山形工場によるイベント
  秋田工場:秋田銘酒利き酒会 + ご当地おつまみ
  山形工場:山形芋煮40-50人前 ⇒鍋、食材手配

 イベントA:マグロの解体ショー
  これは3年前に実施した際に、大好評でした。
  が、この費用ン10万円は全額私のポケットマネーから。とほほ

 イベントB:社友会によるBBQ(検討中)

●イベント系(お仕事)
 イベント@:家族・子供向け工場見学会
 母ちゃんはこんな仕事してるんだ!?

 イベントA:秋田・山形工場従業員向け工場見学会
 こちらは社員研修の意味合いが強く、しっかり専門的に説明

●イベント系(大人福引)
 ⇒景品内容の検討
 特賞:こういうのは地元で買えないものが望ましい
 1等〜3等:私のふるさと納税を使った景品数種手配
 参加賞:これの予算次第で結構全体が変わる。。。

 記念品:従業員向けにコロナ克服記念としての記念品配布

●イベント系(子供福引)
 ⇒景品手配 お菓子詰め合わせetc手を抜けば安く上がるが、子供たちの喜ぶ顔も見たい!

●その他にも、チケット作成、メディア対応などなど

やることだらけです。
本当は若い者に丸投げ!に!とも思うのですが、日中皆さん仕事で忙しいし、東京にいる私の方が情報が多いので、ただ今アチコチ調査中です。

今のところ
NET検索:アマゾン、記念品製作会社調査
浅草橋:花火問屋まわり
上野:二木の菓子でお菓子詰め合わせ探し
下北沢:マニアックな物探し

などなど休日を使いながら調査中です。
喜んでもらえると良いのですが・・・
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2023年04月03日

新入社員諸君へ


4月新年度入りして、今日が会社の入社式だった方も多いのではないでしょうか?
当社にも僅かですが新入社員が入社し、フレッシュな気分を味わっています。

そこで、新入社員への訓示という程ではありませんが、自戒の意味を含めていくつかアドバイスを書きたいと思います。

マザーテレサの有名な名言に次のような言葉があります。

 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。


このことは誰が説法する訳でもなく素晴らしい名言ですので、私からコメントすることはありません。

ただ、私がこの中で一番身近に気を付けているのは

 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。 の部分です。

この中で私はビジネスでいえば
性格ではなく実力ではないか?と考えます。

つまり、
 習慣に気をつけなさい、それはいつか実力になるから。ということ。

何故かというと、例えば朝夕の通勤電車の行動。

昨今はスマホをイジっている人ばかりで、読書をしている人はスマホイジリの人の1/4位しか見られなくなりました。

朝夕で往復90分間、読書して知識を増やす人とスマホゲームをする人の違いは、これから40年以上続く皆さんのビジネスキャリアでは、これだけの時間になります。

90分×25日/月×12か月×40年=18,000時間=750日=約2年間以上

この時間を遊ぶか、大切に使うか?で皆さんの人生は大きく変わります。

何でこんな偉そうなことを書くのか?というと、私の年齢になるとそろそろ自身自分のビジネスキャリアの賞味期限を考える年齢になります。

今が55歳ですから、あと10年しかありません。

そう思うと、やりたい事、やり残した事を成就するためには残り時間が短いのです。

だから若者は若さにかまけて貴重な時間を無駄にしないでください。
若いうちの努力は必ず皆さんの将来の糧になりますから。

後になって、若いうちに勉強して資格でも取ってキャリアアップすれば良かった×××と後から後悔しても無駄ですし、更には若い頃の自分の努力不足を棚に上げて、政治が悪い、世の中が悪いと吠えても誰も助けてくれませんから。

今からしっかり苦労すれば必ず将来利息を付けて自分に返ってきますから。

君たちは今、社会に入って暫くは弱者のように見えるかもしれません。
でも、将来の時間を持っているという点では一番の勝者なんです。

この時間を大切に!

残り時間の少ない年寄りのヒガミかも知れませんが、新年度にあたっての私から若者への言葉でした。
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2023年03月29日

設備投資


会社を経営しているとお客様や従業員には見えない部分で色んなお金がかかります。

それは、販売であるビッグヴィジョンにとっては店舗の開発費用であり、本部経費がそれにあたりますが、物を作る(当社の場合は縫製工場)方は、一番が設備投資にかかる費用です。

今回はその設備投資についてお話ししますが、読者の皆さんは縫製工場のミシンなどの設備ってどれぐらいのお金がかかるか想像できますでしょうか?

例えばBrother等の家庭用ミシンなら1台10万円もしないと思いますが、縫製工場のミシンは馬力が違いますから結構な金額です。
でも一般的な本縫いのミシンならまだ序の口。

専用ミシンと言われる特殊用途のミシン、例えばポケットの玉縁を作るPWミシンや手縫い風のステッチを入れるピックステッチミシン、襟周りのハ刺しミシンなどは、順に300万350万1,500万円と一般の方には想像できない金額だと思います。(ハ刺しミシンなんて大ベンツが買えます!)

更に、これに加えて昨今のCAD、CAMのシステムはどれも1台1,000万円規模で、これらは定期更新が必要です。

そんな金食い虫の縫製工場ですが、実は当社グループの縫製工場では今年次の設備投資を予定しています。

大きいものだけで・・・

青森工場
・自動倉庫1基新設(1,800反格納)4,500万円
・CAM2台新設(1台1,000万円×2)
新潟工場
・CAM1台新設(1台1,000万円)
・CAD入れ替え(1台800万円)


あ〜っ、他にも100万単位の物がいくつかありますから合わせれば1億近い、、、

でも、やらなければなりません。
人件費も近年鰻上りですし、もう大変。

ということで、3月まではマンション建設で忙しかった私ですが、新年度4月以降は工場の設備投資で忙しくなりそうです。

でも、特に自動倉庫新設は、これで3,000反以上の生地を保管できるようになり効率性がぐんとアップするので楽しみです!

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2023年03月25日

ようやく竣工

3月は年度末の会社も多く、またプライベートでも人の移動がが多い時期で、当社も私個人も毎年慌ただしく過ごしていますが、今年は例年以上に忙しい月末期末です。

何故例年以上に忙しいかというと何度かこのブログでも書きましたが、名古屋の旧ビッグヴィジョン千種店の跡地再開発で賃貸マンションを建築していたのですが、それがいよいよ竣工することになったからです。

そして今日はその引き渡しの日

計画が出たのが約3年前。
丁度2年前の今頃はプラン作りで大変でした。
大通り沿いで容積率はあるのですが、裏が一種住専のため日影規制とか諸々あり、プラン作りが難航しました。
プラン作りと同時に苦しんだのが業者選定。
各社得手不得手があり、各社それぞれのモデル物件を見に行ったりと、東京在住の私には頻繁に名古屋出張する訳にもいかず、年末年始の休みを使って、息子と人知れず物件巡りをしたりしておりました。
(業者さんは、自分達が案内すると言うのですが、良いことしか言わないため冷静に見るため業者抜きで物件巡りしてました。)

契約してからも大変でした。
まず初めは、名古屋千種店の閉店セール代替出店店舗選定(→名古屋八事店に決定!)
その後は、解体工事や隣地住人様へのクレーム対応
(解体工事や基礎工事は音や埃が出るので大抵、近隣から苦情が来ます。)

基礎工事も、杭がどこで留まるかやってみないと分からないため工事金額の変動要因となり、ビクビク。

基礎が終わり、いよいよ建築が始まると今度は建築業者さんのチェックで専門家を引き連れ、抜き打ちチェック。

そんなこんなで建築に約14か月

それがようやく完成です!
引き渡しの当日は近隣の桜の花も満開でとても良いスタートとなりました。

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名古屋では高級住宅地と言われる、千種区覚王山のRAXA覚王山。
敷地面積約180坪、低層中層階は40uの1LDK70uの2LDK、上層階はなんと!120uの3LDK

特に、上層階は1フロア1住居。
エレベータをラクセスキー※にしたので、エレベーターが開くと共用廊下がなく、いきなり玄関となる豪華仕様です!
※:ラクセスキー 自分の居住するフロアしか止まれないよう制御した鍵

近隣には、日泰寺の他、松坂屋の創業家(伊藤家)の別宅跡地の揚輝荘(有料・無料観覧)があり、とても閑静な住宅街です。(↓画像)

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2023年02月27日

もうすぐ完成

仕立て屋の社長である私には他にもいくつかの仕事があります。
1つは、スーツ・シャツの縫製工場の代表ですし、それ以外にはヨシムラの代表
そしてヨシムラには不動産がいくつかあるのでその管理業務
ビッグヴィジョンや工場、ヨシムラの経営だけでも結構大変なのに、これに不動産管理ですから結構多忙です。
(とはいえ、任せるべきは他者に任せてお願いしています。)

そして、最近増えてきたのが別の不動産のお仕事

建っている不動産は入居者管理や補修等の修繕位ですからある程度はプロにお任せするしかないのですが、近年増えているのがビル建築の仕事です。

最近の例でいえば、東京本社の建設。
これはコロナ直前に竣工したため、サプライチェーンが崩壊する前だったので非常に良いタイミングで出来ましたし、自慢ではありませんがGOODデザイン賞を取れたのは、自身の仕事として誇らしく思っています。

ですがこれも、もはや3年前の仕事。

今、やっているのがビッグヴィジョン旧千種店の跡地開発

旧千種店はちょっと変わった住宅地立地。
名古屋に地縁のないかたには分からないかと思いますが、東京でいうと、、、
どうでしょうか?世田谷区の駒沢通沿いみたいな雰囲気の高級感ある立地です。

そんなところにテーラーですから売上的には今一つでしたから、2年前に閉店して、その後マンション開発をしておりました。
約170坪の敷地に10階建てのマンションです。
裏が第一種住居地域ということで、建蔽率・容積率を生かしきれなかったのですが、その分高級感のある仕様にしました。

それが来月竣工します。
今はこんな感じ。

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1〜6階は1LDK、2LDK
7〜10階は1フロア1住居120uの3LDK

特に、上層階はエレベーターが開くと、共用廊下ではなく、玄関が広がるという高級感ある仕上がりです。

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私の仕事にはこんな仕事もあるんです。

当社は本業は糸へん業界(生地屋・仕立て屋・縫製工場)ですが、毎年僅かながら積みあがる収益を不動産投資に振り分けることで安定経営をいたしております。

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2022年12月17日

寒波到来の中・・・


今週は日本列島全ての地域で寒波が来たようです。
何でも今シーズン最強の寒波だそうで、スキー場はほっと一安心といったところでしょうか。

寒波の中で、私はというと若い頃はスキー三昧でしたから喜んでおりましたが、今はやはり暖かい方がありがたく、寒いのは苦手です。

といいながらも今週は師走ということもあり新潟工場、青森工場にそれぞれ出張してきました。

月曜日にNET限定企画の発表を行い、
火曜日には始発の新幹線で新潟出張、戻りは20時×××
水曜日は本社で青森の工事関連で業者さんと打ち合わせ、仕入れ先打ち合わせ
木曜日は始発の飛行機で青森入り銀行さんに決算報告&工場案内
金曜日は懇意にして下さった銀行の常務さんに表敬訪問etc


新潟はみぞれ交じり、
青森は二泊三日ず〜っと、雪

いや〜っ、師走の忙しい時に雪は堪えます。
工場内にコロナ陽性者が増えたため、車を運転してくれるスタッフも見つからず、おっかなびっくり雪道運転、、、

仕事帰りの銭湯※だけが唯一の楽しみでした。

※:弊社青森工場の所在する弘前・田舎館・藤崎町周辺はあちらこちらに源泉100%かけ流しの銭湯があり、お値段も1回400円程とリーズナブルです!

東京ではありえない源泉かけ流しの銭湯にサウナに、露天風呂があって400円!

雪が降ってる中の露天ですから、風情もあって素晴らしかったです。
思わずサウナ5分⇒水風呂⇒露天風呂⇒サウナ・・・を3回も繰り返してしまいました。

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温泉では癒され、少し疲れも取れましたが、その後は雪また雪。

帰りの飛行機も遅れるし、さんざんな1週間でした。

年内もあともう少し、皆さん頑張りましょうネ

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2022年08月24日

時代の節目

最近、コロナなど100年、200年に一度と言われるような想定外の出来事で社会全体が大きく変わることが起き、そのたびに時代の大きな曲がり角、節目にきているのかな?と考えています。

これは何も自然災害だけでなく、例えばオリンピックの問題で贈賄を疑われているAOKIの問題も、天下のAOKIがこんなことで凋落するかもしれない訳ですから同じことです。

ざて、
そんな社会全体のことを中小企業のオーナーが語っても仕方がありません。
今日は業界の話をします。

実は、業界人なら有名な話なのですが、先日オーダースーツ業界では重鎮中の重鎮であるG社の会長がお亡くなりになられました。
ご高齢でしたのでお亡くなりになられたこと自体は天寿を全うされたものと思い、悲しいというよりお疲れさまでしたという感じですが、
当社も少なからずご縁のあった方でした。

今日はその方の経歴を話したいのではなく、この方を通じて、オーダースーツ業界の栄枯盛衰を考えてみたいと思います。

読者の皆さんはオーダースーツ業界
特に、ハンドメイドのフルオーダーではなく、イージーオーダー、パターンオーダーと言われるある程度機械化・近代化されたオーダースーツ業界がいつ頃生まれ、その中の中心企業はどこだったか?などご存じでしょうか?

その歴史はこんな感じです。(一部自身が業界に入っていない頃のこともありますので事実誤認があった場合はご容赦を)

昭和60年代〜 アパレルCAD・CAM開発によりイージーオーダーが生まれる
 代表的縫製工場:花菱縫製、グッドヒル、日本ソーイング、東京クロージング(廃業)
 代表的販売店:ハナビシ、銀座山形屋、エフワン、ビッグヴィジョン


※自社のことを宣伝するつもりはありませんが、実はビッグヴィジョンはイージーオーダーでは相当な老舗です。ただし、その当時は私は社長ではありません。
これらの言わば老舗縫製工場、販売店は今でも規模の大小はあるものの今でも営業しております。

が、2000年頃より新たな風が吹き始めます。
そう、インターネット化によって中小専門店が自身の特徴をアピールする形で大手に対抗しはじめ、新たな勢力が生まれてきました。

ある意味、それがオーダースーツのヨシムラだったのかもしれません。

そして、専門店が台頭し始め10年。少しずつ風向きが変わります。

2010年頃〜 IT系企業の参入
2000年頃から台頭してきた中小専門店ですが、どうにも中小企業の枠を抜け出すことができる企業がありませんでした。
ある企業はNETでちょっと売れたことを良いことに、NETビジネスアドバイザー業に力を入れすぎ、本業を失ってしまったり、楽●などのショッピングモールに良いようにされて疲弊してしまったりと、あまり後に繋がった企業は多くありませんでした。

そして次に台頭してきたのが前述NET系IT系企業です。
彼らは、最終ゴールとしての上場を目指し、頑張っています。

代表的な例では、ファブリックトーキョーさんとか、撤退されましたがZOZOスーツさんでしょうか?

彼らの強いところは、【オーダー=個別性がある→だから全てを非効率な個別性で良い】という従来の発想をなくし、ITで効率化できるところはすべて効率化して、合理化しよう!といったもので、これは現在の当社の7DAYSオーダーなどに生かされている発想です。

また、同時に2010年頃から大手既製服メーカーのオーダー業界への進出も多く行われるようになりました。
今の企業でいえば、コナカのディファレンスなどがそうですし、ほかにも色々あります。

長々と書きましたが、そんなこんなで今のオーダースーツ業界は

老舗企業、中小テーラー、IT系、大手既製服チェーン系列などがひしめいているのが実情です。

さてさて、どんな企業が生き延びていくのでしょうか?
古い老舗企業は、会社によっては動脈硬化を起こしているところもあります。
中小テーラーも抜きんでている店は多くありません。
IT系にはノウハウ不足もあったり、大手既製服チェーンもオーダーという専門戦の習得には苦戦している店も多いようです。

業界の重鎮の方がお亡くなりになったことで、改めて業界の歴史を振り返ってみましたが、他業界が歴史の変遷とともに統合や合併、倒産や起業を繰り返して新陳代謝により活性化しているように私たちの業界も今後そのようなことが起こりうるような気がします。
Y会長がお亡くなりになられたことは、10年たって、あの方の葬儀が全てのスタートだったのかもしれないな、と言われるようになるかもしれませんね。
会長のご冥福をお祈りします。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 10:16| Comment(2) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月22日

7DAYSオーダーの将来

ここのところバタバタしていてブログ更新を怠っていました。すみません。

その言い訳ではありませんが、先週末ちょっとしたイベントが青森であってその仕事をしていました。

そのイベントというのは業界の中で、特に縫製技術者を中心とした国際的組織があり、その組合の方が弊社工場(オリテック青森)へ工場見学したいという申し出あってその準備をしていたのです。

国際的な組織(とは言ってもその日本支部ですが)どうしてまた青森までわざわざ、、、とも思いましたが、取りまとめの方に伺うと、7DAYSオーダーのことを知りたいのだとのこと。
ご同業の方から注目されるとは、身に余る光栄です。

で、参加者(参加企業)の詳細を聞くと、なんと20人以上の方が来工を希望され、参加する方も大手アパレルの方、縫製工場の技術者、関連付属品メーカーの方と多種様々。

メンバー20人の半数ぐらいは直接間接お取引や面識のある方でしたが、改めて工場を紹介するとなると話は別でいろいろ準備が大変でした。

こんな表紙の資料を作ったりして。。。

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私はというと前日に青森入りしてお迎えする準備。
人数が多いので1回で工場見学を済ませることができず2班に分けるとか、概略を会議室で話すためにプロジェクターを用意したりとか、バタバタやっておりました。

で、実際の工場見学は、、、まぁ、成功と言ってよいのでしょう。

当社は他の縫製工場と比べると夜間に動くRPAとか、在庫管理を簡単にする自動倉庫などが優れているのですが、それらをご覧いただいて7DAYSのスピード感を実感してもらいました。(実は自動倉庫が途中ダウンして焦りましたが、、、)

一通り工場内を見学いただいた後は、私がちょっと詳細の説明
当社がなぜ7DAYSに傾倒していったのか、真意を説明しました。

読者の皆さんは↑の真意は何だと思います?

それは一言でいうと海外縫製に勝つための秘密兵器だからです。

日本の縫製業は過去30年以上ずっ〜〜〜と安い工賃の海外縫製にコテンパンにやられています。
日本のアパレル製品(小物含む)の国内生産比率はなんと!2-3%です。
スーツはそこまで低くはありませんが、それでもこの数値から国内工場がボロボロなのはお判りいただけると思います。

ビッグヴィジョンでも一部の廉価品は海外縫製に出しておりますが、オーダーに限らず国内で販売されているスーツで3万円以下のスーツはほぼ全て海外製と言っても過言ではありません。

そんな低価格スーツに対抗するのは、【納期】以外にないと考えての7DAYSオーダーなのです。
物流時間がかかり、通関が必要な海外製品は注文から7日間ではさすがに納品できませんからね。

その辺を皆さんに強くアピールしました。

でも、よく考えてください。
なんで吉村は当社にとっての虎の子の7DAYSオーダーを、ライバルであるアパレルさんや他の縫製工場の方に見せたのでしょうか?

実はそこが今回のミソなのですが、
この7DAYSオーダーはビッグヴィジョンでも狭い了見では、自社でその技術を独占して競合相手に対する差別化商品にすることが善策だと思いますが、私は違った考えを持っていまして、この7DAYSオーダーはAll Japanで海外縫製に対抗するための武器だと考えています。

ですから来年以降、この7DAYSオーダーのノウハウを他社へ提供すること(またこれをビジネスとすること)を検討していて、All Japanで『オーダースーツが7日間でできるのは【国産の証】』となることを広く世の中に知らしめたいのです。

良いと思いませんか?
世の中に7DAYSオーダー=品質基準の優れた国内縫製の証になれば。

そういうことを考えるとビッグヴィジョンだけでは世の中へ知らしめるにはちょっと小さいのです。

まぁ、そんな野心?もありつつ日々色々と戦略を考えています。

今日はとりあえずは業界の方々に認めてもらって良かったです。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 19:00| Comment(0) | 仕事のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする