私の場合、工場への出張と言うと、技術面ではお役に立つことができないので大抵の場合は営業面の会議や設備投資関連が多いのですが、今回はちょっと違った目的での出張となりました。
何をしたかというと、今回は珍しく緩い出張目的で、それは、年に1回開催している青森工場でのファミリーパーティーへの参加
ファミリーパーティーがどんなイベントか?というと、元々は5年前に青森工場を移転した際、移転関連で1年以上社員に負担をかけたこともあり、また新しい工場を社員やその家族、地域の方たち、お取引先様に知って貰いたいという意図で、いわば【新工場お披露目イベント】でした。
それがその後コロナ渦に見舞われてしまったため、中断。
コロナ明けに、社員に向けて苦しいコロナを乗り越えたね!という意味合いで社員やその家族への感謝のイベントとして復活といった流れで今に至っています。
今年はどんな内容だったかと言うと、
・的屋さんを呼んでの飲食物の提供
・秋田工場スタッフによるきりたんぽ鍋の振る舞い
・ベトナム人実習生によるベトナム料理の振る舞い
・社友会によるサイコロステーキの振る舞い
・子供達に向けた自動倉庫を使った福引
・大人向け福引
・マグロ解体ショー
・工場見学の実施
などなど、秋の高い空のもと、のんびり楽しみました。
でも改めて考えてみると、こういったイベント、昔はいろんな会社で行われていたかと思いますが、今の時代には珍しくなりました。
何で少なくなったか?というと時代なんでしょうけれども集団の時代(全体主義)ではなく個の時代(個人主義)になり、“なんで休みの日まで?”という意見が出てきたのと、こういったイベントに際して(事前準備・主催における)主催者側の自己犠牲をできる人が減り、かつ、こういった自己犠牲への理解(感謝)する人が減ったことが挙げられると思います。
でも、私思うんです。
人間は集団で行動する生き物だから、こういったイベントは会社が例えば危機に立ち向かう時、一つにまとまらなければならない時、絶対に必要なのでは?
またこういったことで自己犠牲ができない人や組織はいずれ立ち行かなくなるのでは?と。
そういう点では、過去10-20年で日本社会の中で全体主義的な各種イベントが随分色々と減ったと思います。
会社関係でいえば、福利厚生イベント、社員旅行、社員寮、忘年会などなど。
青森工場の今回のイベントでも社員の参加率は50%ぐらい。
一部社員は、参加しないイベントに社友会(会社組織を離れた従業員用の福利厚生組織)からお金を払うのは嫌だとか、そういった批判的意見があるのも事実です。
悔しいので今回のイベントの費用の殆どを会社(ないし私個人)から支出するようにしていますが、まぁ、全員が満足するイベントいというのはなかなか難しいです。
色々意見はありましたが、それでも参加する人たちは皆笑顔で楽しんでくれたのが何よりでした。
こういう時に特に嬉しいのは、仕事以外の一面を見れることではないでしょうか?
・日頃はなかなか光が当たらない人がこんな時に活躍したり
・子供を連れて、仕事の顔ではない、親の顔をしていたり
とにかく大変なイベントでしたがやって良かったです。
ファミリーパーティーサポートメンバーの皆さん、社友会の皆さん、本当にご苦労様でした。ありがとう!!
写真は、テント設営作業中の写真、工場見学の写真、秋田きりたんぽ鍋に並ぶ参加者、ベトナム人実習生に囲まれ鼻の下を伸ばす私。
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