2013年04月13日

REDA社のICESENSE

ここ2〜3年春夏物で人気のある素材として冷感素材があります。

遡れば多分このトレンドは、ZEGNA社のクールエフェクトが先駆けだったのだと思いますが、この特許が広く使われるようになり色々なメーカー各社がここ1〜2年冷感素材を提供しています。

そんな中、先日MEN’S EX4月号を見ていると、久しぶりにREDA社の生地が掲載されていました。

REDA社というと2プライスショップがこぞって使用していた生地メーカーだったためあまりオーダースーツ店では取り扱いが多くないのですが、マーケティングが上手く日本人の好みを良く把握しているメーカーです。

で、そのREDA社のことがどう書かれていたかというと、同社のアイスセンスICESENSE)がなかなか良いよ!という内容。
何でもこの商品の開発では高温多湿な日本の気候を同社が強く意識したから開発されたのだそう。

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私も“ふ〜んっっ”と読んでいたのですが、別の機会に仕入部と打ち合わせをしていた際に、4万円台インポート生地の無地が少なくなってます!追加仕入れしないとマズいんじゃないですか?

...と指摘され、

そこで思いついたのがこのICESENSE

使い勝手の良い黒・紺・グレイの無地を4柄だけ急遽仕入れることにしました。


仕入れ値等から考えると本来は5万円台で発売する商品なのですが、今回は4万円台の無地がないということが入口でしたから、今シーズン限りスーツ上下47,250円でのご提供です。

体感温度を−8度下げるというREDAのICESENSE一度お試し下さい。

ちなみにMEN'S EXでの記事は4月号のP.138-141に掲載されていました。
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2013年01月21日

明日から北京です。

連日寒い日が続きますがお元気でしょうか?
先週の雪に続き、明日も東京は雪が降るそうですね。。。

雪そんな寒い時期ですが、雪は降らねど、川が凍るところってどこでしょうか?

国内なら北海道でしょうかねぇ?
北海道のことは良く分からないのですが、明日から私はそんなところに出張で出掛けます。

行き先は・・・そう、、、北京

ビッグヴィジョンの生地の仕入れ及び縫製工場の視察で行ってきます!

は〜っっっっ、この仕事、実は大変憂鬱

何故なら、仕入れの方はあまりにも大量でほんのちょっとの読み違いが大変なことになってしまう。そんな仕事だから。
だいたい、5万m以上(15,000着分以上)仕入れます!
だからトレンドをしっかり抑えていないと大量の不良在庫になってしまう!!

それだけではありません。
工場の方は、最近は中国も人件費が高騰し、加えて元が少しずつ高くなっていますから工賃引き上げ要求が激しいのです。

加えて、世の中は円安傾向ですからね、、、
当社のような輸入型企業にはコストアップ要因なのです。

向こうに行けば、、、
豪華中華料理に白酒etc...大歓待してくれるのはありがたいですが、
その先に待っているキビシ〜イ交渉があると思うと、憂鬱で困ってしまいます。がく〜(落胆した顔)

加えて、川も凍るような寒さでしょ。。。もうやだ〜(悲しい顔)

あああぁぁ、、、辛い1週間の始まりです。
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2013年01月11日

葛利毛織さんと

1月も中旬になるとアチコチで冬物バーゲンを行っていますが、ビッグヴィジョンでもヨシムラでも今週、来週はセールを行っています。(ヨシムラは1/16〜月末まで)

小売業にとってセールはシーズン晩期の在庫一掃の意味合いがあり、
これが終わり、季節が変わった段階で、残った在庫数量を見ながら来期以降の発注量を検討するのが通例です。

・・・ということで、今日はヨシムラの方で長く取引のある葛利毛織さんがご来社され今年の秋冬商品について色々と打ち合わせをしました。

読者の皆さんも葛利(くずり)毛織というとご存知の方も多いと思いますが、同社の特徴は・・・

● ションヘル織機という古い織機(生地を織る機械)を使い
● じっくり時間を掛け
● オリジナルデザインで...


生地を織るところに特徴がありまして、仕上がった生地は昨今のイタリア物には真似の出来ないしっかり感、やや昔の英国物に近いテイストがあり、根強いファンがおります。

そして私と社長とは大学の同窓と言うこともあり、
葛利さんにはヨシムラとの取引もさることながらビッグヴィジョンで取り扱って欲しいと、ずっとセールスを受けておりました。

で・す・が・・・
ビッグヴィジョンでは価格訴求力が強すぎて(平たく言うと、安く売りすぎる)
そこを改善して貰えないと、売りたくても売れない×××と言われておりました。
なかなか難しい問題です。


葛利毛織さんは国内のメーカーの中では規模は小さいですが、間違いなくピカイチの技術力を持った機屋さんです。
ビッグのお客様にとってもこれまでにないクオリティーの商品提供が出来るので私も是非前向きに考えたいと思っています。

ビッグヴィジョンで冬物SUPER140'S定価69,800円辺りでいかがでしょうか?
クオリティは間違いなく安いイタリア物よりずっと良いです!
ちなみにヨシムラでは創業125周年の時に、SUPER160'Sを3色各2反(計100名様分)販売し、アッという間に完売した実績があります。

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写真は葛利毛織の葛谷社長
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2012年12月13日

ネクタイ追加仕入れ決定!!

11月にご紹介したイタリアの工房へ発注したネクタイ。

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お陰様でHPからもご注文が来たり、店舗でもゼニアやロロピアーナクラスの商品とよくマッチするとご好評頂いております

そこで、気をよくした吉村としては2匹目のどじょうを狙って...
もとい、お客様へ更なるご提案をしようと新柄を仕入れることにいたしました!!

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今回も色柄は厳選。。。

今回は特に入荷が1月末頃になりますから、春物をイメージして、前回よりは色のトーンを少しだけ明るくしてみました。

中にはポールスミスさながらのヴィヴィドなレジメントもあったりして、前回は初回入荷でしたからおっかなびっくり色柄を選んだ私でしたが、
お陰様で前回の仕入れ分がそこそこ販売できておりましたので、今回は少しだけ冒険しました。

話は飛びますが、
私は個人的にはプリント柄のネクタイはあまり好きではありません。
何故かというと、プリントだと色柄に立体感が無く、高級に思えないからです。
銀座の田屋さんを見ると良く分かりますが、やはり良い物は立体感深みのある色柄作りをしています。

今回の物は原価ベースでは2種類あり、仕入れの殆どを高い方で買ってしまいました。
販売価格が一緒なだけ、利益率は下がりますし、直近のユーロ相場を見ると前回よりは割高な仕入れになりますが、何より商品が消化すれば全てノープロブレムですから。
(それだけに、仕入れの目利きは難しいですね。。。)

今回はヨシムラの高岡SHOPMASTERと一緒にチョイスしてみました。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 11:05| Comment(0) | 仕事(仕入) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月24日

またまた新商品発売

おっ!?ビッグヴィジョンはまたまた新商品か?
凄い開発力だな!


・・・なんて思われるようなタイトルですが、今回は小ネタです。

実は、前にもちょっとだけブログに書いたかも知れませんが、今度はネクタイを取り扱うことに致しました。

従来でも少し取り扱っていましたが、クオリティーの面で私自身満足せず、、、

今回は、イタリアの工房に依頼して生地を織って貰い、それを国内で製品化しました。

・・・と言っても実はビッグヴィジョンオリジナルという訳ではなく、
セレクトショップ各社さんがやられているスキームをビッグヴィジョンでもやっただけなのですが。。。

で、現段階は生地が現地イタリアで織り上がって反物が出来上がった段階。

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これから甲府(ネクタイの産地)で織って貰います。

クオリティーは良いですよ〜。
シルク100%がメインですが、肉厚さから来る高級感が素晴らしい。

セレクトショップで通常7,000〜8,000円で販売されている商品と同等ですから。

えっ?値段は?って?

ビッグヴィジョンならではのお値段で4,980円(税込)を予定しております。

10月末に完成し、値札付け等をしたのち店舗配布しますから再来週には皆さんのお目にかかれると思います。
初年度のため限定店舗での販売になりますが、どうぞお楽しみに〜。
(近い内に、HPの新着情報で改めてご紹介します。)

PS:このネクタイの企画はビッグヴィジョン企画ですが、ヨシムラでも販売します
ヨシムラの皆さんも楽しみにしていて下さいね。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 18:14| Comment(2) | 仕事(仕入) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月24日

北京出張 その2

2日目はばっちり丸一日仕入れを行いました。

初日の記述に書きましたが、生地の仕入れと言っても色柄だけでなく糸の番手や織り方の組織、下地の色、ストライプの色、混紡率などなど、本当に大変です。

例えば、消費者の皆さんは全く意識されないと思いますが、
生地は縦糸・横糸から出来ていますが、縦横の糸はそれぞれ単糸(1本の糸)であったり、双糸(細い2本の糸)であったりします。

単糸★であれば、イタリア的なしなやかでソフトな触感の生地になりますが物性的にはどうしても弱くなります。
一方で、双糸☆であれば、物性的には安定しますが、ゴツイ生地になりがちで、人によっては高級感は感じなくなるかも知れません。

皆さんが良くイタリア物はしなやかで心地よいと言いますが、悪く言うのであれば単糸を多くして原料を減らし、それを高く売りつけている友言えるかも知れませんし、
双糸であっても元々の原毛の番手が細ければ、双糸のデメリット(ごつくなる、堅くなる)を消すこともできるのです。

とはいえ、ここには予算技術力という壁もあり、この辺が大変なんです。

ただ、一つ消費者の皆さんにお伝えしたいことは、、、

中国製の生地=安い、品質が劣る とお考えの方は多いと思いますが、実はそんなことはありません。

近年中国メーカーは資金的にも潤沢で、日本の産地(尾州)が最新鋭機を買えないのに対し、最新鋭機をバンバン買っています。
それだけで言えば、生地は手織の時代ではありませんから、最新鋭機を入れた方が良い生地が出来るに決まっています。

また、↑のように言うと、中国は水が悪いから!やはり品質が悪い!と反論する方もいるかと思いますが、いまや中国メーカーでは水質改善装置を入れるのがごくごく当たり前ですからこれも、当てはまりません。

では、何故、それでも日本に流通する中国製の生地(縫製ではありません、念のため)が悪いと思われるのか?

その理由何故だか?わかります?(少し間を開けますね。。。)






それは、、、

皆さんが中国製は安い

だから 高いお金を払わない。

つまり 中国製の中で安い物しか買わない。 からなんです。

今や、中国製でも高品質な物はSuper130'S なんて物も普通にあります。

ただ、アパレルを含む日本企業が中国製というと高く売れないから安い物をくれ!というから安い物しか入ってこないのです。

そんなこんなで1日仕入れをしたこの日の私達でした。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:00| Comment(0) | 仕事(仕入) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月23日

北京出張 その1

7月も海の日を過ぎることになると日本での春夏シーズンはほぼ終了。
ファッション関係はどこでもそうかと思いますが、これからは売り上げも落ち、暇な閑散期になりますからお店の店頭は秋冬物の準備が始まります。

そこで、、、私の方も少し時間が出来ましたから今週は北京出張に行ってきました。

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北京?何をしに?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますので、出張報告かたがたどんなことをしてきたか?ご紹介しましょう。

一番の目的・・・それは仕入
BVは北京にも縫製工場がありますので本来はそちらの方にも行くべきだったのですが、今回は仕入れがメインでした。

へ〜っ、秋冬物を今頃遅いんじゃない?って声も聞こえそうですが、とんでもない!
もう来年の春夏物の準備です!!

具体的にどんな内容かというと。。。

総仕入れ着数 17,000着分以上
 ※:分かりやすく着数にしましたが実際には反物で仕入れます。
   反数で言うと1,100反前後
   
色柄数は約50種

いかがでしょうか?凄いボリュームでしょう?

これを全て糸の太さ(番手)、織り密度、混紡率、下地の色、ストライプや格子の糸色、まで決めていきますから、色柄は50種だけとはいえ大変なんです。。。

それを私と仕入れ担当役員のU氏と共に実質2日間で決めなければならないので、結構ハードな出張になりました。

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でも、どんなに大変でもお客様から認めて貰えなければ意味がありませんよね。。。
特にファッションの世界では色柄が悪ければどんなに素材が良くてもダメですから。

では今回はどんなところに注目して仕入れたのでしょうか?

●色は・・・
色柄で意識をしたのは、明るいネイビー
トレンドに敏感な方はよくお分かりでしょうけれど、色目のトレンドは3〜5年前から続いていたグレイの流れは、ファッションの最先端ではもうとっくに終了していて今は、明るい紺(ネイビー)の時代です。

もちろん、グレイが無くなることはありませんが、従来でしたら4配色で紺・黒・濃グレイ・淡グレイの4色を仕入れていた物が、
今では濃紺、紺(ネイビー)、黒、グレイの4色に切り替わりました。

とはいえ、全ての柄をこの4配色だけにする訳にもいきませんし、この中に茶を入れたり、紺やグレイには濃淡がありますから、微妙に同じ色合いにしないような工夫が必要です。

●柄は・・・
柄は相変わらずストライプは人気ですが、ここ数年(特に夏物は)クールビズ=ジャケパンスタイルの浸透 → 紺ブレ、グレイパンツの台頭 を意識して、ジャケット単品としても使えるような着回しを意識した無地織り柄無地などを多めに入れました。

●素材は・・・
今回は比較的低価格素材が中心ですから、耐久性重視でウール100%に拘らず、ポリエステル混やこの夏人気だったウォッシャブル素材なども継続して仕入れてみました。

さて、どんな感じの仕入れになったんでしょうね。。。

初日は、午後からの打ち合わせでしたが、約60%位の仕入れの企画をいたしました。

初っぱなからもうダッシュです。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 20:00| Comment(0) | 仕事(仕入) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月17日

北京出張3日目

今日は一日BVの2012年秋冬物商品仕入れを行いました。

これがまたまた大変な仕事でビッグヴィジョンは廉価な商品は中国製の生地を使用していますが(現在の日本で販売されるスーツの廉価なもの(概ね3〜4万円台)はほとんど中国製の生地と言って過言ではありません。)これの仕入れだけで総m数で約4万mですから、すごいボリュームです。

それをわずか1日の作業で決めるのですから、もう大変。。。
(もちろん事前にスワッチ見本を送ってもらって粗選びはしていますが、、、)

糸番手を決めたり、織り方の組織を指示したり、下地の色をどうするこうする、
ストライプの色はどうだ?!
一つ一つの柄を決めて、全体の色バランスを決めて、、、

ようやく目処がたったのはその日の夕方遅く。

最近は中国製でも結構細番手の生地は多いですし、私から見ても国産と遜色ないものが増えてきています。
Super100'sも珍しくないですし、ウオッシャブル素材冷熱加工(ゼニアのクールエフェクトのような加工)も当たり前にできる時代になりました。
それもそのはず、最新の織機等はいまや日本より中国にあるのですからね。。。

まぁ、そんなこんなで無事仕入れが終了・・・

で、その後はスタッフと食事に行って22時にホテルへチェックイン。

でも、この日はこれだけでは終わりませんでした。
実は私にはどうしてもやりたかったことが・・・

それが、マッサージを受けること。

うそ偽りなく、正直3泊4日のこの出張、肉体的にむちゃくちゃ大変でした。
仕事の内容もヘビーだし、決定事項も多く、加えて連日の接待でへろへろになっていました。
その私の最後の願いが、、、中国マッサージ

ということで、ホテルのフロントでマッサージを頼むと、、、
街よりは少しお高く1時間180元。

う〜ん、フロントで頼んだから明朗会計でぼったくられないし、日本よりは安いからいいや〜。...と待つこと20分。
部屋にマッサージの人が来ると、、、その女性なんとミニスカート・・・

えっ?でも、フロントで頼んだんだからまともだよね?!
少々不安になりながらうつむせになってマッサージを待っていると仰向けになるように言われる。

で、局所をさすられs●xするか?と聞かれ思わずビックリ!!
無論通常のマッサージ目的だったので丁寧にお断りすると、、、今度は普通のマッサージ嬢が来て、ようやくマッサージ。

私こういうの初めてだったのでかなり動揺しました。
おかげであまりマッサージを楽しめなかったデス。

で、実はこれには後日談があって、、、
一緒に出張したU氏も同じにマッサージを申し込んでいたのですが、彼は泥酔していてマッサージどころではなかったにもかかわらず、酔っぱらっていたばかりに訳が分からずそのスペシャルマッサージを申し込んでしまい、日本円で1万円以上ぼられたそうです。
一応彼の名誉のために申しますと、彼はあの泥酔状態ではもちろん無理だったはずですし、私自身はマッサージ嬢を部屋に入れた時、彼の部屋のマッサージ嬢に彼はただのマッサージを希望している!と伝えていました。

酔っ払うと、分からないものですね、、、

あぁ、かわいそうなU氏。

願わくば彼の奥さんがこのブログを読まないことを。(笑

そんなこんなで、北京最後の夜は更けていきました。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 15:11| Comment(0) | 仕事(仕入) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月13日

北京出張3日目

3日目は、仕事ががらっと変わり、丸一日商品仕入れをやってきました。

最近は消費者の皆さんは日本製/中国製と言いますが、それって実は縫製のことだけで生地の産地についてはあまり気に掛けませんよね。

実は、大抵の中国縫製のスーツ(に限らず衣料品)はほとんどが生地も中国製ということが多いのです。
もちろん例外もあって、生地はゼニアなのに何故か縫製が中国といった、車で言えばメルセデスの外見で、エンジンはマーク2なんて物も時としてありますが、実際生地が中国製というのは大多数を占めています。

※:↑は物流面や関税の問題も複雑に絡み合った上でのことです。(補足)

じゃぁ〜、中国製のクオリティーってどうなのよ???

って、お考えになろうかと思います。

実際の所、中国製は廉価で質は国産平均よりは低いと思いますが、
私の感覚では、それは日本人が中国製に求める価格帯に合わせるとどうしても低い品質にならざるを得ないというのが実感で、
中国で織られた生地の品質が低いと言うよりは、中国製の中で品質の低い物を日本側が敢えて買っているという印象です。

何故なら、前にも書きましたが、斜陽化している日本と伸び盛りの中国を比べれば、生地を織る織機も縫製工場が使うミシンも、高価な最新鋭機を買えるバイイングパワーがあるのは、もはや日本ではなく中国だからなんですよ。

確かに、国産で言えば葛利毛織さんのような職人的な技術で最新鋭機では出来ないことをすることも可能ですが、一般論で言えば、機械性能はもはや中国の方が上。

しかも、従来懸案だった水の問題(中国は硬水、日本は軟水。軟水の方が生地を織るにはBetter)も水質変換器で問題がクリアされましたから。。。

で、この日は中国製の生地の仕入れを行いました。

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ビッグヴィジョンで言えば、概ね2〜3万円台以下の商品は中国製の物を使っていますが、先程案内の通り中国製の品質がピンキリある中では良い物を出来るだけ使うようにしています。

で、今回目を付けたのが・・・●●●素材

すみません。。。
私のブログって、結構同業他社が見ているのでこれを言うと来シーズンに影響が出てしまうので言えません。
詳細は来シーズンのお楽しみ〜。

そして、夜はお楽しみの宴会〜???

この日は念願の北京ダックを食べて、現地生地屋さんのお偉いさんと夜遅くまで紹興酒を頂きました。

王さん、大変お世話になりました!

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posted by オーダースーツのヨシムラ at 22:48| Comment(0) | 仕事(仕入) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月28日

ロットがデカイ・・・

今日はBVの仕事をしておりました。
何をしていたかというと、、、秋冬物の仕入

先日、幹部の人達と打ち合わせをしたところ、
その内の一人から、

吉村さん(まだ社長とは呼ばれない!)実は先日のB社の倒産で秋冬物の生地手配が出来ていないんです×××
(B社の倒産については先日私のブログでも紹介しました。)

という話があって、

えっっっっ?!
この時期に秋冬の手配が出来てない?!
(業界的にはとんでもないことです!!)

仕入先の倒産ということはあっても何で動いていないの?!
なんて、文句を言っても仕方がありませんから、生地屋ヨシムラのネットワークを最大限使って何とか仕入れられるように頑張りました。

正式な反数、色柄数は決まっていませんが、その数アバウト120反!!
25柄×各4〜5反の買い物になると思います。

ですが、この買い方ヨシムラではありえないロットです。
ヨシムラでは通常1〜2反しか買わないですから。

いや〜、、、感覚が麻痺しそうです。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 19:06| Comment(0) | 仕事(仕入) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする