2016年11月15日

百貨店が変わる

昭和40年代生まれ以前の人にとって百貨店という言葉は特別な響きがあるのではないでしょうか?

私で言うと、子供の頃よくお袋に連れられて百貨店に行き、お袋はどこか洋服でも買いに行ったのでしょうか?よく覚えていないのですが、母親を待っている間、おもちゃ売り場で遊んだのを良く覚えています。
その後、母親が戻ってきてからは上の階のお好み食堂で、お子様ランチを食べたっけ。
良い思いででした。

その百貨店が今、岐路に立たされています。

どんなことかというと、インターネットの台頭で情報が溢れ、百貨店でなければ手に入らないというものがなくなってしまい、百貨店に魅力がなくなり、お客(売上)が激減しているからです。

それで、全国の百貨店が大リストラを計画しているのです。

百貨店のリストラっていうと、地方都市の小さな百貨店ね?と思う方もいらっしゃると思いますが、さにあらず。

地方の小さなサテライトのような百貨店もそうですが、都心型の百貨店でも最近は自社で全テナントを手当てできず、ユニクロやニトリなどを立地を生かしたテナント貸しを行なっているところが急激に増えてきたのです。

何でこんなに百貨店が凋落したのか?

確かに先述のようなインターネットにより情報の価値が下がったこともありますが、私が思うには百貨店の販売方法に問題があったのではないかと思います。

・・・というのは、ここまで言うと業界人から怒られてしまいますが、百貨店はだいたい売上の40〜45%を自分達の利益にします。
※:業種によって違いますが、ファッション系ではこれぐらいです。

更にいうと、この販売は百貨店の社員が行なわず、出入りの業者が行ないます。(つまり人件費は出入り業者持ちです。)

そう考えるとこの40〜45%という金額はどうでしょうか?高すぎませんか?

だって納入業者は売上の55〜60%から原価、人件費、自らの利益をひねり出さなければなりませんから。
百貨店の紳士服セールで目玉商品は1着25,000円程度。
それから40〜45%の利益を取るとすれば出入り業者は14,000円前後の売上から利益を捻出しなければなりません。

そうなんです。だから百貨店の商品は実は原価を非常に押さえた商品か、売値を高く設定した商品か、出入り業者が泣く(利益が出ない)商品ばかりになってしまうのです。

更に言えば、百貨店は自社の看板を守りたいがために、顧客第一主義という名の元に、消費者からの無体な要望を安易に聞き入れ、それを出入り業者の負担にするということまで平気でするため、出入り業者がどんどん疲弊してしまうのです。
(誤解を恐れずに言いますが、最近はモンスターコンシューマーが現れ、とんでもない要求をするケースが増えているとのことです。
こういったコストは最終的には、真面目な消費者の負担となり、これがまた百貨店の値段が高くなる元凶の1つになっています。)

そんなこんなで良い商品がフェアーバリューで販売されることがなくなり、今の状況に至っているのだと思います。

で、将来的にどうなるか?ですが、今、言われているのは都心型百貨店でも残れるところは都内のターミナルビルで各1店舗
地方に至っては、全て専門店化してしまうのではないかと思います。

どうしてここまで落ちてしまったのでしょうね・・・

ただ、百貨店の行動をみていると、この状況についてまだまだ認識が甘いと思います。
最近でこそ、業態変更や店舗売却の話が頻繁に出てきますが、どうして出てきたかというと、昨年まではインバウンド消費で業績が良かったから。
今年はそれがなくなってしまったのでいよいよ困り、リストラをしなければならないことになったからです。

インバウンド消費がある内に次に備えて、業務の再構築をすべきなのに。。。
厳しくなってからリストラしても効果はあまり出ないのではないでしょうか?

将来的には、百貨店はごくごく一部を除いてなくなり、アトレとかビブレとかそういう専門店ビルに変わっていくのではないかと思います。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:50| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月18日

専門店の生き残り

先日、2012年度の百貨店売り上げが16年ぶりに前年売上を超えたというNewsが流れていました。

16年というと凄いことです。
私がヨシムラに入社したのが平成7年でしたからその頃からず〜っと落ち続けていたということですからね。。。

でも、何でここまで百貨店業界は落ち込んでしまったのでしょうか?
これを考えた時、自分達専門店の生き残る道が明確に見えてきたような気がしましたのでブログに書かせて頂きます。

この16年世の中では何があったでしょうか?

16年前ですともうバブルもとっくに崩壊しています。
16年前はインターネットは黎明期でまだネットショッピングは今ほどメジャーではありません。
景気は上がったり下がったり。15年連続景気低迷ではありません。
少子高齢化の傾向はボディーブローのように利いてきています。

こんなところでしょうか?

その中で、百貨店業界だけが何故15年連続で落ちたのか?

私が思うに、それは

● 不必要なコストを掛けすぎる体質
● 百貨店の専門性の欠如
● 価格指向の顧客が百貨店離れを起こす。
(こういった方はディスカウンターやネットショッピングへ)
● 一方で低価格路線に変えてみたら、品質低下の批判を浴びる。


ここから先は多少偏見があるかも知れませんので不快に思う方いらしたら申し訳ないのですが、

我々専門店側から見ると百貨店は、顧客至上主義の名の元に余計なコストを払いすぎていると思います。

それは例えば、我々のオーダースーツ業界で言えば(以前三久服装は某百貨店のオーダーサロンからの縫製依頼を受けておりましたのでその時の経験ですが。)

明らかに顧客要望が行きすぎている
(例えば、僅かのお直しに対して、傷が付くからという理由で作り直しを要求し、百貨店がそれに従い、出入り業者が泣く泣くそれに応じる。)
・・・ようなケースに表れていていると思います。

確かにお客様は大切で、中にはこういった方もいらっしゃると思いますが、
これは専門店でしたらきちんと説明することで、このコストは防げます。
結局このコストが、ここまで要求しない普通の消費者の方のコスト負担にオンされてしまうから割高になって、消費者が離れてしまったのではないかと思うのです。
(またこういった負担を業者に求めすぎるために、百貨店に出店しても儲からず、魅力的な出店がなくなり、結果、百貨店にディスカウンターが入居する状況になる。)

ただ、これを逆算して専門店で考えた場合はどうでしょうか?
どうすれば、立地や顧客数で優る百貨店に対抗していけるのか?

それはやはり専門店の“専門”たる所で、専門知識ではないでしょうか?

今の百貨店は車の販売で言えば、「車いかがですか?」だけしか言わないので
高級車も軽自動車も同じです。
まぁ、確かに、販売員の方もメルセデスか?トヨタか?位の違いは仰りますが、言葉に知識という深みがありません。
だから、皆価格の安いところを探してしまうのではないかと思います。

我々専門店はだからこそ、自分達の世界に対してより深い知識造詣が必要なのだと思います。

とはいえ、百貨店側も可哀想だと思うことがあります。
それは、利益至上主義の中で、十分な専門知識の吸収が出来ないでいるからです。
業界を知っている人なら直ぐ分かりますが、正直今の平均的な百貨店の売り場では、消費者の質問に答えられるのは出入り業者でしかなく、百貨店の社員はほとんど全体のとりまとめしかやれません。
専門的な人は、全国飛び回るバイヤーなどはごくごく限られています。
これでは知識や造詣が深まる訳もなく、それが今に至っているのです。

15年間連続して売上を落としてもやっていける百貨店に対して敬意を払うと共に資本力のない自分達の生き残る道を考えたこの日でした。

・・・ということで、ビッグの店長さん達へ
   今年もファッション感度Upテストを行います!

(なんか、沢山の敵を作ってしまったような。。。)
posted by オーダースーツのヨシムラ at 20:00| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月08日

大阪出張のついでに・・・

今日は日帰りで、大阪まで出張に行ってきました。
余談ですが、日帰りの大阪出張は辛いですね、、、
新幹線で寝てればいいや・・・と思っていたのは若い内だけで、最近は腰が痛くなってきます×××ふらふら

それはさておき、何をしにいったか?というと、社員面接でした。

そう、時期が時期ですからね。。。
この時期は売上的には一段落してきて店頭スタッフは少し余裕が生まれるのですが、私の方は決算・棚卸し・賞与とバタバタ続きで、社内業務がてんこ盛りです。

は〜っっっっ。がく〜(落胆した顔)

面接等々についてはブログで話すことではありませんから割愛しますが
今日は帰りに大阪駅に新たに出来たJR大阪三越伊勢丹に行ってきました。わーい(嬉しい顔)

行ってみると・・・ほぼ2〜3ヶ月毎に大阪へは行っていたはずなのに。。。
新しいビルが出来ているではないですか!!
それも駅上で凄く開放的
加えて、梅田の駅裏(昔は操車場?)はまだまだこれから開発が続くとか。。。

110608-1.JPG

新たに出来た三越伊勢丹はツインビルの1つですが、さすがに凄かったです。

私はメンズフロアを見に行きましたが、新宿の伊勢丹メンズ館とほぼ同様のコンセプトで出来ていましたよ〜。
新宿の伊勢丹メンズ館の5〜6フロアが2フロアにまとまった感じ。。。

さすが!と思ったのは、新宿で培ったノウハウでの商品展示方法(もちろん商品選択も)。
全てがとても洗練された感じに仕上がっています。

正直、何年か前に同じく新宿伊勢丹メンズ館を真似して作った阪急メンズ館とはこの辺が似て非なる物でした。
あっちは、やはり田舎っぺが東京を真似たという感じで、器(建物)も酷いし、中もイマイチでした。

加えて、感心したのは「店内撮影は禁止です!」と放送されていたこと。バッド(下向き矢印)

やっぱ、写真撮って何かの参考にするヤツ多いんだろうな。←アンタの目的それだろ!たらーっ(汗)

さてさて、これが定着するか?
一説によると東京ですら、伊勢丹メンズ館は高級路線で独自色は出したものの、最近は不景気の影響もあってか都内の買い物客は減り、田舎から上京したお金持ちが増えているとか。

それが金銭感覚の厳しい大阪でどう受け入れられるか?

三越伊勢丹の手腕の見せ所ではないでしょうか?

今後定点観測してみたいと思います。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月31日

少し人が戻ってきたか?

昨日、お休みを頂いていたので新宿の百貨店周りをしてきました。その他、ご飯等々。。。

まずは伊勢丹メンズ館詣でをして、トレンドチェック

今、伊勢丹ではブリティッシュウィークイベントなるものをしていて
元々入っていたポールスミスはじめ英国系ブランドの他、この催事用に特別に仕入れた物などを展示してあってなかなかGOOD。

そうですよね、、、
長らく続いていたイタリア人気もそろそろ一服ですから。
英国系は私も要注目だと思います。

加えて、私も昨冬から注目していたアイテムがレザー製品
春夏物と言うこともありそれほど多くは出ていませんでしたが明らかに以前よりは多くなっていました。

次項有 秋冬はレザーが注目ですゾ!

それはさておき、
今日私が一番気にしていたのは消費者の戻りがどうか?ということ。

つい先日も日曜日の本来なら忙しいお昼時に百貨店を見に行きましたがその時は
お客様に対して店員が4倍以上!という惨憺たる状況でしたが、それがどうなったかというと。。。

催事の関係もあろうかと思いますが、随分お客様が戻ってきたような感じがしました。

実のところ、神田のお店も震災直後と比べるとお客様が随分戻ってきていて
今は前年比2割減ぐらいの感じです。

また、折角新宿へ行ったのだから、新宿らしいと言うことで年甲斐もなく?歌舞伎町に行きご飯を食べましたが、そのお店(何故かタイ料理)なんて満員状態でした。

そうか、、、

震災で一時的に気持ちが沈んでしまっても人間やっぱり楽しいことがないと生きていけないんだな・・・

先日テレビで、石原都知事が上野公園での『花見の自粛を要請する』というのを見ましたが、私は大変ナンセンスなことだと思いました。

お花見は確かにお祭り騒ぎする人がいるから、人が苦しんでいるときに、、、というのがそのお考えでしょうけれど、花見は静かにもできることだし、都知事のように思うならいかなければ良いだけで、人から押し付けられる物ではないと思います。

つまり、例年のようなバカ騒ぎをやっている人は、自分の恥をさらしているだけで放っておけば良いだけでしょう。
静かに花見をする人を拒んでもしかたないでしょう。

そもそも、自粛を要請って変な言葉だと思いません?

自粛=自らすんで行いを慎むこと。
要請=必要なものとして相手に求めること。

自分の意志を、相手から要求されるって変ですよ。

強制すると後々波風が立つから、本人が決めたことにする、、、ってかんじで
何か税務署の“更正決定”みないな感がして、珍妙な感じがします。

いずれにしても、消費=悪ではありませんから、消費がなければ皆で共倒れということも考えなくてはいけないのではないでしょうか?

そういう点で、新宿や百貨店にお客が戻ってきたことは大変嬉しいことに思いました。るんるん
posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:03| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

震災の影響

震災以降、どこのお店もそうだと思いますが、私共のお店もお客様は半減してしまいました。
東京の方は直接的、経済的被害は多くはないと思うのですが、やはり消費はムードに影響されますから、今は物を買う(買いたくなる)時期でないのかも知れません。。。

さすがに不安になって先日某百貨店の売り場に行って来ました!

行ったのは3/20の日曜日のお昼頃
3連休の真ん中ですから本来でしたらかなり活気づいているハズ。

それが、、、ご覧の通り。。。

110323-1.JPG

こちらはエスカレーターの写真
昇りも下りも人影まばら(写真には誰も写っていません。)
本来でしたら、どちらも一杯になっている時間帯なのに。。。

そして、売り場へ行くと、あっ!人は沢山います!!

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でも、近づくと熱〜い視線があちこちから自分に集中する。

そうです。いる人は殆ど店員さんなのです。
どうでしょうか?ざっとお客さんの数の4〜5倍位店員さんがいます。
店員さんはお客の動向を常にwatchしていますから、みんなが私を目で追うのです。
他のお客様がいないということは、なおさら私に目が行ってしまうんです!

   怖い!!!

でも、仕方ありませんね。当社も近い状態ですから。

は〜っ、いつまでこんな状態が続くのでしょうか。
震災によって被害を受けた方を前にして華美な消費は控えるべきですが、この萎縮した消費ムードが続きバッド(下向き矢印)、通常の消費もなくなってしまうバッド(下向き矢印)と、復興支援に向けたキャンペーンも出来ないのではないかと思ってしまいます。

何か明るい話題が欲しいこの頃です。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 00:00| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月22日

こちらへもどうぞ

2月も下旬となり寒さも一頃の勢いは無くなってきました。

その頃になると、お店の方は春夏物への入れ替えに店頭は大わらわ。
これで月末に春夏物サンプル帳が発行されるとにわかにお店も、メールオーダーもグッと賑やかになってくるのですが、、、
今年の春夏シーズンはどうやら東武百貨店からが咲きそうです。

・・・というのは、実は〜3/2まで東武百貨店とタイアップしたネット限定企画NEWがただ今開催中でそちらの方が春夏物のサンプル帳が仕上がるより一足早くイベントを行っているのです。

詳しくはこちらをご覧いただきたいのですが。。。
    東武百貨店ネット限定企画(社外サイト)


で、今日は一昨日お問い合わせを頂いたお客様からのメールをご紹介しますね。

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ヨシムラ様

初めまして、M田と申します。
リーズナブルな価格でイージーオーダーができる店を探して辿り着きました。

早速ですが、この度東武百貨店で催事を行われますが、そこでの生地についての質問です
ロロピアーナのsuper120'Sはごく一般的なもののようですが、今回シルク混を多く出されていますが、ネット上で見る限りはあまり一般的には出ていないようです。
(シルク混では「THE WAVE」があるようですがそうではないようですし)
今回のシルク混のものは、御社でのレダやトレーニョと大体同じ価格ですが、比べるとどういう違いがあるでしょうか?
あまりに「いい生地」ですと、ごく一般的な満員電車で通勤するビジネスマンとしては不適ですので、そういう観点からすると今回のロロピアーナの生地はどうなのでしょうか?

本来ならば、東武百貨店経由で質問すべきことかとは思いますが、御社のHPで知ったものですので、直接お聞きしました。


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Mさんはどうやら初めて当店でのオーダーをご検討のようです。

こういった催事ですと、私見ですが「安かろう悪かろう」や「どうしてこんな値段なの?」という疑問が先に来る方って多いと思います。(私自身もそうです!)

ですから、敢えてご紹介しますが、
この企画、全てヨシムラの普通の基準でお仕立てしております。
ですから、安かろうで手を抜くことはいたしません。

(というより、手を抜く企画を作る方が面倒...って私は考えちゃうんです。)

ただし、百貨店さんとの取引関係から、若干オプション料金だけは高めになっていますがそれ以外のお仕立ての内容は一切変わりありませんからご安心下さい。

今回提供したロロピアーナの商品は通常取り扱いと全く同じグレードですが、
メーカーの見本反(業者間で受注会をする際に見本用として作成した反物)からの残庫を使いましたから大変お安くできたんです。
(無地だけは定番品ですけど。)

そんなこんなの東武百貨店催事ですが、誰より早くロロピアーナの夏物が欲しい方は↑で紹介した東武のページをご覧になってみて下さい。ひらめき
posted by オーダースーツのヨシムラ at 12:35| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

シーズン100着分手配

今日は東武百貨店担当の玉岡氏はお休みですが、玉岡氏に依頼された仕事をしておりました。

どんな依頼かというと、、、
1月の東武百貨店のインターネット限定ミニ催事が25着ほど売れて、東武百貨店からそこそこのご評価を頂き、今後当社としては池袋東武百貨店用として、シーズン最低100着分の在庫を確保したいのだけれどどうしようか?・・・というものでした。

東武百貨店ではこれからシーズン3回
通称ホップ、ステップ、ジャンプ計画でやっていこうと思います。

それは。。。ネット限定ミニ催事で各20着程度販売し(合計40着)、そしてシーズン1回の東武百貨店のメンズファッションの大催事で60着以上販売しようというもの。
だからホップ・ステップ・ジャンプなんです。

で、先方が考える提供して欲しい商材というのが伊ゼニア伊ロロピアーナなんですが、、、
これがなかなか揃えるのが難しい。。。
zegna.jpg

当社のシーズン毎の生地サンプル帳に掲載している商品では、百貨店側の手数料を勘案すると十分な利益が出ないですし、定価で販売している当社のお客様に対しても申し訳ない。
・・・ということで、メーカー在庫の見切り商品の中から良い色柄の物を選んだり、メーカーが色んな色柄を検討する中で試作した(通称見本反)を安く買わせて貰って使ったりしているのですが、なかなか都合良く、日本人の好みに合う物は見つかりません。

とはいえ、そこが当社の強みでもある訳ですから、頑張らねば・・・ということで頑張っております。

玉岡氏としては、60着販売する催事で、当社が一気に100着でも売れば、メディアに採り上げられてそれがきっかけでまたお客様が増える、、、というのを狙っているようですが、

これって、捕らぬ狸のなんとやらではないでしょうか。
よっしゃ〜っ、実現できるよう前向きに頑張るぞ!
posted by オーダースーツのヨシムラ at 15:31| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月04日

1/8〜10の東武百貨店ミニ催事

既にMD玉岡の眼でご紹介済みですが、
実は今週末1/8〜10の3日間池袋にある東武百貨店さんでオーダースーツのミニ催事を行います。

内容は。。。というと
伊ロロピアーナのオーダースーツを49,800円でご提供!というもの。

ロロピアーナと言えばイタリア物の中ではゼニアと双璧をなす大横綱ブランド。
それが49,800円ですからとってもお買い得

ヨシムラでサービス企画をこの価格で行えば、どうでしょうか?200件近い入札はあるんじゃないかな?と思うような魅力的な企画です。

が、残念なことに東武さんではNETでオーダースーツを販売している!というお客様の知名度が低いためまだまだそんな沢山は売れません。

で、今回の企画も20着だけということで出品したのですが、、、蓋を開けてみると20件以上のオーダーがありました!!
お陰様で、年始早々さい先良くこちらも完売です。
やっぱりメリットの大きい企画には誰かしら見ているんですね、、、

ファッション業界のネット販売では、楽天の他、最近はZOZOタウンなんかが人気のようでこれらが百貨店の売り上げを喰っているのが近年の売上状況です。
そこで百貨店業界も負けじとネット販売を少しずつ検討し始めているのが今の状況でしょうか。

当店は百貨店に直接出店することは多分ないと思いますが、百貨店のネット限定店舗としては出店してみたいと考えています。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 22:15| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする