2016年11月19日

青森出張

いや〜っ、11月も半ばとなると毎日寒いですね〜
都内でも朝晩はコートが欠かせない季節になりました。

そんな寒い中ですが、今週は青森工場まで出張に行っておりました。

行ってきた目的は何かというと、工場もハイシーズンなので品質面を確かめたいというのもありますが、今回の一番の目的は、既に何度か小出しにご案内している青森工場企画の『りんごプレゼント企画』の最終確認。

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この企画は12/1〜12/7までにビッグッヴィジョン&ヨシムラでスーツをお受け取りに来られた方に旬の青森県産リンゴをお1つプレゼントするという企画。

※:国内縫製分に限ります。(ビッグヴィジョンは中国縫製もあるので)

この企画、実は3年がかりの企画でした。
3年前に企画をしたけれど、シーズン中だったので実行できず・・・
2年前は、秋口にオリジナル裏地の企画が立ち上がり、そちらで忙しくできず、
昨年は秋田山形工場立ち上げで多忙すぎ対応できず・・・

ということで、今年こそ!と考えて企画しました。

リンゴを1つプレゼントするだけなのに?と思われるかも知れませんが、それだけではありません。

青森工場のある藤崎町の町長さんにお会いして、街を紹介するパンフレットを貰い、またリンゴ購入費用の助成をお願いして、、、
町の協力を頂く以上は、町の紹介を積極的にする案内文を作ったり、、、
リンゴを入れる袋の作成(サイズ、形状、プリントの検討)などなど

ロットが2000個と少ないので、袋だけで1つ80円と割高になってしまったり、意外と大変でした。

そんなこんなで、最後はビッグヴィジョンの各店舗&ヨシムラにそれぞれ何個送るか?とか、町長へお礼のご挨拶など、意外と色々と仕事があるのです。

でも、これで準備OKです!

ビッグヴィジョン&ヨシムラの皆さんで、この期間中にお受け取りに来られる方は楽しみにしていて下さいね。

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店内がリンゴの良い香りで包まれると良いですね。


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2016年11月15日

百貨店が変わる

昭和40年代生まれ以前の人にとって百貨店という言葉は特別な響きがあるのではないでしょうか?

私で言うと、子供の頃よくお袋に連れられて百貨店に行き、お袋はどこか洋服でも買いに行ったのでしょうか?よく覚えていないのですが、母親を待っている間、おもちゃ売り場で遊んだのを良く覚えています。
その後、母親が戻ってきてからは上の階のお好み食堂で、お子様ランチを食べたっけ。
良い思いででした。

その百貨店が今、岐路に立たされています。

どんなことかというと、インターネットの台頭で情報が溢れ、百貨店でなければ手に入らないというものがなくなってしまい、百貨店に魅力がなくなり、お客(売上)が激減しているからです。

それで、全国の百貨店が大リストラを計画しているのです。

百貨店のリストラっていうと、地方都市の小さな百貨店ね?と思う方もいらっしゃると思いますが、さにあらず。

地方の小さなサテライトのような百貨店もそうですが、都心型の百貨店でも最近は自社で全テナントを手当てできず、ユニクロやニトリなどを立地を生かしたテナント貸しを行なっているところが急激に増えてきたのです。

何でこんなに百貨店が凋落したのか?

確かに先述のようなインターネットにより情報の価値が下がったこともありますが、私が思うには百貨店の販売方法に問題があったのではないかと思います。

・・・というのは、ここまで言うと業界人から怒られてしまいますが、百貨店はだいたい売上の40〜45%を自分達の利益にします。
※:業種によって違いますが、ファッション系ではこれぐらいです。

更にいうと、この販売は百貨店の社員が行なわず、出入りの業者が行ないます。(つまり人件費は出入り業者持ちです。)

そう考えるとこの40〜45%という金額はどうでしょうか?高すぎませんか?

だって納入業者は売上の55〜60%から原価、人件費、自らの利益をひねり出さなければなりませんから。
百貨店の紳士服セールで目玉商品は1着25,000円程度。
それから40〜45%の利益を取るとすれば出入り業者は14,000円前後の売上から利益を捻出しなければなりません。

そうなんです。だから百貨店の商品は実は原価を非常に押さえた商品か、売値を高く設定した商品か、出入り業者が泣く(利益が出ない)商品ばかりになってしまうのです。

更に言えば、百貨店は自社の看板を守りたいがために、顧客第一主義という名の元に、消費者からの無体な要望を安易に聞き入れ、それを出入り業者の負担にするということまで平気でするため、出入り業者がどんどん疲弊してしまうのです。
(誤解を恐れずに言いますが、最近はモンスターコンシューマーが現れ、とんでもない要求をするケースが増えているとのことです。
こういったコストは最終的には、真面目な消費者の負担となり、これがまた百貨店の値段が高くなる元凶の1つになっています。)

そんなこんなで良い商品がフェアーバリューで販売されることがなくなり、今の状況に至っているのだと思います。

で、将来的にどうなるか?ですが、今、言われているのは都心型百貨店でも残れるところは都内のターミナルビルで各1店舗
地方に至っては、全て専門店化してしまうのではないかと思います。

どうしてここまで落ちてしまったのでしょうね・・・

ただ、百貨店の行動をみていると、この状況についてまだまだ認識が甘いと思います。
最近でこそ、業態変更や店舗売却の話が頻繁に出てきますが、どうして出てきたかというと、昨年まではインバウンド消費で業績が良かったから。
今年はそれがなくなってしまったのでいよいよ困り、リストラをしなければならないことになったからです。

インバウンド消費がある内に次に備えて、業務の再構築をすべきなのに。。。
厳しくなってからリストラしても効果はあまり出ないのではないでしょうか?

将来的には、百貨店はごくごく一部を除いてなくなり、アトレとかビブレとかそういう専門店ビルに変わっていくのではないかと思います。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:50| Comment(0) | 仕事(百貨店さん) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月05日

横浜みなとみらい店開店

先日HPでご紹介しましたが、今日からビッグヴィジョンに新たな仲間が加わります。
それは、横浜みなとみらい店。
ビッグヴィジョン28店舗目の仲間です。

横浜のみなとみらい地区というと、東京人のイメージでは差し詰めお台場といったところでしょうか?
インターコンチネンタルホテルやランドマークタワーなどのイメージが強いですからおっ、ビッグヴィジョン良い場所に出店するな!と思われた方も多いと思います。

が、実はこの店舗の出店は大変な難産の上での出店でした。

・・・というのは、みなとみらい地区は近年確かにタワーマンションが出来て住人が増えてはいるのですが、聞く所によると住人の皆さんは横浜駅が近いため、そこで買い物をしてしまい、みなとみらい地区にはスーパーがないとのことでした。
※:実際にはスーパーがあったのですが潰れてしまったらしい。
だから、出店しても住人はスーツをここでは買わないんじゃないか?と。

また、みなとみらい駅周辺は、ランドマークタワーなど観光地立地なので、観光客はスーツを買いに来ないのではないか?というネガティブな指摘もありました。

そんなこんなで消極的な意見が増え、一時は出店止めようという雰囲気になったのですが、出店関係を仕切っている玉岡氏と土屋店長熱意で清水の舞台から飛び降りる気持ちで出店することになりました。

ですが、商売は熱意だけでは出来ません。きちんと採算が採れないとダメです。

ですから、出店にあたり私が出した条件が1つ
それは、地元に愛される地元密着型にすること

私も若い頃は飲食店の店長をしたり、当社に勤務するようになってからもオーダースーツの販売を15年以上やっていたので抵抗感はないのですが、最近のスタッフは(どこの会社でもそうだと思いますが、)ポスティングや企業訪問、飛び込み訪問などの地道な営業活動を嫌がる傾向があります。

これでは、どんなに地元に密着しようとしても、真の密着にはなりません。
やはり自分から外に出ないと。。。

・・・ということで、近隣マンションへのポスティング直上のビルテナントさん達に挨拶回りをしっかりするように依頼しました。
(MMテラスビルの大家さんにも大変なご協力を頂き、深く感謝しております。)

で、開店は11/5(土)でしたが、これを11/1からしっかり行い、今日の開店を迎えました。

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蓋を開けてみると。。。

土屋店長の熱意が住人の皆さんに伝わったのか?朝から大盛況

グランドオープンということで、スタッフも6名体制で対応しましたが、それでもお待たせしてしまうことになってしまう程の混雑でした。

地元の皆さん、また横浜エリアの皆さん、本当にありがとうございました。
これから長いお付き合いになるかと思いますがどうぞよろしくお願い致します。


追伸:松本様というお客様からわざわざ店舗にお花を頂戴しました。
お礼のメールを差し上げようとメルアドを調べてみたのですがご登録がなく、お礼を言う機会がなく、この場を借りてお礼申しあげます。
お気持ち本当にありがとうございます。土屋店長も今まで以上に頑張ると思います。ありがとうございました。

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2016年10月30日

政治家は“顔”か?

私は仕事柄、政治家や実業界のリーダー、スポーツ選手などのスーツの着こなしには注意を払っていますが、最近、あることをきっかけにこれとは全く逆のことを思い出す出来事がありました。

あることとは何かというと、アメリカの大統領選。

政治的なことを言うつもりはないので、クリントン氏、トランプ氏、どちらの肩を持つ訳ではありませんが、どうにもクリントン氏の顔が醜く、これが共感を得られない原因の1つにあるんではないか?と思ってしまいます。
(※:国内の政治、人の話でしたら、顔が醜いなどとは大変失礼な発言で、自粛すべきことと思いますが、よもや私のコメントがアメリカ大統領選に影響するとは思えませんので暴言ご容赦下さい。)

なぜこのようなことを思うかというと、
実は昔、大学時代にある大学教授※が政治家は能力よりも顔だ!と言っていたのが強く記憶に残っていたのです。

※:小泉政権下で内閣府特命顧問をやられた慶應義塾大学の有名教授島田晴雄先生

当時(平成元年頃)は、宇野総理大臣という方が総理になって半年も経たない内に、愛人問題でスキャンダルになり辞任したという事件があって、先生は宇野総理の外見と国民の反発を指して言われた言葉でしたが、
『(男性の)政治家はハンサムでなければ、ダメなんだ!』と言われていたのが、学生時代の自分には、顔で出世が決まってしまうなら、努力する必要はないじゃないか?と反発したのを覚えております。

しかし、あれから25年以上経ってアメリカ大統領選を見るとご年齢のこともあろうかとは思いますが、私にはクリントン女史の悪代官風の見た目が際立ってマイナスに見えるのです。

女性蔑視の気持ちは全くありませんし、トランプ氏も決してハンサムでもなく、こちらもむしろ醜悪ぐらいですが、これまでのアメリカ大統領のイメージとは全く違う、なんか醜悪なんです。

スーツは人の欠点を隠し、男性なら力強く、誠実に、女性なら美しく、清廉に、より良く見せるツールの1つです。
そんな中、隠しきれない物もあるんだな、というのを痛感した最近の出来事でした。

しかし、大統領や総理大臣というのは激務ですね。
皆さん、就任前と退任後では随分見た目がお変わりになられています。

オバマ大統領も就任当時はスタイリッシュで若々しかったですが、最近は少し老け込んだ気がします。
国に自分を捧げ、生も根も尽き果てたというところでしょうか。
脱帽します。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 23:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

米山隆一知事おめでとう!

私の年齢(48歳)になると世の中でいろんな人が出てきます。

大企業で社長になる人起業してブレイクする人、そんな人もいれば、50を目前に出世街道から外れ、子会社に出向する人や、最悪のケースではリストラにあってしまう人まで様々です。

そんな中で、私にとって数少ない国立大学卒の友人米山隆一君という人がおります。
http://www.yoneyamaryuichi.com/index.html

彼とは学生時代にとある懸賞論文で入選し、一緒に米国視察旅行に行った仲(ルームメイト)だったのですが、彼の履歴書はそれは凄いものでした。

東大医学部卒、その後司法試験合格、更にその後ハーバード医学博士

つまり、医者であり弁護士でもあり、更には海外でも医師として活躍していて、、、まぁ、凄いの一言です。


ですが、そんな彼ですが実は長〜い苦難の時代がありまして、

かれこれ10年以上前に、彼は新潟出身なのですが、田中真紀子さんが自民党から民主党に鞍替えした時の選挙で『田中真紀子の刺客』として自民党から立候補し落選。
その後も、政党を幾つか変えて、民主党、みんなの党、維新の党などなど(すみません。間違った情報かも知れません。)二転三転してなかなか、政治の世界では彼の実力を発揮することがありませんでした。

その彼が、今日、新潟県知事に初当選しました!

同じホテルの隣のベッドで寝ていた彼が知事かぁ・・・

自分とは違う世界で頑張る彼ですが、自分ももっともっと頑張らなくてはいけないなぁ・・・
彼の浪人生活の10年の苦労に比べれば自分の日々の苦労なんて大したことないな。
よし!自分も頑張ろう!

友人の活躍というのは嬉しいものです。
自らを発奮させる材料になります。

米山知事、がんばってください!

一応、当社にも新潟工場がありますから、一度遊びに来てくださいね!(笑

posted by オーダースーツのヨシムラ at 22:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

りんごプレゼントイベント進行中

先週は青森工場まで打ち合わせのため出張して来ました。

どんな打ち合わせかというと、青森工場は9月が決算なのですがその決算対策やら人事関係やら、設備投資計画やらお金が掛かる頭が痛いことばかりです。

そんな中、数少ない楽しめる打ち合わせが、タイトルのりんごプレゼントイベントの打ち合わせ。

これは、私達の青森工場は青森県藤崎町というお城や桜で有名な弘前市の隣町に所在しているのですが、
皆さん良くご存知のリンゴの『ふじ』というのはこの藤崎町で生まれたから『ふじ』と名付けられた程のリンゴの産地なのです。
リンゴの『ふじ』は富士山の富士ではないんですよ!

当然、当社の社員の実家でりんご農家をやっている人も大勢おりますので、折角、地元で有名な産品があるなら是非お客様にもご紹介しよう!ということで、

『リンゴの出荷が最盛期を迎える11月初旬頃に1週間だけ
 スーツ1着につき、最盛期の一番良い状態のリンゴを1つプレゼントしよう』


・・・という企画なんです。

ただ、これも自社だけでやってしまっては地元は盛り上がりません。

そこで、藤崎町の町長さんと相談し、町で作っている町を紹介するパンフレットを同封したり、オリジナルでリンゴを入れる袋を作ったり、そんな検討をしているのです。

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リンゴを買ってくれ!とか藤崎町にふるさと納税をして下さい!なんてヒモ付きの発想は一切なく、ただ、純粋に、リンゴで有名な青森県は国産高級スーツの産地でもあることを皆さんに知っていただきたい!という考えから企画しています。

今のところビッグヴィジョン、ヨシムラのほか、数社当工場をご愛顧いただいているオーダースーツ店さんを通じて皆さんにお配りする予定です。

11月中旬頃に仕上がりのスーツとなると、、、10月の半ば頃ですかね?

いつ注文したらリンゴ貰えるの?という質問には微妙に答えられないところが難しいところです。
(※:リンゴの成熟のピーク時に出荷を予定しているため)

貧乏工場が出来るささやかなお客様への感謝の気持ちです。
ブログをご覧になった方で、もし受け取る方がいらしたら是非リンゴと共に青森県のことを想ってあげてくださいね。
いつか青森旅行プレゼント!なんて出来たら楽しそうですね!


posted by オーダースーツのヨシムラ at 12:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祇園精舎の鐘の声

今日、業界新聞を読んでいるとそごう柏店の閉店セールが始まったという記事を目にしました。

当社は百貨店には出店しておりませんから会社への影響などないのですが、実はそごう柏店は今から20年近く前、一度だけ生地屋の催事でお世話になったことがあり、このニュースを感慨深く読ませて頂きました。

百貨店は、、、私より上の世代の人から見ればそれこそアミューズメントパークのようなイメージを持つ方もいらっしゃるでしょう。
昔は、今ほど情報や物品が多くなかったですから、文字通りどんな商品でも揃う(百貨)のお店はありがたい存在でした。

またサービスも良く丁寧で、庶民がちょっと背伸びして小金持ち気分を味わうには最適だったのではないでしょうか?

そういえば、子供の頃、母親に連れられておもちゃ売り場に行くのが好きだったなぁ。

それが今ではそごう柏店の閉店をはじめ閉店も多いですし、閉店しないまでも百貨店が自社で展開を諦め、ユニクロやスーツカンパニーやニトリなどに場所貸しをする時代になってしまいました。

駅前の便利な立地なのに残念な限りです。。。

では、どうしてこうなってしまったんでしょう?

大きな要因の1つはインターネットを始めとする情報の低価格化があるでしょう。
つまり、昔は百貨店に行かなければ知ることも見ることも出来なかった物品が今やNETで簡単に見れる、買えるということです。

でも、それだけではないと思います。
何故なら、人はどこかで物を買わなければならないから。

では何故、百貨店で買わないのか?
間違いなく言えることは、百貨店は高い!からです。

読者の皆さんは何故、『百貨店が高い』か?その究極的な原因は何か?ご存知でしょうか?

色んな意見があろうかと思いますが、私は百貨店の過剰サービスのコストが原因だと思います。

つまり、ちょっとクレームをつければすぐ返品・返金を認める。
取りに来い!と怒れば、どんな所まででも取りに行く。
儲かっていないにも拘らず体裁のために改装する。

・・・こんな体質が全てのコストアップの要因になっているのです。

そりゃそうですよね。
すぐ返品・返金されたら出入り業者はたまりません。
→理由がある返品・返金であれば納得するするでしょうが、百貨店業界では「やっぱり気に入らない」とか「使ったら壊れたから返品する」主張するモンスターコンシューマーも結構多いと聞きます。

そしてこういったクレームに対して、百貨店側は実は何にも責任を取りません。

商品を納入している業者がその負担をしているのが現状です。
だから納入業者は、売値を高くせざるを得ない

結局その繰り返しで定価がどんどん高くなっていくのです。

これではまっとうな消費者の方が損をしてしまいます。

私は、時々社員に「商売はお客様と対等でなければならない」と話すことがあります。
『お客様は大切にするのは当然。
だけど、不当な事を要求されたらその時からお客様でなくなるよと。』

年に1度あるかどうかの話ですが、消費者の中には「お客様は神様です」という言葉を盾にお客様(自分)は神様だろう。(だから言うことを聞け!)という人がいます。

実はこれは全く間違っていて、お客様は神様です。というのはお客様と認められる人だけがお客様なのであり、不当な要求をするのはそもそもお客様でないのだ。ということもお店側は主張する必要があるのだと思います。

百貨店はこの点を大きく履き違っていると思います。

『100人のお客様がいてその内の1人が無体な要求をしてきたとします。
それを受け入れて、残りの善良な99名のお客様に費用負担をする。』

私でしたら、その1名の方には「お客様にはもっと相応しいお店があるからそちらでお求めになった方が良いですよ」と言ってお引取りいただき、その代わり、善良な99名のお客様のサービスを高め、フェアーな値段で商品を提供すると思います。

百貨店はこうしたモンスターを育ててしまっただけに、それが今ブーメランのように跳ね返って来て自らを苦しめているのではないでしょうか?

百貨店の役員さんたちは「おととい来やがれ〜」とか「塩撒いてこい!」と怒鳴っている時代劇でも観た方が良いんじゃないかな。

今日はちょっと激しいことを書きました。関係者の方がいらしたらどうぞお気を悪くされないで下さい。

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2016年09月02日

秋田という県

このブログでもしばしば書いているので皆さんも少し親近感を覚えて下さっているかもしれませんが、当社には秋田に縫製工場があり、最近よく秋田へ出張に行っています。

実は今週も私は秋田に行っていたのですが、今回の目的は秋田県に進出している企業の懇談会で、秋田県知事が主催するパーティーでした。

私は、というと本当は宿泊出張になるし、パーティーのような華やかな物より実務志向が強いため、当初欠席で依頼したのですがのっぴきならない事情で参加することになってしまいました。

その“のっぴきならない事情”というのは実は、昨年9月秋田に工場を出したのですが、過去1年間に秋田県に進出した企業の代表者はそのパーティーで挨拶をしなさい!ということで、私はスピーチのために行ってきました。

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偉そうにスピーチ!といっても、時間はわずか1分と厳命されていましたから写真だけ見て頂ければ十分ですが、そのパーティー&講演会で配られた秋田の冊子がとてもユニークでしたのでご紹介したいと思います。

冊子のタイトルは『 のんびり 』

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これは秋田県が発行し無料で配布しているフリーペーパー(冊子)ですが、はじめこれが配られた時、田舎の秋田らしい“のんびり”としたタイトルでよいなぁ、と思いました。

ですが、その冊子の思惑について講演を聞くとぜんぜん違っていてビックリしました。

“のんびり”はゆったりとしたという意の“のんびり”ではなく、NON-BIRI(=ビリではない)という意の『のん-びり』なんだそうで、
首都圏は今、少子高齢化などで苦しんでいるけれども、秋田県はそんなことは遥か以前から直面しており、こういった点ではビリではなくトップランナーなんだ!と。

へ〜っ、面白いことを言うなぁ。。。と思うと共に、話を更に聞くと、少子高齢化や過疎化の中で、それのどこが悪いの?人が沢山いる事が果たして良い事なの?

人口が増えること、所得が増えること、それが本当に良い事なのですか?と投げかけられ、ちょっとビックリしました。

確かに、お金が全てでもないですし、都会のように人が集まりすぎると息苦しくもなります。

そういう価値観ってものもあるんだな。と普段意識しないことに気付かされました。

私自身は秋田県とお付き合いを始めてまだ1年ですが、この県はなかなかユニークな県だと思います。

たとえば、↑で掲載した『のんびり』の表紙ですが、実は良く見ると知事がいるんです!

こんなところに。

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どこかの前知事のように金の亡者にならず、飾りだてもせず、それでいて気さくな、良い意味で田舎の知事ですが、私はこの県が大変好きになりました。

因みに、当社の秋田工場は従業員わずか40名程度ですが、そんな工場の社長でも県主催のパーティーに呼んで貰え、かつ懇談会では知事と4〜5分お話できるなんて、こんなフレンドリーな県って他にはないような気がします。

早く秋田県に税金を落とせるよう業績を上げなきゃ!(笑


posted by オーダースーツのヨシムラ at 20:00| Comment(2) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月30日

取引先(だったところ)の倒産

新庄祭りと大曲花火大会で楽しい思いをして久しぶりに東京の事務所に帰ってみると・・・

ヨシムラの高岡君が曇った表情で社長、ご報告が・・・

なにやらあまり良い話ではなさそうで話を聞くと、、、
なんと、取引先(だった)シャツの縫製工場が倒産したとのこと。

実はそこのシャツ工場はビッグヴィジョンの方は自社工場があるためそちらとの取引は全くないのですが、ヨシムラの方ではビッグヴィジョン買収前からのお取引があり、ビッグヴィジョンの新潟シャツ工場がグループに入ってからも、旧来の取引先ということでお取引をしていた工場でした。
※:ですからビッグヴィジョングループの中で工場が倒産した訳ではありません!念のため!

そこの工場はなかなか味わいのある仕上げをする工場で私個人は大好きでした。
自身で取引先開拓としてわざわざ工場へ出向き、見学し、縫っている現場を見ていましたし、メンズで結構重要な『言葉には出来ない色気』を出すことが出来る工場でした。
業界的にも伊●丹メンズ館にも商品を卸していましたから、そこそこ評価されていたと思います。

それが倒産してしまった。

でも、予兆がありました
(ですから当社は先月取引を解消し、事なきを得ておりました。)

実は、ヨシムラの方ではこの夏、オーダーシャツのご注文に対して、大変な納期遅れと仕様ミスを起こして何名かのお客様には大変なご迷惑をお掛けしておりました。

販売店である店舗は、工場の納期表に基づきお客様に仕上がり日を案内するのですが、納期表に書いてある納期期日になっても商品が来ない。
問い合わせると、なんだかんだの言い訳ばかり
どうやら問い合わせてから縫っている。(ようでした。)
更に、延長した納期も守らない
社長さんが、慌てて納品するが、身なりがおかしい、、、

販売者としてのヨシムラはお客様に対しては責任がありますから、縫製工場が・・・という言い訳は通用しません。

こういったことが何度か続き、丁度先月、取引を解消することにしたのです。

その直後の、倒産。

このブログでは結果が出てからのことで信じてもらえないかも知れませんが、私は社内的にはあの会社は良くないから取引解消しなさいと指示していました。
やはり危ない会社というのはどこか臭いがするものです。

それはさておき、今回の事は同じ縫製工場を経営する身として、色々学ばせていただきました。

何故、シャツの工場が倒産するか?

シャツはスーツほどオーダーが浸透していませんし、中国やバングラディッシュ製の安い既製品が出回っています。
ですから、基本は大変な逆風の中での工場経営です。

でも、一方では格好良いシャツ、高級素材のシャツはクールビズで逆に人気が高まり需要も増えています

そこの工場はどちらかというと、ファッション性があったので追い風が多かった
と思います。

なのに何故倒産したか?

それは私は労務管理だと思います。
そこの工場は、日本にありますが、縫っている人は数人の日本人技術者を除くと残りは中国人研修生でした。

この研修生制度は色んな業界で利用されていますが、中国に関しては、震災以降怖がって帰る者もいましたし、何より中国の近代化によって日本へ出稼ぎに行っても稼げなくなり、人がなかなか集まらなくなっていました。

ですから夏のシャツ販売のピークになっても十分生産することが出来ず、そこに従業員の反発=離職などがあったら、やはり会社を回せなくなるのだと思います。
(以上は私の推測が多く入っています。)

当社の縫製工場は東北を中心に地方にありますから、人件費は低めですが、都心に近い縫製工場は、都心の人件費に引っ張られてしまうため、どうしても高くなります。

結果、バブル期のような人手不足倒産が起きてしまうのではないかと思います。

とはいえ、この人件費高騰の波は今年も最低賃金引き上げとして地方へも波及しますから当社の工場も油断大敵です。

良い物を適切な価格で仕上げること。
そして会社として納期・品質等当たり前のことを当たり前にすること、約束を守ることが大切です。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 18:47| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月27日

新庄祭りと大曲花火大会

今週は当社のグループ会社である山形秋田縫製工場に行って来ました!

何をしに?というと、、、
タイトルに書きましたようにお祭り花火大会を観にいく、という商用ブログではあまり自慢できる内容ではありませんが、
昨年、進出した山形(新庄市)と秋田(大仙市)でそれぞれ街をあげて盛り上がるお祭り&花火大会があるというので、現地の文化を知る必要もあると思い、息子と一緒に観に行ってきたのです。
(息子には将来を考え、工場見学のため連れて行きました。)

新庄祭りや大曲の花火大会といってもご存じない方が殆どですので少し説明しますとこんな感じです。

<< 新庄祭り >>
山形県新庄市が街をあげて行なう祭り。
イメージとしては京都の祇園祭のように、祭りの期間は街中がお祭り一色になり、地元企業は皆、臨時休業をするといった地元以外には少々分かりづらいお祭り。
お神輿ではなく、ストーリー性のある山車を各町会が作ってその出来を競うもの。

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<< 大曲花火大会 >>
こちらは秋田県大仙市で行なわれる巨大花火大会。
日本一の花火大会と言われ花火師たちの品評会があり、全国の花火屋さんが出来を競うため、質・量的にも日本一です。

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・・・とまぁ、そんな地元を代表するお祭り・花火大会ですが、行ってみたところ、本当に凄いお祭りでした!

● 新庄祭り ●
>>>こちらは写真のような山車が列をなして、新庄の街を練り歩いていました。
ここで最優秀賞を取った山車は、JR新庄駅に1年間飾られるそうで、皆さん盛り上がってました!


● 大曲花火大会 ●
>>>こちらは大仙市へ進出した企業の代表ということで、市から桟敷席を譲っていただいたので、花火を真下で見ることができ、素晴らしいの一言でした。

花火師達のコンクールは3種の花火で競い合うのですが、1つは大玉の一発花火、もう1つは自由玉の花火、そして創作花火と言って音楽に合わせてバンバン打つ花火があるのですが、この創作花火が凄かった!

その中でも最大の花火が大会提供花火といって、なんと!ベートーベンの第九に合わせて約10分間も!打ちっぱなし!

私はスマホの動画でとっていたのですがあまりにも容量がかかりすぎ、撮りきれませんでした×××


そんなお祭りに参加して来ましたが、これも青森工場が秋田・山形へ進出したために行く機会に恵まれたのですが、これまで知らなかった地域の文化を知ることが出来て大変勉強になりました

いつかお客様をご招待したいものです。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 22:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする