2016年09月02日

秋田という県

このブログでもしばしば書いているので皆さんも少し親近感を覚えて下さっているかもしれませんが、当社には秋田に縫製工場があり、最近よく秋田へ出張に行っています。

実は今週も私は秋田に行っていたのですが、今回の目的は秋田県に進出している企業の懇談会で、秋田県知事が主催するパーティーでした。

私は、というと本当は宿泊出張になるし、パーティーのような華やかな物より実務志向が強いため、当初欠席で依頼したのですがのっぴきならない事情で参加することになってしまいました。

その“のっぴきならない事情”というのは実は、昨年9月秋田に工場を出したのですが、過去1年間に秋田県に進出した企業の代表者はそのパーティーで挨拶をしなさい!ということで、私はスピーチのために行ってきました。

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偉そうにスピーチ!といっても、時間はわずか1分と厳命されていましたから写真だけ見て頂ければ十分ですが、そのパーティー&講演会で配られた秋田の冊子がとてもユニークでしたのでご紹介したいと思います。

冊子のタイトルは『 のんびり 』

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これは秋田県が発行し無料で配布しているフリーペーパー(冊子)ですが、はじめこれが配られた時、田舎の秋田らしい“のんびり”としたタイトルでよいなぁ、と思いました。

ですが、その冊子の思惑について講演を聞くとぜんぜん違っていてビックリしました。

“のんびり”はゆったりとしたという意の“のんびり”ではなく、NON-BIRI(=ビリではない)という意の『のん-びり』なんだそうで、
首都圏は今、少子高齢化などで苦しんでいるけれども、秋田県はそんなことは遥か以前から直面しており、こういった点ではビリではなくトップランナーなんだ!と。

へ〜っ、面白いことを言うなぁ。。。と思うと共に、話を更に聞くと、少子高齢化や過疎化の中で、それのどこが悪いの?人が沢山いる事が果たして良い事なの?

人口が増えること、所得が増えること、それが本当に良い事なのですか?と投げかけられ、ちょっとビックリしました。

確かに、お金が全てでもないですし、都会のように人が集まりすぎると息苦しくもなります。

そういう価値観ってものもあるんだな。と普段意識しないことに気付かされました。

私自身は秋田県とお付き合いを始めてまだ1年ですが、この県はなかなかユニークな県だと思います。

たとえば、↑で掲載した『のんびり』の表紙ですが、実は良く見ると知事がいるんです!

こんなところに。

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どこかの前知事のように金の亡者にならず、飾りだてもせず、それでいて気さくな、良い意味で田舎の知事ですが、私はこの県が大変好きになりました。

因みに、当社の秋田工場は従業員わずか40名程度ですが、そんな工場の社長でも県主催のパーティーに呼んで貰え、かつ懇談会では知事と4〜5分お話できるなんて、こんなフレンドリーな県って他にはないような気がします。

早く秋田県に税金を落とせるよう業績を上げなきゃ!(笑


posted by オーダースーツのヨシムラ at 20:00| Comment(2) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月30日

取引先(だったところ)の倒産

新庄祭りと大曲花火大会で楽しい思いをして久しぶりに東京の事務所に帰ってみると・・・

ヨシムラの高岡君が曇った表情で社長、ご報告が・・・

なにやらあまり良い話ではなさそうで話を聞くと、、、
なんと、取引先(だった)シャツの縫製工場が倒産したとのこと。

実はそこのシャツ工場はビッグヴィジョンの方は自社工場があるためそちらとの取引は全くないのですが、ヨシムラの方ではビッグヴィジョン買収前からのお取引があり、ビッグヴィジョンの新潟シャツ工場がグループに入ってからも、旧来の取引先ということでお取引をしていた工場でした。
※:ですからビッグヴィジョングループの中で工場が倒産した訳ではありません!念のため!

そこの工場はなかなか味わいのある仕上げをする工場で私個人は大好きでした。
自身で取引先開拓としてわざわざ工場へ出向き、見学し、縫っている現場を見ていましたし、メンズで結構重要な『言葉には出来ない色気』を出すことが出来る工場でした。
業界的にも伊●丹メンズ館にも商品を卸していましたから、そこそこ評価されていたと思います。

それが倒産してしまった。

でも、予兆がありました
(ですから当社は先月取引を解消し、事なきを得ておりました。)

実は、ヨシムラの方ではこの夏、オーダーシャツのご注文に対して、大変な納期遅れと仕様ミスを起こして何名かのお客様には大変なご迷惑をお掛けしておりました。

販売店である店舗は、工場の納期表に基づきお客様に仕上がり日を案内するのですが、納期表に書いてある納期期日になっても商品が来ない。
問い合わせると、なんだかんだの言い訳ばかり
どうやら問い合わせてから縫っている。(ようでした。)
更に、延長した納期も守らない
社長さんが、慌てて納品するが、身なりがおかしい、、、

販売者としてのヨシムラはお客様に対しては責任がありますから、縫製工場が・・・という言い訳は通用しません。

こういったことが何度か続き、丁度先月、取引を解消することにしたのです。

その直後の、倒産。

このブログでは結果が出てからのことで信じてもらえないかも知れませんが、私は社内的にはあの会社は良くないから取引解消しなさいと指示していました。
やはり危ない会社というのはどこか臭いがするものです。

それはさておき、今回の事は同じ縫製工場を経営する身として、色々学ばせていただきました。

何故、シャツの工場が倒産するか?

シャツはスーツほどオーダーが浸透していませんし、中国やバングラディッシュ製の安い既製品が出回っています。
ですから、基本は大変な逆風の中での工場経営です。

でも、一方では格好良いシャツ、高級素材のシャツはクールビズで逆に人気が高まり需要も増えています

そこの工場はどちらかというと、ファッション性があったので追い風が多かった
と思います。

なのに何故倒産したか?

それは私は労務管理だと思います。
そこの工場は、日本にありますが、縫っている人は数人の日本人技術者を除くと残りは中国人研修生でした。

この研修生制度は色んな業界で利用されていますが、中国に関しては、震災以降怖がって帰る者もいましたし、何より中国の近代化によって日本へ出稼ぎに行っても稼げなくなり、人がなかなか集まらなくなっていました。

ですから夏のシャツ販売のピークになっても十分生産することが出来ず、そこに従業員の反発=離職などがあったら、やはり会社を回せなくなるのだと思います。
(以上は私の推測が多く入っています。)

当社の縫製工場は東北を中心に地方にありますから、人件費は低めですが、都心に近い縫製工場は、都心の人件費に引っ張られてしまうため、どうしても高くなります。

結果、バブル期のような人手不足倒産が起きてしまうのではないかと思います。

とはいえ、この人件費高騰の波は今年も最低賃金引き上げとして地方へも波及しますから当社の工場も油断大敵です。

良い物を適切な価格で仕上げること。
そして会社として納期・品質等当たり前のことを当たり前にすること、約束を守ることが大切です。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 18:47| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月27日

新庄祭りと大曲花火大会

今週は当社のグループ会社である山形秋田縫製工場に行って来ました!

何をしに?というと、、、
タイトルに書きましたようにお祭り花火大会を観にいく、という商用ブログではあまり自慢できる内容ではありませんが、
昨年、進出した山形(新庄市)と秋田(大仙市)でそれぞれ街をあげて盛り上がるお祭り&花火大会があるというので、現地の文化を知る必要もあると思い、息子と一緒に観に行ってきたのです。
(息子には将来を考え、工場見学のため連れて行きました。)

新庄祭りや大曲の花火大会といってもご存じない方が殆どですので少し説明しますとこんな感じです。

<< 新庄祭り >>
山形県新庄市が街をあげて行なう祭り。
イメージとしては京都の祇園祭のように、祭りの期間は街中がお祭り一色になり、地元企業は皆、臨時休業をするといった地元以外には少々分かりづらいお祭り。
お神輿ではなく、ストーリー性のある山車を各町会が作ってその出来を競うもの。

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<< 大曲花火大会 >>
こちらは秋田県大仙市で行なわれる巨大花火大会。
日本一の花火大会と言われ花火師たちの品評会があり、全国の花火屋さんが出来を競うため、質・量的にも日本一です。

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・・・とまぁ、そんな地元を代表するお祭り・花火大会ですが、行ってみたところ、本当に凄いお祭りでした!

● 新庄祭り ●
>>>こちらは写真のような山車が列をなして、新庄の街を練り歩いていました。
ここで最優秀賞を取った山車は、JR新庄駅に1年間飾られるそうで、皆さん盛り上がってました!


● 大曲花火大会 ●
>>>こちらは大仙市へ進出した企業の代表ということで、市から桟敷席を譲っていただいたので、花火を真下で見ることができ、素晴らしいの一言でした。

花火師達のコンクールは3種の花火で競い合うのですが、1つは大玉の一発花火、もう1つは自由玉の花火、そして創作花火と言って音楽に合わせてバンバン打つ花火があるのですが、この創作花火が凄かった!

その中でも最大の花火が大会提供花火といって、なんと!ベートーベンの第九に合わせて約10分間も!打ちっぱなし!

私はスマホの動画でとっていたのですがあまりにも容量がかかりすぎ、撮りきれませんでした×××


そんなお祭りに参加して来ましたが、これも青森工場が秋田・山形へ進出したために行く機会に恵まれたのですが、これまで知らなかった地域の文化を知ることが出来て大変勉強になりました

いつかお客様をご招待したいものです。
posted by オーダースーツのヨシムラ at 22:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月09日

工場の老朽化

最近、ビッグヴィジョンの仕事よりも青森工場の仕事が忙しく、ついついブログをお座なりにしてしまっている吉村です。
すみません。

で、最近私が何をしているか?というと、最近は工場設備の問題などでゴソゴソ動いております。

・・・というのも当社(ヨシムラもビッグヴィジョンも)の縫製の主力工場である青森工場は、いろんな面で設備が老朽化してきていまして、問題を抱えているのです。

どんな問題か?というと、

@空調設備の新設
>>>実は青森工場は東北ということもあり、冷房がありません。
特にこれまでは、工場敷地の両隣が田んぼだったため、窓を開けていれば田んぼで冷やされた冷気が入ってきたため真夏でも少し我慢すればやり過ごすことが出来たのですが・・・
最近隣の田んぼが売却されて別の工場が建ってしまい、とたん空気の流れが悪くなり暑くなってしまったのです。

それでこのままでは従業員の健康にも影響が出るということで、冷房を検討せざるを得なくなったのです。

その費用、1500万円なり。痛い・・・


A建替え問題
>>>もっと重要なのが建替え問題。
青森工場は新型ミシンやCADシステムなど適宜設備投資をしておりますが、どうしてもこういった投資はミシン類など直接商売に影響するものばかり。
気付けば建物その物がかなり老朽化していました。
築40年ぐらいですから仕方ありません。。。

また青森工場には第1(上着工場)第2工場(パンツ工場)とありますが、徒歩で歩いても5分程度の距離ですが、意外とこの2工場を行ったり来たりするのが大変な仕事となっていて、潜在的に工場を1つにまとめたい!というニーズがありました。

そこで、現在余った敷地を利用して何とか建替えが出来ないものか?検討中なのです。

検討するのは簡単ですが、250名近くが仕事をする工場ですとミシン類の設備はそのまま移設するとしても、最低でも2億以上の費用が掛かります。

・・・ということで、現在の私はこのお陰で少し青森の仕事が多くなっており、バタバタしております。


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2016年07月11日

会社説明会(秋田)

先日、機会があり当社グループの縫製工場(秋田工場)が実施する会社説明会に秋田まで行ってきました。

工場が実施するといっても、実際にはハローワークが主催した来春卒業の高校生に向けた会社説明会だったのですが、地方の、しかも縫製工場の会社説明会は何分にも初めてでいろんな意味で新鮮でした。

どんな感じだったかというと、やり方は各地ハローワークごとに違うらしいのですが、
@別室で高校生が待機 A企業側はテーブルと椅子を与えられ待機 Bそこに高校生が関心のある企業に訪問(15分だけ) C終わると学生は退出し別室で再度待機 D Bの企業訪問を3回繰り返す。

・・・といった、結構、しっかり型にはまったやり方でした。

で、学生さん達はどうだったかというと・・・
皆、結構真面目な顔をしてあちこち企業周りをしています。
また、訪問する企業には明らかに!人気不人気があり、当地区の人気企業ベスト3は、ナガイレーベン(白衣製造の会社:東証一部上場)、タニタ(ご存知タニタ食堂の会社)、JA秋田(さすが名門!)の人気が凄かったです。

一方、当社はというと・・・秋田工場は買収した前の会社から引き継げば40年以上の歴史がありますが、会社の名称も法人実態も別法人になっているため、それを伝える術もなく、地元では新規進出企業扱い。
つまりは、人が集まる要素がなく大変なビハインドを背負っての会社説明会でした。

このため来た学生もわずか7名
(本音では7名でも大変ありがたかった!)

そこで来た学生さん達には、秋田工場のこと、青森工場のこと、他にもビッグヴィジョンがあったりヨシムラがあったりと、多彩な仕事が出来る会社であることなどを色々と話しました。

高校生の就職解禁日は9/16(?)だそうでそれまでは表立っては動けないとのことですが、さてさてどうなることやら。

少子高齢化の中、これから若い子達は金の卵です。大切にしないと!

・・・ということで、東京を離れ、こんなことをしておりました!


〜 おまけ 〜
学生さんに質問して驚いたことを1つ。
どうして東京に行こうとしないの?という質問に対して皆が口を揃えて言ったこと。
私は、「親が心配だから・・・」「付き合っている子がいるから」とか言うかと思っていたのですが、

彼らの答えは、不安だからでした。

えっ?!不安?若いんだからチャレンジしないの?って一瞬思いましたが、これが今の若い子なんですかね?

ちょっとした驚きでした。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 11:08| Comment(2) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月21日

品質向上会議

今週は青森工場ヘ出張に行って来ました!

何度かブログにも書いているのでご存知の方も多いと思いますが、ヨシムラのグループ企業である青森工場はここ数年生産量が急激に増え、工場も昨年は秋田工場(40名)、山形工場(70名)が加わるなど色んな意味で、急拡大しています。

ですが、その急拡大は、人間の身体で言えば中学生のようなもの

中学生というのは、男子なら身長が1年で10cm近く伸びて、身体がきしむ思いをする時期で、身体の成長と心の成長が一致しない時期というか、とにかく色んな意味で岐路に立っています。

ですから、良いこともあれば悪いこともあり、良い点はそのままで良いのですが悪い点は直ぐに改善しないといけないですから、私自身は最近は毎月のように工場へ出向き色々とやっております。

工場に行く目的は、出張の度に目的が変わり、これまでは「生産数量をアップさせるにはどうする?」とか「追加した新工場の社員への待遇はどうする?」とかでしたが、最近はとあるお客様から品質が低下しているという厳しいお言葉を頂き、今回は品質改善を目的に工場訪問しました。

正直なところ、私は工場経営についてはプロでは有りません。
ですから、工場経営者としての目線は不十分なのかも知れませんが、素人目で見て、品質の向上には次の方策があると思っています。

1.短期的な改善
>>>短期的な視点では、工場は一定以下の品質の製品は出さない。
つまり、検品を重視して、悪い商品を出さないことです。

2.中期的な改善
>>>短期的な改善が出来たとしても、本質的な改善がなされなければ本当の意味の改善にはなりません。
そこで短期的な出血を止めた後は、根本治療をしなければなりません。
つまり製造現場の改善です。

3.その他の改善
>>>その他の改善は微妙ですが、仕事の流れとか人の配置です。
縫製工場などは仕事は夕方になるとどんどん製品が仕上がってきます。
仕上がりが集中してきたからといっても検品は1点1点ですからじっくり時間をかけねばなりません。
仕上がりの集中と、検品での1点1点への集中力が反比例しているようでは検品がおざなりになってしまいます。
こういったことは、仕上がりの流れを変えないといけません。

また、今の時代ですから悪い情報の共有も必要です。(不良品の画像を張り出すなど)


工場は朝8:00から始まり今の時期繁忙期で仕事は18:30まで残業しています。
一日ミシンに向いているというのは凄い集中力がなければ出来ない仕事で、ホワイトカラーの人には想像の付かない集中力が必要です。
(一瞬でも気を抜けば不良品になりますし、怪我もします。)

にも拘らず、この日は20:00近くまで班長さん達には残ってもらい色々と改善策について話し合いました。

後は、ここで決まったことを実行するのみです。

私は口だけしか出せないことが口惜しいのですが、皆の頑張りに期待したいと思います。

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※:画像は、会議が煮詰まって、非常〜に、雰囲気が悪いときの写真。
まぁ、何かの結論に至る前ってこんな雰囲気になることは多々あります。



posted by オーダースーツのヨシムラ at 21:00| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なかなか言えないよ。

6/20からしばらくは、3月決算上場企業の株主総会ラッシュです。
ビッグヴィジョンやヨシムラはもちろん上場していませんから、上場企業の総会対策とは無縁ですが、株式投資等を通じ興味がありましたので色んな会社の株主総会Newsに目を通しました。

今年話題になった企業では、粉飾決算や偽装をした東芝や三菱自動車が主だったところですが、私自身が一番注目したのはシャープ(実際には鴻海工業)でした。

ご存知のようにシャープは、台湾の鴻海精密工業参加になりましたが、鴻海工業の株主総会で、郭会長がこんな発言をされました。

『住む所を代えても、飼い主を代えても悪い卵しか産まない鳥はいらない。』
『シャープは金持ちの息子みたいな社風』


・・・と。

いや〜っ、よくこんな厳しいことを直接的に言えるな、、、
絶句、驚愕です。

このNEWS、ご存知の方も多いと思いますが、皆さんはどう思いましたか?

私はこのNewsを見たとき、全く逆のケースを色々と思い出してしまいました。

1つは、昔倒産した山一證券の社長の記者会見
たしか、「社員は悪くないんです、、、」と涙ながらに社員を庇う姿が印象的でした。

もう1つは、昔の雪印
食中毒事件のとき記者から責められて「俺だって、寝てないんだ!」と怒ったり。

最近で言えば、舛添前知事の「法的には問題ない」と言って押し通そうとしたことがメディアや市民の怒りを買ってしまったりと。

日本人は、企業のトップなど立場の上の人が公の場で威張ったり、金持ちぶったりすることをメディアや一般大衆がバッシングする悪癖があります。

それでいくと、買収した側のトップが、被買収側の従業員に対して、本音ではこう思ったとしても決してこんな発言は出来ないのが普通です。

それを、いとも簡単に、また堂々と発言するなんて、やはり外国だからできることなんでしょうね。

私には良いか、悪いか判断できませんが、小さいながらも数社企業買収を手がけた側から言いますと、
悪い経営状態の企業を買収する場合は、大抵の場合そのままで行くと倒産してしまいますから、やはり劇的な改革が必要になります。

ただ、それは買収側が単にお金を投入すれば良いのではなく、買収される側の社員が「これまでの非を改め、どれだけ改革に前向きに協力するか」で結果は大きく変わります。

そこを新しい経営者に対して「傲慢だ!金の力で物を言わせて!」と批判するようになってしまうと、きっとその買収は上手く行かなくなるでしょう。

シャープはどうなるのかな?
批判を恐れず申しますが、私は6:4ぐらいで鴻海工業の郭会長を支持します。

だって、これで改善できなければ、結局は社員はまた路頭に迷うことになるだろうし、鴻海工業だって慈善事業で多額の投資をした訳ではないですからね。

あ〜っ、うちの社員が読んだらビビッてしまうような内容を書いてしまいましたね。



posted by オーダースーツのヨシムラ at 18:00| Comment(0) | 企業買収のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月09日

嬉しいコメント

最近はビッグヴィジョンの社長業や、縫製工場の社長業が忙しく、どうにもこうにも接客が出来ない私ですが、昨日、たまたまヨシムラの店頭におりましたら、昔のお客様がご注文のお引取りにお越しなり久しぶりにお客様のご対応をいたしました。

そのお客様は私には印象が強く、以前↓でご注文の顛末を紹介したことがあるようなこだわりの強い方。

2008.09お客様ありがとう

それはさておき、7〜8年前のご注文で私がご担当したお客様が私が現場を引退?した後も引き続きご注文下さっていること、本当に嬉しいです。

で、そんなYさんが今回ご注文されたのが新商品のクールドッツ

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もともとデザインにもサイジングにもストイックなYさんでしたが、その反動で着心地についてはやや苦しい思いをされておりました。
(つまり、タイトフィット好みなのですがタイト過ぎて“ゆとり”がなく結果、格好良さのためにパツパツで、快適さを捨てていたという意です。)

そんなYさんですから、今回のクールドッツ素材はストレッチ性が強いため、見た目と快適さが両立できるということでご紹介したのだと思います。


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※:画像は私の私物から。どうですか?凄くストレッチする感じが分かりますか?

出来上がりは、、、素晴らしく格好良かったです!

ただ、残念なのが、私がたまたま店頭にいた時のために、写真を撮れなかったこと。

これではブログに載せられないな。。。と思っていたところ、今朝方玉岡さん宛てにこんなメールを下さりました。

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玉岡様

いつも大変お世話になっております。

今回のパンツ、最高です

あの後、銀座に買い物に行ったのですが蒸し暑いコンクリートの上を歩いても風が通る度にスースーしてとても気持ちがいいですね。

また、しゃがんでもパッと生地が復元するのでヘンなシワが残らず、いつもシャキっとしてくれているので夏場は頻用させて頂きます。

機能性素材のパンツは初めてだったのでとても驚きと感動に包まれています。
いつも本当にありがとうございます。

取り急ぎ御礼と感動をお伝えしたくメールさせて頂きました。

それと、社長と久しぶりにお会いできてとても嬉しかったです♪

※ ただ、一点だけ。
脇ポケットの深さが深かったです。今後は深さ12cmでお願いしますね♪


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最後にちょっとだけ宿題をいただいてしまいましたが、私のことにも触れてくださり、嬉しいコメントをありがとうございました。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 10:00| Comment(0) | ヨシムラのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月04日

新生大塚家具はどうしてダメなんだろうか?

昨年、親子バトルで話題をさらった大塚家具

親子で骨肉の裁判をして、その結果は良く知りませんが、その後、お父さんは匠大塚を創業の地、春日部に作り、娘はお詫びセールや高級品から中級品販売のための在庫一掃セールなどをして一時期は売上が伸びましたが、直近では営業赤字にまで業績が落ち込んでいるそうです。

この大塚家具問題お父さんが正しい?娘さんが正しい?)皆さんはどうご覧になっていますか?

正しいかどうかは別にして、私は初期の段階では娘さんを応援していました。

彼女は私と同世代ですし、何より知的格好良かったから。
お父さんの古い体質を打破して新しい価値観で販売していく。
親子のバトルさえ、積極的に話題にして会社の知名度を上げようとするアグレッシブさ。

なかなかあそこまでクールに出来る女性はいないと思ってました。

が、最近は決算で営業赤字を出すというぐらいですからかなり悲惨な状態になっているようです。

どうしてこうなったか?をお父さんと比較して考えてみました。

お父さんの方は、大塚家具は一流品を一流の相対接客で丁寧に販売する方法でここまで大塚家具を大きくしてきた。
だから、匠大塚を作るときには、その路線『一流品を一流の接客で』というスタンスを頑なに守っている

一方で、娘さんはお父さんのやり方は古く、時代に合わないから、接客を嫌う世代に自由に商品を選んでもらう方法を選んだ。
まぁ、いわば数は売れないけれど利益率が高い商売から、薄利多売方式(でもニトリまでは安売りしない)を選んだ訳です。

でもどうして上手く行かないのでしょうか?

私は「当たり前」だと思います。

それは、新生大塚家具の方針が不明確で消費者に大塚家具の中身(商品、価格、品質等)が分かりづらいからです。

つまり、↑薄利多売方式だったら(出来ないと思いますが)『ニトリより安く!』とか消費者に分かりやすくアピールする必要があります。
ですが、実際にはニトリのバイイングパワーには適いませんから、低価格の薄利多売は出来ません。

だからこそ『中価格で中高級品質』を主張することで新しい客層を得ようとしなければならないはずです。

でも、そのビジョンが具体的に消費者に伝わらない。
ここが失敗の分かれ道ではないでしょうか?

また、一方では従来の高品質な高級品を求める顧客に対してもそれを失ってしまった。
それはそうですよね。
ベンツが軽自動車を作りました!って発表したら、ベンツ所有者はブランドイメージが崩れるため怒ってしまうでしょう。
だから古いお客様にも愛想をつかれてしまいます。

それを過去1年は『お詫びセール、在庫一掃セール』という名の元に安売りをして一時的な売上を募った。

だから今は、古いお客様には愛想をつかれ、新しいお客様にはコンセプトが分からず定着しないのではないでしょうか?

消費者の方は、皆さん賢いと思います。

だから、その間で踊らされ、お客様に会社の本当の価値を伝えず、一方では一時のお詫びセールでの売上という麻薬で酔ってしまっていたのが今になって現実が表れたということでしょう。

経営者的に分析することは簡単なのですが、これが「明日は我が身」とならないようお客様との距離感、メリットをどう出すか、他社との差別化をどうするか?

偉そうに意見を書いておりますが、自分自身の問題として捉えたいと思います。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 14:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

舞台「闇狩人」を観てきました。


先日、舞台関係のプロデューサーをしている友人から紹介されて、舞台闇狩人を見てきました。
実は私はこういった演劇や舞台関係は芸能界関係を含めて、個人的にはこれまで全くご縁がなく、大変良い勉強になりました。
(仕事関係では時々舞台衣装のご相談を頂きますが、、、)

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どんな話か?というと、何でも原作はバブル期(1990年前後)に人気を博した漫画が原作で、イメージとしては必殺仕事人のバブル期版

内容を簡単に説明しますと、社会に住み着く巨悪を、それに泣かされる人からの依頼を受けて抹殺するといった感じです。

そして、これを演じる俳優陣は、主役が高杉真宙君横浜流星君鈴木勝大君といった20歳前後の若手俳優。

舞台の概要を聞いたときは、正直ストーリーは面白そうだけど、俳優陣が全く知らない人ばかりで、ひょっとしてインディーズ系?と思っていました。

それが、現地(天王洲の銀河劇場)に行ってみると、、、
まず、驚かされたのは、ファンの若い女の子達の多いこと、多いこと。
私なぞはオジサンもオジサン、彼女たちの親の世代です。圧倒されました。(笑

他のお客さんとの違和感を感じつつ、舞台を見てみると、、、

これがなかなか面白い!

ストーリーとしては必殺シリーズのバブル期版ですから、キーワード“必殺シリーズ”“バブル”の両方を私は十分満たしていますから、内容はとても面白かったです!
(逆にファンの女の子達の方がバブル期を知らないはずなので理解できているか疑問に思うぐらい、私の世代には腑に落ちました。)

で、公演が終わり、友人のプロデューサーと数名で一杯飲んだんですが、その時の話題もなかなか面白かったです。

一緒に飲んだ仲間の1人は女性で、本公演で役者さんたちのメイクを行う化粧品提供会社の人
もう1名がプロデューサーでしたが、それぞれの会話(目線)がなかなか面白く、こんな感じでした。

プロデューサーの友人M
>>>彼は本公演のプロデューサーでしたから若手俳優の苦労とか舞台設定の苦労話でしたが、舞台の背景がバブル期ならばその小道具の手配とかがどれだけ大変かなど熱く語ってくれました。

例えば、部屋のセットでも、リアリティーを高めるため、壁に貼っているポスター、テーブルに置く新聞、その全てが当時の物を集めるのだそうです。
また、言葉の発音も当時の発音でやるよう原作者から指示が出ていたそうで、1つの公演でも沢山の制約がある中、これを全てクリアしていくのがプロデューサーなんだ!と思うと、頭が下がる思いでした。

もう1人の友人(化粧品提供の話も面白かった。
何でも俳優の●●君は肌が薄いから、刺激の少ない化粧品にして、、、とか
逆に●●君は色黒だから強めにこうするとか、俳優の某さんは(若い頃に当時の質の良くない化粧品を使ったから)今、肌の問題で大変だ!とか。

いや〜っ、どこの世界にもプロはいますが、1つの舞台を凄いプロ集団が支えているんだと思うとこれまた驚きです。

一方で、私がどんな話をしたかというと、今回はお呼ばれで私の方からは何も提供できることは有りませんでしたが、一番気になったのはやはり衣装(スーツ)

バブル期のスーツというと皆さんどんな物を創造するでしょうか?


吉川晃司が着ていたような肩幅が広い逆三角形のスーツ?
時代を牽引したブランドで言えばアルマーニ?
はたまた、白や紫など奇抜な色のスーツ?
ボトムのシルエットは股上の深いゆったり目?


40代後半の人からは“懐かしい〜”という声が聞こえてきそうですが、それより若い方には奇異に感じるかも知れませんね。

で、そういった衣装の話をしていると、残りの2人が『さすが〜!見ているところが違うね〜!』とのコメントが・・・

『いや、それっ、僕の台詞なんだけど。』というと一同大爆笑。

学生時代の友人も卒業して25年それぞれの道で頑張っているうちに、それぞれプロになっているんですね。
大変良いものを見せて貰いました。

PS:若手俳優のことを書き忘れました。
彼らには、俳優でこれからメジャーになっていくんだ!という強い意志を感じました。
最近の若者は〜っとこの歳になると批判的に言うこともありますが、どんな年齢でも頑張っている人は頑張っているんだ!というのを改めて痛感でき、この点でも大変勉強になりました。
みんな、是非これから活躍してもらいたいものです。

posted by オーダースーツのヨシムラ at 18:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする