2018年12月05日

ふるさと納税の使い方



読者の皆さんはふるさと納税を活用していますか?
私は3年前からほんの僅かですがふるさと納税を利用しています。

ふるさと納税の良いところ、それはやはり返礼品ですよね。

私も自分個人のふるさと納税では工場を通じ親しくなった一部自治体へのふるさと納税と、純粋に○○を食べたい!(欲しい)という理由でのふるさと納税の数件をこれまでやっていました。

が、実はある人にこんなアドバイスをいただきました。

その方は、洋服で使う付属品(裏地・釦・芯地etc)では超大手S商事のお偉いさん。
業界的には付属でS商事というだけですぐ分かると思いますが、実は吉村の発祥の地ではお隣さんだったということもあり親しく(?)しております。

その方が、

吉村君、僕はふるさと納税を社員忘年会の景品にしているよ!
簡単で便利だし、皆も喜ぶんでやってごらん!


そう、その方は沢山の自治体にふるさと納税をして、その返礼品を会社の忘年会で社員の人にプレゼントするんです。

『確かに、なかなか良いアイデアです!』

そこで今年は私も同じことをするようにして、次の自治体にふるさと納税することにしました!

青森県田舎館村(青森工場でお世話になってます)
  ⇒ 馬肉 自分用
秋田県大仙市(秋田工場でお世話になってます)
  ⇒ 豚肉 お正月用
秋田県北秋田市(市職員さんとご縁があり) 
  ⇒ きりたんぽセット 息子へ
山形県新庄市(山形工場でお世話になってます)
  ⇒ 山形牛切り落とし 自分用
そのほか(返礼品目当て)
  ⇒ 和牛切り落とし 忘年会用
そのほか(返礼品目当て)
  ⇒ 和牛切り落とし 忘年会用
そのほか(返礼品目当て)
  ⇒ ハンバーグ3キロ 忘年会用


こうやってみると結構ふるさと納税活用しています!
もうちょっとふるさと納税してみるかな?

ところでふるさと納税の返礼品は送られてくる時、その市町村の紹介資料が入ってきますよね?!
あれって読んでいるとなかなか楽しいですね。
一度は行ってみなくちゃいけないな・・・と思うことしばしです。


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2018年11月30日

ぱいせん



12月になりました。
12月になると私の仕事は、大変生産性が低くなります2・・・

というのはほぼ毎週忘年会のための出張があり、仕事にならないのです。
(加えて月の前半は賞与査定がありずっとデスクワーク)

忘年会出張にしても賞与査定にしても、直接的な生産性は低いのですが働く従業員にとっては大切なことなので、どれも毎年暮れの風物詩?のようになっています。

で、今週末は秋田工場での忘年会でした。

日程も私のプライベートをぶち壊すような土曜日の夜×××
(忘年会後に電車はないため泊まり。お陰で帰宅は日曜日午後×××)

それはさておき、折角秋田まで行くのだからということで、この日は前泊して県庁に勤めるS課長と秋田市内で一杯飲むことに!

S課長とは3年前の秋田工場進出の際に大変お世話になり、今は異動され直接関係はないのですが、大学の先輩ということで秋田進出以降大変可愛がって頂いている方です。

普段はなかなか時間がないので忘年会出張が決まった時に、真っ先に先輩に連絡を入れ、そのせいか師走で忙しい中お時間をいただきました。

お店の方は、お店を良く知らない私のために先輩が予約してくれて秋田名物比内地鶏のお店

夕方18時から鍋をつつきました。⇒あぁ、美味い!!
二人で日本酒を7合呑んだところまでは覚えていたのですがその先は?です。

気付けば、二次会(お姉さんのいるお店)でハイボールを飲み、、、

そこで、別の大学の同級生が合流し、日が変わったころには秋田川反の名物千秋麵を食べていました。

いや〜っ、久しぶりに大豪遊というか凄い暴飲暴食でした。

S先輩、色々と本当にありがとうございました。

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2018年11月20日

実習生の現実


今日は少し真面目な話。

今国会で与党が『外国人労働者の受け入れ拡大』を狙った議論をしている中、野党側(立憲民主党など)から外国人労働者(実習生)の現実として、実習先から失踪したりする事例や失踪技能実習生の聞き取り調査を行ったところ、時給300円で働かせていた例があるなどと指摘して、外国人労働者受け入れ拡大を阻む動きがあります。

当社(ビッグヴィジョンではなく青森工場)も実は4〜5年前まで中国人の実習生を雇っていましたので私には説明する資格があると思いますのでお話しますが、メディアは“失踪”“時給300円”の部分だけを採り上げて、あたかも現代の蟹工船のような労働搾取がなされているかのような論調ですが、一部の事例としてはあるかも知れませんが(私は不知)、
多くの外国人実習生を雇うケースとしては深刻な労働力不足があり、実習生はありがたい存在です。

また、実習生を外国から呼び込むためには、組合など第三者団体を通じ、申し込み、面接を行っている訳ですからここまで手間隙を掛けて、現代の奴隷労働をさせるほど暇ではありません。

とはいえ、現実的に10年前はそういうこともあったのでしょうが、昨今、雇用人数の多い労働集約型の工場(縫製工場だけでなく一般の工場を含む)では、何が怖い?!と言われたら、

労働基準監督署 と 工賃の引き下げ(←冗談)です。

外国人実習生の待遇は基本的には日本人と同じです。

ですから最低賃金を下回る賃金を支給することなどありえない話です。

だいたい失踪したはずの実習生をどこから見つけ出し(失踪しているはずでは?)、相手方工場の反論も表記せずどうしてその意見を正しいものとして取り上げられるのでしょうか。

私には全く疑問です。

当社に限らずどこの工場でも、昨今は人手不足は丁度昭和30-40年代の学生が金の卵と呼ばれていた集団就職の時代と同じような状況です。

そんな中、外国人だからという理由だけで賃金を最低賃金以下に抑えることなどありえないのではないでしょうか?
(もちろんヤ●ザが絡んでいるようなケースでは分かりませんが)

蛇足ですが、現在当社では外国人実習生は入れておりません。

何故かというと、中国からの実習生は中国の所得が上がったため日本の賃金では魅力がなく、相手方が希望しないのと、
もう1つの理由として、受け入れ側(日本側)が実習生を入れる場合、住居の世話のみならず日常の生活の世話までしなければならないため金銭以外の負担が重いからなのです。

日常生活の世話とは、例えば実習生から見れば外国で一人暮らしです。家族も呼べないから孤独です。加えて文化習慣が違う訳ですから、彼らだって色々困るのです。
昔、青森では冬(降雪時)に自転車で出掛けていた実習生に対して、警察へ通報した人がいました。(雪国で降雪時に自転車に乗るのはナンセンスだそうです)
彼らからしてみればビックリです。
自転車に乗ってただけで警察の職質を受ける訳ですから。

それ以外にも色々あります。
休みの日に気を使って釣りに連れて行ったら、釣ったブラックバスを焼いて食べてビックリしたとか、宿舎の庭を勝手に耕して野菜を作ってたetc

そんな彼らをどれだけ暖かく地域社会が受け入れ、仲間にするか?
我々も彼らを学び、彼らも我々と共生する。
それが実習生制度を安定して長く活用できるかの分かれ道だと思います。

個人的には最終的には家族帯同の問題と、そこで生まれた子供達を社会が受け入れるかでしょう。

自分達が人手不足で困っている時、労働者として来てくれる外国人に対して、それなりの礼を尽くさず、利用するだけでは長くは続かないと思いますし、
だからといって、時給300円とかエキセントリックな情報だけで全体の議論をひっくり返そうとする野党的な発想には閉口します。

仕事をするのに、国籍・文化は関係ないのではないかと思います。
あほな主張をしている評論家の皆さんには、その人たちの一日の生活の中にどれだけ外国人労働者の人関係しているかを良く考えるべきだと思います。

朝昼にコンビニに行き、外国の人がレジを打つ。
夜、ファミレスや居酒屋で外国人がウエイターをしている。
着ている服は中国製(あっ、これは外国で作ってますが)、使っているスマホは韓国・中国製、、、
ちょっと背伸びして呑むワインはフランス・イタリア製

日本人の純血主義は、生活面ではもうはや成り立っていないのですから、働く人だって同じで良いのではないでしょうか?




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2018年11月14日

青森田舎館新工場建設中



以前少しお話しましたが、ただ今、青森工場では工場の生産効率向上のため、ただ今、近接する田舎館村にて工場新設工事を行っています。

ご参考:田舎館村 http://www.vill.inakadate.lg.jp/

※:田舎を自治体名で表現して(認めて)いるのはある意味凄いことです!
実際は皆さんが思う、程田舎や過疎地ではありません!

工場の敷地20,000平米(6,000坪)
ちょっと想像できないぐらいの敷地規模です。

縫製工場ってこんなに土地が必要なの?と思われるかも知れませんが、実は20,000平米には訳があって、地元で廃校になった小学校の跡地利用で青森工場が安く購入させていただいたのです。

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そのためグラウンドとかプールとか体育館とか色々あって20,000平米なんです。
※:プールは安全上の問題から埋めました。

建物は築25年ぐらいですのでまだそのまま使えるのですが、問題は中身の改装工事

これが大変で、まずは長い縫製ラインを作るために教室の仕切りを取り払ったり、体育館の床上げ※とか基礎的な工事を今やっているところです。

※体育館の床上げ:ご存じない方が多いと思いますが体育館のフローリングは適度なクッション性を持たせるためか?実は70cm床上げをしています。
床上げのため床荷重が不足するので、工事では床を前面取り外し、そこに砂利やセメントを入れ、床上げする必要があるんです。。。

そんな工事が少しずつ始まりました。

まずは教室の解体作業
学校と言っても色々あるんですよね。。。
特に、専門教室(理科室・家庭科室・視聴覚室)などは余計なものだらけ。
全部廃棄して教室の仕切りも取り払うんですが意外と手間がかかります。

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同時進行で、体育館のフローリング撤去&砂利セメント入れ、など

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きっと卒業生が見たら胸を締め付けられる想いなんだろうな、、、と思いつつ、今では廃校となって利用価値がないのであれば有効利用するのが私達の務めと思い、いそいそと工事を進めております。


年内に内装の解体が終わったら、次は設備の工事です。

お金がかかって仕方ありません×××

posted by オーダースーツのヨシムラ at 12:51| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月07日

ベストは手間が掛かる?



ビッグヴィジョン、ヨシムラに限らず他社を含めての話ですが、

ベストを作ると納期に時間が掛かる!ことをご存知でしょうか?

これはつまり、スーツでは約4週間28日ぐらいで出来るものが、ベストを含めたM
3ピースだと1ヶ月以上の納期が掛かってしまうということなのですが、お客様目線で見ると凄く違和感があることではないでしょうか?

ちょっとオーダー慣れしたお客様なら

「何でベストを作ると余計時間が掛かるの?」
「流れ作業で縫製しているなら、スーツが出来るのを待ってベストの縫製をするのではなく、同時進行すれば良いんじゃない?」


なんて疑問を持つと思うのですが、実際にはベスト付きになると縫製に時間がかかってしまう。

実は、これには訳があるのです。

それは、コートの縫製と同じ理由なのですが、
ベストやコートは季節性が高いため、縫製ラインを作る時に、一年中安定的に仕事のある生産ラインを作ることが出来ないことが理由です。

つまり、一年中安定してオーダーが入ってくるアイテムであれば需要に見合ったライン人員を確保すれば良いのですが、そうでないアイテムは、需要のある時期だけ臨時でラインを作るためにどうしても十分に充足させることが出来ないのです。

臨時ラインとなるが故にどうしても実需期になると無理が利かなくなってしまうのです。

聞くところに因ると、某縫製工場では3ピースの注文があるとスーツ上下は4週間で出来るけれどもベストを入れたら+2ヶ月の納期になるとか。
あるいは、納期をスーツに合わせるためにはベストだけを海外縫製にしないといけないとか、

縫製工場側も需要のピークに合わせて人員を充足する訳ではないためあれやこれや大変です。

因みに、当社が縫製をお願いしている青森工場ではどうか?というと、11/5現在でベストだけで約1000着のバックオーダーを抱えていて、従来日産60枚ぐらいの生産体制ですが、これを上着ラインから人を異動して+30枚ぐらい増やし、バックオーダーの消化を図っています。

また、当社グループの良いところですが、実はベストの縫製は青森工場だけではなく、山形工場、そして新潟のシャツ工場(※新潟では専用ライン!)でも縫製しているので、これでも他工場よりは臨機応変に対応していると思います。

ファッションには少なからずトレンドがあり、メンズの場合それは3〜5年周期で大きく変わりますが、ベストがトレンドになって3〜4年、
『来年は少し需要が落ちるのでは?』と思うと、なかなか製造ラインの増設が出来ないのが人情です。

こういったところが意外と工場運営としては難しいものなんです。

消費者の皆さんから見ると全ては言い訳なんですけどね・・・



posted by オーダースーツのヨシムラ at 11:57| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

大切に育てます。



私が(担当者として)行っている仕事の一つにWeb関係の仕事がありますが、仕事というのは概してルーティーンワークが多い中、どこか新しいことを少しでも取り入れようと色々と試行錯誤しています。

そんな中、今回久しぶりに新しい仕事を増やしたのは昨日から始まったビッグヴィジョンでのNET限定企画(トロフェオ)です。

このビッグヴィジョンの方のNET限定企画は、これまで秋冬物はゼニアのエレクターを年内に2回、そしてトロフェオを年が明けてから1回開催していたのですが、年々NET企画の人気が高まってきたため、今冬からトロフェオ企画を1回増やし、エレクタ・トロフェオを各2回行うことにしたのです。

そこで従来年が明けてから行っていたトロフェオの企画を昨日から始めました。

普通新しいことを始めると、ゼロからのスタートですから立ち上がりは悪いものです。
(そりゃそうです。お客様は急に新しいものを出しても期待していないから反応できません。)

ですから、これまでなかったタイミングでNET限定企画を行うことで、入札状況に一抹の不安がありました。

が、いざ蓋を開けてみると、今朝までの一晩で約300件ものご入札をいただき、ほっと安堵すると共に、皆様のご期待の高さを改めて気付かされ、身が引き締まる思いをしました。

このNET限定企画は、グループ会社のヨシムラでいうサービス企画をベースにしたものですが、私にとっては可愛い子供のような物です。

大切に、大切に育てていきたい、だからこそ、品質にも価格にも絶対の自身のある物だけを厳選して続けていきたいと思っています。
(倍率も高すぎず、低すぎず2倍前後を理想としています。)

ビッグヴィジョンの方でご入札頂いた皆様、本当にありがとうございます。

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2018年10月31日

小さくなった?



先日、年1回の健康診断があった際には、タイトルに反し大きくなったのですが、、、

タイトルの小さくなった?は何度かアップしている吉村ビルの解体工事のこと。
5月に退去してから解体工事に入ったのに、行政の認可や近隣対策、夏の酷暑などが続きなかなか進んでいなかったのですが、ようやく先週あたりから本格的な解体作業が始まりました!

解体と言っても、都心部ですから防音・防塵のシートを張って、、、
躯体の柱などは後回しにして、鉄筋の入っていない壁などから壊して、、、
そして、最後に重機を入れて本格的な解体です。

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元々5階建てのビルでしたが、1月前と比べると防音パネルの上部がなくなり、明らかに低くなっています。


他の人から見れば、『おぉ〜、解体進んでるね♪』なのでしょうけれど、神田で60年以上店を構えている3代目の私としては、何とも感無量

感動というより、どこか恐ろしいような気持ち

きっと先代から守ってきた物を取り壊してしまうことへの恐れなのでしょうか。
不思議な感覚で、解体中の吉村ビルを眺めておりました。

もう1月もすれば更地になってしまうのかな・・・
その時にもきっと同じ感覚を持つのだと思います。

画像は1月前のビルと昨日のビルの状態です。

1月前の状況
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昨日の状況
※:色の変わったパネルの数を見ると低くなったのが分かります!

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2018年10月18日

最近の仕事

最近、東京の本社に入社した方に変わった経歴?の人がいます。

その方は、青森出身の方なのですが、実は来夏青森に帰る予定の方で、将来的には青森工場に籍が移る予定です。

何故、その人が東京に半年間いるか?というと、ビッグヴィジョンと青森工場では来春、BVの受注情報をデジタルで青森工場へ送るシステム連動を予定しているのですが、いずれ青森側に立つその方に、受注者であるBV側の論理(工場の製造目線ではない、お客様目線)を知ってもらうために半年間東京で勤務してもらうのです。
(また、開発を東京で行なっているためその補佐的な意味合いもありますが)


で、本題に戻り今私が何をやっているかというと、その方にBVでの受注の流れを教えています

読者の皆さんには分かるはずもないと思いますが、
オーダースーツのご注文では、ありとあらゆる沢山の“可能性”に対して縫製工場は準備しています。

でもそれは全てを毎日使っているという訳ではありません。

日々動くものはトレンド感のある物だけで、トレンド遅れの物などはアイテムとしては存在しても、日々使われることはありません。

でも、システムを作るとなるとそういった“今は使われないアイテム”でも準備をしておかなければなりませんし、そういった全ての可能性を想定しなければならないため大変なんです。
:使われないアイテムのイメージとしては、例えばデザインパターンでいえば、トラッドとかVゾーンの高い3つ釦や4つ釦デザイン。アイテムではスナップで本切羽にすることなんかでしょうか。)

加えて新人さんはこのオーダースーツ業界では門外漢ですから、基礎的なことも教えなければなりません。

ということで、私が一日1時間ほどレクチャーをしています。

今やっているのは、縫製仕様書を使った説明

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先ほども申し上げましたが、オーダーの仕様は見た目以上に奥が深いので、縫製仕様書を1つ1つ詳しく説明するだけでも結構手間がかかります。
(縫製仕様書には普段使わない項目などは割愛されているのでその辺も説明する必要があるのです。)

そこで仕様書を枠ごとに分けて、1枠ごとに毎日一つ一つ教えていくことにしました。

人に物を教えるということは、自分自身が説明する範囲以上の知識がないと教えられません。
それだけに自分自身の知識もブラッシュアップされて、脳みそが活性化された感じです。

今週はこんな仕事をしています。


posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:27| Comment(0) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月17日

リュックをファッションとして認めるか?その2



10/2のブログで私は最近通勤電車でよく見かけるリュックを背負ったビジネスマンを認める(≒時代の流れ)と書かせて頂きました。

ですが、どうにも腑に落ちず自分なりに考えてみました。

私の個人的意見ですから世の中を否定したりするものではありませんのでお気を悪くされないで下さい。

話はリュックの前に私自身の話をいたします。

私は通勤や客先に出かけるときは大体、革のビジネスバッグを使用しています。

私はブランド品は余り好きでなく品質重視派なので、土屋鞄さん↓を愛用しています。

土屋鞄:https://www.tsuchiya-kaban.jp/

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かれこれ15年位使用していてそろそろ各所が傷んできていますが、ダークブラウンの色合いはブラウン系のスーツはもちろん黒のスーツにもマッチしますし、革ならではの上質感があり、気に入っています。

で、これは確か当時13か15万円ぐらいだったと思います。

確かに1ヶ月のお小遣いで考えれば高い買い物です。

でも、かれこれ15年使用していれば1年間のコストで1万円、1ヵ月に直せば1,000円以下です。

これで、便利に使えてあぁ、あの人はしっかりした人だなという印象を人に与えられるのであれば御の字ではないでしょうか?

こういったことを書くと「15万も出せるのは社長だからだ!」と批判されるかも知れません。

そう思ってブログにも書かなかったのですが、
今朝通勤電車に乗っていながらハッと気付いたことがあります。

それは女性です。
変な言い回しですが、女性はどんな方でもそれなりの数のバッグを所有しています。
女性のバッグは季節でも着る洋服でも変わりますから、最低でも3個ぐらい、多ければ10個近い通勤用バッグを持っている女性はいるでしょう。

その人たちがバッグに掛けるコストと私のコストを比べてどうか?と。
そう考えると私のビジネス鞄15万円は大変コスパが良いのではないでしょうか?

確かにリュックの方が両手が空くので通勤の際など、本を読むのに便利だと思います。
が、最近の人はリュックを背負って手が相手もそれを携帯でゲームしていたら意味がありません。

最近でこそ鞄にPCを入れなければならないことも多いので鞄の大型化は分かるのですが、それでもそれをリュックから出されたら、、、
う〜ん、そういう方からセールスを受けても、ビジネス上の信頼関係が築けるかな・・・思ってしまうのは私だけでしょうか?

どこかに上質な革でビジネスでも使えるリュック兼手提げ鞄みたいな物があれば万事解決なのですが、、、




posted by オーダースーツのヨシムラ at 08:01| Comment(1) | ビッグビジョンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月15日

中小テーラーの苦境



今日は縫製工場から見たテーラーの話

何度かこのブログでもご紹介していることですが、最近、大手紳士服チェーン(AOKI・青山・コナカさんなど)のオーダースーツマーケットへの展開、ITベンチャー系新興テーラーの台頭など、オーダースーツマーケットは、既製服からオーダースーツへの流れを汲み、活況を呈しています。

これはオーダースーツを縫製する者として大変ありがたいことで(オーダーの)縫製工場は好調で、実はオーダースーツ販売業以上の恩恵を享受しています。

それは何かというと、販売の方は今の時代ですから仕組みさえあればいくらでも新規に開業できるのに対し、製造(縫製工場)の方は設備や縫製技術の関係から簡単には生産キャパを増やすことが出来ないのです。

実際、オーダーだけでなく既製服を含めた縫製工場というで見れば、海外移転はまだまだ進行していますので、国内の生産規模はまだ縮小を続けていますから、生き残りを賭けて、既製服スーツ縫製工場からオーダースーツ縫製工場へ業態移転を考えている縫製工場は多々あります。
ですが、上記問題からなかなか業態変更が進んでいないのです。

ということで需要に対し供給が追いつかないことが主要因で『オーダースーツ縫製工場』は今、大変ありがたい環境にあります。

⇒だからこそグループ縫製工場は来年に向けて大型投資するんですが・・・

話をタイトルに戻します。

今日はこの主として個人経営の『中小テーラーの苦境』について>お話します。

個人経営のテーラーには大きく分けて2つあります。

1つは、先代からテーラーを引き継いできた生粋のテーラーさん。
>>>この人たちは、先代はハンドメイドのフルオーダーをやり、息子さんはイージーオーダー(EOと言います。縫製工場である程度企画化されたオーダースーツ=青森工場で行っているオーダー)をやっているケースが多いです。

簡単に言うと、年配のお客様はお父さんが仮縫つきのフルオーダーで受けて、その下の世代のお客様を息子さんが、EOで受けるというスタイルです。

こちらは今では、団塊の世代のリタイアでフルオーダーが減り、EO中心になっています。

一方、2つ目は先代を持たずEO一本でオーダースーツマーケットに参加してきた人達。(平成タイプのテーラーとでもいいましょうか?)
>>>ヨシムラは大昔は職人を少し抱えていましたから代々テーラー的な要素もありますが、どちらかというと「オーダースーツのヨシムラ」を開業してからの方が大きいので、後者の扱いになるかも知れません。

そんな平成タイプのテーラーは、技術を社外の縫製工場に頼らざるを得ないため、独自性を出すことが難しいタイプのテーラーです。
(生粋タイプのテーラーは、手縫いの技術で差別化が出来ます。)

さて、
この2つのタイプのテーラーが何故苦境か?ということですが、

それは
1つ目の生粋のテーラータイプ
>>>こちらは団塊の世代がリタイアしていく中で、お客様が減り、また技術者も高齢化によって生産が出来なくなってきて、大変な苦境です。
また2代目による営業も後に話す平成タイプテーラーと同じ理由で苦境に陥っています。

一方、2つ目の平成タイプのテーラーはどうかというと?
こちらも大変な苦境に陥っています。(むしろこちらの方が厳しいか?)
それは、平成タイプは個人の人脈をベースに、小規模テーラーならではのニッチな販売方法が功を奏してこれまで業績を伸ばして来ました。

例えば、裏地や釦をどこからか手配して一品物のド派手な裏地・釦にしたり、ボタンホールの糸色を変えるなどの細かい差別化の積み重ねでファンを作って来ました。

しかしながら(ここで冒頭の話に戻りますが)、近年はオーダースーツ工場に大手メーカーからの依頼が多くなり、縫製工場も生産効率を高めるために『企画化された生産方法』を求めてきているのです。

そうすると、ニッチなところで差別化していた中小テーラーさんはオーダー工場から(簡単に言うと)煙たがられてしまうのです。(つまり企画化されていない物はミスが多くなったり手間が掛かったりと敬遠されがちになるのです。)

彼らは技術を社外の縫製工場に依頼している以上、妥協せざるを得ない立場です。

そうするとどうなるか?
大手の商品と比べ、大差ない商品、つまりはニッチマーケットを狙えない商品になってしまい相対的魅力がなくなってしまうのです。

というのが今の中小テーラーの状況ではないでしょうか?

ところで、この点ヨシムラはどうか?というと2つの面で青森工場で助かっています。

というのは、1つは青森工場が資本関係で繋がっているため、技術を社外に依存といってもグループ内なので協力体制が出来ているからです。

そしてもう1つの理由は、青森工場が元々は県下のテーラー達の組合が設立母体だったため、細かいニッチな仕事を嫌がらない社風があるからです。

今日も業界新聞で、オンリーのオーダースーツが順調だという記事が載っていました。また先日は青山さんがオーダースーツ販売を強化するというNEWSが一般紙にも掲載されていました。

私から見ると、こういった大手はほぼ全てが中国の縫製工場で国内工場には何のメリットもありませんし、品質面でどうなのかな?とも思いますが、これまで小さな池の中に住んでいた金魚としては、大手という大魚がやってきて駆逐されないよう小さなところの良さも活かしつつ頑張りたいと思います。

中小テーラーの皆さんは時代の変化と共にそろそろ次の展開を考える必要があるように思います。



posted by オーダースーツのヨシムラ at 09:52| Comment(0) | 仕事(縫製工場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする