カスハラ話題の2話目は、私のカスハラに対する考え方です。
カスハラを醸成した素地は百貨店にある、と前話で書きましたが、責任は百貨店だけではありません。お店の経営者も従業員よりも顧客を優先するという間違った考えで長らく運営していたお店の側にも責任があります。
そこで私の考えを申しますと、私は元々オーダースーツのヨシムラという東京・大阪に2店舗しかない【専門店】出身です。
だから出来たことなのかもしれませんが、ヨシムラで私が店長をやっていた時には、無礼なお客がいたら帰しても”売上を逃しても良いよ。”と日頃から言っていました。
そしてその時の無礼かどうかの判断基準は【是々非々】という“良い事は良いし悪い事は悪い。客だから非が是になる訳でもなく、お店も客に遠慮して是を非にする必要もない”ということを基準にしていました。
ですから常識で考えて、お店が悪ければ謝罪しますし、逆に正しいと自身を持って言える時には謝罪はしませんでした。(どっちもどっちの時は、プロとして譲歩しました。)
ですから、カスハラ事案のようなことが起きれば、優しく言う時には【当店ではご希望の事が出来ませんので、お客様に相応しいお店に行かれては?】と言いましたし、客の側が「お客様は神様だろう、言う事を聞け!」と無礼に言う時には、【えぇ、お客様は神様です。貧乏神もいれば疫病神もいます!】と平気で悪態をつくこともありました。
それでも収まりがつかない時は、「これ以上は感情と感情のぶつかり合いですから、(暴力等)喧嘩になりかねません。直接の話し合いは感情的になりかねませんから代理人を通じてお話しください。」と言って消費者センターを勧めたり、最悪は裁判も辞さずと言った対応を取ることもありました。
まぁ、これには私自身、法律家の家に生まれ、親が弁護士で裁判をすることへの抵抗感が麻痺した中で幼少期を育った影響もあるのだと思いますが、これまでのビジネスキャリアの中で5-6回位はこういった裁判を行っています。
とまぁ、こんなところが私のカスハラに対する考え方ですが、まとめると3つです。
1つは全て是々非々(常識)で考えること。
良い事は良いし悪い事は悪い、この基準を曲げるとおかしくなります。
2つは、従業員を守ること。
カスハラは一歩間違うと、従業員を精神的にも肉体的にも追い詰め健全な業務遂行が出来なくなります。
ですから、必要以上に媚びる必要はないし、間違ったことをしていなければ、仮にクレームになっても本部が守るというスタンスです。
3つ目はお店とお客様は対等な関係であるということ。
対等であれば言うべきことは言いますし、言えるはずです。
こんなことをブログで書いて本当に良いのかどうか、良く分かりません。
このブログはお客様も多数ご覧になりますからね。
でもこの信念だけは会社のトップとして曲げたくはありません。
2026年04月27日
2026年04月20日
色んな所から値上げの話
ここ数年、世間を賑わせているインフレの話。
今年も4月から食料品を中心に随分と値上げがされました。家計を担う皆さんはひしひしと実感している事と思います。
さて
そんなインフレの話ですが、これまで報道では主に、家庭での消費財関係が多かったと思いません?
食料品、衣料、電気、ガス、水道、ガソリンなど。
まぁ、世論に直結する話題ですからいかにも政治家やメディアが飛びつきそうな話題ですからね。
それ以外では輸入物価が上がっていることから建築コストなどの話題が多かったでしょうか。
ですが、ここにきて企業経営をしていると看過できない値上げの話が続々と出てきています。
1つは石油製品の値上げ
これまではガソリンやガス電気などエネルギー関係だけで済んでいた物が、ホルムズ海峡封鎖の一件以来他の石油系製品に値上げの波が襲ってきました。
私の仕事で言うと、裏地やボタン等。
特に、有料オプションになるキュプラの裏地や水牛や貝のボタンなどは天然素材ですから影響は出ないのですが、標準仕様で手配するポリエステル裏地やポリエステル系のボタンが上がると結構困ります×××
2つ目は家賃
これまでのインフレは主に最低賃金上昇由来の人件費がらみと為替がらみ、原油がらみのインフレでしたが、ここにきて賃料の値上げ交渉が増えてきているのが頭の痛い所。
大抵のロジックとしては地価が上昇し、固定資産税が上昇したからといった内容ですが、正直バブル崩壊以降地価が下がる中で賃料引き下げも十分行わなかったのにどの口が言う!と言いたい大家も中にはいます。
(一方、ヨシムラの方は不動産賃貸業も営んでいますので、そちらでは値上げを検討している面もあり、批判出来ない立場でもあります。)
とまぁ、遠くホルムズ海峡の影響で足許のインフレで苦労していますが、とはいえバブル崩壊以降30年にも渡って、物価が上昇しなかったという事こそ悪い事ですから何とも言えない所です。
読者の皆さんはインフレへの対抗策ってご存じですか?
経済学的にはインフレはお金と物の交換比率において、お金が先々割安になることを意味します。
・・・ということは手元の現預金を減らし物や財を先に手当てすることでインフレに対抗するのが得策です。
差し当たって物を買う必要のない人は株とか貴金属、不動産?等流動性の高い財ですかね。
今年も4月から食料品を中心に随分と値上げがされました。家計を担う皆さんはひしひしと実感している事と思います。
さて
そんなインフレの話ですが、これまで報道では主に、家庭での消費財関係が多かったと思いません?
食料品、衣料、電気、ガス、水道、ガソリンなど。
まぁ、世論に直結する話題ですからいかにも政治家やメディアが飛びつきそうな話題ですからね。
それ以外では輸入物価が上がっていることから建築コストなどの話題が多かったでしょうか。
ですが、ここにきて企業経営をしていると看過できない値上げの話が続々と出てきています。
1つは石油製品の値上げ
これまではガソリンやガス電気などエネルギー関係だけで済んでいた物が、ホルムズ海峡封鎖の一件以来他の石油系製品に値上げの波が襲ってきました。
私の仕事で言うと、裏地やボタン等。
特に、有料オプションになるキュプラの裏地や水牛や貝のボタンなどは天然素材ですから影響は出ないのですが、標準仕様で手配するポリエステル裏地やポリエステル系のボタンが上がると結構困ります×××
2つ目は家賃
これまでのインフレは主に最低賃金上昇由来の人件費がらみと為替がらみ、原油がらみのインフレでしたが、ここにきて賃料の値上げ交渉が増えてきているのが頭の痛い所。
大抵のロジックとしては地価が上昇し、固定資産税が上昇したからといった内容ですが、正直バブル崩壊以降地価が下がる中で賃料引き下げも十分行わなかったのにどの口が言う!と言いたい大家も中にはいます。
(一方、ヨシムラの方は不動産賃貸業も営んでいますので、そちらでは値上げを検討している面もあり、批判出来ない立場でもあります。)
とまぁ、遠くホルムズ海峡の影響で足許のインフレで苦労していますが、とはいえバブル崩壊以降30年にも渡って、物価が上昇しなかったという事こそ悪い事ですから何とも言えない所です。
読者の皆さんはインフレへの対抗策ってご存じですか?
経済学的にはインフレはお金と物の交換比率において、お金が先々割安になることを意味します。
・・・ということは手元の現預金を減らし物や財を先に手当てすることでインフレに対抗するのが得策です。
差し当たって物を買う必要のない人は株とか貴金属、不動産?等流動性の高い財ですかね。
2026年04月15日
ファッション甲子園
甲子園と言うと皆さん想像するのは高校野球ですよね!
私も数年前母校が出場した時は、西宮まで応援に行くほど熱くなりました。
そんな甲子園ですが、甲子園と言う知名度にあやかって全国には色んな●●甲子園と言うのがあります。
その一つが、ファッション甲子園♪♪♪
甲子園と言うのだから、きっと関西で行われる高校生のファッション系のイベントだろう?と直感的にお思いかと思いますが、実はこのファッション甲子園、
青森県弘前市で毎年行われています。
ファッション甲子園のHP: https://f-koshien.com/
なんで青森県の弘前市かというと、弘前のある津軽地方は昔から雪深く、冬の産業が少なかったため、冬でも出来る仕事として縫製業が盛んだったことからの名残で現在もファッション関連企業が多く、自然と若者たちにファッション業界を知ってもらおうと弘前で始めたそうです。
遡るともう25年もやっているそうで、結構歴史があるイベントです。
で、今日なんでその話題を出したか?と言いますと、当社(オリテック青森工場)がそのスポンサーの1社になることとが決まったからです。
というのも先日地場選出の衆議院議員と話をした際に、
『青森県や自治体にはもう少し縫製業を地場産業として手厚く処遇して欲しい!』と要望したところ、
では、津軽地方のファッション業界を盛り上げましょう!
ということになり、そのままの流れで「吉村さん、ファッション甲子園のスポンサーになってください!」となってしまったのです。
あ〜ぁ、藪をつついて蛇を出してしまった×××
いえいえ、そんな風に思いません。
地域に根差す企業、しかも地場産業の1つですから協力するのは大切なことです。
当社で出来ることは僅かな支援ですが、それでも役に立つならば光栄です。
私も数年前母校が出場した時は、西宮まで応援に行くほど熱くなりました。
そんな甲子園ですが、甲子園と言う知名度にあやかって全国には色んな●●甲子園と言うのがあります。
その一つが、ファッション甲子園♪♪♪
甲子園と言うのだから、きっと関西で行われる高校生のファッション系のイベントだろう?と直感的にお思いかと思いますが、実はこのファッション甲子園、
青森県弘前市で毎年行われています。
ファッション甲子園のHP: https://f-koshien.com/
なんで青森県の弘前市かというと、弘前のある津軽地方は昔から雪深く、冬の産業が少なかったため、冬でも出来る仕事として縫製業が盛んだったことからの名残で現在もファッション関連企業が多く、自然と若者たちにファッション業界を知ってもらおうと弘前で始めたそうです。
遡るともう25年もやっているそうで、結構歴史があるイベントです。
で、今日なんでその話題を出したか?と言いますと、当社(オリテック青森工場)がそのスポンサーの1社になることとが決まったからです。
というのも先日地場選出の衆議院議員と話をした際に、
『青森県や自治体にはもう少し縫製業を地場産業として手厚く処遇して欲しい!』と要望したところ、
では、津軽地方のファッション業界を盛り上げましょう!
ということになり、そのままの流れで「吉村さん、ファッション甲子園のスポンサーになってください!」となってしまったのです。
あ〜ぁ、藪をつついて蛇を出してしまった×××
いえいえ、そんな風に思いません。
地域に根差す企業、しかも地場産業の1つですから協力するのは大切なことです。
当社で出来ることは僅かな支援ですが、それでも役に立つならば光栄です。
2026年03月12日
30年ぶりの再会
先日、とある先輩のお誘いで食事をしたのですが、その際に都内某私大の教授を紹介されました。
その方もファッション系に詳しく、また専門がマーケティングという事もあり勉強にもなるかな?と思い、色々とお話を伺っていると・・・
何でも教え子の中に私を知る人(F君)がいるとのことで、驚いて聞いてみるとなんと!私のファーストキャリア銀行員時代の同期の1人でした。(F君は社会人大学院生です。)
私の場合、ファーストキャリアと言っても親が早くに他界したため4年しか勤められなかったのですが、それでも社会人に踏み出した時の仲間は強く印象に残っていて非常に懐かしく、教授にF君を交えた会をお願いして、今日にいたりました。
私が社会人になったのは平成3年。
そうバブル経済の最後尾で社会人になり、以降ず〜〜っと経済は下降局面でした。
そのためか当時は花形業界のリーディングカンパニーに入社したのに以降、業界全体が鳴かず飛ばずで、今やOBとして口惜しく思っているのですが、F君も10年位で銀行を退職し、その後色々と転職をし、今に至っているようでした。
お互い空白の30年間の話をしていると、アッという間に時間が過ぎていきます。
30年前は同じ場所に立っていたのに時間の経過と共にか立っている場所は大きく変わっています。
今は、仕事の上での共通点はなく、その点は少し残念ですが、彼も前を向いて元気に一生懸命働いている姿は、素直に共感を持ちました。
そうどんな場所に立っても死力を尽くして戦わなきゃ!
60歳近くなり、私の世代の中には第二の人生を始める者が増えていますが、第二の人生で隠棲するのではなく、彼のようにアグレッシブに生きたいものです。
F君、定期的に飲みに行こう!
その方もファッション系に詳しく、また専門がマーケティングという事もあり勉強にもなるかな?と思い、色々とお話を伺っていると・・・
何でも教え子の中に私を知る人(F君)がいるとのことで、驚いて聞いてみるとなんと!私のファーストキャリア銀行員時代の同期の1人でした。(F君は社会人大学院生です。)
私の場合、ファーストキャリアと言っても親が早くに他界したため4年しか勤められなかったのですが、それでも社会人に踏み出した時の仲間は強く印象に残っていて非常に懐かしく、教授にF君を交えた会をお願いして、今日にいたりました。
私が社会人になったのは平成3年。
そうバブル経済の最後尾で社会人になり、以降ず〜〜っと経済は下降局面でした。
そのためか当時は花形業界のリーディングカンパニーに入社したのに以降、業界全体が鳴かず飛ばずで、今やOBとして口惜しく思っているのですが、F君も10年位で銀行を退職し、その後色々と転職をし、今に至っているようでした。
お互い空白の30年間の話をしていると、アッという間に時間が過ぎていきます。
30年前は同じ場所に立っていたのに時間の経過と共にか立っている場所は大きく変わっています。
今は、仕事の上での共通点はなく、その点は少し残念ですが、彼も前を向いて元気に一生懸命働いている姿は、素直に共感を持ちました。
そうどんな場所に立っても死力を尽くして戦わなきゃ!
60歳近くなり、私の世代の中には第二の人生を始める者が増えていますが、第二の人生で隠棲するのではなく、彼のようにアグレッシブに生きたいものです。
F君、定期的に飲みに行こう!
2026年02月25日
〜 大阪からの研修生 〜
先週まで2週間ほど大阪ドーチカ店の新人さんを研修生として東京本部でお預かりしていました。
当社では採用の段階で業界経験が浅い人に関しては、2週間〜1か月、東京神田の本部及びヨシムラの本店で新人研修を行っています。
はじめは生地の畳み方から初めて、先輩の接客に同席して、最初の採寸はリピーターのサイズ確認から始まり、
まずはシャツの採寸、そしてスーツの採寸と移っていきます。
もちろん最初の内はお客様の前には立たせられませんので、まずは社員の採寸から始まって、徐々に慣れていってもらう。
そんなやり方をしていますが、ここ2週間は大阪ドーチカ店より新人さんを受け入れておりました。
地方店の新人さんの教育は少し気を遣います。
どこが?というと研修内容が単なる技術の研修だけではないからです。
どういうことか、というと地方店舗はどうしても人数が少人数で何かあった時、すぐには手を差し伸べることが出来ません。
物理的距離があるからです。
大阪はビッグヴィジョンでは1店舗しかありませんので、他に店長がいるとしても大変孤独な職場です。
ですから本部に来た時は、何かあったら本部の人に気軽に聞ける環境を作ることが大切だと思っています。
それは社長でも同じで、一スタッフと社長では普通は相当な距離がありますが、地方のスタッフとは出来るだけ直接人的パイプを作りたいと思っています。
本当は一二度、食事でも誘ってあげればよかったのですが、バタバタしてままならず、
でも、1〜2時間は話すことが出来たので良かったと思っています。
2026年02月12日
モーニング
仕立屋をやっていますと時々出くわすモーニングのお仕立て。
通常の略礼服は冠婚葬祭にオールマイティに使えるため出番が多く、お仕立てになる方が多いですが、モーニングは昼正装でもあり、今の日本では結婚式の新郎父役で着用する場合や学校の校長先生の卒業式の他はあまりニーズは多くありません。
ですから仕立屋をやっていても頻繁にお目にかかれるご注文ではないのですが今回は(私事で恐縮ですが)なんと自分用に仕立てることになりました。
そう、息子の結婚式です。
社用ブログにプライベートのことをあまり書きすぎるのは良くないと思っておりますが、ヨシムラのお客様の中には旧社屋時代に、息子が小さかった頃、会社の裏で遊んでいる息子を見たことのある方もいらっしゃるかと思いますが、その息子が結婚することになりました。
まぁ、結婚は良いのですが、感慨深いのはやはり仕立屋として自身のモーニングを職出しすること。
よくスーツの歴史は、自分自身の歴史でもあると言いますが、子供が結婚するとなると「あぁ、歳をとったな」と思うと共に、自分のスーツ半生をついつい振り返ってしまいます。
初めてのリクルートスーツ、
社会人になって社販で買ったスーツ、
親の会社に戻って、スーツの勉強をしながら仕立てたスーツ、
友人の結婚式に出るため仕立てたタキシード、
中年になり、悔しい思いをしつつサイズアップしたスーツ、
社員の結婚式用に仕立てたディレクターズスーツ。
ビジカジの流れになりスーツよりもジャケット&パンツになった昨今。
その後、モーニングかぁ・・・感慨無量
次は何だろう?
還暦祝いの赤のジャケットかな?
スーツはやはり人生ですね。
通常の略礼服は冠婚葬祭にオールマイティに使えるため出番が多く、お仕立てになる方が多いですが、モーニングは昼正装でもあり、今の日本では結婚式の新郎父役で着用する場合や学校の校長先生の卒業式の他はあまりニーズは多くありません。
ですから仕立屋をやっていても頻繁にお目にかかれるご注文ではないのですが今回は(私事で恐縮ですが)なんと自分用に仕立てることになりました。
そう、息子の結婚式です。
社用ブログにプライベートのことをあまり書きすぎるのは良くないと思っておりますが、ヨシムラのお客様の中には旧社屋時代に、息子が小さかった頃、会社の裏で遊んでいる息子を見たことのある方もいらっしゃるかと思いますが、その息子が結婚することになりました。
まぁ、結婚は良いのですが、感慨深いのはやはり仕立屋として自身のモーニングを職出しすること。
よくスーツの歴史は、自分自身の歴史でもあると言いますが、子供が結婚するとなると「あぁ、歳をとったな」と思うと共に、自分のスーツ半生をついつい振り返ってしまいます。
初めてのリクルートスーツ、
社会人になって社販で買ったスーツ、
親の会社に戻って、スーツの勉強をしながら仕立てたスーツ、
友人の結婚式に出るため仕立てたタキシード、
中年になり、悔しい思いをしつつサイズアップしたスーツ、
社員の結婚式用に仕立てたディレクターズスーツ。
ビジカジの流れになりスーツよりもジャケット&パンツになった昨今。
その後、モーニングかぁ・・・感慨無量
次は何だろう?
還暦祝いの赤のジャケットかな?
スーツはやはり人生ですね。
2026年02月02日
消費税減税について
選挙になりました。
今回の選挙で焦点となっている事の1つに食品に向けた消費税減税がありますが、今日はこれについてちょっと書いてみます。
実は私は大学時代の専攻が税制・財政でしたので他の方よりは税制について知識がある方だと思いますが、税制を考える上では3つの考え方があります。
公平性:当たり前のことですが税制は公平でなければいけません。
でも、この公平性には2つあり。1つは垂直的公平、もう1つが水平的公平です。
垂直的公平というのは、税金は公平であるべき。でも年収1,000万の人が50万円の税金を払うのと、年収400万の人が50万の税金を払うのでは、税を払う痛み(痛税感)が違う。だから税負担の痛みを同じにすべき。
⇒これによって累進税率が正当化されます。
中立性:中立性というのは税金が社会の特定の産業に偏るような、税制が経済や社会にゆがみを与えてはいけない、中立でなければならないという考えです。
近年これはあまり重視されておらず、分かりやすい例で言うと自動車関連税などを見ると、金を持っている税金を取れるところから取る!というやり方は中立性に反すると言えます。
簡素さ:最後は簡素さ。これはつまり100万円の税金を取るのにどれだけの徴税コストを払うか?ということでこれが多くなれば意味がない税金になります。
日本の所得税の源泉徴収制度(企業が国に代わり徴税する)や消費税(同様に企業が申告する)制度は簡素さという点では優秀です。
とまぁ、税制にはこのような基本原理がありますが、そこで今回の総選挙の焦点である食品に対する消費税をゼロにするという各党の公約についてお話ししますと。。。
公平性:消費税がそもそも逆進的(所得の高い人が相対的に得)という議論は別にすると、公平性を反することはあまりないのでは?と思います。
中立性:今回一番問題はこれではないでしょうか?
現在でもコンビニなどであることですが、テイクアウトならば食品で軽減税率、イートインなら飲食だから10%というやり方をしていますが、今は8%と10%で2%しか変わりがないので消費者行動への影響は軽微ですが、10%も差が付くとテイクアウトが大幅に得ですから消費者行動に大きく影響が出ると思います。
簡素さ:誰も注目していませんが、高市総理は食料品ゼロ税率と言っています。これは、簡素さという点では実は凄いGOODポイントで、ゼロ税率の場合は今は8%でレジ打ちがなされている物を、その8%という登録を0%にするだけなので、システム投資は最低限で済むため、自民党案は実務まで良く考えているなぁ、と感心しました。
税率ならまだよくても、税制をコロコロ変えられては現代ではシステム改修で多大なコストが掛かりますからね。。。
とまぁ、日曜日の選挙特番で消費税のことを言っていましたのでついつい書いてしまいました。
今回の選挙で焦点となっている事の1つに食品に向けた消費税減税がありますが、今日はこれについてちょっと書いてみます。
実は私は大学時代の専攻が税制・財政でしたので他の方よりは税制について知識がある方だと思いますが、税制を考える上では3つの考え方があります。
公平性:当たり前のことですが税制は公平でなければいけません。
でも、この公平性には2つあり。1つは垂直的公平、もう1つが水平的公平です。
垂直的公平というのは、税金は公平であるべき。でも年収1,000万の人が50万円の税金を払うのと、年収400万の人が50万の税金を払うのでは、税を払う痛み(痛税感)が違う。だから税負担の痛みを同じにすべき。
⇒これによって累進税率が正当化されます。
中立性:中立性というのは税金が社会の特定の産業に偏るような、税制が経済や社会にゆがみを与えてはいけない、中立でなければならないという考えです。
近年これはあまり重視されておらず、分かりやすい例で言うと自動車関連税などを見ると、金を持っている税金を取れるところから取る!というやり方は中立性に反すると言えます。
簡素さ:最後は簡素さ。これはつまり100万円の税金を取るのにどれだけの徴税コストを払うか?ということでこれが多くなれば意味がない税金になります。
日本の所得税の源泉徴収制度(企業が国に代わり徴税する)や消費税(同様に企業が申告する)制度は簡素さという点では優秀です。
とまぁ、税制にはこのような基本原理がありますが、そこで今回の総選挙の焦点である食品に対する消費税をゼロにするという各党の公約についてお話ししますと。。。
公平性:消費税がそもそも逆進的(所得の高い人が相対的に得)という議論は別にすると、公平性を反することはあまりないのでは?と思います。
中立性:今回一番問題はこれではないでしょうか?
現在でもコンビニなどであることですが、テイクアウトならば食品で軽減税率、イートインなら飲食だから10%というやり方をしていますが、今は8%と10%で2%しか変わりがないので消費者行動への影響は軽微ですが、10%も差が付くとテイクアウトが大幅に得ですから消費者行動に大きく影響が出ると思います。
簡素さ:誰も注目していませんが、高市総理は食料品ゼロ税率と言っています。これは、簡素さという点では実は凄いGOODポイントで、ゼロ税率の場合は今は8%でレジ打ちがなされている物を、その8%という登録を0%にするだけなので、システム投資は最低限で済むため、自民党案は実務まで良く考えているなぁ、と感心しました。
税率ならまだよくても、税制をコロコロ変えられては現代ではシステム改修で多大なコストが掛かりますからね。。。
とまぁ、日曜日の選挙特番で消費税のことを言っていましたのでついつい書いてしまいました。
大雪
先週から寒波が来ていますが、スキー場関係者以外は快く思っていないと思いますが、当社の縫製工場のある青森、秋田、山形(特に青森工場)では大変なことになっています。
工場の稼働そのものには影響はないのですが、いかんせん交通手段が・・・
電車や高速道路は止まるし、
道路は2車線ある所も、雪で1車線が潰れてしまうので交互通行になり、大渋滞している状況。
もちろん毎日、除雪は入っているのですが、電車や高速道路も、そして除雪も最近の働き方改革の一環か、リスクがあるような仕事ではすぐ計画運休とかでサービスが停止になってしまいます。
加えて、自治体が行う除雪は道路だけですし、道路の除雪の際には家の前に雪の山を寄せていきますから、住民は自宅では道路から駐車場までは自らで除雪しなければなりませんし、会社でも道路から工場敷地内は自社負担で除雪しなければなりません。
除雪にかかる労力は、家庭では朝1時間早起きして除雪。
会社では業者に頼むものの除雪1回で2万円かかります。
ですから一日、吹雪いたりすると、家では1時間×2回、会社でも朝夕の除雪で1日4万円のコストです。
全く、とほほ、、、です。
春になれば消えてなくなるものなんですけどね・・・
工場の稼働そのものには影響はないのですが、いかんせん交通手段が・・・
電車や高速道路は止まるし、
道路は2車線ある所も、雪で1車線が潰れてしまうので交互通行になり、大渋滞している状況。
もちろん毎日、除雪は入っているのですが、電車や高速道路も、そして除雪も最近の働き方改革の一環か、リスクがあるような仕事ではすぐ計画運休とかでサービスが停止になってしまいます。
加えて、自治体が行う除雪は道路だけですし、道路の除雪の際には家の前に雪の山を寄せていきますから、住民は自宅では道路から駐車場までは自らで除雪しなければなりませんし、会社でも道路から工場敷地内は自社負担で除雪しなければなりません。
除雪にかかる労力は、家庭では朝1時間早起きして除雪。
会社では業者に頼むものの除雪1回で2万円かかります。
ですから一日、吹雪いたりすると、家では1時間×2回、会社でも朝夕の除雪で1日4万円のコストです。
全く、とほほ、、、です。
春になれば消えてなくなるものなんですけどね・・・
切ない出来事
人には誰でも自身が尊敬する人物というのがいて、それは偉人であったり親であったりもしますが、身近な友人や年下の人でも尊敬に値する人はいるものです。
私にも沢山の尊敬する人が親、先輩等々でおりますが、今日は同級生で尊敬しているT君について話をしたいと思います。
(個人が特定されるのは不本意ですので少し脚色を交えて書きます。)
その人は学生時代クラスメイトだった友人ですが、私が何一つ敵わない人物でした。
頭が良く、親は国家公務員で上級官僚。
背が高くてスポーツ万能。
加えて何より性格が穏やかで優しい。
正直、私のいた中学・高校は、受験戦争を勝ち抜いた外部生は(私を含め)どこか受験戦争で人格が歪み、一方で自由奔放に育った小学校からのエスカレーター組はお金持ちのぼんぼんでどこか危うい物を持つ、そんな不思議な学校でした。
ですから彼のような文武両道、品行方正の人というのは珍しく、将来が楽しみな人でした。
大学で進路が違ったこともあり、大学以降はお会いする機会がなかったのですが、学生時代の仲間と会うたびに彼の消息を探していたところ、昨年偶然FaceBookで彼を見つけ、即座に友達申請をして暫くメッセンジャーでやり取りをしていたところでした。
そうしたところ今日共通の友人から彼が夜逃げ?自己破産をしたとの話を聞きました。
あぁ、神様はなんて酷い事をするのでしょう。
社会人になってからの彼の行動は知りませんが、あの彼が道を外すようなことをする訳がありません。
そんな彼が自己破産?夜逃げ?とのことを聞くと、人生は努力ではどうにもならない運命というものがあるんだなと思わざるを得ません。
私は、子供や部下に仕事や生き方についてこんな言い方をすることがあります。
成功するためには2つの条件がある。
桃太郎を手に入れたお婆さんを例えに話をすると、
1つは、毎日川に洗濯に行くという不断の努力。
もう1つの要素はたまたま上流から流れてきたけったいな巨大な桃をチャンスだと思って飛びつくこと。
この2つがないと努力してもチャンスに手を伸ばさなければダメだし、そもそも努力しない人にチャンスはやってこない、とよく言っています。
それに当てはまらないケースがここにあるとは。
30年以上努力して、ある日突然、巨大な桃が流れていて、それを取って開けてみたら突然爆発して大怪我した、みたいな・・・
しかし川に洗濯に行かなければ(努力をしなければ)桃はやってこない。
諦めずに頑張るしかないです。
S、頑張れよ!落ち着いたら声をかけてくれ。
私にも沢山の尊敬する人が親、先輩等々でおりますが、今日は同級生で尊敬しているT君について話をしたいと思います。
(個人が特定されるのは不本意ですので少し脚色を交えて書きます。)
その人は学生時代クラスメイトだった友人ですが、私が何一つ敵わない人物でした。
頭が良く、親は国家公務員で上級官僚。
背が高くてスポーツ万能。
加えて何より性格が穏やかで優しい。
正直、私のいた中学・高校は、受験戦争を勝ち抜いた外部生は(私を含め)どこか受験戦争で人格が歪み、一方で自由奔放に育った小学校からのエスカレーター組はお金持ちのぼんぼんでどこか危うい物を持つ、そんな不思議な学校でした。
ですから彼のような文武両道、品行方正の人というのは珍しく、将来が楽しみな人でした。
大学で進路が違ったこともあり、大学以降はお会いする機会がなかったのですが、学生時代の仲間と会うたびに彼の消息を探していたところ、昨年偶然FaceBookで彼を見つけ、即座に友達申請をして暫くメッセンジャーでやり取りをしていたところでした。
そうしたところ今日共通の友人から彼が夜逃げ?自己破産をしたとの話を聞きました。
あぁ、神様はなんて酷い事をするのでしょう。
社会人になってからの彼の行動は知りませんが、あの彼が道を外すようなことをする訳がありません。
そんな彼が自己破産?夜逃げ?とのことを聞くと、人生は努力ではどうにもならない運命というものがあるんだなと思わざるを得ません。
私は、子供や部下に仕事や生き方についてこんな言い方をすることがあります。
成功するためには2つの条件がある。
桃太郎を手に入れたお婆さんを例えに話をすると、
1つは、毎日川に洗濯に行くという不断の努力。
もう1つの要素はたまたま上流から流れてきたけったいな巨大な桃をチャンスだと思って飛びつくこと。
この2つがないと努力してもチャンスに手を伸ばさなければダメだし、そもそも努力しない人にチャンスはやってこない、とよく言っています。
それに当てはまらないケースがここにあるとは。
30年以上努力して、ある日突然、巨大な桃が流れていて、それを取って開けてみたら突然爆発して大怪我した、みたいな・・・
しかし川に洗濯に行かなければ(努力をしなければ)桃はやってこない。
諦めずに頑張るしかないです。
S、頑張れよ!落ち着いたら声をかけてくれ。
2026年01月30日
漢の生きざま
今日は敬愛する先輩と神楽坂で呑んできました。(神楽坂といってもただの居酒屋ですが)
その方の話をします。(個人が特定できないよう多少脚色付けます。)
その方とは10年程のお付き合いですが、仕事で知り合いました。
偶然、大学の先輩であったこともあり、それがご縁で可愛がっていただき今に至っています。
その方は、私から見ると人生の成功者でした。
学生時代から注目され(それこそTVに出るような人)、社会に出ても学生時代の派手さをおくびにも出さず、謙虚に、一所懸命に働かれ、50代には相当な社会的地位に上り詰めた方でした。
いわば、従業員数仙人規模の会社の専務、副社長といったところでしょうか?
それが昨年、出世レースから外れ、突如解任され専任役員ですから一発でクビでした。
私は、お世話になったこともあり積極的に応援したかったのですが、こういう時、後輩は先輩に手を差し出すとそれを快しとしない男気ある方でしたので、見守るしかありませんでした。
心配だけが先行していたのですが、そこは捨てる神あれば拾う神ありで、その方の人望のお陰で、目立たないグループ会社の管理職ポストに再就職されました。
正直、その先輩から見れば3段階4段階降格の仕事です。
ですから、凄く心配でした。
この歳になると親しい人ともなかなか会う時間が取れないことがままあります。
時期を図ること半年、そしてようやく昨夜、二人で話ができました。
「Sさん、これからどうされるんですか?」と伺うと、
『自分は色んな人にお世話になったので、立場を離れてこれからも後進を応援する!』
と強く言われたことが印象的でした。
一度頂点を見てしまうと、下に降りることが出来なくなる人間は良く居ます。
芸能人や政治家とかでもそうじゃないですか?
一世を風靡した人が、セクハラパワハラでやらかす、なんてことが良くあります。
ですが、ここまで謙虚に言える方はそうは多くありません。仙人のようです。
人生の晩期における漢の生きざまを見せていただきました。
Sさん、頑張ってください!とは言いません。(言わなくても頑張るのは分かるから)
ただただ、私はいつまでもSさんの舎弟です。
またご指導ください。
その方の話をします。(個人が特定できないよう多少脚色付けます。)
その方とは10年程のお付き合いですが、仕事で知り合いました。
偶然、大学の先輩であったこともあり、それがご縁で可愛がっていただき今に至っています。
その方は、私から見ると人生の成功者でした。
学生時代から注目され(それこそTVに出るような人)、社会に出ても学生時代の派手さをおくびにも出さず、謙虚に、一所懸命に働かれ、50代には相当な社会的地位に上り詰めた方でした。
いわば、従業員数仙人規模の会社の専務、副社長といったところでしょうか?
それが昨年、出世レースから外れ、突如解任され専任役員ですから一発でクビでした。
私は、お世話になったこともあり積極的に応援したかったのですが、こういう時、後輩は先輩に手を差し出すとそれを快しとしない男気ある方でしたので、見守るしかありませんでした。
心配だけが先行していたのですが、そこは捨てる神あれば拾う神ありで、その方の人望のお陰で、目立たないグループ会社の管理職ポストに再就職されました。
正直、その先輩から見れば3段階4段階降格の仕事です。
ですから、凄く心配でした。
この歳になると親しい人ともなかなか会う時間が取れないことがままあります。
時期を図ること半年、そしてようやく昨夜、二人で話ができました。
「Sさん、これからどうされるんですか?」と伺うと、
『自分は色んな人にお世話になったので、立場を離れてこれからも後進を応援する!』
と強く言われたことが印象的でした。
一度頂点を見てしまうと、下に降りることが出来なくなる人間は良く居ます。
芸能人や政治家とかでもそうじゃないですか?
一世を風靡した人が、セクハラパワハラでやらかす、なんてことが良くあります。
ですが、ここまで謙虚に言える方はそうは多くありません。仙人のようです。
人生の晩期における漢の生きざまを見せていただきました。
Sさん、頑張ってください!とは言いません。(言わなくても頑張るのは分かるから)
ただただ、私はいつまでもSさんの舎弟です。
またご指導ください。



