2026年05月13日
担当者
ここのところ、大変忙しくしている私ですが「吉村は何やってるの?」と思われているようです。
私が何をしているか?というと、実は新規のお取引先の受注システムを作る仕事をしています。
システムと言うと本家のシステム担当に怒られてしまいますので正確に言うと、受注の枠組み(見える部分)を制作するお手伝いをしていまして、
これはビッグヴィジョン的にはライバルにあたる同業他社なのですが、青森工場でご注文頂けるという事で、ライバル関係を飛び越え、販売店と工場側を結びつけるシステムづくりのお手伝いをしているんです。
読者の皆さんはあまりお判りになられないと思いますが、昨今はローテクなオーダースーツ業界と言えど、システム開発の波が来ておりまして、
昔は・・・複写式の紙の仕様書に直接書き込んで、生地と一緒に縫製指示書を送ることで縫製作業に取り掛かっていた物も、
昨今では、生地は工場に置き、受注データだけデジタルでやり取りをして工場へ発注するという流れが主流になってきています。
でも、販売店さんには大小があり、自社で工場とシステム連結できる資本力のある大手企業もいれば、1000万以上かかる開発費を出せない企業さんもあるのです。
こういった中堅企業さん以下のお取引先さんには、縫製工場側が汎用性あるシステム(あるいはそれをカスタマイズして簡易な専用システムを構築する)を提供するのです。
で、システム的な専門知識のない私が何をやっているかと言うと、販売店での経験を活かし、販売店側が使い勝手の良い仕組み(見える部分)を作るお手伝いをしているという訳です。
でも、これって結構大変です。
販売店は、工場側のシステムの事を知らないし、
工場側も、販売店が何を重視しているか、あまりよく分かっていません。
そんなことで両者のトランスレーター役が私と言う訳です。
こんな仕事が8月まで続きそうなので、ちょっと今大変です。
えぇ、そうです。社長と言うより担当者なのです。
2026年03月03日
良い接客とは何だろう?
最近、グループ会社の幹部たちと、会社のブランド価値に繋がる“接客”とは何だろう?という議論(意見交換)をしています。
読者の皆さんも、きっとどこかで営業面と繋がっている人も多いと思いますのでご一緒に考えてみて下さい。
ある者は丁寧な接客だ、豊富な知識だ、と言います。
豊富な知識は確かにその通りだと思いますが、では【丁寧な接客】とは何でしょうか?顧客を満足させる?では何をもって満足?
この問いの中で答えがいくつか分かれます。
@お客様の要望に応えること
Aじっくりと丁寧にお客様の話を聞くこと
Bお客様の要望に沿った適切な提案をすること
どちらも正しいと思いますが、私にはどうも腹落ちしないのです。
というのも、私は以前15年ほどヨシムラの店舗でSHOPMASTER(店長)をしていましたが、その時に意識していたことがありますが、それが上述@〜Bではないのです。
@〜Bは確かにその通りでこれらは出来て当たり前だと思っていますが、
大切なことは
Cお客様の本質を見極めること だと思っています。
【お客様の本質】というとちょっと難しく聞きますが、要はお客様の求める5歩10歩先まで考え、3歩先を照らすことです。
そのためには、これは私が必ずご注文の際に聞くことですが、お客様のご職業(仕事内容)を必ず伺います。
人によっては、「一介の店員に何故職業(会社名)を名乗る必要があるんだ?」と訝しそうな態度を取る方がいましたが、そんな時も毅然と
『お客様がどんなスーツの着方をされるか分からないので、お仕事を伺ってからでないとご提案できません。』
と、はっきり言っていました。
これを不快に思われる方もいらしたと思います。
でもそういった方や、もっとへりくだった王様のような接客を求めるならばそういったお店に行けば良いので、私はもっとフランクにお客様に接客するように心掛けていました。
一見すると偏屈にまたは横柄に見えるかも知れません。
でも、丁度子供が甘い物をせがんでくる時に、飴玉ばかりを上げることが本当に良い事とは思えないのでこのように心がけてきました。
少し話を変えます。
最近、BVでもヨシムラでもあることを徹底するように話しています。
それは、お客様から名刺を頂戴しなさい!ということ。
(既に多くの客様がこの私の大号令の犠牲者となりスタッフに名刺を渡された方もいらっしゃるかと思います。犯人は私です。)
そしてその根底にある考え方は、
「お客様のお仕事内容を伺わないと適切な提案が出来ない」ということなのです。
例えば、営業周りの方でスーツを作業着のように着る人には高級なウール100%素材ではなく、耐久性の良い物を提案しますし、例えばクリエイティブな仕事をされている方にはお堅いピンストライプはあまりオススメしません。
逆に公務員の方にはトレンドだからと言ってグリーンのスーツなどはお勧めしません。
もちろん、お客様のご要望は伺いますが、意外と職業(仕事内容)で提案する商品は大きく変わるものなのです。
一方で、私がお客様の仕事内容を伺い、良い接客をしなさい!というと誤解するスタッフもいます。
そういったスタッフは、例えば頂いた名刺や仕事内容が社長だったら、
社長さん = お金持ち ⇒ 高額品を売ろう! というロジックに陥る人。
これ、最悪です。
私の場合は、こうです。
お客様 ⇒ どんな仕事? ⇒ 自分の知らない世界を勉強できるチャンス ⇒
来店当日は相応しいと思われる提案をする
そして接客終了後、名刺のHPでお客様の会社をチェック ⇒ 自分の知らない知識を吸収 ⇒ 引き取り時にその辺を確認 ⇒ 次回への宿題にする
オーダースーツ業界では【生涯売上】という概念があります。
それは、お客様と長い年月お取引をいただき、一生涯の中での売上を考えるという概念ですが、これを高くするためにはお客様の今の姿、5年10年後の姿、その先の姿をどう想像し、その役に立つかということが大切なのです。
目先の利益に囚われずに、時として本人が求める物でない物を勧めることも、大切でそれこそが良い接客だと考えています。なかなか理解されないのが残念ですが。
2025年12月22日
996
996と聞くと車好きな私としてはついついポルシェ996を想像してしまいます。
そう、ブログでは書いたことがありませんがその昔、このポルシェ996に乗っていたことがあります。(空冷後の水冷ポルシェの第一号が996でした。)
ってなことはどうでも良いのですが、今日初めて知った996という言葉。
ご存じの方、いないでしょうね・・・
ヒントを差し上げると中国での言葉です。
中国で996?何だと思います。
それは、中国人の働き方。
私がこの言葉を知ったのは、中国の電気自動車の開発が日本のスピードの倍の速度で開発が進んでおり、敵わないという記事でした。
何でも中国では猛烈なスピード感で開発している。
それは、朝は9時から夜は9時まで仕事をして。それを週6日で行う。とのこと。
そう、だから996なんです。
なるほど!
そういえば日本でもバブルの時は高揚感があり、今でいうエナジードリンク(リゲイン)のCMで『24時間戦えますか?』というのがありましたが、丁度そんな感じです。

今となっては、折角高市総理が「働いて×5」発言をしても、過労死被害者なんちゃら会からクレームが付くありさまで、日本は何もかもが緩〜くなっていますから、勝てる訳がありませんね。
996かぁ・・・
あっ!今月のおいらは996だ!
朝7:00出社、夜19:00退社、毎週土曜日は工場出張だった!
バブルのままの仕事ぶりだ・・・慣れればどうってことないです!
そう、ブログでは書いたことがありませんがその昔、このポルシェ996に乗っていたことがあります。(空冷後の水冷ポルシェの第一号が996でした。)
ってなことはどうでも良いのですが、今日初めて知った996という言葉。
ご存じの方、いないでしょうね・・・
ヒントを差し上げると中国での言葉です。
中国で996?何だと思います。
それは、中国人の働き方。
私がこの言葉を知ったのは、中国の電気自動車の開発が日本のスピードの倍の速度で開発が進んでおり、敵わないという記事でした。
何でも中国では猛烈なスピード感で開発している。
それは、朝は9時から夜は9時まで仕事をして。それを週6日で行う。とのこと。
そう、だから996なんです。
なるほど!
そういえば日本でもバブルの時は高揚感があり、今でいうエナジードリンク(リゲイン)のCMで『24時間戦えますか?』というのがありましたが、丁度そんな感じです。
今となっては、折角高市総理が「働いて×5」発言をしても、過労死被害者なんちゃら会からクレームが付くありさまで、日本は何もかもが緩〜くなっていますから、勝てる訳がありませんね。
996かぁ・・・
あっ!今月のおいらは996だ!
朝7:00出社、夜19:00退社、毎週土曜日は工場出張だった!
バブルのままの仕事ぶりだ・・・慣れればどうってことないです!
2025年08月26日
お役所仕事
どこの誰かは、知らない(言わない)けれど〜
懐かし月光仮面の出だしで始まりましたが、今日はお役所仕事のお話し。
冒頭の通り誰とは特定するとマズイので、多少脚色を交えてお話をします。
私は社長ではありますが、実のところ実務家肌で以外に小さいことまで自身が担当として業務をしています。
この日は、その業務担当者として、社外の人とやり取りをしていた時のお話。
その仕事は自社だけでは出来ず、他者(ここではA社と言います)を巻き込み、しかも国に報告をしなければならないというお仕事でした。
それを私(担当者)が国への報告資料を原案作成し、それをA社にいわばチェック・推敲して貰い、A社から提出という流れなのですが、実は今年、これまでX社で行っていた物をA社に変更しようとして、乗り換えの作業をしていました。
その中で私はA社はA社のやり方があるであろうから、必要な情報を渡し、申請資料を作ってもらうことにしたのですが、A社の担当者が「以前のX社の資料を見せて欲しい」と言われたので、それをお見せしました。(おいおい、完コピかよ?)
そうして1か月。放置プレイ。
申請期限まで1か月に迫ったところで突如、○○について不備があるから訂正して欲しい、と言われ、再提出。
(オタクもプロだったら、もっと早く言ってきて良いんじゃない?と思いましたが、グッと大人の対応・・・)
再提出したら、そこからはウンともスンとも言ってこず、状況が全く不明な状態に。。。前のX社は状況報告とかしてくれたのに×××。どうなってるんだ?任せて大丈夫か?
↑淡々と書いていますが、正直相当腹を立てていました。
中間報告も来ず、本当に大丈夫かしら?
そこで、申請期限が近付いてきたこともあり、相変わらずの無しのつぶてでしたので、やむなく他社に切り換えることにしました。
一旦、A社に依頼すると決めたにもかかわらず急遽乗り換えるというのは当社も決して自慢できる対応ではありません。その点では批判を受けても致し方ない事だと思います。(でも、正式な契約を結んでいた訳ではありません。)
そこで、お詫びのメールを入れました。
「かくかくしかじかで、申請されているのかどうかも連絡がなく、不安なので他社へ切り替えることにしました。申し訳ありません。」といった内容です。
これに対して、普通は速攻で怒りのメールか、そんなこと言わずやってください!とかのメールが来ると思うのですが、翌日にメール届かず、翌々日にも届かず、、、
こちらも不誠実な対応をしたから相手も腹を立てて返事してこないのかな?と思った3日後に、「自分達も頑張っているので他社に移らないで下さい!」とのメールがやってきました。
その対応遅さだから、不安になって切り替えるんだよ・・・
そして、もう次と交渉を始めていますので申し訳ありません、と返事したら・・・そのまま返事なし。
(普通はお世辞でも、「検討ありがとうございました。」「お力になれずすみません。」というと思うんですけどね。。。)
それもなし。(期待していた訳でもないのですが)
だから契約を切られるのでは?
いわゆるお役所仕事ってこういうのを言うんでしょうか。勉強になりました。
懐かし月光仮面の出だしで始まりましたが、今日はお役所仕事のお話し。
冒頭の通り誰とは特定するとマズイので、多少脚色を交えてお話をします。
私は社長ではありますが、実のところ実務家肌で以外に小さいことまで自身が担当として業務をしています。
この日は、その業務担当者として、社外の人とやり取りをしていた時のお話。
その仕事は自社だけでは出来ず、他者(ここではA社と言います)を巻き込み、しかも国に報告をしなければならないというお仕事でした。
それを私(担当者)が国への報告資料を原案作成し、それをA社にいわばチェック・推敲して貰い、A社から提出という流れなのですが、実は今年、これまでX社で行っていた物をA社に変更しようとして、乗り換えの作業をしていました。
その中で私はA社はA社のやり方があるであろうから、必要な情報を渡し、申請資料を作ってもらうことにしたのですが、A社の担当者が「以前のX社の資料を見せて欲しい」と言われたので、それをお見せしました。(おいおい、完コピかよ?)
そうして1か月。放置プレイ。
申請期限まで1か月に迫ったところで突如、○○について不備があるから訂正して欲しい、と言われ、再提出。
(オタクもプロだったら、もっと早く言ってきて良いんじゃない?と思いましたが、グッと大人の対応・・・)
再提出したら、そこからはウンともスンとも言ってこず、状況が全く不明な状態に。。。前のX社は状況報告とかしてくれたのに×××。どうなってるんだ?任せて大丈夫か?
↑淡々と書いていますが、正直相当腹を立てていました。
中間報告も来ず、本当に大丈夫かしら?
そこで、申請期限が近付いてきたこともあり、相変わらずの無しのつぶてでしたので、やむなく他社に切り換えることにしました。
一旦、A社に依頼すると決めたにもかかわらず急遽乗り換えるというのは当社も決して自慢できる対応ではありません。その点では批判を受けても致し方ない事だと思います。(でも、正式な契約を結んでいた訳ではありません。)
そこで、お詫びのメールを入れました。
「かくかくしかじかで、申請されているのかどうかも連絡がなく、不安なので他社へ切り替えることにしました。申し訳ありません。」といった内容です。
これに対して、普通は速攻で怒りのメールか、そんなこと言わずやってください!とかのメールが来ると思うのですが、翌日にメール届かず、翌々日にも届かず、、、
こちらも不誠実な対応をしたから相手も腹を立てて返事してこないのかな?と思った3日後に、「自分達も頑張っているので他社に移らないで下さい!」とのメールがやってきました。
その対応遅さだから、不安になって切り替えるんだよ・・・
そして、もう次と交渉を始めていますので申し訳ありません、と返事したら・・・そのまま返事なし。
(普通はお世辞でも、「検討ありがとうございました。」「お力になれずすみません。」というと思うんですけどね。。。)
それもなし。(期待していた訳でもないのですが)
だから契約を切られるのでは?
いわゆるお役所仕事ってこういうのを言うんでしょうか。勉強になりました。
2024年09月01日
死のロード
【死のロード】とは夏の甲子園の時期、阪神が本拠地で試合が出来ず、あちこち地方を遠征せざるを得ず、選手に負担がかかるため言われる言葉。
阪神ファンでない私でも知っている言葉ですから皆さんご存じですよね?
そんな野球起源のこの言葉ですが、私たちの仕事でも【死のロード】があります。
それは、夏場の閑散期のこと。
当たり前ですが真夏に、スーツ上下を買いたいと思う人はそう多くはありません。
ということは、販売店も縫製工場も物が売れない・動かない大変辛い時期なのです。
加えて近年は猛暑&ビジカジ深化により夏場はスーツが売れず、当然縫製の仕事もなくなり大変です。
で、各販売店、各縫製工場ととも四苦八苦していますが、当社では次のようなことを行っております。
販売店(ビッグヴィジョン、ヨシムラ):販売店としてはスーツの販売量が減ってしまうのはある程度はやむなしと受け止め、それ以外の商材へのシフトをしています。
それがパンツ単品、ジャケット単品での夏に着やすい機能性素材です。
冷感、通気性、軽量、ウォッシャブル、ストレッチetc機能性と言っても随分多岐にわたりますが、お陰様でファンも多くなってきました。
縫製工場オリジナルテクノロジー:縫製工場としては上述機能性素材等への縫製対応※はもちろんですが、それ以外にはスポットの仕事として既製服工場の下請けとして既製服受注をこれまでメインに請け負っていましたが、今年はそれも厳しかったので、某ゴルフ場のキャディーさんのキャディー服ブルゾンとかベスト、パンツなどまで縫製範囲を広げております。
※機能性素材の縫製対応:例えばストレッチ生地などは縫い糸もストレッチ糸に変えなければならないなど細かい対応が結構あります。
温暖化の関係から年々夏の死のロード期間が長くなり、大変ですが、生き残るのは強い生き物ではなく、環境(変化)に対応した者が生き残る!ということを信じて頑張ります!
2024年05月30日
Dyneema(ダイニーマ)って素材知ってます?
仕事柄生地の情報には敏感なのですが、先日面白い新素材を見せてもらいました。
それはDyneema(ダイニーマ)という素材でポリエチレン繊維の
一種で、アウトドア業界スポーツ業界で非常に注目されている素材です。
特徴はどこか?というとその【軽さ】と【強度】
軽さは比重1.0未満。(水に浮く!)強度はなんと鋼鉄の15倍
15倍!ですよ!15倍
何でもアウトドアグッズ(アウトドアでは軽量が重要!)や
バイクグッズ(これで作ったズボンは転んでも破けない!)など
スーツ業界とは少し離れたアパレル繊維で今大注目なのです。
私も見本を見せてもらいましたが薄〜い生地を破ろうとしても破れない!ハサミで切ろうとしても切れない!不思議な繊維です。
今すぐ衣料用品(特にスーツ・ジャケット)素材に転用は出来ませんが、例えばダイニーマ50%位にすればアウターに使える柔らかさになるかもしれませんし、100%なら防弾スーツができるかも知れません。
いろんな可能性を秘めた素材です。
今すぐ役に立たない知識・情報かも知れませんが、革新的な物はこういったところから生まれますので、情報に乗り遅れずいち早く製品に取り入れられるよう頑張ります!
そういえば、10年位前に同じく軽くて強度のある素材としてクモの糸から抽出した繊維が取り上げられていたな。。。確かスパイバーという会社でした。どうなったのかなぁ。
2024年05月10日
アスリートであり続けるために・・・
大谷翔平さんを筆頭に、我々がTVなどで目にするアスリートの人たちは本当に素晴らしいですね。
ひたむきに努力して、結果を出し続け、頂点に達する。
そうそう、直近でもボクシングの井上尚弥選手も凄かった。
そんな中でも私が特別尊敬するのは、現役を退いた後にもその道で活躍する人たち。
引退後の活躍といっても芸能人やコメンテーターではなく、例えばイチロー選手や三浦知良さんなど「その道」を進み続ける人です。
何故、こういった引退後も頑張っている人に特別な思いがあるかというと、自分自身が経営者という長丁場のアスリートを演じているからかもしれません。
私は現在55歳。
ビジネスマンとしては脂が乗っている時期ですが、それでも会社経営の最前線に立って、既に25年以上。正直、20代30代の時分と比べると容姿も体力も衰えてきました。
昔は、早朝7時から仕事をはじめ、会社の上に住んでいたこともあり、夜は夕食を済ませた後、23時までの仕事は当たり前。24時25時まで仕事をすることもありました。(昨今の残業規制や過労死ラインなんて言葉は当時はありませんでしたし、経営者ですから労災には入れませんし、そんな環境でした。)
2011年にビッグヴィジョンとオリテックを買収した時は、そんな感じでした。
あの時は、買収先の経営の他に裁判や子供の思春期を抱え、苦しかったですがそれでもやり切れたのは40代前半という若さゆえだったのかもしれません。
話は変わりますが、初めてブログに書きますが実はこの4月に当社はある会社と業務資本提携を結び、事実上1社を吉村株式会社の傘下に入れることになりました。
で、私自身は5月からそこの会社の代表も務めることになったのですが、正直ビッグヴィジョン、オリテック青森・新潟、そして吉村(実は他にも何社かある)を経営しながらのもう1社社長就任は、非常に肉体的に厳しいです。
社長業が1社増えることによって朝は30分早く出社し6:30出勤。
夜は1:30帰宅が遅れ、昼ご飯は外出が面倒なのでカップ麺を食べることが増えました。
それでも私は自身が課せられた責任からは逃れません。(逃れないよう最大限自らを奮い立たせています。)
だからこそ長年頑張り続けるアスリートの人たちを尊敬するのです。
企業を経営することは、日本社会が右肩上がり高度成長期なら楽なことかもしれませんが、近年の停滞した社会の中では維持することだけでも大変なことです。
社会は、時に脚光を浴びる業界を生みますが(今でいえばIT業界でしょうか)でも実際の社会には日があたらずもっと泥臭い地味な業界もたくさんあり、そういった業界では大きく成長することも難しい業界・企業もたくさんあります。
そんな地味な目立たない業界でも、這いつくばってでも前に進まなければならないのが当該企業であり、その最先端が企業経営者(社長)です。
例え、過去に例のないような災害(震災・コロナ)があっても逃げれば負け、倒産です。
でも社長というバトンを渡された以上は途中で倒れる訳にはいきませんから頑張るのみです。
私という人間はこういう人間です。多分相当損な生き方をしている人間だと思います。(笑
2024年01月12日
能登地震の影響
元旦に起きた能登の大地震、寒い時期だけに大変です。
大地震があってもその後震度5程度の余震が何度も続いていますから影響を受ける地区の方は気を抜く間もなく、被災された方には心より同情いたします。
私も出来ることは何かないか?と考え、工場の備蓄用食料・飲料水を送るぐらいしか頭に浮かぶものがなく手をこまねいています。
それはさておき、今回の地震で私達の業界(オーダースーツ、アパレル業界)にどんな影響があるか?考えてみました。
実のところ、石川県というと繊維業ではピンとくるものがありませんでした。
昔は、お隣の福井県(その隣の京都を含む)が水戸黄門の『“丹後”のちりめん問屋』のとおり、婦人物のちりめん(シボのある伝統的な婦人用の生地)の産地だったことや、昭和の時代には、化学繊維系メーカーの工場が過去にありましたが、それも過去30年で海外移転等によりあまり繊維業の産地としては存在感が薄くなっていました。
ところが色々調べてみるとそうではないことが分かりました。
どこに影響がありそうか?というとどうやらキュプラ裏地の生産に影響が出そうです。
どういう事かというと、皆さんもご存じのように服地(裏地含む)などの織物は縦糸と横糸を交差することで反物を作りますが、縦糸は横糸と比べて長さが非常に長いため、それ専用で糸を作ります。
(イメージとして、色違いの生地というのは、縦糸を同じにして横糸だけ色を変えて生地を織るケースがあり、縦糸というのは汎用性が高いのでロットが大きくなるのです。)
そして、この縦糸を作る工場が能登半島を中心に多いようなのです。(仕入れ業者さんから教えて貰いました。)
ご存じの方は余程の業界人だと思いますが、実はキュプラ裏地はここ数年受難続きです。
というのもキュプラという素材で一番有名なのは旭化成のベンベルグですが、その旭化成ベンベルグ工場が2022年に火災を起こし、(同社は過去にも火災を起こした事があり)消防がなかなか工場再開の許可を出さないのだそうで、今現在完全な供給力不足に陥っています。
(旭化成は技術の海外流出を防ぐためベンベルグは海外工場では生産していないことも、供給不足に追い打ちをかけています。)
そこに今回の縦糸成形工場が被災してしまったとすれば大変なことです。
聞くところによると今現在はまだ工場の被害状況すら見えていないようなので、詳細はこれからの後報を待たなければなりませんが、世の中は色んな所で複雑にかみ合っているものです。
当社も何かお役に立てれることがあれば微力ながら協力いたしたいと思います。
大地震があってもその後震度5程度の余震が何度も続いていますから影響を受ける地区の方は気を抜く間もなく、被災された方には心より同情いたします。
私も出来ることは何かないか?と考え、工場の備蓄用食料・飲料水を送るぐらいしか頭に浮かぶものがなく手をこまねいています。
それはさておき、今回の地震で私達の業界(オーダースーツ、アパレル業界)にどんな影響があるか?考えてみました。
実のところ、石川県というと繊維業ではピンとくるものがありませんでした。
昔は、お隣の福井県(その隣の京都を含む)が水戸黄門の『“丹後”のちりめん問屋』のとおり、婦人物のちりめん(シボのある伝統的な婦人用の生地)の産地だったことや、昭和の時代には、化学繊維系メーカーの工場が過去にありましたが、それも過去30年で海外移転等によりあまり繊維業の産地としては存在感が薄くなっていました。
ところが色々調べてみるとそうではないことが分かりました。
どこに影響がありそうか?というとどうやらキュプラ裏地の生産に影響が出そうです。
どういう事かというと、皆さんもご存じのように服地(裏地含む)などの織物は縦糸と横糸を交差することで反物を作りますが、縦糸は横糸と比べて長さが非常に長いため、それ専用で糸を作ります。
(イメージとして、色違いの生地というのは、縦糸を同じにして横糸だけ色を変えて生地を織るケースがあり、縦糸というのは汎用性が高いのでロットが大きくなるのです。)
そして、この縦糸を作る工場が能登半島を中心に多いようなのです。(仕入れ業者さんから教えて貰いました。)
ご存じの方は余程の業界人だと思いますが、実はキュプラ裏地はここ数年受難続きです。
というのもキュプラという素材で一番有名なのは旭化成のベンベルグですが、その旭化成ベンベルグ工場が2022年に火災を起こし、(同社は過去にも火災を起こした事があり)消防がなかなか工場再開の許可を出さないのだそうで、今現在完全な供給力不足に陥っています。
(旭化成は技術の海外流出を防ぐためベンベルグは海外工場では生産していないことも、供給不足に追い打ちをかけています。)
そこに今回の縦糸成形工場が被災してしまったとすれば大変なことです。
聞くところによると今現在はまだ工場の被害状況すら見えていないようなので、詳細はこれからの後報を待たなければなりませんが、世の中は色んな所で複雑にかみ合っているものです。
当社も何かお役に立てれることがあれば微力ながら協力いたしたいと思います。
2023年06月26日
お目汚しですが、、、
繊維(ファッション)業界に特化した繊研新聞というのをご存じでしょうか?
(一般の方はご存じないですよね?当たり前か)
先日、その業界新聞の記者から取材を受けました。
まぁ、オーダースーツ業界では一応老舗に入りますから時々取材は受けるのですが、今回の内容は普段の業績とか今後の戦略とかの取材とはちょっと違っていて、当社(特にBVの親会社にあたる吉村株式会社)の>過去・現在・未来について3回に渡り、語ってもらうという内容でした。
そして今日はその第1回目(吉村株式会社の過去についての記述)の掲載日でした。
ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが当社(ビッグヴィジョンでなく親会社の吉村株式会社)は創業明治初期の既に業歴が135年近くある結構な歴史ある会社です。
祖業は、紳士物のいわゆる羅紗(らしゃ)屋(洋服地販売のお店)ですが、明治・大正期に一財産を築いた後、その後2代目(私の父)の代には第二次大戦後の女性の社会進出、自由なファッションの時代に合わせ、紳士物から婦人物メインに切り替わったこと。
そして、バブル崩壊後の私の代になってからは、インターネットの普及を見越して早い段階からECを開始(1999年〜)したこと、ハンドメイド縫製工場の三久服装の買収、東日本震災の激動の年(2011年)にビッグヴィジョン・オリテック(縫製工場)を買収したこと、その後の秋田山形工場の買収などを記事では紹介しています。

私の毎日は、コツコツ地味に、真面目に、同じような日々を過ごしていますが、こうしてみると節目節目では結構大胆に経営者としてそれなりの判断をしているようです。
自分のことではありますが、人が書いた文章を読むとなんか自分のことでないように感じます。
続編は7月に入ってからあと2回掲載されるそうですのでその都度記事をアップしますので、お目汚しだとは思いますがご覧頂ければ幸いです。
(一般の方はご存じないですよね?当たり前か)
先日、その業界新聞の記者から取材を受けました。
まぁ、オーダースーツ業界では一応老舗に入りますから時々取材は受けるのですが、今回の内容は普段の業績とか今後の戦略とかの取材とはちょっと違っていて、当社(特にBVの親会社にあたる吉村株式会社)の>過去・現在・未来について3回に渡り、語ってもらうという内容でした。
そして今日はその第1回目(吉村株式会社の過去についての記述)の掲載日でした。
ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが当社(ビッグヴィジョンでなく親会社の吉村株式会社)は創業明治初期の既に業歴が135年近くある結構な歴史ある会社です。
祖業は、紳士物のいわゆる羅紗(らしゃ)屋(洋服地販売のお店)ですが、明治・大正期に一財産を築いた後、その後2代目(私の父)の代には第二次大戦後の女性の社会進出、自由なファッションの時代に合わせ、紳士物から婦人物メインに切り替わったこと。
そして、バブル崩壊後の私の代になってからは、インターネットの普及を見越して早い段階からECを開始(1999年〜)したこと、ハンドメイド縫製工場の三久服装の買収、東日本震災の激動の年(2011年)にビッグヴィジョン・オリテック(縫製工場)を買収したこと、その後の秋田山形工場の買収などを記事では紹介しています。
私の毎日は、コツコツ地味に、真面目に、同じような日々を過ごしていますが、こうしてみると節目節目では結構大胆に経営者としてそれなりの判断をしているようです。
自分のことではありますが、人が書いた文章を読むとなんか自分のことでないように感じます。
続編は7月に入ってからあと2回掲載されるそうですのでその都度記事をアップしますので、お目汚しだとは思いますがご覧頂ければ幸いです。
2023年06月07日
社長の地味なオシゴト
読者の皆さんは社長の仕事というと、決裁書類に囲まれて判を押すのが仕事とお思いの方も多いと思います。
まぁ、普通の時期なら確かにそんなかも知れませんね。
でも、実際にはかなり大変で、やはり何が一番大変かというと企業の戦略を練ることだと思います。
ビッグヴィジョンでいえば、商品や広告宣伝もそうですし、5年10年スパンで見ると例えば海外縫製に負けないために7Daysオーダー(短納期なら海外製は間に合わないため)などの戦略を練るのが最大の仕事です。
でも、今日はそんなムズカシイお話をするためのブログではありません。
今日の話題は社長の【地味なオシゴト】です。
実は、ここ2-3週間私の頭を悩ませている仕事があります。
それは、、、7月に青森工場で行う従業員、家族を集めた通称ファミリーパーティーの内容です。
どんなイベントか?というと、要は終業員やその家族の皆さんに
『コロナの3年間、皆頑張ったよね!
会社も雇用調整助成金をもらいながら頑張ったし、従業員の皆にも慣れないマスクやガウンの縫製をやったり、一時帰休に協力してもらったり、大変だったよね!
苦しい3年間を皆で乗り越えたから、コロナ克服記念でパーッ!とやろう!』
というイベントです。
※:画像は3年前に行った新工場移転記念の納涼祭での様子。
で、今回はどんなことをするかというと、ここからが大変。
もちろんイベント屋さんを呼んで企画してもらう訳でなく、素人が皆で知恵を集めながら企画していきます。
今のところ決まっていることは・・・
●青森工場の敷地内に、屋外テントを張り、場所を確保
⇒レンタル用品の店に屋外テント手配
●参加者は、青森工場従業員+家族に加え、秋田工場・山形工場からも参加
⇒バスチャーター、宿泊手配、翌日の観光メニューを検討
●食べ物系
⇒的屋さん4-5軒手配 ⇒飲み物事前調達準備
●イベント系(お遊び)
イベント@:秋田工場・山形工場によるイベント
秋田工場:秋田銘酒利き酒会 + ご当地おつまみ
山形工場:山形芋煮40-50人前 ⇒鍋、食材手配
イベントA:マグロの解体ショー
これは3年前に実施した際に、大好評でした。
が、この費用ン10万円は全額私のポケットマネーから。とほほ
イベントB:社友会によるBBQ(検討中)
●イベント系(お仕事)
イベント@:家族・子供向け工場見学会
母ちゃんはこんな仕事してるんだ!?
イベントA:秋田・山形工場従業員向け工場見学会
こちらは社員研修の意味合いが強く、しっかり専門的に説明
●イベント系(大人福引)
⇒景品内容の検討
特賞:こういうのは地元で買えないものが望ましい
1等〜3等:私のふるさと納税を使った景品数種手配
参加賞:これの予算次第で結構全体が変わる。。。
記念品:従業員向けにコロナ克服記念としての記念品配布
●イベント系(子供福引)
⇒景品手配 お菓子詰め合わせetc手を抜けば安く上がるが、子供たちの喜ぶ顔も見たい!
●その他にも、チケット作成、メディア対応などなど
やることだらけです。
本当は若い者に丸投げ!に!とも思うのですが、日中皆さん仕事で忙しいし、東京にいる私の方が情報が多いので、ただ今アチコチ調査中です。
今のところ
NET検索:アマゾン、記念品製作会社調査
浅草橋:花火問屋まわり
上野:二木の菓子でお菓子詰め合わせ探し
下北沢:マニアックな物探し
などなど休日を使いながら調査中です。
喜んでもらえると良いのですが・・・



